ゲーミングPCパワーアップ大作戦
タッチパッドとジョイスティックを搭載した、めずらしいキーボード

ぐうたらゲーマーの新定番? 寝そべって遊べる、ジョイスティック付きワイヤレスキーボード

Steamのコアゲーマーこと“すちーむまにあ”辻村美奈が、気になるゲーミング周辺機器を紹介する本連載。今回は、CORSAIRの最新ワイヤレスゲーミングキーボード「K83 Wireless」を取り上げます

もっと、ラフにゲームがしたい!

ゲームが好きだからこそ、身体への負担を少しでも減らして、健康的にプレイしたい!

PCゲームをプレイする際、デスクの上に両手を置きながら、ずっと同じ姿勢を保っていると、知らず知らずのうちに、腰や肩に負担がかかってしまいます。わたしは以前、24時間ぶっ通しでゲームをプレイしたことがありますが、長時間、同じ距離で画面を見ていたので目が疲れ、座り続けたせいで全身が痛くなって、たいへんでした……。

本連載では前回、「座っているだけで、正しい姿勢をキープできるゲーミングチェア」を紹介しましたが(関連記事:180°リクライニングでぐっすり睡眠もOK? 最上位ゲーミングチェアが極上の使い心地)、もっと楽にゲームをプレイできる方法って、ないのでしょうか?

そこで、まっさきに思いついたのが、ワイヤレスゲームパッドです。これなら、家庭用ゲーム機と同じように、リビングでリラックスしながら、ゲームをプレイできるはず……。

筆者が所有する「Xbox 360 コントローラー」(マイクロソフト)。画像は有線モデルですが、ワイヤレスモデルもラインアップされています

しかし、ワイヤレスゲームパッドの場合、ほかのユーザーとのコミュニケーションにVC(ボイスチャット)を使う場合はいいのですが、テキストチャットだと、必要な時だけ起き上がって、いちいちキーボードに向かわなければなりません。テキストチャットだけ(VCなし)で友人とプレイしたい場合や、野良で遊ぶ場合(ソロプレイ)など、テキスト入力が必要な場面では、非常に歯がゆい思いをしてしまいます。

どうしたものか……と、他の製品を探していると、ジョイスティックとタッチパッドを備えた、めずらしいワイヤレスゲーミングキーボード「K83 Wireless」(CORSAIR)を発見しました! これなら、リラックスしながら、キーボード1台でゲームをプレイできそうです。今回は、このK83 Wirelesを実際に試用してみます。

キーボード右側に、タッチパッドやジョイスティックを搭載

CORSAIRのワイヤレスゲーミングキーボード「K83 Wireless」。キーは、77キー英語配列。キーボードの右上にジョイスティック、その下に円形のタッチパッドを備えています

製品が届いて梱包から出してみると、思っていたより、ずっとおしゃれなルックスのキーボードが出てきました。素材は、つや消しアルミニウムを使用して、とてもスタイリッシュ。落ち着いたデザインなので、これなら、リビングに置いても違和感がなさそうです。また、キーボード右側に、ジョイスティックやタッチパッドが集約されており、使い勝手もよさそうです。

キーボード右側には、左右クリックやタッチパッド、ジョイスティック、音量用のホイールがあります。ジョイスティックは、指でたおして操作します

画像のように、キーボードを持ち上げて、操作できます。キーボード右側の背面にはLボタン、底面にはRボタンを搭載しており、人差し指と中指でつかむようにして、ボタンを押します

付属のUSBレシーバーをPCのUSB端子に挿し、キーボードの電源を入れると、ワイヤレスモードになります。バッテリー稼働時間は、バックライト点灯時で18時間、消灯時で最長40 時間です

キータッチが軽く、ノートPCのような感覚で、あまり力を入れずに入力できます。また、WASDキーは、ほかのキーと区別できるように色分けされています。画像はバックライト点灯時ですが、消灯時でも、色の違うWASDキーが見やすいです

専用ソフトで、ジョイスティックやタッチパッドの感度調節

キーボードを細かくカスタマイズしたい場合は、CORSAIRの公式ページにある専用ソフトウェア「iCUE」をPCにダウンロードして、設定します。インストール後、付属のUSBケーブルを使ってPCに接続すると、ソフトウェアがキーボードを自動検出し、設定画面が表示されます。

「iCUE」の設定画面

「iCUE」の設定画面

iCUEの設定画面では、ジョイスティックやタッチパッドの感度、ジョイスティックのX/Y軸(横/縦)反転、イルミネーションのデザインなどを調節できます。イルミネーションは白色のみですが、明るさや動きのパターンを変えられます。たとえば、ゲーム時や通常使用時など、複数の設定を一括保存して、「ゲームのときはこれ」「普段はこれ」というように、切り替えるといいかもしれません。

「ナビゲーションコントロール」では、タッチパッドやジョイスティックの感度を設定できます

「ナビゲーションコントロール」では、タッチパッドやジョイスティックの感度を設定できます

「照明効果」では、ライティングのパターンや明るさ、切り替わるスピードなどを設定できます

「照明効果」では、ライティングのパターンや明るさ、切り替わるスピードなどを設定できます

マクロ作成も簡単、便利!

ゲーミングキーボードの醍醐味と言えば、やっぱりマクロ機能ですよね。iCUEでは、画面左側にあるタブのアクションタブの「+」マークから、新規マクロを作成できます。記録画面にあるチェックボックスで、記録する操作をフィルタリングすることも可能です。

「アクション」からマクロを設定できます

「アクション」からマクロを設定できます

マクロの作り方を見てみましょう。まず、画面上にある「記録ボタン」を押して、記録したい操作を行い、停止ボタンを押します。すると、記録された操作が出てくるので、ディレイ(間隔)の調整や、いらない操作を削除します。ちなみに、ディレイをすべて「0」にしたい場合は、一括削除ボタンを使うと一瞬で消せちゃいます。この機能、使ってみると、すごく便利です! 

マクロを記録すると、記録した操作を編集できます。すべてのディレイを削除するボタンが、とても便利でした

マクロを記録すると、記録した操作を編集できます。すべてのディレイを削除するボタンが、とても便利でした

次に、マクロが完成したら、画面上部のキーボードの画像から配置したいキーを選択すると、設定完了です。また、詳細設定ではリピートの設定や、マクロが発動するタイミングなどもしっかりと設定できます。

詳細設定では、アクショントリガーやリピートを設定できます

詳細設定では、アクショントリガーやリピートを設定できます

K83 Wirelessを使って、FPSをプレイしてみた!

実際に、K83 Wirelessを使って、ホラーサバイバルゲームの人気タイトル「Dead by Daylight」をプレイしてみました。はじめは、普段使っているマウスが手元にないので、違和感がありましたが、このあたりは、慣れが必要なのかもしれません。

そして、キーボードの右側にあるジョイスティックとタッチパッドを使って操作してみましたが、いざ、チェイス(鬼ごっこ)が始まると、ジョイスティックのY軸反転(注:上を押すと下に向くなど、縦の操作が反転していること)に、とまどってしまいました。そこで、Y軸反転を設定で無効にすることに。これによって、マウスのように、前に倒すと上を向き、手前に引くと下を向くといった直感的な操作ができます。

とは言え、普段ゲームパッドを使ってプレイすることが少ないので、ジョイスティック特有の動きに慣れるまで、少々時間がかかる気がしました。普段からゲームパッドを使って、ジョイスティックに慣れているゲーマーであれば、わたしと違って、すぐに適応できるかも。

今回、ホラーサバイバルゲームであるDead by Daylightの画面をテレビに出力して、プレイしてみました。ノートPCと比べて、大画面では迫力が段違い!

K83 Wirelessを膝に乗せて、ゲームをプレイしてみました。左側は膝で支えつつ、右手でキーボードをつかむように操作します。キーボードの重量は0.48kgで、実際に持ってみると、かなり軽く感じました

しばらく、K83 Wirelessを使ってプレイしてみましたが、徐々に慣れてきたせいか、普段右手に持っているマウスが、タッチパッドとジョイスティックに置き換わっていること以外は、いつもと変わらない動きでプレイできました。

ただし、マウスのように、繊細な動きはできないので、FPS(First Person Shooter:1人称視点のシューティングゲーム)の中でも、正確な操作が求められるタイトルには、不向きかもしれません。いっぽう、パズルゲームやアクションの少ないゲームなど、ゲームパッドでも十分に操作できるようなタイトルには、対応できると思います。

ソファに座りながら、リラックスしてゲームをプレイできるというのも、K83 Wirelessの醍醐味! ぐうたらゲーマーの強い味方かも

ネットサーフィンやYouTube視聴にも使える!

K83 Wirelessが活躍するのは、ゲームだけではありません。たとえば、PCから大画面テレビに出力して、YouTubeを視聴する際にも便利です。膝上にK83 Wirelessを置いて、ソファに寝そべりながら動画を検索したり、音量を調節したりできます。ついウトウト寝落ちしても、ソファだから気持ちよく眠れそう。まさに、ぐうたらに向けたキーボードなのです。

寝そべりながらK83 Wirelessを持っても、本体が軽いため、腕が疲れません

寝そべりながらK83 Wirelessを持っても、本体が軽いため、腕が疲れません

「こらー! テレビを占領したまま寝るんじゃない!」。ゲームの途中で寝落ちしている、ぐうたらなわたしを「例の同居人」が発見!

K83 Wirelessの価格.com上での価格は、16,200円(2019年7月11日時点)。PCキーボードとしては、やや高いかもしれませんが、ゲーミングキーボードとして見た場合、それほど他製品と変わらない印象です。

しかし、つや消しアルミニウム素材で高級感のあるボディや、YouTube視聴にも使える使い勝手のよさなど、実際に触ってみたり、使ってみたりして感じたメリットもたくさんありました。ただし、FPSの操作感に関しては正直、ワイヤレスゲームパッドやワイヤレスキーボードを使ったほうが、プレイしやすいかなと思いました。今回の試用だけでなく、もう少し長く使って慣れれば、もしかすると違ってくるのかもしれませんが……。

オフィスマイカ

オフィスマイカ

編集プロダクション。「美味しいもの」と「小さいもの」が大好物。 好奇心の赴くまま、良いモノを求めてどこまでも!(ただし、国内限定)

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る