新製品レポート
ペーパーレス化がますますはかどります

PFUが6年ぶりに新型「ScanSnap」を発表! タッチパネルと学習機能で操作性アップ


「ScanSnap」が6年ぶりにフルモデルチェンジして新登場する。

PFUは2018年10月2日、ScanSnapの新モデル「iX1500」を10月12日に発売すると発表した。直感的に操作できるタッチパネルを搭載したほか、学習機能(AI)を備えたパソコン向け管理ソフトにより、使い勝手を大幅に改善した。価格はオープンで、直販サイトのPFUダイレクトでは48,000円(税別)で販売する。

4.3インチのタッチパネルを搭載

iX1500は、ワンタッチで紙の書類を電子化するパーソナルドキュメントスキャナー。2012年に発売された「iX500」の後継機種で、実に6年ぶりのフルモデルチェンジとなる。

iX1500は4.3インチのタッチパネルを搭載し、直感的な操作を実現した。名刺なら「名刺管理を管理」、レシートなら「家計の支出を管理」、仕事の資料なら「会議資料を共有」というアイコンを選んで、下の「Scan」ボタンをタッチするだけで、スキャンできる。アイコンは、用途に合わせて保存先(「ScanSnap Cloud」と連携したクラウドサービスも選択可能)やカラーなどが設定可能。「学校の配布物を後で見る」「出張経費の精算」「写真のアルバムを作成」など、20種類以上のテンプレートが用意されており、タッチパネルには最大30個まで登録しておける。

カラーや解像度など読み取り設定の変更やWi-Fiや端末接続などの各種設定もタッチパネルから行える。

4.3インチのタッチパネルで直感的な操作が可能。スキャン、コンテンツの分類、整理まで、本体だけでできてしまう

学習機能でデータ整理をサポート

パソコン向けの管理用ソフトは、「ScanSnap Home」に一新する。ドライバ、名刺管理、ファイル管理・閲覧といった既存のソフトは、このScanSnap Homeに統合される。新機能として、「ファイル名修正アシスト」と「抽出データの修正アシスト」という、データ整理をサポートする学習機能を搭載。

「ファイル名修正アシスト」は、スキャンした原稿の内容を抽出し自動でファイル名を生成してくれる機能。ファイル名の修正内容を学習し、次回以降はより最適なファイル名を提案してくれる。「抽出データの修正アシスト」は、会社名などのメタ情報を手作業で修正した場合、その修正内容を学習し、次回以降は正しい会社名で抽出できるようになるという。

このほか、PDFやJPGなど保存形式によらずに、全文検索が可能となった。原稿種別やタグでスキャンしたコンテンツの分類や仕分けも可能。Windows版とmacOS版を用意する。

ライセンスは、ScanSnapアカウントを4ユーザーライセンス添付。アカウント1ユーザーにつき、5台のデバイスまでScanSnap Homeを利用できる。ScanSnapと連携できるアプリケーション開発キット「ScanSnap Home SDK」も提供する予定だ。

ScanSnap Home

ScanSnap Home

「ファイル名修正アシスト」の詳細。自動でファイル名が生成され、それを手動で変更すると、その変更を学習し、次回以降に反映される。使えば使うほど、その精度は高まっていく

「抽出データの修正アシスト」の詳細。こちらも手動で修正した内容を学習し、次回以降は正しく修正される

「抽出データの修正アシスト」の詳細。こちらも手動で修正した内容を学習し、次回以降は正しく修正される

スキャンスピードやスキャン開始時間を短縮

本体デザインも一新。iX500のカラーは黒だったが、オフィスや書斎、リビングなど、どこにおいても親しみやすい白を基調としたカラーを採用。ハードウェア面では、スキャンスピードが20%向上しており、A4カラー両面原稿を毎分30枚・60面で読み取れる(iX500は毎分25枚・50面)。無線LANは2.4GHz帯に加え、5GHz帯の周波数帯に対応。無線接続モードは、アクセスポイント接続モードとダイレクト接続モードをサポートしている。

白を基調としたカラーリング。iX500よりも丸みのあるデザインだ

白を基調としたカラーリング。iX500よりも丸みのあるデザインだ

また、スキャン開始までの時間も短縮。Wi-Fi接続時は約3倍、USB接続時は約2倍の高速化を実現している。名刺やレシートなど小型の原稿を効率よく読み取れる専用ガイドが付属するほか、縦筋軽減機能、汚れを検知するクリーニングアラームなど細かな便利機能も盛り込まれている。

当日開催された発表会では、今年4月に同社の社長に就任した半田清社長が、スキャナービジネスの状況を説明。売り上げの50%を占める重要な分野であり、昨年には累計販売台数1000万台を突破したという。新製品のiX1500を「テレワーク、ペーパーレスなど、働き方改革を進める企業にとって役立つ」と語った。

PFUの半田清社長。iX1500を「誰でも使える家電のような使いやすさを目指した」と説明

PFUの半田清社長。iX1500を「誰でも使える家電のような使いやすさを目指した」と説明

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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