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USB-Cモニターでノートパソコンと簡単接続

デルがLANポート付きディスプレイを発表、在宅勤務の“Wi-Fiが不安定”を解消

デルは2020年4月24日、液晶ディスプレイの新モデルとして、RJ45端子(LANポート)を内蔵した27型モデル「U2721DE」と23.8型モデル「U2421HE」を発売した。直販価格(税別)はU2721DEが65,980円、U2421HE が37,980円。在宅勤務にぴったりなモデルなので、その特徴をレポートしたい。

23.8型モデルのU2421HEを自宅で試してみた

23.8型モデルのU2421HEを自宅で試してみた

LANポートのないノートパソコンに便利

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響から在宅勤務が増えている。自宅で仕事をするうえで、ネットワーク関連で悩んでいる人は少なくないはずだ。たとえば、夫婦が同時にテレビ会議、子どもたちはYouTubeやゲームなどをすると自宅のWi-Fiが急に遅くなる、といった具合だ。

そんなときは有線でパソコンをつなげられればネットワークの不安定さを解消できるかもしれない。ただ、最近のノートパソコン、特にモバイルノートは薄型ボディのためLANポートを備えていないモデルが多い。そんな時に、LANポートを備えた本モデルがあれば簡単に有線接続して安定したネットワークでテレビ会議などができるのだ。

LANポートを備える液晶ディスプレイはデルとしては初

LANポートを備える液晶ディスプレイはデルとしては初

LANポートは1Gbpsに対応しているのに加え、MACアドレスパススルー、PXE Boot、Wake-On-LANと企業導入時に求められる各種管理機能にも対応している。自宅で試してみたが、ディスプレイ側にLANケーブルを接続し、ノートパソコンをUSB-Cケーブルで接続するだけで有線接続することができた。

試しにWi-Fi接続時とディスプレイ経由での有線接続時の速度を何度か測定してみたところ、ダウンロードのスピードは、Wi-Fi接続が24〜30Mbpsだったのに対して、有線接続時は31〜34Mbpsだった。速度アップはわずかだが、安定性は抜群で、何度計測しても31Mbpsは超えていた。

左がWi-Fi接続時、右が有線接続時。速度差はそれほどではないが、有線接続時は安定性が高く、何回か測定しても極端に遅くなることがなかった

USB-CモニターでUSBハブとしても使える

また、2モデルともUSB-Cモニターなので、対応のパソコンとケーブル1本で接続できるのもポイント。子どものいる家庭では、家の中のいろいろな場所で仕事をすることがあると思うが、リビングで作業する時はノートパソコンとマウスで、じっくりと作業する時は書斎でディスプレイと接続してといった具合だ。そんな時にUSB-Cモニターの本モデルなら、ケーブル1本で接続できて、かつ最大65Wの電源給電もできるのでACアダプターを持ち歩く必要がないのが便利だ。フリーアドレスの会社でも同じことが言えるだろう。

ノートパソコンとの接続はUSB-Cケーブル1本で済む。映像と音声、データのやり取り、電源供給が1本で済むのでデスクが散らかりにくい

マルチストリームトランスポート(MST)対応のDP OUTによるデイジーチェーンにより、DPケーブル1本でディスプレイ同士を接続できるのもポイント。デュアルディスプレイ環境の構築も簡単だ。USB 3.0ポートを4基備えているのでマウスやキーボードを接続しておくこともできる。

同社ではUSB-Cモニターに注力しており、今回の2モデルを含めてすでに15機種をラインアップしている。

4辺極薄ベゼルで表示クオリティも高い

2モデルの違いは画面サイズと解像度。U2721DEは27型で解像度が2560×1440、U2421HEが23.8型で解像度が1920×1080。どちらも最大表示色は1670万色、コントラストは1000:1、応答速度は5ms(高速モード)/8ms(通常モード)。外部インターフェイスはUSB Type-C、HDMI 1.4、DisplayPort1.4×1、DisplayPort1.4(MST対応DP OUT)×1、RJ45×1(1Gbps)、USB 3.0×4、アナログ音声出力などを備える。

2モデルとも、同社のディスプレイの中でも最新技術を搭載する最上位シリーズ「デジタルハイエンドシリーズ」のモデルだ。デュアルディスプレイ環境でもベゼルが目立ちにくい4辺極薄ベゼルで、高さ調整や回転機能などを備える。画質面でも広視野角のIPSパネルを搭載し、sRGBカバー率99%、DCP-IPカバー率85%で広い色域をカバーする。

4辺極薄ベゼルの太さは上部が5.1mm、左右が5mm

4辺極薄ベゼルの太さは上部が5.1mm、左右が5mm

下部のベゼルの太さも8mmと細く、縦向きでもデュアルディスプレイ環境を構築しやすい

下部のベゼルの太さも8mmと細く、縦向きでもデュアルディスプレイ環境を構築しやすい

背面もすっきりとしたデザイン

背面もすっきりとしたデザイン

回転、高さ調整、角度調整など多彩な調整機能を搭載。軽い力で動かせるなど、動作にもこだわっている

回転、高さ調整、角度調整など多彩な調整機能を搭載。軽い力で動かせるなど、動作にもこだわっている

2つの画面サイズをラインアップした理由は、設置スペースと、デュアルディスプレイ環境で使うユーザーが増えていることを考慮したためだという。設置スペースが限られているユーザーは23.8型を、もう少しスペースがあれば23.8型2台を、2台置くスペースはないが大画面を求めるなら27型を、さらにスペースがあれば27型2台をという提案だ。

同社によると、在宅勤務が増えている中で、パソコンの需要はもちろんだが、ディスプレイやヘッドセットなど周辺機器の売れ行きが好調という。ディスプレイに関しては、小さいサイズが売れているかと思いきや、30型前後の大画面モデルが売れているという。しばらく自宅で仕事をすることになると考えて、少しでも作業環境を快適にしたいという人が増えているのかもしれない。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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