ゲーミングPCパワーアップ大作戦
運動不足の救世主?

女性コアゲーマーが体験! ゲーム時間が運動時間になる「エクササイズデスク」

PCデスクとフィットネスバイクが合体したようなエクササイズデスク「BGD-780」を解説!

PCデスクとフィットネスバイクが合体したようなエクササイズデスク「BGD-780」を解説!

「Steam」のコアゲーマーである“すちーむまにあ”こと、辻村美奈がゲーミング周辺機器を紹介する本連載。今回は、スポーツの秋にもぴったりな、エクササイズデスク「BGD-780」を解説。女性ゲーマーが奮闘して組み立てた一部始終を、ご覧あれ!

ゲーマーは運動不足!

自宅でゲームをプレイしていると、たまに心配になることがある。「最近、運動していない……そもそも、外に出ていないし……」。ゲーマーはどうしても、引きこもりになりがちだから、運動不足になってしまう。まれに、アウトドア派のゲーマーもいるが、インドア派というのがほとんどだろう。

英ケンブリッジ大学の報告によれば、「運動不足による死亡率は、肥満やメタボが原因の死亡数の2倍」だという(医学雑誌「ランセット」掲載の論文より)。運動は、免疫力を高める役割があるらしく、なかには、「運動不足は、喫煙よりも健康に悪い」と指摘する医学博士がいるほどだ。では、どのくらい運動すればよいのかだが、厚生労働省では、「有酸素運動の場合、毎日60分」をすすめている(「健康づくりのための運動指針〜国民向け〜」より)。

んっ、毎日60分? そんなの無理……。健康のためにも運動はするべきだが、引きこもりが、いきなり毎日家から出るなんて、現実的ではない。さて、どうしよう……。

とんでもないPCデスクを発見した

そこで、自宅で有酸素運動できるアイテムがないかと探していたら、あるデスクを発見した。ゲーミング家具ブランド「Bauhutte(バウヒュッテ)」から発売されているエクササイズデスク、BGD-78だ。

なんと、このBGD-780は、PCデスクとフィットネスバイクが合体した製品だという。本当にゲームをプレイしながら、有酸素運動できるのか? もしできるのならば、一石二鳥ではないか! ということで今回は、このデスクを実際に試用してみたいと思う。

BGD-780は一見、フィットネスバイクのように見えるが、しっかりとしたPCデスクを備えている。同社サイトには、レイアウト例も掲載されている

ちなみに余談だが、このバウヒュッテというブランドは、昨年開催された「東京ゲームショウ2017」に出展し、Twitterでバズった「ぼっちてんと」という、とんでもない製品も販売している。ほかにもユニークなゲーミング周辺機器がありそうなので、引き続きチェックしていきたいと思う。

これがTwitterでバズった「ぼっちてんと」。デスク周りにテントを張り、“ネカフェ”のように、周囲との接触を遮断するというものだ。こちらも気になる!(画像は「バウヒュッテ」ホームページより)

大きな段ボールが2箱!? 実際に組み立ててみよう!

それでは、実際にBGD-780を組み立てていこう。届いたのは、でかい段ボールが2つ。しかも、ひとつずつがとても重い! 女性の私では、とても持ち上げることはできなく、引きずりながら、なんとか運んできた。

どどーん! と大きな段ボールが2箱。これには、宅配業者さんもビックリだ

どどーん! と大きな段ボールが2箱。これには、宅配業者さんもビックリだ

ひとつめの段ボールには、サドルやペダルに加えて、ボルトやナットなど細かい部品などがあった

ひとつめの段ボールには、サドルやペダルに加えて、ボルトやナットなど細かい部品などがあった

2つめの段ボールは、土台やデスク、収納かごなど、大きめの部品が入っていた

2つめの段ボールは、土台やデスク、収納かごなど、大きめの部品が入っていた

説明書のページ例。日本語による手順とイラストが書かれているので、わかりやすい。これなら何とか組み立てられそうだ

まずは、サドルを作っていこう。なお、組み立てに必要な六角レンチやスパナは、あらかじめ箱に入っているので、こちらで用意すべき物はない。もちろん、ドライバーも不要だ。ボルトにナットをはめて、ひたすらスパナでクルクル回していく作業をくりかえす。

サドル部分は、2人がかりで作業した。片方を手で押さえてもらいつつ、サドル部分に、ボルトとナットを固定していく

サドル部分は、2人がかりで作業した。片方を手で押さえてもらいつつ、サドル部分に、ボルトとナットを固定していく

次は、土台部分だ。こちらは、あきらかに1人で作業するのは難しい。説明書を見ると、「組み立て作業は2人以上で行ってください」と書かれていた。今回はたまたま、ちょうどよい高さのデスクがあって支えられたが、これがない場合、誰かに土台部分を持ってもらう必要がある。

その後、土台とバイク部分を合体させ、デスクと収納かごを取り付ければ、完成だ!

土台部分に、デスクの脚部分をつけていく。写真のように、ちょうどよい高さのテーブルがあれば、支えになると思う

収納かごも、ナットでしっかりと固定する設計になっている。ACアダプターなどを収納するのにピッタリな大きさで、網目からコードを出せるため、とても便利だ

説明書がとても親切なので、イラストの手順に従っていけば、ほぼ問題なく組み立てられる。しかし、ひとつずつの部品がとても重かったので、説明書にも書かれている通り、2人以上で組み立てるのがおすすめだ。

ちなみに今回は、大人3人で組み立てて、1時間ほどで完成した。最近では、何でも頼める「便利屋さん」といった有料サービスもあるので、ひとり暮らしの方であれば、そちらにお願いするのもありかと思う。

マインクラフトとの相性がGood! まるで本格的なフィットネスバイク

BGD-780が完成したので、さっそく乗ってみた! 乗り心地は、自転車や通常のフィットネスバイクのようだ。クッションがふかふかしているので、長時間乗っても、おしりが痛くならずに済む。

また、座席の後ろには、背もたれもついている。サドルの前後は、40.5〜50.5cmの範囲で3段階から調節できる。サドルの高さは、70〜83cmの範囲で、ネジを使って7段階から調節できる。自分の脚の長さに合わせて、どちらも組み立て時に調節しておきたい。

BGD-780が完成した! デスクとサドルの高さは調節可能だ

BGD-780が完成した! デスクとサドルの高さは調節可能だ

サドルの前後の調節は、ボルト固定時に済ませておく

サドルの前後の調節は、ボルト固定時に済ませておく

サドルの調節部分。大きなボルトで固定する

サドルの調節部分。大きなボルトで固定する

ペダルの重さは、8段階から選べる。たとえば、一番軽い「1」を選ぶと、ほとんど力を入れなくても、スラスラとこげる

ゲームをプレイしながら、実際にペダルをこいでみた!

ゲームをプレイしながら、実際にペダルをこいでみた!

実際に、BGD-780のペダルをこぎながら、PCゲームをプレイしてみた。

今回は、ブロックでできた広大な世界を冒険する「Minecraft(マインクラフト)」をプレイしてみたが、ゲームとペダル操作による連携はないものの、広い自然を自由に探索しながらペダルをこぐ感覚は爽快だ。むしろ、ずっと同じ姿勢でいるよりも、足を動かしているほうが疲れにくい。自由に動き回れる、サバイバル系ゲームとの相性も非常によいと思う。

逆に、「FPS」(First Person Shooter:1人称視点のシューティングゲーム)の場合、ペダルをこぐと身体がゆれるので、AIM(スコープをのぞいて狙いを定めること)がブレてしまうのが心配。ただし、緊迫した瞬間だけペダルをこぐのをやめるなど、十分に対策できるので、そこまで神経質になる必要はないだろう。

また、ペダルは、しっかりとした踏み心地があり、通常のフィットネスバイクとほぼ同じ感覚だった。ペダルの重さは8段階から調節できるので、私のような女性ゲーマーで「足に筋肉を付けたくない」と考えている場合は、一番軽くするといい。ちなみに、同社公式ページによれば、「60分こぐと約220kcal消費できる」とのことだ。

このほか、ペダルをこぐ音がとても静かだったのもポイント。同社公式ページによる公表値では「55dB」とあり、実際にほとんど気にならないレベルだ。これなら夜間でも、気にせずこぎまくれる!

デスクは広々! 余裕を持ってゲームをプレイできる

デスクのサイズは78×58cmで、大きめの液晶ディスプレイも問題なく設置できる。デスクの高さは、横についているハンドルをひねって、73.5〜120.5cmの範囲から調整できる。その際、デスクが勢いよく上に伸びるので、手で押さえるなど注意したい。

今回は、ゲーミングノートPCとマウスパッドを並べてプレイしてみたが、デスクが広々として、余裕があった。このサイズであれば、問題なく、ゲームに集中できる

デスクの調節ハンドル。ひねると勢いよく上に上がるので、調整がとても簡単だ

デスクの調節ハンドル。ひねると勢いよく上に上がるので、調整がとても簡単だ

このほか、収納かごを、デスク前方とバイク部分後方の2か所に備えている。メッシュ状になっているので、コード類を収納するのに最適だ。ネジ留めして、しっかりと固定されているが、大きめの外付けHDDなどを置くのはちょっと厳しそう。そのような場合は、やはり、サイドデスクを別途用意するのがいいと思う。

メッシュ状の収納かごは、デスク前方とバイク部後方の2か所にある

メッシュ状の収納かごは、デスク前方とバイク部後方の2か所にある

少々値は張るが、本格的な作りに満足

今回、実際にBGD-780を試用してみて、マインクラフトのようなゲームと相性がいいと感じたのは、面白い発見だった。

また、このBGD-780は、ゲーマーだけでなく、デスクワークの多い方にも適していると感じた。ペダルをこいで軽く運動することで、意外にも、ただ座っているよりも疲れにくいのだ。さらに、座り心地は、へたなPCチェアよりも、ふかふかしていて、気持ちがよかった。バイク部分の作りもしっかりしているので、本格的なフィットネスバイクとして、健康目的で使っても問題ない。

価格.comでの価格は、デスク部分とバイク部分のセットが5〜6万円ほど(2018年9月7日時点)。ほかにはない、ユニークな製品なので、少々値が張ってしまうが、PCデスクとしても、フィットネスバイクとしても、しっかり使えることを考えると、むしろお得と言えるだろう。

ライター:辻村美奈(オフィスマイカ)

オフィスマイカ

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編集プロダクション。「美味しいもの」と「小さいもの」が大好物。 好奇心の赴くまま、良いモノを求めてどこまでも!(ただし、国内限定)

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