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どこにいても自由にテレビを楽しめる時代

“スマホでテレビを見る” 5つの方法! 無料見逃し配信アプリ、レコーダー連携も

若者の“テレビ離れ”が叫ばれて久しいが、テレビ番組はつまらなくなったのだろうか。いや、テレビ好きの筆者はそんなことはないと考えている。ただ、スマートフォンが普及し、場所を選ばず自由に映像コンテンツを楽しめるようになった今、「放送時間にテレビの前にいる」という行為が以前より面倒に感じるようになったことは大きいのではないだろうか?

今や、スマホからテレビを視聴する手段もいろいろある。ここでは、その方法を整理していこう。ライフスタイルにあわせて活用すれば、むしろテレビ番組を今まで以上に便利に楽しめる時代になっているのだ。

<スマホでテレビを見る方法もくじ>
1.スマホにテレビチューナー
2.テレビ番組のオンデマンド・見逃し配信サービス
3.月額定額制VODサービス(サブスクリプション)
4.インターネット放送チャンネル
5.HDDレコーダーとスマホを連携させる

1.スマホにテレビチューナー

▼テレビチューナー内蔵スマホ
スマホでテレビを視聴する方法としてもっともスタンダードなのが、テレビ放送受信チューナーを内蔵するAndroidスマホを使用すること。基幹放送である地上デジタル放送の電波を、スマホで直接受信して視聴することができる。現在は、高速移動でも安定して視聴できるモバイル用の「ワンセグ」に加え、家庭用テレビと同等の画質で視聴可能な「フルセグ」チューナーを内蔵するAndroidスマホも数多く登場している。

Androidスマホは、テレビチューナー内蔵モデルが主流

Androidスマホは、テレビチューナー内蔵モデルが主流

▼iPhone用の外付けテレビチューナー
なお、iPhoneはテレビチューナーを内蔵していない。しかし、iPhone専用の外付けテレビチューナー製品も登場していて、これを使用することでiPhoneでもテレビ放送の視聴が行える。

ピクセラの「PIX-DT350N」は、iPhoneのLightning端子に接続するタイプの外付けテレビチューナー

ピクセラの「PIX-DT350N」は、iPhoneのLightning端子に接続するタイプの外付けテレビチューナー

こうした各種テレビチューナーによる受信は、電波状況によって映像が乱れたり途切れる心配が残るが、転送用のレコーダーを別途用意したり、大量(動画)のパケットを消費しなくてもよいといったメリットがある。また、通信回線が混雑する時間帯や場所で、ネット動画が視聴困難なケースでも、電波放送は無関係だ(電波による放送はブロードキャストと呼ばれ、大勢に同一コンテンツを届けるのに適している)。

2.テレビ番組のオンデマンド・見逃し配信サービス

最近増加しているのが、スマホのアプリで視聴できるオンデマンドサービスだ。テレビ放送番組がアプリ上で配信され、どこにいてもスマホから楽しめるので視聴の自由度が高い。

NHKおよび民放キー局が運営する有料オンデマンドサービスから、後述する「TVer」のように期間限定で無料視聴できるものもある。究極的には、こうしたサービスが充実して当たり前になると、「自宅で録画」という概念がなくなる可能性もある。主なサービスとそれぞれの特徴は、以下の通り。

▼TVer(ティーバー) 民放公式テレビポータル(https://tver.jp/
「TVer」は、民放キー局、準キー局の番組を集めたテレビ番組の見逃し配信ポータルサービス。民放の人気番組を、テレビ放送終了後から約7日間の期間限定で視聴することができる。全ての番組を配信しているわけではないが、人気ドラマやバラエティ番組もあって実用的。CMや番組PRが流れるが、無料で利用できる。

放送が終了した民放の番組を、大体1週間ほどの期間限定で無料配信する「TVer」

放送が終了した民放の番組を、大体1週間ほどの期間限定で無料配信する「TVer」

▼NHKオンデマンドhttps://www.nhk-ondemand.jp/
NHKが運営する「NHKオンデマンド」は、NHK(総合、Eテレ、BS1、BSプレミアム)で放送された番組の見逃し需要を想定したサービス。1番組108円から購入することができ、「見逃し見放題パック」「特選見放題パック」(いずれも月額972円・税込)といった定額見放題プランも用意されている。なかには、放送終了後から約2週間の期間限定で無料配信されるコンテンツも。過去番組のライブラリーなども視聴可能で、朝ドラやNHKスペシャルなど、NHK番組を好んで視聴するユーザーに便利。

▼民放各社独自配信(VOD)サービス(有料)
民放キー局も、それぞれ独自の配信サービスを運営している。見逃し需要を想定した期間限定の無料配信のほか、1番組から有料で購入できるサービスや、月額定額制の見放題サービスなどもある。

・日テレオンデマンド https://vod.ntv.co.jp/
・FOD(フジテレビオンデマンド) http://fod.fujitv.co.jp/s/
・テレ朝動画 http://www.tv-asahi.co.jp/douga/index.php
・テレビ東京オンデマンド https://video.tv-tokyo.co.jp/
・テレビ東京ビジネスオンデマンド http://txbiz.tv-tokyo.co.jp/
・Paravi(TBS、テレ東、WOWOWらによって設立) https://www.paravi.jp/

3.月額定額制VODサービス(サブスクリプション)

スマホで視聴できるVODサービスでも、一部テレビ番組の見逃し配信を行っている。大手の「Hulu」(月定額933円/税別)は、日テレオンデマンド、TBSオンデマンド、テレビ東京オンデマンドなどの番組の配信を実施中。全てのサービスや番組を網羅しているわけではないが、Huluに加入すれば多くのコンテンツにアクセスでき、見放題で楽しむことができる。

Huluでは、日テレやTBS、テレ東の番組の一部を見逃し配信中

Huluでは、日テレやTBS、テレ東の番組の一部を見逃し配信中

また、テレビ放送の人気コンテンツと言えばドラマ。上述のHuluのほか、「Netflix」「U-NEXT」「dTV」などでは、過去にテレビ放映されたドラマが多く提供されている。放送から1〜2年程度遅れるが、過去の人気作品を月額定額範囲で視聴できるケースが多い。テレビ放映時のように毎週あるいは毎日の放送を待つ必要がなく、自分の好きな時間にシリーズを一気に視聴できるのもメリット。CMに中断されることもなく、各話の終わりから次話へのスキップも簡単で、使い勝手もよい。

多くのサービスおよび作品は、スマホ本体にダウンロードが可能なので、Wi-Fi接続できないシチュエーションでもパケットを気にせず視聴可能。長距離の移動中などにはダウンロード視聴で楽しむのがよいだろう。

なお最近、NetflixやAmazonプライム・ビデオでは、放送番組に負けない質の高いオリジナル作品(映画、ドラマ、バラエティ)もどんどん増加中。コンテンツの新しい入手経路としても注目されている。

Amazonプライム会員であれば追加料金なしで楽しめるAmazonプライム・ビデオでは、過去にテレビ放送されたドラマに加え、オリジナルの映像コンテンツも配信中

4.インターネット放送チャンネル

「ニコニコ生放送」や「Abema TV」は、インターネットを利用しつつもVODとは異なり、コンテンツをタイムスケジュールに沿って流す“放送タイプ”のサービス。いわゆるキー局や準キー局からの「テレビ放送」とは異なるが、各種コンテンツが楽しめるという点では、頭に入れておくと楽しみが広がるだろう。

ドワンゴが運営する「ニコニコ生放送」は、将棋公式戦のネット生中継という文化を作った。スマホにアプリをインストールし、ユーザー登録を行えば原則無料で視聴できる(有料のプランも)。チャンネルを視聴中のユーザーがコメントを書き込むことができる“視聴者参加型”が大きな特徴

「Abema TV」は、サイバーエージェントとテレビ朝日の共同出資でスタートしたインターネットテレビ局。スマホに視聴アプリをインストールするだけで、各チャンネルが原則無料で視聴できる。ドラマ、将棋、スポーツ、ゲーム、アニメ、音楽などのチャンネルを持ち、24時間視聴可能(有料のVODサービスもある)

5.HDDレコーダーとスマホを連携させる

テレビ放送を録画できるHDDレコーダーは、放送時間を気にすることなく、好きな時間に視聴できる。忙しい現代人にとっては必須アイテムと言えるだろう。そんなHDDレコーダーも、数年前に比べると劇的に進化していて、最近では特にスマホ連携が充実しているのだ。たとえばパナソニックの最新「おうちクラウドDIGA」なら、以下のようなことができる。

▼スマホで録画予約=地デジを全チャンネル録画する「全自動DIGA」なら、予約の手間もなし。
▼スマホで視聴=テレビは不要。自室でも、外出先でも、HDDレコーダーを経由して録画番組や放送番組をスマホから視聴できる。家族がテレビを見ている横で、別の番組をスマホで観るようなスタイルも今風!?
(詳細はこちら→パナソニックの最新レコーダー「おうちクラウドDIGA」はスマホ連動全力の「Creative!」で登場!

“おうちクラウドディーガ”「DMR-UBX7050」

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さいごに

今ではYouTubeを筆頭に、ネット時代に登場したスマホと相性のよい各種配信サービスが登場しているが、「やっぱり“テレビ”(放送局が制作した高品位な番組)が見たい」というユーザーも多いことだろう。この記事を参考に、自分のライフスタイルに最適なテレビの楽しみ方を見つけてほしい。

鴻池賢三

鴻池賢三

オーディオ・ビジュアル評論家として活躍する傍ら、スマート家電グランプリ(KGP)審査員、家電製品総合アドバイザーの肩書きを持ち、家電の賢い選び方&使いこなし術を発信中。

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