ニュース
最上位モデル「Core i9 10900K」は最大10コア/20スレッドで最大5.3GHz!

“Comet Lake-S”ことインテル第10世代デスクトップ向けCPUの詳細が明らかに

デスクトップ向け第10世代Coreプロセッサー

デスクトップ向け第10世代Coreプロセッサー

インテルは2020年4月30日、“Comet Lake-S”ことデスクトップ向け第10世代Coreプロセッサーのラインアップを発表した。SKUは、最上位モデル「Core i9 10900K」を筆頭に、エントリークラスのCeleronまで合計32種類という非常に幅広いラインアップとなっている。

デスクトップ向け第10世代Coreプロセッサーラインアップ表1

デスクトップ向け第10世代Coreプロセッサーラインアップ表1

デスクトップ向け第10世代Coreプロセッサーラインアップ表2

デスクトップ向け第10世代Coreプロセッサーラインアップ表2

デスクトップ向け第10世代Coreプロセッサーラインアップ表3

デスクトップ向け第10世代Coreプロセッサーラインアップ表3

デスクトップ向け第10世代Coreプロセッサーラインアップ表4

デスクトップ向け第10世代Coreプロセッサーラインアップ表4

いずれも、Comet Lakeをベースにしたデスクトップ向けCPUで、製造プロセスルールは2018年10月登場の“Coffee Lake-S”ことデスクトップ向け第9世代Coreプロセッサーと同じ14nm++となる。“Coffee Lake-S”からの進化点としては、Xシリーズを除くインテルのコンシューマー向けデスクトップCPUとしては初の10コア/20スレッドCPUをラインアップ、「Thermal Velocity Boost」や「Intel Turbo Boost Max Technology 3.0」を一部モデルに搭載、Core i9とCore i7でDDR4-2933メモリーを新たにサポートした点などがあげられる。

第10世代Coreプロセッサーのダイ画像

第10世代Coreプロセッサーのダイ画像

なお、対応チップセットは、同時発表されたIntel 400シリーズチップセット「Z490」「H470」「B460」「H410」となる。新たに、2.5GbE対応コントローラー「Intel i225-V」や、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応の無線LANモジュール「AX201」をサポートしたのが特徴。PCI Expressは3.0のままで、チップセット側が24レーン、CPUと合わせてプラットフォーム全体で40レーンという仕様は、デスクトップ向け第9世代Coreプロセッサーと同じだ。CPUソケットは新たにLGA1200となり、従来のLGA1151とは互換性がなくなっている点は注意したい。

Z490チップセットブロック図

Z490チップセットブロック図

コア数/スレッド数が10コア/20スレッドに引き上げられたCore i9は、アンロック/内蔵GPUありの最上位モデル「Core i9 10900K」や、「Core i9 10900K」から内蔵GPUを省いた「Core i9 10900KF」など、合計5つのSKUを用意。特にKを冠したアンロックモデルの「Core i9 10900K」と「Core i9 10900KF」は、「Thermal Velocity Boost」や「Intel Turbo Boost Max Technology 3.0」を新たにサポートしたことで、ターボ・ブースト時の最大クロックが5.3GHzと非常に高く設定されており、同社は“世界最速のゲーミングCPU”とアピールしている。なお、コア数/スレッド数とターボ・ブースト時の最大クロックの両方が引き上げられたためか、「Core i9 10900K」と「Core i9 10900KF」のTDPは、一世代前の最上位モデル「Core i9 9900K」の95Wよりもさらに高い125Wにまで引き上げられている。

インテル第10世代Core i9プロセッサー

インテル第10世代Core i9プロセッサー

「Core i9 10900K」と「Core i9 10900KF」は、ターボ・ブースト時の最大クロック5.3GHzを達成。同社は“世界最速のゲーミングCPU”とアピールしている

Core i7も、アンロックモデルや省電力モデルなど合計5つのSKUを用意。Comet Lake-Sでは、一世代前のCore i9のグレードだった8コア/16スレッドがスライドして落ちてきた形となっている。ちなみに、このCore i7までがDDR4-2933メモリー対応となっている。Core i9の一部でサポートした「Thermal Velocity Boost」こそないが、「Intel Turbo Boost Max Technology 3.0」はサポートしており、アンロックモデル「Core i7 10700K」「Core i7 10700KF」はターボ・ブースト時の最大クロックも5.1GHz、TDPも125Wとやや高めの設定となっている点は注意したい。

ハイパースレッディング・テクノロジー対応で6コア/12スレッドとなったCore i5は、もっともボリュームの大きい価格帯のグレートということもあって、今回の発表で最大となる9つのSKUを用意。ターボ・ブースト機能は、「Intel Turbo Boost Technology 2.0」までのサポートとなり、アンロックモデル「Core i5 10600K」「Core i5 10600KF」のターボ・ブースト時の最大クロックは4.8GHzと、Core i7に比べて一段低く抑えられている。

Core i5同様に、ハイパースレッディング・テクノロジー対応で4コア/8スレッドとなった
Core i3は5つのSKUを、エントリークラスのPentium GoldとCeleronはそれぞれ5つ/3つのSKUをラインアップ。このグレート以下は、すべて内蔵GPUとなっている。一世代前では、このグレードは対応メモリーのスペックが一段下げられていたが、今回からCore i5と同じDDR4-2666までのサポートとなっている。

今回の発表では、日本国内での正式な発売日や価格については明らかにされなかったが、発表された内容を見る限り、新しいCPUは動作クロックとコア数/スレッド数の引き上げが主な改良点で、特に上位モデルはゲーミング市場を強く意識した製品ラインアップといえる。対応マザーボードも徐々に発表されており、近々登場することは間違いなさそうなので、今後も続報に注目だ。

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
パソコンパーツのその他のカテゴリー
ページトップへ戻る