レビュー
Wi-Fiモデルなら34,800円(税別)から買える

お財布にやさしくて性能も必要十分! 第8世代「iPad」は買って不満なし

「iPad」の第8世代モデルが登場した。34,800円(税別、アップルストア価格)からというお手ごろ価格もあり、価格.comの「タブレットPC」カテゴリーの人気売れ筋ランキングでは、Wi-Fiモデルの32GBが1位、128GBが2位と早くも人気モデルとなっている(2020年10月10日時点)。そんな第8世代iPadを詳しくチェックしていきたい。

第4世代の「iPad Air」と同時に発表されたため注目度は低いと思いきや、お手ごろ価格で人気の第8世代iPad

第4世代の「iPad Air」と同時に発表されたため注目度は低いと思いきや、お手ごろ価格で人気の第8世代iPad

ほとんどのユーザーが満足する性能と機能で3万円台は安い!

今年で誕生10年となる、タブレットの代名詞的モデルのiPad。登場から10年で、「iPad mini」「iPad Air」「iPad Pro」とさまざまなバリエーションが誕生した。無印のiPadも今回の新モデルで第8世代までモデルチェンジを繰り返してきた。

第8世代のiPadは、「A12 Bionic」を搭載することで、前モデルの第7世代iPadからCPUの性能が最大40%、GPUの性能が最大2倍にアップしている。A12 Bionicには機械学習用のNeural Engineが搭載されており、拡張現実(AR)アプリでのモーショントラッキングの精度や写真編集機能が強化されている。「Siri」のパフォーマンスアップにも重要な役割を果たしている。

実際の動作は快適そのもの。Webブラウザーを見るのも、「Apple TV」や「YouTube」で動画を見るのも問題なし。「Apple Arcade」のゲームも軽快に動作する。日常的な使い方で、第8世代iPadの動作が遅いと感じる人はほとんどいないはずだ。

ベンチマークアプリ「Geekbench 5」の結果

ベンチマークアプリ「Geekbench 5」の結果。「A12Z Bionicチップ」を搭載する「iPad Pro」(Early 2020)と比較すると、シングルコアはほぼ同じだが、マルチコアは半分のスコア

ディスプレイは2160×1620(264ppi)の10.2型。同時に発表された「iPad Air」のようにフルラミネーションディスプレイや反射コーティング、広色域ディスプレイ(P3)ではないが、日常使いには十分な画質だ。高精細なRetinaディスプレイなので、「ブック」アプリでの読書も読みやすい。

本体サイズは第7世代iPadと同じ。重量はWi-Fiモデルが490g、Wi-Fi+Cellularモデルが495gと、第7世代iPadと比べると数gだけ重くなっているが、片手でも楽に持てて、いつでもどこでも使えるサイズ感は変わっていない。

スペック上ではiPad Airよりもディスプレイのスペックは劣るものの、精細感や明るさ、コントラストは十分すぎるクオリティ。反射も気になることは少ない

スペック上ではiPad Airよりもディスプレイのスペックは劣るものの、精細感や明るさ、コントラストは十分すぎるクオリティ。反射も気になることは少ない

バッテリー駆動時間はWi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生、オーディオ再生:最大10時間(カタログスペック)と第7世代iPadから変わっていない。iPadは昔から、使っていないときにバッテリーが減りにくいのがいいところ。2、3日ぶりに使うときにバッテリーがゼロで使えないなんてことが少ないのがうれしいところだ。

ホームボタンに搭載されたTouch IDも、マスクをつけるのが日常になった最近では使いやすい。カメラは「FaceTime」で利用するインカメラが1.2MPの「FaceTime HDカメラ」なので、高画質でテレビ電話ができる。iPhoneでFaceTimeをするよりも画面が大きいため、相手の顔が見やすいのもiPadの魅力。

価格はWi-Fiモデルの32GBが34,800円(税別)、128GBが44,800円(税別)と第7世代モデルの発売時と同じだ。CPU性能アップで価格据え置きなので、お得度はアップしている。ただし、3万円台の32GBモデルは、使い方にもよるが、ストレージの容量不足にすぐに陥ってしまう。ストレージ容量を気にせずに使いたいという人は128GBモデルを選んだほうがいいだろう。

「iPadOS」の進化にも注目

「Apple Pencil」を使った「iPad OS」の新機能にも注目したい。「メモ」アプリで使える図形認識は、手書きの図形や線を自動で補正してくれるというもの。使い方は、描いた後に画面からペンを離さず少し待つだけ。○や□、△、☆などをキレイに表現できる。学生なら数学の表や図形を上手に作成できそうだ。仕事や生活のメモもきれいにできるのは大歓迎。

○を手書きして、画面からApple Pencilを離さずに少し待つときれいな○に補正してくれる

○を手書きして、画面からApple Pencilを離さずに少し待つときれいな○に補正してくれる

□も同様だ

□も同様だ

英語と中国語のみの対応だが、手書きの文字をテキストに変換する「スクリブル」という機能にも注目だ。現時点では使えないと思いきや、検索ボックスへの英語での入力、連絡先の追加(電話番号、メールアドレスなど)など任意のテキストボックスへの英語および数字の入力には対応していた。精度も高く、汚い文字もしっかりとテキストや数字に変換してくれる。日本語に対応するかは不明だが、手書き派の筆者にとっては日本語対応に期待したいところだ。

スクリブルの使い方の説明画面

スクリブルの使い方の説明画面

「Safari」のアドレスおよび検索バーに手書きでAppleを書くと……

「Safari」のアドレスおよび検索バーに手書きでAppleを書くと……

Appleとテキスト化される

Appleとテキスト化される

まとめ

今回取り上げた第8世代のiPadのほかにも、10月発売予定のiPad Air、今年4月に登場したiPad Pro、昨年発売されたiPad miniと、年末商戦に向けてiPadには強力なラインアップが揃う。

iPad miniは小型で携帯性にすぐれたモデル。iPad ProはProという名前の通り、クリエイティブな作業に適したハイスペックなモデルだ。悩むのはiPad AirとiPadだが、iPad Airの価格は62,800円(税別、アップルストア価格)からと、iPadよりも28,000円も高い。

第6世代iPadなど古いiPadを使っているユーザーであれば、今のiPadに不満がなければ第8世代iPadを選ぶといいだろう。もう少し性能が高いほうがいい、もう少し画質にこだわりたいというのなら、iPad Airを検討するといいかもしれない。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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