レビュー
電源パススルー対応でUSB-Cモニターとの相性も抜群

もっと早くほしかった! デルのスピーカーフォン搭載のUSB Type-Cハブが手放せない

新型コロナウイルスの影響で、会議や打ち合わせはオンラインというのが当たり前になりつつあります。オフィスで仕事をしている人も、在宅勤務の人や関係会社との打ち合わせはもっぱらオンラインというケースが多いようです。

筆者も打ち合わせはほとんどオンラインですが、その際に問題となるのが音声です。カメラの画質という人もいるかもしれませんが、筆者の場合、顔を出す機会が少なく音声のみで打ち合わせや会議に参加するケースが多いためです。ヘッドホンやヘッドセットを使えばいいのかもしれませんが、会議のたびにつけたり外したりが面倒で、ノートパソコンの内蔵マイクとスピーカーを使っていました。最初は「少し聞きにくいときがあるな」と思っていましたが、オンライン会議の回数が増えてくると、だんだんとこの「聞きにくさ」がストレスになってきたのです。それを解決するために試したのがデルの「モバイル アダプター スピーカーフォンMH3021P」(以下、MH3021P)です。

スピーカーフォンとUSB Type-CハブをひとつにしたデルのMH3021P。直販価格は21,600円(税別)

スピーカーフォンとUSB Type-CハブをひとつにしたデルのMH3021P。直販価格は21,600円(税別)。OSはWindows 10に対応。本体サイズは119(直径)×32(高さ)mm、重量は214g

スピーカーフォンとUSB-Type-Cハブを統合

MH3021Pは、スピーカーフォンとUSB Type-C電源バススルーに対応したUSB Type-Cハブを組み合わせたものです。手のひらにのるコンパクトなボディに、スピーカーとマイクに加えて2基のUSB 3.1(Type-Aポート)、4K出力対応のHDMI2.0、USB Type-Cを備えます。

HDMI2.0、USB Type-C(ディスプレイ出力、データ転送、電源供給に対応)を備える。両サイドの穴はマイク

HDMI2.0、USB Type-C(ディスプレイ出力、データ転送、電源供給に対応)を備える。両サイドの穴はマイク

USB 3.1(Type-A)も2基備えています。ワイヤレスマウスのレシーバーやUSBメモリーなどを接続できます

USB 3.1(Type-A)も2基備えています。ワイヤレスマウスのレシーバーやUSBメモリーなどを接続できます

ケーブルは底面に巻いて収納可能。長さは465mmです

ケーブルは底面に巻いて収納可能。長さは465mmです

パソコンと接続するだけで使えるのも便利なところ。専用ソフトウェアのインストールが不要なので、セキュリティ上、ソフトウェアのインストールが難しい会社支給のパソコンでも使いやすいでしょう。

最大90WのUSB Type-C電源パススルーに対応しているのもポイントです。USB Type-C
接続のACアダプターと接続して、対応するノートパソコンを充電しながら使うことができます。

さらに、USB Type-C経由でパソコンに電源を供給できるディスプレイ(USB-Cモニターとも呼ばれます)を使っている人なら、ディスプレイにMH3021Pを接続して、その先にノートパソコンを接続して使うといったことも可能。筆者はUSB-Cモニターを使っているのですが、ノートパソコンにケーブル1本だけ接続すれば、外部ディスプレイに接続できて、ノートパソコンの充電もできて、MH3021PをスピーカーフォンとしてもUSBハブとしても使えるので非常に便利でした。

わかりやすい接続例のシートが付属していました。電源パススルーに対応しているので、ドッキングステーション的な使い方ができます

相手も自分も聞き取りやすさアップ

スピーカーフォンの音質はどうでしょう。MH3021Pは全指向性のマイクを搭載し、エコーキャンセルとノイズリダクションも備えています。ちなみに、スピーカーはモノラルです。

ノートパソコンの内蔵スピーカーとマイクを使った場合、相手の声のほかに、サーっというノイズや周囲の音が聞こえるのに対して、MH3021Pでは声がクリアに聞こえて、声以外のノイズが小さく聞こえました。ノートパソコン内蔵のスピーカーとは、聞き取りやすさがまったく違います。

何人かの編集部員に、ノートパソコンだけでオンライン会議をした場合と、MH3021Pを使った場合の違いを聞いてみましたが、MH3021Pだと「周囲の音が聞こえなくなった」とのことでした。エアコンの音や冷蔵庫など家の中にはいろいろなノイズがあります。それらをエコーキャンセルとノイズリダクションで低減してくれているのでしょう。

操作性も直感的です。上部にボリュームの上げ/下げ、マイクのミュート、受話と終話のマークがあり、タッチすると操作できます。マイクミュート中は赤いランプが付くので、ミュートし忘れを防ぎ、会議中に家族の声が先方に聞かれてしまうなんてこともありません。

上面のアイコンをタッチして操作します。白いライトはボリュームを表しています。ボリュームを最大にすると、かなり大きな音が鳴ります

マイクをミュートにするとライトが赤色になります。ミュートにしているかしていないか、よく忘れてしまうので視覚的にわかるのはありがたいです

なお、最近は「Zoom」「Teams」「WebEx」など多くのオンライン会議ソフトが使われていますが、MH3021Pの通話の応答と終了/拒否が使えるのは「Zoom」と「Skype for Business」だけです。音量調整やマイクのミュートはほとんどのソフトで使えますが、通話に関する部分は使えないソフトがあるので注意してください。

まとめ

MH3021Pはコンパクトで持ち運びやすいのもいいところです。ソファの上、ダイニングテーブル、家族がいる場合は寝室など、筆者は家の中でもノートパソコンを持っていろいろな場所で仕事をすることがあるので、MH3021Pのコンパクトさは助かっています。今後もオンライン会議の機会は多いので、筆者にとっては手放せないアイテムとなりそうです。

また、収納や持ち運び時に使えるポーチが付いているので、在宅勤務がメインでとどきどきオフィスに行って仕事をするといった人にも使いやすいはず。今回は試していませんが、複数人でオンライン会議に参加する場合にも、MH3021Pは役立ちそうです。欲を言えば、SDメモリーカードスロットがあれば、さらに便利だったかもと感じました。

収納や持ち運び時に便利なポーチが付属します

収納や持ち運び時に便利なポーチが付属します

MH3021Pの直販価格は21,600円(税別)。パススルー対応のUSB Type-Cハブとしては高めですが、これにスピーカーフォンが付いていると考えると、それだけの価値はあるのではないでしょうか。手軽にオンライン会議の音をアップグレードできるアイテムとしてぜひチェックしてみてください。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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