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毎月20GBのプランが1,980円

mineoの新料金プラン「マイピタ」は旧料金プランから乗り換えるべき?

オプテージの格安SIMサービス「mineo」にて新しい料金プラン「マイピタ」の提供が2021年2月1日に始まりました。最近では大手キャリアの新料金ブランド「ahamo」「povo」「LINEMO」が注目されていますが、「マイピタ」では大手キャリア新料金ブランドと同じ毎月20GBのプランが1,980円(税別)と安く設定されており、旧料金プランからは大幅に値下げされています。

また、オプテージのようなMVNO(仮想移動体通信事業者)は大手キャリアのネットワークに相乗りすることでサービスを提供しています。mineoでは大手キャリア3社すべてのネットワークに対応していて、自宅や職場でつながりやすいネットワークやスマホの仕様に合わせて好きなものを選べるものの、旧料金プランではデータ利用量が同じでも選んだネットワークによって月額料金が異なっていました。

いっぽう、「マイピタ」ではどのネットワークを選んでも月額料金が変わることはなくなりました。旧料金プランにあった同容量で最大400円ほどの差額(音声通話SIMの場合)がなくなっただけでなく、わかりやすくもなっています。

そこで今回は「マイピタ」のサービス内容をチェックしつつ、2021年1月31日で新規受付を終了した旧料金プランとコストを比べてみたいと思います!

※記事中の価格は特に表記がない限り税別です。

新料金プラン「マイピタ」のサービス内容は?

まずは「マイピタ」のサービス内容を見てみましょう。データ利用量、月額料金、通話料などの情報を以下にまとめました。なお、「デュアルタイプ」は音声通話SIM、「シングルタイプ」はデータ通信SIMのmineoにおける名称となります。

mineo新料金プラン「マイピタ」のサービス内容

mineo新料金プラン「マイピタ」のサービス内容

「マイピタ」ではデータ利用量を毎月1GB、5GB、10GB、20GBの4種類から選ぶことができます。月額料金はデータ利用量が少ないものから順に、デュアルタイプが1,180円、1,380円、1,780円、1,980円、シングルタイプが800円、1,150円、1,550円、1,750円です。旧料金プランではシングルタイプとデュアルタイプの月額料金に600円〜1,000円の差がありましたが、「マイピタ」では230円もしくは380円まで縮まっています。

冒頭でも触れたように、「マイピタ」では大手キャリア各社のネットワークに対応する「Aプラン(auに対応)」「Dプラン(ドコモに対応)」「Sプラン(ソフトバンクに対応)」のどれを選んでも月額料金は変わりません。

ただし、シングルタイプのSMS機能にはネットワークごとに違いがあり、auプランは標準でSMS機能に対応しますが、ドコモプランとソフトバンクプランはそれぞれ月額120円または180円の有料オプション扱いとなっています。

デュアルタイプの通話料は各プラン共通で、30秒あたり20円の従量制です。また、専用アプリ「mineoでんわ」から発信すると、半額以下の30秒あたり10円(税込)に割り引かれます。

次に「マイピタ」で利用できるオプションをチェックしてみましょう。対応する主なオプションの概要を以下にまとめました。

「マイピタ」で利用できる主なオプション

「マイピタ」で利用できる主なオプション

mineoではドコモ、au、ソフトバンク各社の5Gネットワークに対応しており、「マイピタ」でも月額200円の有料オプション「5G通信オプション」を追加することで利用できます(5G通信を利用するにはアップルの「iPhone 12」シリーズなどの5G対応端末が必要)。ただし、Aプランで「5G通信オプション」を利用するには「au VoLTE対応SIM」が必要であるほかに、Dプランでは3G(FOMA)通信が利用できなくなったり、シングルタイプのSMS機能と併用できなかったりといった制限があります。

また、「マイピタ」では通信速度を上り・下りともに最大200kbps低速に切り替えることでデータ利用量の消費を止める「mineoスイッチ」の利用時に、通信速度が最大500kbpsまで引き上げられる「パケット放題」(月額350円)や、余ったデータ利用量をユーザー同士で分け合う「フリータンク」にも引き続き対応しています。

デュアルタイプで利用できる音声通話オプションも豊富で、前述の「mineoでんわ」向けに各通話最初の10分間が無料になる「mineoでんわ10分かけ放題」(月額850円)が提供されています。「mineoでんわ」とは連携していないものの、毎月合計30分もしくは60分までの通話料金が無料になる「通話定額30」(月額840円)および「通話定額60」(月額1,680円)を選ぶことも可能です。留守番電話の内容をテキスト化してメールやLINEなどで受け取れるソースネクストの「スマート留守電」(月額290円)なども用意されています。

なお、通信が混雑する平日の朝昼夕(7時30分〜8時30分、12時〜13時、18時〜19時)の通信速度を低速に制限する代わりに月額料金を割り引く「エココース」や、専用帯域が割り当てられる「プレミアムコース」に「マイピタ」は対応しておらず、どちらも新規受付は終了しています。

新料金プラン「マイピタ」と旧料金プランの月額料金はどれくらい違う?

続いて新旧料金プランのコストを比較してみましょう。「マイピタ」および旧料金プランのデータ利用量と月額料金を以下にまとめました。旧料金プランを契約中のユーザーは「マイピタ」に乗り換えるべきでしょうか?

なお、「マイピタ」以前に提供されていた旧料金プランは2021年1月31日付で新規受付が終了しました。以前提供されていた毎月1GBまでのプランを継続利用しているユーザーや、旧料金プランで毎月10GB、20GBまでのプランを利用していたユーザー(エココースを含む)は自動的に「マイピタ」の同容量プランへ移行しますが、ほかのデータ利用量のプランを契約していたユーザーが「マイピタ」へ切り替えるにはコース変更手続きが必要です。

mineo新料金プラン「マイピタ」と旧料金プランのデータ利用量と月額料金

mineo新料金プラン「マイピタ」と旧料金プランのデータ利用量と月額料金

「マイピタ」と旧料金プランにおけるデータ利用量の区切りは異なっていて、毎月10GB、20GBのみ共通していますが、そのほかのデータ利用量については新旧で同じ容量が存在しません。そのため、毎月10GBあるいは20GB以外の旧料金プランから「マイピタ」に切り替える場合、データ利用量が変わることになります。

新旧料金プランの月額料金を比べてみると、「マイピタ」への切り替えにともなってデータ利用量を増やす場合でも、おおむねコストは安くなります。

たとえば旧料金プランで月額料金が最も安いAプランと「マイピタ」を比べた場合、デュアルタイプの3GB(月額1,510円)から「マイピタ」の5GB(月額1,380円)に切り替えると月額料金は130円安くなりますし、旧料金プランの6GB(月額2,190円)から「マイピタ」の10GB(月額1,780円)に切り替える場合も410円安くなります。音声通話機能付きのデュアルタイプについては積極的に切り替えを検討するのが良さそうです。

いっぽう、データ通信用のシングルタイプの旧料金プランにおける毎月500MB(月額700円もしくは790円)から「マイピタ」の毎月1GB(月額800円)へ切り替える場合や、旧料金プランの毎月3GB(月額900円もしくは990円)から「マイピタ」の毎月5GB(月額1,150円)に切り替える場合のように、旧料金プランから「マイピタ」への切り替えで月額料金が増えるパターンもありますが、差額は最大でも250円、最小で10円に抑えられています。

また、大手キャリアの新料金ブランドはデータ利用量が毎月20GBまでで月額料金は2,480円(KDDI「povo」およびソフトバンク「LINEMO」)または2,700円(ドコモ「ahamo」)ですが、「マイピタ」では同じデータ利用量で1,980円となっています。

mineoの旧料金プランにおける同容量の月額料金は4,590円から5,030円(デュアルタイプの場合)と、大手キャリアの新料金ブランドと比べて1.5〜2倍近く割高でしたが、「マイピタ」の提供開始により新料金ブランドと比較検討し得る水準まで安くなりました。新料金ブランドの登場にあわせて大手キャリアに移ることを考えている人も少なくないと思われますが、格安SIM最大のメリットである「安さ」を求めるのであれば「マイピタ」も選択肢に含めてみてはいかがでしょうか。

ただし、「マイピタ」では毎月20GBを超えるデータ利用量が用意されていなかったり、前述のように「プレミアムコース」や「エココース」が廃止されたりといった、値下げ以外にも旧料金プランから変化した点があります。これらのサービス、特に専用帯域の割り当てによって通信環境の改善が期待される「プレミアムコース」を引き続き利用したい場合、「マイピタ」に乗り換えずに旧料金プランを継続する必要があります。

オプテージによるとmineoユーザーの大半(約99%)が10GB以下の契約であり、また総務省「携帯電話ポータルサイト」でも実際に20GB以上を利用しているユーザーは全体の10%程度とされています。影響を受けるユーザーは限られると思われますが、もしも「マイピタ」で月に20GB通信したい場合は、データ利用量を節約できるmineoスイッチの活用や低速通信の速度を引き上げる「パケット放題」の併用なども検討してみましょう。

松村武宏

松村武宏

信州佐久からモバイル情報を発信するフリーライターであり2児の父。気になった格安SIMは自分で契約せずにはいられません。上京した日のお昼ごはんは8割くらいカレーです。

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