レビュー
アクセサリーを装着すると携帯ゲーム機のような操作感

超ハイスペックゲーミングスマホ。ASUS「ROG Phone 3」レビュー

ASUS JAPANは、2020年9月23日にスマートフォン「ROG Phone 3」を日本で発売することを発表しました。現行のAndroidスマートフォンの中で最高レベルのスペックを誇る本機の実力をレビューします。

ゲーミングスマホ「ROG Phone 3」をレビュー

ゲーミングスマホ「ROG Phone 3」をレビュー

すべてをゲーミングに振り切った超ハイスペックスマホ

スマートフォンでゲームを遊ぶ場合、特に処理の重たい3Dゲームなどをプレイするときは、一般的なスマートフォンだと画質の設定で最高レベルが選択できなかったり、画面がカクついたり、アプリが落ちてしまったりすることがあります。

こういった問題が起こらず、快適なプレイ環境を提供するのがゲーミングスマートフォンです。ほかのスマートフォンよりもスペックやディスプレイの性能が高く、かつ、ボディデザインやプリインストールされているアプリもゲーミングを前提に開発されています。

今回発表されたASUS「ROG Phone 3」は、初代から続く「ROG Phone」シリーズで培った技術がおしみなく注がれたゲーミングスマートフォンであり、その性能の高さは現行のスマートフォンでも最高峰レベルにあります。

「ROG Phone」シリーズ最新モデルの「ROG Phone 3」

「ROG Phone」シリーズ最新モデルの「ROG Phone 3」

基本スペックは、CPUにクアルコムの最新SoC「Snapdragon 865 Plus」を採用し、ストレージ容量が512GB。メモリーは、12GBと16GBの2つから選択可能です。バッテリーも6,000mAhと大容量で、ASUSによればバッテリーのユーティリティ機能を活用することで、ほかのスマートフォンの約1.5倍の稼働が可能とのこと。高いスペックに加え、長時間のゲームに耐えられるバッテリーは、ゲーミングスマートフォンにとって重要なポイントです。

今回のレビューにはメモリー12GBモデルを試用しました。ベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」で測定したところ、スコアは62741を記録。非常に高いスコアではあるものの、上位版のメモリー16GBモデルは、これをさらに上回るスコアを出すのは間違いありません。

ベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」のテスト結果(「Xモード」オン&AeroActive Cooler 3装着)

ベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」のテスト結果(「Xモード」オン&AeroActive Cooler 3装着)

6.59インチの有機ELディスプレイは、リフレッシュレートが144Hzとスマートフォンの中でも群を抜いて高い性能を備えます。PC用のゲーミングディスプレイと比べてもそん色がありません。

これだけ画面がヌルヌルだと、ゲーム以外でもニュースを読んだり、Webブラウジングをする際にも非常に見やすいです。また、タッチサンプリングレート(反応速度)は、他社製ハイエンドスマートフォンを大きく上回る25msとなっており、音ゲーをプレイする人には非常にうれしいポイントです。

リフレッシュレートが144Hzのディスプレイ。ゲームだけでなく、Webブラウジングや写真の閲覧など一般的な用途でも圧倒的な見やすさを誇ります。このヌルヌル感は一度味わうと元には戻れないかも

リフレッシュレートが144Hzのディスプレイ。ゲームだけでなく、Webブラウジングや写真の閲覧など一般的な用途でも圧倒的な見やすさを誇ります。このヌルヌル感は一度味わうと元には戻れないかも

ただし、144Hzをゲームで味わうには、プレイするゲームも144Hzに対応する必要があるので、その点については注意が必要です。

このほかにも、ゲーム専用の特殊モード「Xモード」を搭載し、さらに、プリインストールされているアプリ「Armoury Crate」ではゲームアプリの管理のほか、CPU、GPU、使用メモリー、使用ストレージ、温度などを確認できます。

「Xモード」は、ハードウェア処理の最適化を行い、かつ、 バックグラウンドのメモリーを解放しゲームに割り当て、ゲームデータの処理性能を最適化するモード

「Xモード」は、ハードウェア処理の最適化を行い、かつ、 バックグラウンドのメモリーを解放しゲームに割り当て、ゲームデータの処理性能を最適化するモード

また、スタンドにもなる外付けクーラー「AeroActive Cooler 3」が付属するなど、気持ちのいいくらいゲーミングに振り切ったスマートフォンです。

スタンドにもなる「AeroActive Cooler 3」。利用時は最大4度の冷却が可能とのこと

スタンドにもなる「AeroActive Cooler 3」。利用時は最大4度の冷却が可能とのこと

試しに「Xモード」を最高レベルの3に設定し、「AeroActive Cooler 3」を装着して「PUBG Mobile」をプレイしてみたところ、Androidスマートフォンで選択可能な最高設定(クオリティ:FHD&フレーム設定:ウルトラ)にしても、ラグなどが発生することもなく快適にプレイできました。

重たい処理を行うことで知られる「PUBG Mobile」をプレイしても、ヌルサク動作でゲームを楽しめました。オンライン対戦では、端末の性能が勝敗を左右することもあり、「ROG Phone 3」だと勝率がアップするかも

重たい処理を行うことで知られる「PUBG Mobile」をプレイしても、ヌルサク動作でゲームを楽しめました。オンライン対戦では、端末の性能が勝敗を左右することもあり、「ROG Phone 3」だと勝率がアップするかも

ゲーミングスマホらしいデザイン。アクセサリーもラインアップが豊富

「ROG Phone 3」は、ほかのハイエンドスマートフォンとは異なり、デザインもゲーミングに振り切っています。背面のロゴは光り方を自由に設定できますし、専用のケースもゲーム内を高速で駆け抜けるような疾走感のあるデザインで、かつ、熱対策にも配慮されたデザインになっています。また、ヒートシンクが前モデル「ROG Phone 2」の6倍になったことで、冷却性能が劇的に向上したとのことです。

背面中央のロゴは光り方を自由に調節可能。背面デザインも、これぞゲーミングスマートフォンという感じでかっこいいですね

背面中央のロゴは光り方を自由に調節可能。背面デザインも、これぞゲーミングスマートフォンという感じでかっこいいですね

USB Type-Cポートは底面(写真)と側面の2か所にひとつずつ搭載。イヤホンジャックは搭載していませんが、USB Type-C to 3.5mmイヤホンジャック変換アダプターが付属。充電しながら有線イヤホンを接続することが可能です

USB Type-Cポートは底面(写真)と側面の2か所にひとつずつ搭載。イヤホンジャックは搭載していませんが、USB Type-C to 3.5mmイヤホンジャック変換アダプターが付属。充電しながら有線イヤホンを接続することが可能です

同梱のケースは熱がこもりにくい設計になっています

同梱のケースは熱がこもりにくい設計になっています

オレンジ色の「NEON AERO CASE」(別売り)

オレンジ色の「NEON AERO CASE」(別売り)

「PUBG Mobile」のプレイ時でも、本体は多少の熱を発しましたが、心配になるほど熱くなることはありませんでした。本体設計と「AeroActive Cooler 3」による高い冷却性能は、ほかのスマートフォンの追随を許さないレベルです。

別売りのアクセサリーも豊富で、本体に直接接続することで携帯ゲーム機のような使い方が可能になる「ROG Kunai 3 Gamepad」やデュアル画面でゲームを楽しめる「TwinView Dock 3」も発売されます。

「ROG Kunai 3 Gamepad」は本体に直接接続し、キーマッピングを設定することで、高性能携帯ゲーム機のようなプレイスタイルが可能

「ROG Kunai 3 Gamepad」は本体に直接接続し、キーマッピングを設定することで、高性能携帯ゲーム機のようなプレイスタイルが可能

6400万画素カメラに5G対応などゲーミング以外の機能も充実

「ROG Phone 3」は、ゲーミングスマートフォンと言えども、そのほかの機能に関しても、ハイエンドスマートフォンと比べて同等の性能を誇ります。カメラは、リアカメラが6400万画素の標準カメラ、1300万画素の広角カメラ、500万画素のマクロカメラのトリプルカメラを採用。インカメラは2400万画素です。特に、6400万画素の標準カメラは高高画質で、被写体の細かなディテールもしっかりととらえてくれるため、スマートフォンを買う際にカメラを重要視する人でも満足できるクオリティを実現しています。

6400万画素の標準カメラ、1300万画素の広角カメラ、500万画素のマクロカメラのトリプルカメラ

6400万画素の標準カメラ、1300万画素の広角カメラ、500万画素のマクロカメラのトリプルカメラ

標準カメラは高画質で細かなディテールを鮮明にとらえられます。クロップにも十分耐えられる画質です

標準カメラは高画質で細かなディテールを鮮明にとらえられます。クロップにも十分耐えられる画質です

「ナイトモード」は、手ブレなしで低照度撮影が可能。少しノイズが発生しますが、夜間でもキレイな写真が撮れます

「ナイトモード」は、手ブレなしで低照度撮影が可能。少しノイズが発生しますが、夜間でもキレイな写真が撮れます

広角カメラも風景を撮るときには重宝するでしょう

広角カメラも風景を撮るときには重宝するでしょう

通信機能は、FDD-LTEがB1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B29/B30/B32/B66/B71、TD-LTEがB34/B38/B39/B40/B41/B42/B48、W-DCMAがB1/B2/B3/B4/B5/B6/B8/B19、GSMが850/900/1800/1900MHz。また、5G通信(Sub-6のみ)にも対応しており、対応バンドはn1/n2/n3/n5/n28/n41/n66/n71/n77/78/n79となっています。

Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz)に対応。最新のWi-Fi 6をサポートしているのはうれしいポイントです。

「ROG Phone 3」は、現行のAndroidスマートフォンの中では最高レベルのスペックを誇るスマートフォンです。特に、重たい処理が必要なゲームをプレイする人には、ぜひ体験してほしい端末。ゲーミング寄りのデザインが気にならないのであれば、ハイスペックを求めるユーザーもチェックして損はないでしょう。

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
ページトップへ戻る