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最大4割の値下げ。シンプルでわかりやすくなった新料金

NTTドコモが分離プラン向け「ギガホ」と「ギガライト」を発表

NTTドコモは2019年4月15日、新料金プラン「ギガホ」と「ギガライト」を発表した。複雑だった料金体系を大幅に簡略化しつつ、最大で4割の値下げを実現したのが大きな特徴だ。その詳細を解説しよう。

※本記事中の料金は税別で統一しています。

分離プラン向け新料金「ギガホ」と「ギガライト」など5種類の新料金を発表

今回発表された新料金プランは、一定期間の通信契約と端末代金のセット値引きを禁止する、いわゆる「分離プラン」向けのもの。昨年10月に、料金を2〜4割値下げをすると予告していたプランだ。対象となるのは、現在「月々サポート」などの適用期間が終了したユーザーか、6月1日以降に発売される、分離プランに対応する新端末を購入したユーザーに限られる。

新料金プランは、「ギガホ」と「ギガライト」のスマートフォン向け料金プラン2種類、タブレット向けの「データプラス」、ケータイ向けの「ケータイプラン」、子ども用ケータイ向けの「キッズケータイプラン」の計5つ。従来は別々だった「基本料金」「spモード」「データ通信」をワンパッケージ化し、かなりわかりやすいプランとなった。それぞれを順番に解説しよう。

スマートフォンのヘビーユーザー向けプランの「ギガホ」は、月額6,980円で、月間の通信容量の上限が30GB。これを超過した場合の通信制限が、送受信時のいずれもが1Mbpsとなっており、従来の128kpbsと比較して大幅に緩和された。使い放題に近いプランと言えよう。

もうひとつのスマートフォン向けプランは、ライトユーザー向けの「ギガライト」。月額料金は4段階の段階制で、2,980円(1GBまで)、3,980円(3GBまで)、4,980円(5GBまで)、5,980円(7GBまで)となっている。7GBを超過したい場合の通信制限は従来通りの128kbpsとなっている。

「データプラス」は、タブレットなどの2台持ちを想定した料金プランで、「ギガホ」や「ギガライト」と組み合わせて、データ通信容量を共有するというもの。料金は月額1,000円。

「ケータイプラン」は、携帯電話向けで月間100MB(超過した場合128kbps)というデータ通信容量ながら、月額1,200円という低廉な料金設定がなされている。

「キッズケータイプラン」は、FOMA対応のキッズケータイ専用の音声通話プランで、月額500円で音声通話が利用可能だ。

なお、これらの料金プランは、個人ごとにプランを選ぶ形式に戻されているが、家族グループを作ることで、家族間の国内音声通話が無料で行える。また、記載される料金は2年縛り契約時のものとなっている。2年縛り途中での解約する場合、従来通り9,500円の解約金が発生する。

プレゼン資料では「ギガホ」の料金は5,980円となっているが、これはユーザーの7割を占める3回線以上の家族契約を踏まえて「ファミリー割引」を適用したもの

段階制料金プランの「ギガライト」も、「ファミリー割引」を適用して月額1,980円となる

段階制料金プランの「ギガライト」も、「ファミリー割引」を適用して月額1,980円となる

なお、「ギガホ」と「ギガライト」に組み合わせることのできる割引メニューとして「ファミリー割引」が用意される。これは、3親等内の親族とのグループを作ることで、2回線のグループなら1契約あたり月額500円、3回線以上のグループなら最大で月額1,000円の割引が受けられるというものだ。

また、「ドコモ光」も新料金向けに「ドコモ光セット割」としてリニューアルされた。これを適用することで「ギガホ」「ギガライト」の料金が最大で月額1,000円割引される。なお、ドコモ光の契約は、本人名義以外でも3親等内の親族の誰かが契約していればよい。

「ファミリー割引」と「ドコモ光セット割」を併用することで、「ギガホ」を月額4,980円で、「ギガライト」なら月額1,980円から利用できる(「ドコモ光」は、1GB以内の場合は不適用、また、3GBまでの場合は月額500円の割引となる)。

オプションサービスとして、月額700円の「5分通話無料オプション」と、月額1,700円の「かけ放題オプション」という音声通話向けオプションも用意されている。なお、テザリングオプションは廃止され、オプションや手続き不要でテザリングが使えるようになっている。

「ギガホ」「ギガライト」に適用される「ファミリー割引」。3親等内の親族が対象で、従来よりも対象者の条件が緩和されている

もうひとつの割引「ドコモ光セット割」。こちらも3親等内の誰かがドコモ光に契約していれば適用されるので、条件としては緩やか

新料金向け特典やキャンペーンも用意

「ギガホ」「ギガライト」「ケータイプラン」のユーザーに向けた、長期契約者向けの特典も発表された。これは、誕生月にdポイント(期間・用途限定)をユーザーに還元するというもの。

ポイントはdポイントクラブステージに比例しており、最高の「プラチナステージ(契約15年以上または6か月間のdポイント獲得数1万ポイント以上)」のユーザーの場合なら3000ポイント、「4thステージ(契約10年以上または6か月間のdポイント獲得数3000ポイント以上)」なら2000ポイント、「3rdステージ(契約8年以上または6か月間のdポイント獲得数1800ポイント以上)」なら1500ポイント、「2ndステージ(契約4年以上または6か月間のdポイント獲得数600ポイント以上)」なら1000ポイント、「1stステージ(契約4年未満または6か月間のdポイント獲得数600ポイント未満)」なら500ポイントがそれぞれ付与される(ポイント付与にはユーザー側で手続きが必要)。

これに加えて、新料金プランの開始にともなうキャンペーンとして、2019年9月30日までに「ギガホ」に加入した場合、最大6か月間、月額1,000円割引される「ギガホ割」と、ドコモのケータイまたは他社のケータイのユーザーが「ギガホ」または「ギガライト」を契約した場合、月額1,000円の割引を最大12か月利用できる「はじめてスマホ割」も発表された。

旧料金は5月末で新規受け付け終了

新旧の料金を比較すると、もっとも値下がり幅が大きいのは月間の通信容量の少ないライトユーザーとなる。従来の「ベーシックシェアパック」の5GBを3名でシェアしていた場合(1名あたり約1.67GB)、合計額は10,440円となるが、新料金の「ギガライト」(月間1GBまで使用)を3名で契約した場合、1,980円×3契約の5,940円となり、事前の告知通り約4割の値下げを実現している。

逆に、月額1,500円の割引がずっと続く「docomo with」の契約ユーザーの場合、従来の料金プランのほうが安くなる場合がある。なお、新料金に対応する簡易料金シミュレーションを4月15日より提供しているほか、5月22日からは本格的なシミュレーション「しっかり料金シミュレーション」を提供する予定だ。

分離プランで注目の端末の価格については、規制に適合しない割引を検討しているようだが、従来のような大幅な値下げは難しくなる。現状のdocomo with対象機のようなミドルレンジ機の比重が増えることもひとつの方策となるとしているが、ハイエンド機でもユーザーの負担をなるべく軽くすることを検討しているようだ。

なお、現状の「カケホーダイ&パケあえる」向けの料金プランおよび割引サービス、「月々サポート」や「端末購入サポート」、「docomo with」については、5月末日で新規契約の受け付けが終了される(現状の契約はそのまま継続される)。

新料金の値下げ幅は、今まで割高感のあったライトユーザーで大きいのが特徴

新料金の値下げ幅は、今まで割高感のあったライトユーザーで大きいのが特徴

料金シミュレーターの簡易版は本日4月15日より提供。本格的なシミュレーター「しっかり料金シミュレーター」は5月22日より提供される予定だ

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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