新製品レポート
カメラも性能も全部最高峰!

なぜかiPhoneを充電できる謎機能搭載のファーウェイ「Mate 20 Pro」が登場

ファーウェイは、すでに欧州などでは発売済みの新型スマートフォン「Mate 20 Pro」を、日本市場に投入すると発表した。市場想定価格は111,880円(税別)。ライカのトリプルカメラを採用したカメラ機能やイン・スクリーン指紋認証機能、さらにはほかのスマートフォンをワイヤレス充電できる機能を搭載するなど、魅力的な機能が多数詰まった本機の詳細をレポートする。

「Mate 20 Pro」はソフトバンク(12月中旬発売)で取り扱われるほか、SIMフリー版も登場(11月30日発売)

「Mate 20 Pro」はソフトバンク(12月中旬発売)で取り扱われるほか、SIMフリー版も登場(11月30日発売)

「Mate 20 Pro」の特徴をサクッとまとめた動画は以下から確認していただきたい。

超広角、望遠、マクロ撮影までこなすライカ監修のトリプルカメラ

「Mate 20 Pro」は、ハイエンド機ということもあって、機能や性能といった部分ではスマートフォンの中でもトップクラスだ。しかし、その中でもカメラ性能、特にメインカメラは、ほかのスマートフォンと比べても頭ひとつ抜けている。

「Mate 20 Pro」のメインカメラは、4000万画素/F1.8/27mmの広角レンズ、2000万画素/F2.2/16mmの超広角レンズ、800万画素/F2.4/80mmの望遠レンズ(光学3倍)のトリプルカメラという構成だ。モノクロとRGBセンサーというこれまでの組み合わせではなく、すべてRGBセンサーという組み合わせに変更された。5倍ハイブリッドズーム(135mm)、10倍デジタルズーム(270mm)も利用でき、幅広い撮影シーンに対応する。

ファーウェイが最も精密なスマートフォンカメラとうたうライカ監修のトリプルカメラ

ファーウェイが最も精密なスマートフォンカメラとうたうライカ監修のトリプルカメラ

さらに本機はマクロ撮影にも応。被写体に最大2.5cmまで寄って撮影可能だ。発表会会場では、500円玉の接写にトライし、表面の模様まできれいに見える写真が撮影できた。もはや肉眼超えのレベルだ。

被写体に近づくとマクロ撮影モードに自動で切り替わり、ピントがばっちり合う(500円玉が少しブレているのは、カメラの手ブレによるもの)

超ワイドレンジの露光で最大10フレームまで撮影して合成する「スーパーHDR技術」、ハートや渦状などボケの効果まで設定できるポートレートモードも魅力だ。ファーウェイの「P20 Pro」などに搭載されているAIが撮影モードを選択するシーン認識、夜間の撮影でも驚異のレベルで明るく撮影できる夜景モードなども備わっており、カメラ性能においてはアップル「iPhone XS」やGoogle「Pixel 3」を上回っていると言っても過言ではないだろう。

ポートレートモードは、リアルタイムでボケの効果を設定し、撮影後にボケの強度や位置を調節できる

ポートレートモードは、リアルタイムでボケの効果を設定し、撮影後にボケの強度や位置を調節できる

プレゼンテーションでは、カメラ性能を「iPhone XS」や「Pixel 3」と比較するスライドがいくつも登場。カメラ性能では他社に負けないファーウェイの自信が垣間見えた

動画に関しても、AIが被写体の色だけを残して背景をモノクロにリアルタイム処理する「ハリウッド効果」や、動画の中から個人を認識して、その人にスポットを当てた動画を自動で作成する「ポートレートストーリー」など、楽しそうな機能が満載だ。

被写体以外をモノクロにする「ハリウッド効果」

被写体以外をモノクロにする「ハリウッド効果」

イン・スクリーン指紋認証、DSDV、防水/防塵などカメラ以外も最高峰

「Mate 20 Pro」はカメラ以外にも魅力的な機能が盛りだくさんだ。2K+(3120×1440)の6.39型有機ELディスプレイは、指紋認証センサーを内蔵するイン・スクリーン指紋認証を備え、画面占有率は86.9%を実現。それだけではなく、フロントカメラとIRカメラ、近接センサーなどによる高度な顔認証機能にも対応する。

2K+(3120×1440)の6.39型有機EL。指紋認証センサーはディスプレイに内蔵する

2K+(3120×1440)の6.39型有機EL。指紋認証センサーはディスプレイに内蔵する

通信面ではDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)やキャリアアグリゲーションに対応(DSDVはauのみソフトウェアアップデートで今後対応予定)。ただし、気になるのはファーウェイ独自開発の新型外部メモリーカード「Nano Memoryカード」を採用している点。そのため、SIMカードスロットでmicroSDカードを使えない点には注意していただきたい。

通信の対応バンドは、FDD-LTEが1/2/3/4/5/6/7/8/9/12/17/18/19/20/26/28/32、TD-LTEがバンド34/38/39/40/41。W-CDMAはバンド1/2/4/5/6/8/19で、GSMは850/900/1800/1900MHzをサポートする。

SIMカードスロットはnanoSIMカードを裏と表に2枚セット可能。Nano Memoryカード使用時は排他利用になる

SIMカードスロットはnanoSIMカードを裏と表に2枚セット可能。Nano Memoryカード使用時は排他利用になる

NFCやIPX8/IP6Xの防水/防塵性能など、日本人好みの機能を備える点にも注目。最大40Wの「HUAWEI SuperCharge」(同梱の充電器の使用時)により30分で約70%を充電可能で、別売りのワイヤレス充電器では最大15Wのワイヤレス急速充電にも対応する。

最大40Wの「HUAWEI SuperCharge」

最大40Wの「HUAWEI SuperCharge」

また、バッテリー関連で面白いのが、ほかのNFC対応スマートフォンにワイヤレスで給電できる「ワイヤレス リバースチャージ」だ。「Mate 20 Pro」で「iPhone XS」を充電するという、文字だけでは理解不能なことができる。こちらは、今のところ実用度こそわからないが、非常に興味深い機能と言える。

「Mate 20 Pro」で「iPhone」を充電できる

「Mate 20 Pro」で「iPhone」を充電できる

高い位置情報を実現するデュアルGPSを搭載している点も見逃せない。GPSの精度は、「iPhone XS Max」や「Galaxy Note 9」と比較して約10倍の正確になると言う。

一番左が実際に走行したルート。「Mate 20 Pro」(左から3番目)のGPS精度は非常に高い

一番左が実際に走行したルート。「Mate 20 Pro」(左から3番目)のGPS精度は非常に高い

最後になってしまったが、「Mate 20 Pro」の基本スペックにも触れておく。CPUは「Kirin 980」(2×2.6GHz+2×1.92GHz+4×1.8GHz)、メモリーは6GB、ストレージ容量は128GB(Nano Memoryカード最大256GB)。「Kirin 980」は、AI専用プロセッサーのNPUを業界で初めて2基搭載するCPUで、モバイル向けCPUで最も性能が高いクアルコム「Snapdragon 845」の性能を大幅に上回るとのこと。画像処理が高速で、さらにはGPUを一時的に高速化する「GPU Turbo」機能により描写性能も非常に高く、3Dゲームでは高いフレームレートを維持できるという。

バッテリーは大容量の4200mAh。スマートフォンを頻繁に利用するユーザープロファイルでのバッテリーライフは約10時間。これに上述の急速充電が加われば鬼に金棒だ。

「Mate 20 Pro」の市場想定価格は111,880円(税別)と決して安くないが、画面サイズがほとんど同じの「iPhone XS Max(64GBモデル)」が120,000円(税込)、「Pixel 3 XL (128GBモデル)」が13,100円であることを考えれば、ほかのハイエンドスマートフォンと比べて若干安いくらい。最高性能のスマートフォンを探している人は一度手にとってみても損はないはずだ。むしろ、一度手に取ると欲しくなるかもしれない。

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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