選び方・特集

おすすめ格安スマホ、厳選19機種カタログ!(2023年5月更新)

スマートフォンの価格上昇にともなって「格安スマホ」が注目されている。ここでは、価格が4万円以下で購入できる、SIMフリーおよび大手通信キャリアの製品をセレクトし、それぞれの特徴を解説しよう。

ステレオスピーカーや90Hzディスプレイを備えたエントリーモデル
モトローラ「moto g13」(SIMフリー)

モトローラのミドルレンジ向け「moto g」シリーズとしては最安となる4Gスマホで、実質的にはエントリー向けの製品。6.5インチの液晶ディスプレイは、1600×720のHD+表示と1.5倍速となる90Hzのリフレッシュレートに対応しており、滑らかな画面スロールが可能だ。また、ステレオスピーカーやバーチャルサラウンドを実現するDolby Atmosに対応している。

内蔵される5000mAhのバッテリーは、別売りの充電器「TruboPower」を使うことで20Wの急速充電が行える。

搭載されるSoCは、「MediaTek Helio G85」で、4GBのメモリーと128GBのストレージを組み合わせる。OSはAndroid 13だ。

価格を最優先したシャオミの超格安エントリースマホ
シャオミ「Redmi 12C」(SIMフリー)

シャオミのエントリー向け4Gスマホ。市場では15,000円台で購入可能という圧倒的な低価格が魅力だ。ディスプレイは約6.71インチの大画面液晶で、1650×720のHD+表示に対応している。メインカメラは約5000万画素の広角カメラのみというシンプルなものだが、明暗差のあるシーンや暗所でも比較的鮮やかに写り、1万円台の製品としては使い勝手にすぐれる。

搭載されるSoCは、「MediaTek Helio G85」で、3GBメモリーと64GBストレージの組み合わせに加えて、メーカー直販モデルとして4GBメモリーと128GBストレージモデルも用意される。いずれのモデルも1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを搭載。このmicroSDXCメモリーカードスロットは2基のnanoSIMカードスロットと独立しており、メモリーカードを使いつつ2個のSIMカードを併用できる。 OSは、Android 12をベースにカスタマイズが施されたMIUI 13だ。

ステレオスピーカーを搭載したスリムなデザインの超格安スマホ
オッポ「OPPO A77」

オッポのエントリー向け「A」シリーズの2022年モデル。超低価格を徹底しており直販価格は24,800円(税込)で、33,500円だった前機種「OPPO A55s 5G」と比べると3割も安い。そのいっぽうで、ストレージは128GBを確保、前機種では見送られたステレオスピーカーと指紋認証センサーを搭載している。同梱の充電器は33Wの出力に対応しており、約73分でフル充電が完了する。なお、FeliCaは非搭載だ。

搭載されるSoCはエントリー向け「MediaTek Helio G35」で、メモリーは4GB、ストレージは128GB、最大1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSは、Android12をベースにした「Color OS12」だ。

1万円台の超格安ながらディスプレイは90Hz駆動対応
moto「moto e32s」

モトローラの2022年ラインアップで最安の製品。HD+表示に対応する6.5インチ液晶ディスプレイは90Hz駆動に対応している。ボディはIPX2の防滴とIP5Xの防塵仕様に対応だが、FeliCaは非搭載。「moto」シリーズの特徴であるAndroidの標準的なユーザーインターフェイスを採用しているため、操作にくせが少なく他社のスマートフォンからでも比較的スムーズに移行しやすい。

搭載されるSoCはエントリー向け「Helio G37」、4GBのメモリーと64GBのストレージ、最大1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSは、Android 12だ。

ミドルレンジSoCと有機ELディスプレイの採用で超格安スマホとしては出色の高性能
シャオミ「Redmi Note 11」

シャオミのエントリー向け「Redmi」シリーズでも最安となる製品。2万円以下の超格安だが、フルHD+表示、90Hzのリフレッシュレート、180Hzのタッチサンプリングレート、最大輝度1000nitに対応する6.43インチ有機ELディスプレイを備える。また、同梱の充電器は33Wの急速充電に対応しており、内蔵する5000mAhのバッテリーを約61分でフル充電が可能。なお、FeliCaは非搭載だ。

搭載されるSoCは、ミドルレンジ向けの「Snapdragon 680」で、この価格帯としてはグレードの高いものだ。メモリーは64GB、ストレージは64GB、512GBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを備える。

指紋センサーを搭載したGalaxyのエントリーモデル
サムスン「Galaxy A23」(NTTドコモ、au、UQ mobile、楽天モバイル)

NTTドコモ、au、UQ mobile、楽天モバイル、MVNOのJ:COMでも扱われるサムスンの5G対応エントリーモデル。前モデル「Galaxy A22」の改良版で、ディスプレイやSoC、IP6Xの防塵仕様と、水没に耐えるIPX5/8の防水仕様、おサイフケータイで使用するFeliCa、Dolby Atmos対応など共通点が多い。異なるのは、指紋認証センサーを搭載したことと、メインカメラが約1300万画素から約5000万画素に強化された点だ。

エントリー向けSoC「Dimensity 700」に、4GBのメモリーと64GBのストレージ、最大1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードを組み合わせている。プリインストールされるOSはAndroid 12だ。

バッテリー持ちと充実した衛生機能が魅力
京セラ「Android One S10」(ワイモバイル)

Googleの定める低価格Androidスマホのガイドライン「Android One」に準拠した製品。プリインストールされるアプリを厳選することで軽快な動作を実現しつつ、発売後24か月で1回以上のOSバージョンアップと3年間のセキュリティアップデートの実施を保証している。

容量4380mAhのバッテリーは、USB PD PPS規格に準拠した充電器を使えば最短約85分でフル充電が行える。また、「バッテリーケアモード」も備えており、充放電の際に発生するバッテリーの劣化を防ぐことができる。

ボディは抗菌・抗ウイルス加工が施されているほか、ハンドソープやボディソープを使った丸洗い、アルコール除菌シートや除菌スプレーで拭くこともでき、衛生的に使うことができる。

搭載されるSoCは、「Dimensity 700」で4GBのメモリーと64GBのストレージ、最大1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを備える。プリインストールされるOSはAndroid 13だ。

フルHD+有機ELディスプレイ、防水・防塵、FeliCa対応の高コスパモデル
ZTE「Libero 5G III」(ワイモバイル)

ワイモバイル専用「Libero」シリーズの最新機種。2400×1080のフルHD+表示に対応した約6.1インチの有機ELディスプレイを搭載しており、コントラストの高い鮮やかな映像を映すことができる。また、ディスプレイの下に指紋認証センサーを配置したディスプレイ指紋認証を採用しており、画面に触れるだけでロックの解除が可能だ。ボディは一時的な水没に耐えるIPX5/7等級の防水仕様と、IP5X等級の防塵仕様に対応。おサイフケータイで使用するFeliCaも備えている。USB PD PPS規格に対応した別売りの充電器「SB-AC22-TCPD」を使えば、容量4380mAhのバッテリーを最短約85分でフル充電できる。

搭載されるSoCは、「Dimensity 700」で4GBのメモリーと64GBのストレージ、最大1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを備える。プリインストールされるOSはAndroid 12だ。

5Gに加えFeliCaと防水対応のコンパクトモデル
楽天モバイル「Rakuten Hand 5G」

楽天モバイルの独自モデル。約5.1インチのディスプレイを搭載した小型モデルで、重量が約134gの現役モデルでは屈指のコンパクトさだ。FeliCaポートを備え、IPX8等級の防水仕様と、IP6Xの防塵仕様にも対応している。

楽天モバイル専用機のように思われるがSIMロックはかかっていない。4Gの対応周波数帯もNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのプラチナバンドが含まれている。回線契約のない端末のみでも販売しているが、eSIM専用機なので、eSIMの用意がないMVNOでは利用できない点には注意がいる。なお、楽天モバイルの回線とセットなら19,001円だが、端末単体の購入では39,800円となる(2022年10月中旬時点の価格)。

搭載されるSoCは、「Snapdragon 480 5G」で、4GBのメモリー、128GBのストレージを組み合わせる。microSDメモリーカードスロットは非搭載。OSはAndroid 11だ。

格安だが本格的なタフネスボディを備える
FCNT「arrows We」

「arrows We」は、5G対応のエントリースマートフォン。NTTドコモ、au、ソフトバンク、UQ mobileの各ブランドで発売されている。価格はいずれも2万円台で、各社の製品ラインアップでは最安クラスの製品だ。

搭載する約5.7インチの液晶ディスプレイはHD+表示対応。ボディは、IPX5/8等級の防水仕様と、IP6X等級の防塵仕様に加えて、米国国防総省の調達基準MIL-STD-810Hの23項目に対応した本格的なタフネス仕様だ。アルコールを含んだシートで拭いたり、泡タイプのハンドソープで丸洗いもできる。FeliCaも搭載している 。

搭載されるSoC「Snapdragon 480 5G」で、4GBのメモリーと64GBのストレージ、1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSは、Android 11だ。

「AQUOS sense」シリーズの機能性を受け継ぐシャープの新エントリーシリーズ
シャープ「AQUOS wish」「AQUOS wish2」

シャープ「AQUOS」の新たなエントリーライン「wish」。「AQUOS」シリーズの豊富な機能性を受け継ぎつつ、2万円台の低価格を実現している。「AQUOS wish2」はその派生モデルで、SoCを「Snapdragon 480」からより高性能な「Snapdragon 695 5G」へ、プリインストールされるOSもAndroid 11からAndroid 12へそれぞれ変更されている。ボディは、IPX5/7等級の防水仕様と、IP6X等級の防塵仕様をクリアするほか、MIL-STD-810Hの18項目に対応し、アルコールを含むシートで本体を拭くこともできる。

両機種とも、4GBのメモリーと64GBのストレージ、1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。

キズに強い高性能強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」を搭載
ソニー「Xperia Ace III」

エントリー向け「Xperia Ace」の第3世代モデル。約5.5インチの液晶ディスプレイを備えたコンパクトなスマートフォンだ。また、ディスプレイの保護ガラスに、ハイエンドモデルで採用されることの多い「Corning Gorilla Glass Victus」を採用しており、カギやコインといった金属によるキズへの耐久性や、高い耐衝撃性能を備えているのが大きな特徴だ。また、4500mAhの大容量バッテリーは、独自の充電最適化技術によって3年間繰り返し利用しても、容量の劣化を抑えることができる。

搭載されるSoCはエントリー向け「Snapdragon 480」で、メモリーは4GB、ストレージは64GB、最大1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSは、Android12だ。

有機ELディスプレイ搭載でスリムになった、5G対応のスタンダード機
シャープ「AQUOS sense6」「AQUOS sense6s」

約6.1インチの有機ELディスプレイ「IGZO OLED」を搭載する「AQUOS sense」シリーズの2021年モデル。ディスプレイのリフレッシュレートは1Hz〜60Hzの可変式で電力消費削減の効果が高い。タッチサンプリングレートは120Hzだ。ボディは、IPX5/8等級の防水仕様と、IP6X等級の防塵仕様をクリアするほか、MIL-STD-810Hの17項目に対応し、アルコールを含んだシートで本体を拭くこともできる。もちろんFeliCaも搭載されている。「AQUOS sense6s」は、SoCを、「Snapdragon 690」から「Snapdragon 695 5G」に変更した派生バージョンだ。

両機種とも、4GBのメモリーと64GBのストレージ、1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。なお「AQUOS sense6」のオープンマーケットモデルには6GBメモリー、128GBストレージモデルが用意される。OSは、Android 11だ。

高い機能性に加えて「システム劣化防止機能」を新搭載
オッポ「OPPO Reno7 A」

オッポの主力「Reno A」シリーズの第4世代モデル。防水・防塵対応、FeliCaポート搭載という特徴を受け継ぎつつ、独自の「システム劣化防止機能」を新たに搭載している。これは、メモリーの圧縮方式を見直して空き容量を増やすなどの処理を自動で行い、36か月間使い続けてもシステムの劣化を5%以内に抑えるというもの。近ごろは、1台のスマートフォンを3年、4年と使い続けるケースが増えているので、この機能は注目と言えよう。

搭載されるSoCは、「Snapdragon 695 5G」で、6GBのメモリーと128GBのストレージ、1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSはAndroid 11をベースにした「ColorOS 12」だ。

120Hzディスプレイ、防水・防塵、FeliCa搭載の日本専用設計モデル
モトローラ「moto g52j 5G」

モトローラのミドルレンジ向け「moto」シリーズに加わった日本専用モデル。IP68等級の防水・防塵対応に加えて、おサイフケータイ用のFeliCaポートを備えつつ、価格を抑えた高コスパスマートフォンだ。約6.8インチの液晶ディスプレイは120Hzのリフレッシュレートに対応しており、画面スクロールもなめらか。モトローラの特徴である、Android標準にならったホーム画面も魅力だ。

搭載されるSoCは、「Snapdragon 695 5G」で、6GBのメモリーと128GBのストレージ、1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSはAndroid 12だ。

1億画素カメラ搭載、ディスプレイは120Hz駆動対応
シャオミ「Redmi Note 11 Pro 5G」

「Redmi Note 11」の上位モデルで、防水・防塵対応ボディに120Hz駆動の約6.67インチ有機ELディスプレイを組み合わせている。このディスプレイは1200nitの最大輝度に対応しており、屋外でも視認性が高い。日本向けのカスタマイズとしてFeliCaポートが搭載されている。なお、製品パッケージには67Wの急速充電器が同梱されており、約42分でフル充電が行える。メインカメラは、約1億800万画素の広角カメラ、約800万画素の超広角カメラ、約200万画素のマクロカメラのトリプルカメラだ。

搭載されるSoCは、「Snapdragon 695 5G」で、6GBのメモリーと128GBのストレージを組み合わせる。OSはAndroid 12だ。

5G対応のベーシックモデル
モトローラ「moto g50 5G」

5Gに対応したモトローラのエントリーモデル。約6.5インチの液晶ディスプレイはHD+表示対応だが、90Hzのリフレッシュレートに対応。なお、ボディは、IPX2等級の飛沫防水と、IP5X等級の防塵仕様をクリアしている。メインカメラは、約4800万画素の広角カメラ、約200万画素のマクロカメラ、約200万画素の深度センサーという組み合わせのトリプルカメラ。高画素を生かした高解像度の写真や、背景をぼかした奥行き感のあるポートレート撮影が行える。

搭載されるSoCは、MediaTekのエントリー向け「Dimensity 700」で、メモリーは4GB、ストレージは128GBが確保されている。

価格.comマガジン編集部

価格.comマガジン編集部

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