新製品レポート
性能が底上げされたSIMフリースマホ「AQUOS sense plus」も登場

シャープが「AQUOS R2」を発表。写真と動画を同時撮影できる世界初のスマホ

シャープは、2018年5月7日に都内で発表会を開催し、スマートフォン「AQUOS R2」と「AQUOS sense plus」を発表した。「AQUOS R2」は、世界初となる写真と動画用のアウトカメラを1台ずつ備えるフラッグシップ第2弾モデル。「AQUOS sense plus」は、前モデルから性能を底上げしたSIMフリー専用スマートフォンとなっている。展示されていた実機とともに、各モデルの特徴をレポートする。

世界初の動画と写真を同時撮影できる「AQUOS R2」

世界初の動画と写真を同時撮影できる「AQUOS R2」

フラッグシップモデル第2弾「AQUOS R2」

「AQUOS R2」は、WQHD+(3040×1440)の約6.0型「ハイスピードIGZO液晶ディスプレイ」を搭載するハイエンドスマートフォン。フロントカメラのノッチ(切り欠き)を取り入れたことで、前モデル「AQUOS R」(約5.3型)と大きく変わらないボディサイズながらも約6.0型の大画面を実現した。これにより、見た目のデザインは「AQUOS R」と比べて大きく変わっている。

液晶テレビ、AQUOSで培ったDCI-P3準拠のリッチカラーテクノロジーモバイル技術による高色域で鮮やかな色表現も特徴だ。また、スクロール時の残像を抑える「ハイスピードIGZO」は、応答速度が25%向上するなどさらなる進化を遂げたという。

約6.0型の液晶は、約5.3型だった「AQUOS R」と比べて画面サイズが13%、解像度が18%向上。4隅がラウンド形状になっている。縦横比は19:9

本体サイズは156(高さ)×74(幅)×9(厚さ)mmで、「AQUOS R」よりも3mmほど縦に長くなった。重量は約181g。前面下部に指紋認証センサーを備える

天面(左上)にイヤホンジャック、底面(右上)にUSB Type-Cポート、左側面(左下)にSIMカードスロット、右側面(右下)に電源ボタンと音量調節ボタンを備える

背面は指紋が目立ちにくいガラス製で、左上部に2基のカメラを搭載

背面は指紋が目立ちにくいガラス製で、左上部に2基のカメラを搭載

画面上部にノッチを搭載するスマートフォンで気になるのは、肝心の画面がノッチで隠れてしまうことだろう。これに関してシャープは、全画面表示をオン、オフにできる機能を搭載し、ユーザーの好みで切り替えられるようにした。ただし、アプリによっては全画面表示の切り替えができないものもあるという。

全画面表示をオフにすると、ノッチはコンテンツに干渉しない

全画面表示をオフにすると、ノッチはコンテンツに干渉しない

全画面表示をオンにすると、ノッチがコンテンツにかぶる形で表示される

全画面表示をオンにすると、ノッチがコンテンツにかぶる形で表示される

最大の特徴は写真と動画を同時に撮影できるツインカメラ

発表会でも最も強調されていたのがメインカメラだ。「AQUOS R2」は、世界初となる写真用と動画用に最適化された2基のカメラを搭載している。シャープによると、きれいな写真を撮るには、撮りたい被写体をくっきりと残す精彩さ、ズームイン/アウトの自由度、シャッターボタンをタップしたときのブレを補正する光学式手ブレ補正、被写体にいち早くピントを合わせる高速オートフォーカスが重要とのことだ。

これに対して動画は、映像に入り込むような臨場感、被写体とその周囲を収める広い画角、動く被写体を追いかけるときのブレを防ぐ電子式手ブレ補正が必要だという。また、写真で重要な高速オートフォーカスは、動画の撮影時には、手前や奥にピントが合うなどじゃまになることもある。

つまり、写真と動画をベストな形で撮影するには同じレンズではなく、それぞれに合ったレンズが必要ということ。そこでシャープが行き着いたのが写真用と動画用カメラを1基ずつ搭載するツインカメラだ。

レンズが縦に並んだツインカメラ。上が動画用、下が写真用となっている

レンズが縦に並んだツインカメラ。上が動画用、下が写真用となっている

写真用のカメラ(標準カメラ)は、2260万画素、22mmの広角レンズ(F1.9)というスペックで、Hybrid Auto Focus(高速オートフォーカス)、光学式手ブレ補正を備える。いっぽう、動画用カメラ(ドラマティックワイドカメラ)は、1660万画素、19mm 135°の広角レンズ(F2.4)というスペックで、Deep Focusと電子式手ブレ補正(補正角2倍、AQUOS R比)を備える。それぞれが、最適な画角、フォーカス、手ブレ補正を備えるというわけだ。

2基のカメラが独立しているため、上のドラマティックワイドカメラで動画を撮影中にも、下の標準カメラで写真を撮影可能。これは、スマートフォンとして世界初の機能という(シャープ調べ)。

動画の撮影中に、録画ボタンの下に表示されたシャッターボタンを押すと写真を撮影できる

動画の撮影中に、録画ボタンの下に表示されたシャッターボタンを押すと写真を撮影できる

さらに、昨今スマートフォンに取り入れられているAIを活用することにより、動画撮影中にAIが自動で写真撮影する「AIライブシャッター」機能を搭載。被写体がレンズを向いた瞬間や、アクションを起こしたときなど最適な瞬間をとらえてくれる。

「AIライブシャッター」のデモを体験してみたのだが、なかなか便利な機能だった。決定的な瞬間というのは突然訪れるもので、それを目でとらえてからシャッターを押しても、すでに時遅しだったという経験はないだろうか。「AIライブシャッター」は、一瞬の出来事を自動で認識して撮影してくれるため、決定的瞬間を逃すことなく撮影してくれる。

被写体がカメラに目線を向けると自動でシャッターを切ってくれる

被写体がカメラに目線を向けると自動でシャッターを切ってくれる

「AIライブシャッター」が自動で撮影した決定的瞬間の前後約10秒をショートムービーに切り出す「あとからキャプチャー」という機能も搭載されている。写真用の標準カメラは、人物や料理、動物などをAIが自動で検知して最適な撮影モードに設定してくれる「AIオート」を備えており、写真、動画ともにAIを活用した便利な機能が盛りだくさんだ。

標準カメラは、自動で撮影モードを選んでくれる「AIオート」が便利そうだ

標準カメラは、自動で撮影モードを選んでくれる「AIオート」が便利そうだ

最新CPUに加えて進化した放熱設計で処理性能の継続性が向上

「AQUOS R2」の基本スペックは、CPUがオクタコアの「Snapdragon 845(2.6GHz×4+1.7GHz×4)」で、メモリーが4GB、ストレージ容量が64GB(microSDXC 最大400GB対応)。バッテリー容量は3130mAhだ。「Snapdragon 845」は、現時点で最高レベルの処理性能を備えているCPUで、前モデルの「Snapdragon 835」と比べてCPUとGPU性能が30%、AI処理性能が約3倍にアップした。

高い処理性能を継続して発揮すべく、放熱設計も見直された。温度センシングとサーモマネジメントシステムにより、「AQUOS R」と比べて放熱性が約2倍、持続力が約7倍に向上。ゲームの長時間プレイなどCPUに高い負荷がかかる状態になっても、高い処理性能を継続してくれる。

充電しながらYouTubeの動画を120分視聴した後のサーモグラフィーを見ると、「AQUOS R2」の放熱性能が向上したのは一目瞭然だ

AQUOS初のSIMフリー専用スマートフォン「AQUOS sense plus」

SIMフリースマートフォンでは貴重な、おサイフケータイ、防水/防塵機能を備える「AQUOS sense lite」の後継モデルが「AQUOS sense plus」だ。CPUがオクタコア「Snapdragon 630(A53×8)」、メモリーが3GB、ストレージ容量が32GB。フルHD+(2160×1080)の5.5型液晶(IGZO Display)を備える。

SIMフリースマートフォンの「AQUOS sense plus」

SIMフリースマートフォンの「AQUOS sense plus」

縦横比18:9の5.5型液晶を備え、前モデルの「AQUOS sense lite」より縦長になった印象を受ける

縦横比18:9の5.5型液晶を備え、前モデルの「AQUOS sense lite」より縦長になった印象を受ける

前面下部にあるのは指紋認証センサー

前面下部にあるのは指紋認証センサー

天面(左上)にイヤホンジャック、底面(右上)にUSB Type-Cポート、左側面(左下)にSIMカードスロット、右側面(右下)に電源ボタンと音量調節ボタンを備える

カメラはメインカメラが1640万画素、フロントカメラが800万画素。キャリアアグリゲーションに対応するほか、新しくIEEE802.ac(5GHz)に対応。発表会では、本体サイズなど詳細は明らかにされなかったが、前モデルの長所を抑えつつ性能を底上げしたモデルと言えるだろう。

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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