レビュー
スマートウォッチのエントリーモデル

格安でも十分すぎる機能。「Miスマートバンド5」が優秀でした

シャオミが2020年1月8日に発売した 「Miスマートバンド5」。心拍数モニタリングや運動のトラッキング、睡眠モニタリング、2週間持続するバッテリーなど高い機能性を備えながら、4,490円(税込)という非常に安価な価格に抑えられた、スマートウォッチのエントリーモデルに位置づけられる製品です。この「Miスマートバンド5」を実際に3週間ほど試したレビューをお届けします。

「Miスマートバンド5」をレビュー

「Miスマートバンド5」をレビュー

腕に着けても違和感なしの軽量ボディ

「Miスマートバンド5」は、一般的なスマートウォッチと同等の機能を備えていますが、円形や四角の時計型ではなく、縦長のディスプレイを備えており、小型、軽量なのが特徴です。

1.1インチ(126×294)の有機ELディスプレイは、最大輝度450nitと日中でも視認性が良好。何より、バンドを含めた重量が23gと軽量のため、着けていてもその存在を忘れてしまうほど違和感のない装着感です。

腕に着けても違和感のないサイズの「Miスマートバンド5」。着けているのを忘れるくらいと言っても大げさではありません。ディスプレイは1.1インチとほかのスマートウォッチに比べると小さめ。スマートフォンの通知のテキストなどは少し見にくくなります

腕に着けても違和感のないサイズの「Miスマートバンド5」。着けているのを忘れるくらいと言っても大げさではありません。ディスプレイは1.1インチとほかのスマートウォッチに比べると小さめ。スマートフォンの通知のテキストなどは少し見にくくなります

バンドはTPU製。遊びがなくシンプルなデザインですが、価格を考えればこれで十分でしょう

バンドはTPU製。遊びがなくシンプルなデザインですが、価格を考えればこれで十分でしょう

本体はベルトから取り外せるようになっており、汚れなどの掃除をすることができます

本体はベルトから取り外せるようになっており、汚れなどの掃除をすることができます

筆者は日中だけでなく睡眠中にも着けていましたが、汗などが気になって外したくなったということはありませんでした。スマートウォッチは興味があるけれど、腕時計をするのが苦手という人でも、「Miスマートバンド5」なら問題なく着けられるのではないでしょうか。

ウォッチフェイスは初期設定で歩数、時刻、心拍数を表示してくれますが、これは専用アプリ「Mi Fit」(Android/iOS)で変更できます。また、自分で撮影した写真や作成したイラストなどを使って自由にカスタマイズすることも可能です。

ウォッチフェイスは「Mi Fit」から変更可能。時刻や歩数といったデータを表示するスタンダードなデザインから、アニメっぽいかわいいデザインまで幅広いウォッチフェイスが取りそろえられています

ウォッチフェイスは「Mi Fit」から変更可能。時刻や歩数といったデータを表示するスタンダードなデザインから、アニメっぽいかわいいデザインまで幅広いウォッチフェイスが取りそろえられています

背面には心拍数センサーに加え、充電用の端子を備えます。ひとつ前のモデル「Miスマートバンド4」も背面に充電用の端子を備えていましたが、本体をバンドから取り外して充電クレードルにセットするという非常に面倒な充電方法でした。しかし、「Miスマートバンド5」では、専用の充電器を本体に取り付けるだけなので、かなり楽になったと思います。

背面には心拍数センサーと充電用の端子を搭載

背面には心拍数センサーと充電用の端子を搭載

充電は専用の充電器を端子にパチッと吸着させるように接続して行います。前モデル「Miスマートバンド4」と比べると手間が大きく減りました

充電は専用の充電器を端子にパチッと吸着させるように接続して行います。前モデル「Miスマートバンド4」と比べると手間が大きく減りました

運動エンジョイ勢やライフログを記録したい人が満足できる機能性

続いては「Miスマートバンド5」の機能について解説します。本機は、アプリのプッシュ通知や音楽コントロールなどスマートウォッチとしての基本機能は網羅しています。これらに加えて、心拍数計測やプロスポーツモード(運動トラッキング)、睡眠モニタリングに対応。プロスポーツモードは以下の11種類の専用メニューが用意されており、データの記録や管理を専用アプリ「Mi Fit」で行えます。5気圧防水ボディのため、スイミングで使えるのもポイントが高いです。

プロスポーツモード
・屋外ランニング
・トレッドミル
・屋外サイクリング
・屋内サイクリング
・ウォーキング
・エリプティカル
・ローイングマシン
・ヨガ
・縄跳び
・スイミング
・フリースタイル

フリースタイル以外のメニューは、心拍数や消費カロリーなどのほかに、屋外ランニングなら走行距離やケイデンス、ストライドなどそれぞれのメニューに適した細かなデータが記録可能。フリースタイルは、筋トレなどいろいろな運動に利用できますが、心拍数や運動ゾーン(有酸素、無酸素運動の時間)などの基本的なデータ取得にとどまります。

屋外ランニングのデータ。ジョギング程度の負荷でしたが、最大心拍数が175を記録しており、精度については少し疑問が残りました

屋外ランニングのデータ。ジョギング程度の負荷でしたが、最大心拍数が175を記録しており、精度については少し疑問が残りました

筋トレをフリースタイルで計測したデータ

筋トレをフリースタイルで計測したデータ

屋外で行うメニューの場合は、走行ルートなども記録可能ですが、本体にGPSが備わっていないため、連携するスマートフォンを携帯する必要があります。これは、運動時に何も持ちたくない人にはデメリットになります

プロスポーツモードは、日常的に運動を行う人に人気のメニューがひと通りそろっています。ただし、精度については、専用のスマートウォッチや上位モデルと比べると少し低い印象ですし、記録できるデータの種類も少なめです。マラソンの大会に出るなど運動に真剣に取り組んでいる人は満足できない可能性もあります。

もちろん、運動時以外でも徒歩や自転車で駅に行く際などの移動距離や歩数、消費カロリーは記録してくれるため、日常的なライフログを残すのには十分です。

1日の運動量も記録可能。在宅勤務が多い人はこれが極端に少ないはずなので、運動への意識を高めるきっかけになるかも

1日の運動量も記録可能。在宅勤務が多い人はこれが極端に少ないはずなので、運動への意識を高めるきっかけになるかも

心拍数は常時測定ですが、検出頻度を調節することでバッテリーの節約が可能です。また、心拍数が異常に高くなると振動して教えてくれる心拍数アラートという機能も搭載しています。

新機能では、「PAI」「ストレスモニタリング」「呼吸エクササイズ」「生理周期トラッキング」が追加されました。「PAI」は、性別、年齢、心拍数などのデータからその日の活力指数をスコアで教えてくれるというもの。スコアが低い場合は、改善方法などを提案してくれます。

活力指数をスコアで教えてくれる「PAI」。基本的には運動を行うことでスコアが上昇します。スコアを高く保つことで健康を維持できるというもので、自分のおおよその健康状態を把握するのに役立ちます

活力指数をスコアで教えてくれる「PAI」。基本的には運動を行うことでスコアが上昇します。スコアを高く保つことで健康を維持できるというもので、自分のおおよその健康状態を把握するのに役立ちます

「ストレスモニタリング」はストレスの程度を「Miスマートバンド5」で計測できる機能。「呼吸エクササイズ」は、体と心をリラックスさせるべく、約1〜5分のエクササイズを行えるもの。正直なところ、どれも大きな必要性や使う機会が見いだせず、「あったらうれしい」というおまけ程度と考えておくほうがいいかもしれません。ただし、「生理周期トラッキング」は女性の健康管理に重宝しそうな機能です。

「Miスマートバンド5」で計測したストレス指数は「Mi Fit」で確認可能。どれくらいストレスがかかっているのかがわかります

「Miスマートバンド5」で計測したストレス指数は「Mi Fit」で確認可能。どれくらいストレスがかかっているのかがわかります

バッテリーは公称で2週間持続するとのことなので、実際にテストしてみました。週2回の運動(1時間程度)を行い、心拍数検出頻度を30分に設定し、基本的に入浴時以外は付けっぱなしの生活を送っていました。その結果、バッテリーは17日間持続。バッテリー持ちは非常に優秀です。2週間に一度の充電で済むのは使い勝手がいいと感じました。

まとめ

「Miスマートバンド5」は、4,490円(税込)という格安なのに、かなりちゃんと使えるスマートウォッチです。運動トラッキングなどの機能も豊富で、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。トラッキングデータの精度などは若干気になりますが、これも価格を考慮すれば許容範囲内。スマートウォッチを使ってみたいという人にはピッタリのエントリーモデルでしょう。

在宅勤務が続くと運動不足になりがちですが、なかなか行動に移すのは難しいもの。しかし、実際にデータで運動不足の現実を突きつけられると、意識が変わるかもしれません。気になる人はぜひチェックしてください。

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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