アップルの「Apple Arcade」に新作ゲームが追加されました。約1年半前のスタート時のタイトル数は「100以上」でしたが、2021年4月2日に30本以上の新ゲームが追加され、配信本数は180本を超えるまでに成長してきています。
追加されたのはオリジナルの新作ゲームに加え、数独やオセロなどの「クラシックコレクション」、アワード受賞作やエディターズチョイスを配信する「App Storeグレイツ」という2つの新カテゴリー。今回は新ゲームの中から、日本発の4本を紹介します。
「FΛNTΛSIΛN」は、「ファイナルファンタジー」シリーズを生み出した坂口博信氏が手がけた完全新作のRPG。坂口氏にとって、原点回帰的なオーソドックスなRPGでありながら、バトルに新しいシステムが取り入れられており、新鮮さも感じられるタイトルです。150近くジオラマを造って、それを3Dスキャンしてフィールドを構築。写真の上を冒険するような不思議な感覚を味わえます。
バトルシステムには、戦闘を後からまとめて行えるディメンションシステムを採用。これでジオラマの世界を存分に堪能しつつ、バトルも存分に楽しめるというわけです。坂口氏とともにファイナルファンタジーシリーズの音楽を手がけてきた植松伸夫氏が担当した音楽にも注目です!
写真の上を冒険しているようなフィールド
実は職人さんが作成したジオラマを3Dスキャンのように取り込んでフィールドを構築しているという
この船も……
実際に船の模型を作って3Dスキャンで取り込んでいます
大人気ゴルフゲーム「みんなのGOLF」を20年近く制作してきたクラップハンズが、“世界一のゴルフゲーム”を目指して作ったゴルフゲーム。指1本でリアルゴルフのショットを再現した「アナログフリックショット」で、微妙な弾道の変化を楽しめるのがこだわり。また、ゴルフゲームでは珍しいチーム戦で、にぎやかなゴルフが楽しめるのもポイント。チーム戦なので、デッキ変更の楽しさも味わえます。
外出先ではiPhoneで選手を育成しつつ、マルチプレイで友達や家族と対戦。家に帰ったらApple TVを使って大画面でゆっくりツアーをまわるなど、遊び方も豊富です。
ゴルフゲームでは珍しいチーム戦システム。組み合わせによって戦略が広がります
ゴルフに出かけにくいゴルファーはぜひお試しあれ
今年の2月で誕生20年を迎える和太鼓リズムゲーム「太鼓の達人」。今年は20周年を記念して、記念楽曲の発表、アニメの配信などの企画が目白押し。アジア地域以外での人気拡大を目指し、Apple Arcadeに参入しました。Apple Arcade版は13言語。170か国・地域で配信されます。
ネットワーク対戦できるのが特徴で、知らないユーザーと対戦できるクイックマッチと、パスワードを使って友達や家族と対戦できる2つのモードが用意されています。また、スコアに応じてもらえるポイントで入手できる着せ替え要素もあり、対戦時に個性を発揮することもできます。ローンチ時の楽曲数は30曲。どんどん増えていったり、入れ替えていってくれるとうれしいです!
言語に関係なく遊べるおなじみのUI
どんちゃんを着せ替えて個性を発揮できます
数多くのアクションゲームを手がけるプラチナゲームズのアクションゲーム。浮世絵や墨絵から着想を得たという純和風な世界観と、剣を使った爽快なバトルが見どころ。殺陣や剣劇の所作は、簡単なタップ操作で行えます。100種類以上の妖怪が敵として登場するほか、妖怪を口寄せして共闘も可能。
奥義、武器や隠しアイテムの収集、妖怪図鑑などやりこみ要素も満載です。
墨絵が動く、新感覚のアクションゲーム
Apple Arcadeは月額600円で利用できるゲームのサブスクリプションサービス。「Apple Music」「Apple TV+」「iCloud」をセットで利用できる「Apple One」(個人は月額1,100円、最大5人で通過得るファミリーが月額1,850円)の加入者も利用できます。アップルのサブスクリプションサービスなので、「iPhone」「iPad」「iPod touch」「Mac」「Apple TV」というさまざまなデバイスで利用でき、外出先でも家でもどこでも楽しめます。また、無料のゲームのような広告の表示がないのもうれしいポイント。追加の課金もないので、子どもにも安心して使わせることができます。
おうち時間の増加で、ゲームをする時間が増えているという人は、Apple Arcadeをチェックしてみてはいかがでしょうか。
パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。