レビュー
11.6型の小型・軽量Chromebook。約15時間の長時間駆動も魅力

Androidタブレット代わりにはありかも! 日本エイサーの「Chromebook Spin 311」を試す

GIGAスクール構想の前倒しなどの影響もあり、教育分野で存在感を徐々に高めているChromebook。コンシューマー向けも今年に入って、日本エイサー、ASUS JAPAN、レノボ・ジャパン、日本HPといったメーカーから新モデルがいくつか登場している。

Core i7を搭載したハイスペックなモデルから、3万円台で購入できる格安モデルまでさまざまなモデルが発売されているChromebookだが、今回は初めてのChromebookにぴったりな日本エイサーの「Chromebook Spin 311 CP311-3H-A14N」を試してみた。

日本エイサーのChromebook Spin 311 CP311-3H-A14Nをレビュー。「Chromebook Spin 311」としていくつかのモデルがラインアップされているが、今回は価格.com最安価格が約4万円のCP311-3H-A14Nをチョイス

日本エイサーのChromebook Spin 311 CP311-3H-A14Nをレビュー。「Chromebook Spin 311」としていくつかのモデルがラインアップされているが、今回は価格.com最安価格が約4万円のCP311-3H-A14Nをチョイス

約1.05kgの小型軽量Chromebook

Chromebook Spin 311 CP311-3H-A14Nは、11.6型のディスプレイを搭載するコンパクトなChromebook。重量は約1.05kgと軽量で、携帯性も高い。ディスプレイ部分がくるっと回転し、タブレットスタイルでも利用できるほか、回転を途中で止めてテントスタイルでも使える。タブレット端末として使うには少しだけ重いが、膝の上などで使う分には問題ない。

Chromebook Spin 311 CP311-3H-A14Nは黒とシルバーのシンプルなカラーリング。11.6型のディスプレイを搭載したコンパクトで軽量なボディが魅力だ

Chromebook Spin 311 CP311-3H-A14Nは黒とシルバーのシンプルなカラーリング。11.6型のディスプレイを搭載したコンパクトで軽量なボディが魅力だ

ディスプレイ部分を回転してタブレットスタイルで利用可能。ディスプレイには傷に強く抗菌仕様のコーニング社の「ゴリラガラス」を採用している

ディスプレイ部分を回転してタブレットスタイルで利用可能。ディスプレイには傷に強く抗菌仕様のコーニング社の「ゴリラガラス」を採用している

18.8mmと厚みがあるが、タブレットとして手に持って使えるサイズ感となっている。ただし、片手で長時間持つには重い

18.8mmと厚みがあるが、タブレットとして手に持って使えるサイズ感となっている。ただし、片手で長時間持つには重い

最近は高性能なChromebookがいくつか登場しているが、本モデルは価格.com最安価格39,800円という手ごろな価格のモデルだ。安いからといって、外装や作りはしっかりしている。天板などはおそらく樹脂素材だが質感がよい。バッテリー駆動時間もカタログスペックで約15時間と長時間利用できる。

メタル調の天板。手前に向かってスリムになる形状は日本エイサーのノートパソコンによくあるフォルムだ

メタル調の天板。手前に向かってスリムになる形状は日本エイサーのノートパソコンによくあるフォルムだ

ヒンジは硬すぎず柔らかすぎない絶妙な強さで、好きな場所で固定できる

ヒンジは硬すぎず柔らかすぎない絶妙な強さで、好きな場所で固定できる

キーボードはキーピッチが実測で19mm。しっかりとした打鍵感があり快適にタイピングできた。かな/英数の切り換えボタンが左上にあり、Windowsパソコンに近い感覚で操作可能。スペースバーの左右に英数キーとかなキーがあり、Macを使っている人でも使いやすそうだ。Fnキーにリロードやページ戻る・進むがあるなど、Chromebookならではの部分もある。

キーには見慣れない印字がある。上部のFnキーは、Androidスマホの操作に使うものが割り当てられている

キーには見慣れない印字がある。上部のFnキーは、Androidスマホの操作に使うものが割り当てられている

コスト抑えるためスペックは控えめ

スペック部分は価格相応な部分が見られる。ディスプレイは1366×768のWXGAで、最近のノートパソコンやタブレットと比べて解像度が低い。高解像度なスマートフォンなどを見慣れていると、粗さが気になるかもしれない。

ディスプレイは1366×768と解像度は低め。ベゼルも太い

ディスプレイは1366×768と解像度は低め。ベゼルも太い

CPUはMediaTekのM8183C(2.0GHz)、メモリーは4GB、ストレージは32GB eMMC。スペックは最低限というレベルだが、動作自体は軽快そのもの。Chromeを使ってのWebブラウジングはタブを複数開いても動作が遅くなることはなかった。Playストアから入手したゲーム「Angry Birds 2」も問題なく動作した。ヘビーなゲームは試していないが、ライトなゲームであれば楽しめそうだ。

アプリ一覧はAndroidスマートフォンに近いユーザーインターフェイス

アプリ一覧はAndroidスマートフォンに近いユーザーインターフェイス

コントロールセンターは、Androidスマートフォンに似ており、Androidスマートフォンを利用しているユーザーであれば慣れるのに時間がかからないかもしれない

コントロールセンターは、Androidスマートフォンに似ており、Androidスマートフォンを利用しているユーザーであれば慣れるのに時間がかからないかもしれない

外部インターフェイスはUSB Type-c 3.1(USB PD対応、USB2.0、ヘッドホン/マイク端子を備える。充電は付属の45W USB Type-C ACアダプターで行う。

USB Type-Cポート(USB PD対応)を使って充電する。映像出力にも対応する

USB Type-Cポート(USB PD対応)を使って充電する。映像出力にも対応する

ファイルの扱いにややクセがあるChromebook

Chromebookは、WebブラウザーのChromeでほとんどの作業を行う。Webページの閲覧、Gmailなどを使ったメールのやり取り、オンラインショッピングなどひと通りのことができる。Chromeの使い勝手はWindowsパソコンとほとんど変わらない印象だ。

Chromeの使い勝手はパソコン版とほとんど変わらない

Chromeの使い勝手はパソコン版とほとんど変わらない

ネット動画もYouTube、Amazonプライム・ビデオを試してみたが、問題なく楽しめた。ブラウザー版でもいいし、アプリ版でもOKだ。Chromecastを持っている人なら、映像をテレビの大画面で見るということもできる。

マイクロソフトのOfficeもWordのファイルを開いてみたが、Chrome上でOffice Onlineにて作業ができた。フル機能ではないので、いちから文書を作成するよりも、できあがったものを編集したり、修正したりといった使い方がメインになるかもしれない。

一番とまどうのがファイルの扱いだろう。内蔵ストレージが32GBしかないため、基本的にはGoogleドライブなどのクラウドストレージを使うことになるが、ローカルにもファイルは置ける。ただし、ローカルに保存できるのは「ダウンロード」フォルダに限定されており、ほかのフォルダに保存することはできない。ファイルを整理するには、Googleドライブに新しいフォルダを作って、そこにダウンロードまたはコピーするという手間がかかる。このあたりはWindowsパソコンと違うのではじめはとまどう人が多いはずだ。

ファイルは「ファイル」アプリで管理する。圧縮ファイルの解凍もファイルアプリ上でできる

ファイルは「ファイル」アプリで管理する。圧縮ファイルの解凍もファイルアプリ上でできる

まとめ

以上、日本エイサーのChromebook Spin 311 CP311-3H-A14Nを試してみたが、パソコンの代わりに選ぶのには正直ハードルは高いが、Androidタブレットの代わりに選ぶのはありだと感じた。Chromeを使った作業はパソコンとほとんど変わらずに行えるが、仕事でOffice文書をよく扱うのであれば、Windowsパソコンのほうが向いているだろう。もちろん、Office文書ではなく、GoogleドキュメントなどGoogleのアプリを使っているのであれば、仕事用に問題なく使えるはずだ。

Androidタブレットのように閲覧をメインに使うのであれば、仕事用にも趣味にも使えるのではないだろうか。ゲームもライトなものなら楽しめそうだし、Playストアには豊富にアプリも揃っている(Chromebookでは使えないアプリもあるので注意)。もちろん、キーボードがあるのでテキストを入力する機会の多い人にもピッタリだ。最近はAndroidタブレットの新モデルの発表が少なく、買い替えたい端末がないという人もいるだろう。そんなときに本モデルを買い替え候補に入れてみてはどうだろうか。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
パソコン本体のその他のカテゴリー
ページトップへ戻る