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ライカと共同開発のクアッドカメラ搭載

ファーウェイが5G対応SIMフリースマホ「Mate 30 Pro 5G」を日本発売へ

ファーウェイは、6.33インチのSIMフリースマホ「Mate 30 Pro 5G」の日本市場投入を発表しました。一般発売は4月中旬。市場想定価格は128,800円(税別)。本機は、ライカと共同開発のクアッド(4眼)カメラや88°の超湾曲有機ELディスプレイ、最新SoC「Kirin 990 5G」、4500mAhの大容量バッテリーを搭載するほか、「デュアルSIMデュアル5G」に対応するなど、ハードウェアのレベルとしてはAndroid端末のトップクラスに位置するスマホです。ただし、Google製のアプリはプリインストールされておらず、Googleなしでどこまで使えるのかにも注目です。

ファーウェイは、5G対応のハイエンドSIMフリースマホ「Mate 30 Pro 5G」を日本でも発売

ファーウェイは、5G対応のハイエンドSIMフリースマホ「Mate 30 Pro 5G」を日本でも発売

超湾曲有機ELディスプレイは音量調節のバーチャルキーとしても利用可能

「Mate 30 Pro 5G」は6.33インチのフルHD+(2400×1176)有機ELディスプレイを搭載。ディスプレイの側面は88°の傾斜で湾曲しています。そのため、側面の物理キーは、電源ボタンのみ。音量調節ボタンは、湾曲したディスプレイ上にバーチャルキーとして表示される仕組みになっています。

6.33インチのフルHD+有機ELディスプレイ。ノッチ部も極小とまではいきませんが、狭い範囲に収まっています

6.33インチのフルHD+有機ELディスプレイ。ノッチ部も極小とまではいきませんが、狭い範囲に収まっています

ノッチには3200万画素のインカメラのほか、ジェスチャーセンサー、被写界深度センサー、環境光センサー、近接センサーを搭載。画面占有率は94%を実現

ディスプレイが本体側面に沿うようにして湾曲しているため、音量調節ボタンはバーチャルキーとして表示

ディスプレイが本体側面に沿うようにして湾曲しているため、音量調節ボタンはバーチャルキーとして表示

本体側面、やや背面寄りの位置に電源ボタンを搭載

本体側面、やや背面寄りの位置に電源ボタンを搭載

本体の背面には、「Halo Ringデザイン」と呼ばれる円形のパーツの内側に、ライカと共同開発のカメラを4機備えます。内訳は超広角カメラ(4000万画素/F1.8/35mm換算で18mm)、広角(メイン)カメラ(4000万画素/F1.6/27mm)、望遠カメラ(800万画素/F2.4/80mm)、3D被写界深度カメラ(被写界深度測定用センサー)。超広角カメラは1/1.5サイズのRGGBセンサーを、広角カメラは1/1.7サイズのRYYBセンサーを採用。2基の高画素センサーを搭載するのが特徴で、ファーウェイはデュアルメインカメラシステムと呼んでいます。

四角形の形に4基並んだカメラを円形のリングで囲んだ「Halo Ringデザイン」。これまでのカメラを縦に並べたデザインを一新

超広角カメラ(シネマカメラ)と広角カメラ(SuperSensingカメラ)は、それぞれが4000万画素イメージセンサーを備え、ファーウェイはこれをデュアルメインカメラシステムと呼んでいます

シリーズを通して好評の、AIが撮影設定を行う「マスターAI」や、手ブレせずに明るい夜景を撮れる「夜景モード」は、さらに進化を遂げているとのこと。また、メインカメラはISO最大409600の高感度撮影に対応。望遠カメラは、光学3倍ズーム、デジタル30倍ズームに対応します。

このカメラに匹敵するくらい高性能なのが動画撮影機能です。ファーウェイはスマホ初の「シネマカメラ」とうたっており、最大4K/60fpsの撮影に対応するほか、最大7680fpsという驚異的なスローモーション撮影、ISO最大51200の高感度撮影、4K HDR+のタイムラプス撮影が可能。物理的なスペックにおいては、動画撮影性能においても他社の追随を許さないレベルに達しています。

静止画カメラと並び、動画撮影機能においてもハードウェアレベルではスマートフォン最高レベル

静止画カメラと並び、動画撮影機能においてもハードウェアレベルではスマートフォン最高レベル

5Gモデム搭載SoC「Kirin 990 5G」。5Gはサブ6だが、NSAとSAの両方式に対応

続いて「Mate 30 Pro 5G」の基本スペックを紹介しましょう。製品名の通り、日本でも導入が始まりつつある高速通信規格の5Gに対応したSoC「Kirin 990 5G」を搭載しています。5Gは、6GHz以下の周波数帯「Sub-6」(サブ6)に対応し、ミリ波には非対応。しかし、多くの5G対応スマホがNSA(ノンスタンドアローン)方式のみに対応する中、「Kirin 990 5G」はNSAとSA(スタンドアローン)の両方式に対応します。

商用が始まったばかりの国内5GサービスはNSA方式にとどまりますが、今後数年間でSA方式も展開される見込みなので、そういった意味で「Kirin 990 5G」は長く利用できる5G対応スマホと言えます。なお、2基あるSIMカードスロットは両方が5G通信に対応する「デュアルSIMデュアル5G」仕様で、2つのうち片方は、ファーウェイの独自規格NMカードスロットとしても利用可能です。

そのほかの基本スペックは、メモリーが8GB、ストレージ容量が256GB、バッテリー容量が4500mAh。40Wの高速充電が可能なHUAWEIスーパーチャージのほか、最大27Wのワイヤレス充電に対応します。また、ほかのワイヤレス充電対応デバイスに給電するリバースチャージは、「Mate 20」の3倍の速度に進化したとのことです。

おもしろい機能としてピックアップしたいのは、「AI自動回転」という機能。これは、AIがユーザーの目の向きを認識して画面を自動回転する機能で、たとえば、スマホを縦向きで持っているときに寝転んでも、目の向きを認識しているため、画面は縦向きのまま横向きに回転しません。地味に思えますが、かゆいところに手が届くような新機能でしょう。

Google PlayなどGoogle製アプリは非搭載。新サービス「HUAWE AppGallery」でどこまで戦えるか

「Mate 30 Pro 5G」は、アメリカ政府による制裁(エンティティリストへの登録)以降に発売されるスマートフォンのため、Googleなどアメリカの企業が手がけるアプリはプリインストールされていません。実機を試していないので未確認ですが、GメールやGoogleマップ、Googleカレンダーなどのツール系サービスを使うにはブラウザー経由で行う必要があります。また、FaceBookやインスタグラム、Twitterといったサービスも同様にブラウザーからアクセスすることになります。写真を撮影して、そのままシームレスでインスタグラムに投稿する、といったことは難しいと考えられます。

Google Playも搭載していませんが、先日発表されたファーウェイ独自のアプリ配信プラットフォーム「Huawei AppGallery」からアプリをインストールすることが可能です。ファーウェイによれば、Huawei AppGalleryに登録されているアプリの数は120万超以上で、日本でも人気のアプリが登録されているとのことです。

ファーウェイは独自のアプリ配信プラットフォームHuawei AppGalleryでGoogle Playからの脱却を目指しています。どのようなアプリがそろっているのか、気になるところ

Huawei AppGalleryには独自の機能として、「QuickApp」というものが実装されています。この機能に対応しているアプリは、端末にインストールすることなく、Huawei AppGalleryから直接アクセスできるという機能です。ホーム画面にアイコンも追加できるため、すぐにアクセスできるほか、端末のストレージ容量を節約するメリットもありそうです。

「QuickApp」の使用例。インストールせずともアプリの機能にアクセスできるのは便利そう

「QuickApp」の使用例。インストールせずともアプリの機能にアクセスできるのは便利そう

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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