新製品レポート
これからの子どもにはパソコンが必須です!

ありそうでなかった! 富士通から子ども専用の「じぶん」パソコンが登場

富士通が小学生向けに設計・開発したノートパソコン「LIFEBOOOK LHシリーズ」。写真は2in1タイプの「LH55/C2」

「教育の2020年問題」という言葉をご存じだろうか。2020年に小学校でプログラミング教育の必修化がはじまり、大学入試センター試験も思考力、判断力、表現力を中心に評価する「大学入学希望学力評価テスト(仮称)」に変わる。このテストにはCBT(Computer Based Testing)方式というパソコンで試験を受ける方式の導入も検討されている。つまり、子どもがパソコンを使う機会、使わなければならない機会が増えることが予想されているのだ。

そんな教育のICT化を見据えて、富士通クライアントコンピューティング(以下、富士通)から小学生向けに設計・開発した「じぶん」パソコンこと「LIFEBOOK LHシリーズ」が登場する。ありそうでなかった小学生向けパソコンとはどんなモデルなのか詳しく見ていきたい。

親と子の2つの視点で開発

LIFEBOOK LHシリーズは、小学生向けに設計・開発された14型の液晶ディスプレイを搭載したノートパソコン。タブレットモードでも使える2in1タイプの「LH55/C2」と、クラムシェルタイプ(タッチ非対応)の「LH35/C2」の2モデルをラインアップする。発売は7月26日。市場想定価格はLH55/C2が9万円強(税別)、LH35/C2が7万円強(税別)の見込みだ。

クラムシェルタイプのLH35/C2

クラムシェルタイプのLH35/C2

メインのターゲットは小学3年生〜5年生。子どもにパソコンが必要であることは理解しているが、与えることに多少の不安を感じている親と、パソコンでいろいろなことにチャレンジしたい子どもの2つの視点を考慮して製品化したモデルだ。

親目線(親の要望)という点では、壊れにくく、インターネットを安全に使えて、長時間利用などによる身体への影響に配慮している。本体は周囲にラバー素材の滑り止めを採用し、子どもが天板に手をついても壊れにくいように天板全面加圧約200kgfの堅牢試験をクリア。天板は塗装を施さず、子どもがシールを貼ってもきれいに剥がせるように配慮している。

落下や衝撃から本体を守るため、本体の周囲にはラバー素材が使われている

落下や衝撃から本体を守るため、本体の周囲にはラバー素材が使われている

子どもがシールを貼って剥がしても、塗装がはがれることがないように塗装レス処理を施した天板。細かな凹凸があってさらりとした質感だ

インターネットの安全性では、ウイルスや不正アクセスを防ぐマカフィーのセキュリティソフト「リブセーフ」(3年版)を搭載。年齢に応じたWebサイトのフィルタリング機能や、利用可能時間の設定、利用状況のログ確認などができる。

身体への影響については、長時間使っても目が疲れにくいノングレア液晶を搭載するほか、ブルーライトカットにも対応する。また、富士通パソコン独自のAIアシスタント「ふくまろ」を使った見守りユーティリティも付属。子どもが画面に近づきすぎると「画面からはなれよう」、利用時間が長いと「きゅうけいしよう」というコメントとともに、ふくまろが画面に登場してアドバイスをくれる。

子ども目線では、子ども向けのわかりやすいパソコンの使い方ガイドやローマ字入力表を同梱。学習支援サービス「FMVまなびナビ」では、学年別の各教科ドリルや英会話をはじめとした学習サービスも用意する。ゲーム感覚でプログラミングの基礎を学べる「プログラミングゼミ」も標準で搭載。自分専用を演出してくれる「お道具箱」もついてくる。

パソコン本体、ACアダプター、マウスなどを仕舞えるお道具箱。このままプログラミング教室へ持ち出すことを想定している

ローマ字入力表も同梱される

ローマ字入力表も同梱される

スペックは控えめで税別10万円以下の価格を実現

パソコンに詳しいお父さんやお母さんならスペックも気になるはず。LH55/C2、LH35/C2の主な違いは、形状とタッチおよびペン操作への対応で、スペックは共通だ。CPUは「Celeron 3865U」(1.80GHz)、メモリーは4GB(増設不可)、ストレージは128GBのSSDを搭載する。スペックは控えめだが、その分、価格を抑えている。

ディスプレイは14型で解像度は1366×768。LH55/C2はタッチパネル式で、専用のアクティブペンを使ってペン入力もできる。タッチパネルには傷がつきにくく衝撃に強い旭硝子製の強化ガラス「Dragontrail」を採用している。

LH55/C2に付属アクティブペン

LH55/C2に付属するアクティブペン

ヒンジ部分に搭載するスピーカー。テントスタイルで利用した場合もクリアな音質で動画や音楽を楽しめる

ヒンジ部分に搭載するスピーカー。テントスタイルで利用した場合もクリアな音質で動画や音楽を楽しめる

外部インターフェイスにはUSB3.0ポート×2、USB2.0ポート、HDMI出力ポート、SDメモリーカードスロット、ギガビットLANコネクターなどを搭載する。OSはWindows 10 Home 64ビット。Officeソフトは付属しない。本体サイズは約338(幅)×247(奥行)×24.7(厚さ)mm、重量はLH55/C2が約1.93kg、LH35/C2が約1.75kg。

LIFEBOOK LHシリーズは、子ども用のパソコンを検討している親にとってはピッタリだ。ありそうでなかったコンセプトのモデルだが、文教市場で高いシェアを持つ富士通が手がけるのは自然な流れとも言える。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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