レビュー
美麗な4K有機ELディスプレイや便利な「プロキー」搭載

クリエイター以外にも使ってほしい高性能ノートPC「LAVIE VEGA」

NECパーソナルコンピュータの「LAVIE VEGA」は、クリエイター向けの高性能なノートパソコン。クリエイターの中でもフォトグラファーをメインターゲットとしており、「Adobe Creative Cloud フォトプラン」を1年間利用できるライセンスキーが標準で添付されている。デザインも特徴的なLAVIE VEGAをレビューしていきたい。

今回は4K対応有機ELディスプレイを搭載する最上位モデル「LV950/RAL」を試用。価格.com最安価格は269,799円(2020年3月5日時点)

高級感あふれるガラス天板

まずは外観から見ていこう。今回試用した最上位モデルの「LV950/RAL」は、天板にコーニング社の「ゴリラガラス6」を採用したプレミアムモデル。スマートフォンなどではよく見るが、ノートパソコンで天板にガラスを採用するのは珍しい。鏡面仕上げのガラス天板は、美しい仕上がりだが、ガラスゆえにどうしても指紋が目立ってしまう。きれに保つにはこまめな掃除が欠かせなさそうだ。

カラーバリエーションは「アルマイトネイビー」と「アルマイトシルバー」の2色(LV950/RALはアルマイトネイビーのみ)。どちらもガラス天板モデルが用意されている。アルミ筐体のボディは厚さ18.3mmとスタンダードノートとしては薄型。重量は約1.9kgと2kgを切っている。バッテリー駆動時間はカタログスペックで約10.2時間と外出先での作業にも使える長さだ。

高級感のあるガラス天板。光が当たる角度によってはかなり反射するが、ギラギラしているわけではない

高級感のあるガラス天板。光が当たる角度によってはかなり反射するが、ギラギラしているわけではない

15.6型のディスプレイを搭載するスタンダードノートだが、光学ドライブは非搭載。その分本体は18.3mmとスリムだ

美麗な4K有機ELディスプレイを搭載

LAVIE VEGAは天板を開いても美しい。フォトグラファー向けをうたうだけあって、ディスプレイも非常に高品質なのだ。3840×2160の4Kに対応した有機ELディスプレイを搭載。Adobe RGBとほぼ同等の色域のDCI P3色域カバー率100%、コントラスト比10万:1と高い色再現性を実現しており、写真を表示するのにぴったりだ。有機ELディスプレイらしいメリハリのある表示だが、色みは自然で長時間編集作業をしても目が疲れにくそうなディスプレイに感じた。

また、HDRをサポートしているので、YouTubeやNetflixの対応コンテンツを高画質で楽しめる。

3840×2160の4K対応有機ELディスプレイを搭載。黒が引き締まったメリハリのある表示で写真や動画を高画質で楽しめる

視野角が広く、反射もよく抑えられている

視野角が広く、反射もよく抑えられている

「Lightroom」の操作に便利な「プロキー」を搭載

前述の通り、LAVIE VEGAはクリエイターの中でも、フォトグラファーをメインのターゲットとしており、Adobe Creative Cloudフォトプランの1年間利用権が標準でついてくる。買ってすぐに、「Lightroom」で写真を現像したり、「Photoshop」で写真を編集したりできるのだ。同プランの通常価格は月額980円なので、1年分の11,760円分お得ということになる。

Adobe Creative Cloudフォトプランで利用できるのは、Lightroom、Lightroom Classic、Photoshopの3つ

Adobe Creative Cloudフォトプランで利用できるのは、Lightroom、Lightroom Classic、Photoshopの3つ

また、ハードウェア面でも「プロキー」というショートカットを備える。Lightroomには3つのキーを使うショートカットキーがあり、なかなか使いこなすのが難しい。よく利用するショートカットをプロキーに割り当てておけば作業効率が上がるというわけだ。

キーボードの左側にP1〜P5の5つのプロキーを搭載その上には電源ボタンが配置されている

キーボードの左側にP1〜P5の5つのプロキーを搭載その上には電源ボタンが配置されている

プロキーの割り当ては、「LAVIEかんたん設定」というユーティリティーから行える。プロキーへの割り当ては、ドラッグアンドドロップでできるのが直感的。ショートカットが多すぎて好みの操作を割り当てるのに悩みそうだ

プロキーはアプリごとにショートカットキーが割り当てられるが、対応しているのはLightroom、Lightroom Classic、それにWord、Excel、PowerPointに限られる。それ以外のアプリは、「その他全般」で共通のショートカットを使うことになる。ほかのアプリを頻繁に使うという人には物足りないかもしれない

プロキー以外のキーボードは、少しだけかための絶妙なキータッチ。レイアウトの問題で、使い始めのときは、Fnキーを押そうとして、P5キーを押してしまうことがあった。タッチパッドは本体ではなく、プロキーを除くキーボードの中心に配置されており、手の収まりがよい。

プロキー以外のキーボードは標準的な配置。タッチパッドはプロキーがある関係で、少し右にシフトしているが、メインのキーボードの真下で使いにくい感じはしなかった

メモリー最大16GB、外付けGPUなし

LAVIE VEGAの店頭販売モデルのラインアップは3つで、主なスペックは以下の通り。

●LV950/RAL
ディスプレイ:15.6型4K有機EL、CPU:Core i7-9750H、メモリー:16GB、ストレージ:1TB SSD+Optaneメモリー32GB、重量約1.9kg、バッテリー駆動時間:約10.2時間

●LV750/RA
ディスプレイ:15.6型4K有機EL、CPU:Core i7-9750H、メモリー:8GB、ストレージ:512GB SSD+Optaneメモリー32GB、重量1.8kg、バッテリー駆動時間:約10.4時間

●LV650/RA
ディスプレイ:15.6型フルHD液晶、CPU:Ryzen 7-3750H、メモリー:8GB、ストレージ:512GB SSD、重量1.9kg、バッテリー駆動時間:約10.8時間

今回試した最上位モデルのLV950/RALは、CPUに第9世代のCore 7-9750Hを搭載。動作周波数2.60GHz、ターボブースト時最大4.5GHzの6コア12スレッドのCPUだ。画像編集にはコア数が多いほうが効率的に処理できると言われているので心強い。メモリーは16GBと必要十分だが、人によっては32GBが欲しいかもしれない。NEC Directのカスタマイズモデルでも最大16GBなのは残念。

ストレージは1TBのSSDと32GBのOptaneメモリー。Wi-Fi 6ことIEEE802.11axにも対応する。賛否両論ありそうなのが、外付けGPUの有無。写真編集では外付けGPUはそれほど重要視されないが、動画も編集したい、CGも軽く扱うというユーザーは気をつけたい。

メモリーカードスロットがmicroSDメモリーカードスロットというのも気になる。フルサイズのSDメモリーカードスロットが欲しかったところだ。左右にUSB 3.1 Type-Cポートを左右に2基ずつ搭載するが、USB Power Delivery対応のThunderbolt 3は左側面の2基なので、映像出力と充電は左側からしかできないのは覚えておきたい。

左右にUSB 3.1 Type-Cポートを2基ずつ備えるが、充電できるのは左側だけ

左右にUSB 3.1 Type-Cポートを2基ずつ備えるが、充電できるのは左側だけ

クリエイター以外にもチェックしてほしいプレミアムモデル

クリエイター向けパソコンとなると、アップルの「MacBook」が人気だが、Windowsでもかっこよくてハイスペックなノートパソコンを求めている人は少なくない。クリエイターの中にはゲーミングノートを選んでいるという人もいるだろう。見た目が普通のゲーミングノートを日本HPやデルが作るくらいなので一定の需要があり、そこにNECパーソナルコンピュータが参入してきたのはインパクトがある。

外部GPUを搭載しない点は賛否あるが、外付けGPUは不要でハイスペックなモデルを探している人にとっては有力な選択肢になるはずだ。もちろん、フォトグラファー以外の人にもぜひチェックしてもらいたい。ミラー感のあるボディは個性的で目立つし、所有欲も満たしてくれるだろう。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
パソコン本体のその他のカテゴリー
ページトップへ戻る