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根強い人気の「iPhone」現行モデル

楽天・ahamo・ワイモバイル・UQ mobileでiPhoneを購入する場合の価格とコストを比較

「iPhone」の取り扱いを開始した楽天モバイル

「iPhone」の取り扱いを開始した楽天モバイル

楽天モバイルは2021年4月30日から「iPhone」シリーズの販売を開始しました。これまで楽天モバイルをiPhoneで利用するのは動作保証対象外でしたが、4月27日からはキャリア設定の最新バージョンも配信が始まっており、「iOS 14.4」以降を搭載した「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」以降のiPhoneが正式に対応しています。

国内で根強い人気のiPhoneシリーズは、大手キャリア3社をはじめ、大手キャリアのサブブランドや一部のMVNO(仮想移動体通信事業者)から購入することも可能です。また、2021年春からサービスを開始した大手キャリアの新料金ブランドのうち、唯一端末を直接販売するNTTドコモのahamoでは、2019年に登場した「iPhone 11」を取り扱っています。

そこで今回は、楽天モバイル、ahamo、サブブランドのワイモバイルおよびUQ mobileに対象を絞り、各ブランドで取り扱うiPhoneのモデルとランニングコストを比較してみたいと思います。

※記事中の価格は特に表記がない限り税込です。

販売されているiPhoneのモデルは?

まずは購入できるiPhoneのモデルを確かめてみましょう。楽天モバイル、ahamo、ワイモバイル、UQ mobileからオンラインで購入できるiPhoneのモデルと本体価格を以下にまとめました。iPhone現行モデルのサイズやスペックなどについては、こちらの記事「iPhoneの選び方【2021年版】 iPhone 12シリーズ4機種、iPhone SE(第2世代)を実機でチェック」に詳しくまとめられているので、ぜひこちらでご確認下さい。

なお、取り扱いモデルや価格は2021年4月27日時点のものとなります。また、UQ mobileではau認定の中古品も取り扱っていますが、今回は新品で購入できるモデルのみを対象としています。

楽天モバイルとahamoで販売されているiPhoneのモデルと価格

楽天モバイルとahamoで販売されているiPhoneのモデルと価格

ワイモバイルとUQ mobileで販売されているiPhoneのモデルと価格

ワイモバイルとUQ mobileで販売されているiPhoneのモデルと価格

最新モデルを一斉に取り扱う大手キャリアのメインブランドとは異なり、各ブランドのラインアップはそれぞれ異なります。

楽天モバイルは2020年に登場した最新の「iPhone 12」「iPhone 12 mini」「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」および「iPhone SE(第2世代)」を取り扱うのに対し、前述のように新料金ブランドのahamoは1世代前のiPhoneのうち「iPhone 11」のみを販売。サブブランドのワイモバイルは最新世代の「iPhone 12」「iPhone 12 mini」および2020年登場の「iPhone SE(第2世代)」を取り扱っていますが、UQ mobileは「iPhone 12」シリーズではなく1世代前の「iPhone 11」と「iPhone SE(第2世代)」を販売しています。

代表的なモデルの本体価格を見てみましょう。「iPhone 12(64GBモデル)」は楽天モバイルが101,176円、ワイモバイルが92,880円〜110,880円。「iPhone 11(64GBモデル)」はahamoが49,390円〜62,590円、UQ mobileが49,680円〜62,640円です。同一世代の本体価格はブランドごとに極端な差はありませんが、世代間にはおおむね4万〜6万円の価格差があります。

また、「iPhone SE(第2世代・64GBモデル)」の本体価格は楽天モバイルが55,170円、ワイモバイルが39,600円〜57,600円、UQ mobileが35,640円〜43,560円。「iPhone SE(第2世代)」は元々廉価なモデルということもあり、割引が適用されない楽天モバイルがやや割高な印象です。

ahamo、ワイモバイル、UQ mobileで本体価格に幅があるのは、iPhone購入時の契約状況によって価格が異なるためです。たとえばahamoの場合、新規契約時(他社からの乗り換えを含む)に購入するのか、それともドコモの既存料金プランからahamoへの変更時に購入するのかで13,200円の差が生じます。

ワイモバイルの場合、オンラインショップから購入する際の割引額が異なります。新規契約または他社からの乗り換え時には18,000円、既存ユーザーの機種変更時には7,200円が割り引かれますが、ソフトバンクグループ内での乗り換え時には割引が適用されません。

UQ mobileの場合、新規契約または乗り換え時(KDDIグループ内での乗り換えも含む)と、既存ユーザーの機種変更時で価格が異なることに加えて、新規・乗り換え時に契約する料金プランが「くりこしプランS」なのか、それとも「くりこしプランM」または「くりこしプランL」なのかによっても価格が違います。

なお、最新の「iPhone 12」シリーズと2019年登場の「iPhone 11」シリーズでは、5Gの対応状況に大きな違いがあります。「iPhone 12」シリーズは5Gネットワークに対応(日本国内ではSub6のみ)していますが、「iPhone 11」シリーズと「iPhone SE(第2世代)」は5Gネットワークに対応していません。

上記の4ブランドのうち、2021年4月末時点では楽天モバイル、ahamo、ワイモバイルが5Gサービスを提供していますが、ahamoで「iPhone 11」を購入しても利用できるのは4Gネットワークのみとなるため、5Gの快適さを期待する人は注意が必要です。なお、UQ mobileは2021年夏以降に5Gサービスを開始する予定とされています。

2年間使い続けた場合の合計コストは?

続いて、各ブランドの新規契約時にiPhoneを購入した場合のランニングコストをチェックしてみましょう。楽天モバイル、ahamo、ワイモバイル、UQ mobileの新規契約時にiPhoneを購入し、2年間使い続けた場合の合計コストを以下にまとめました。

なお、iPhoneの購入時に選択できる分割払いの回数がブランドにより異なるため、ここでは新規契約時にiPhoneを一括払いで購入し、通信サービスを2年間契約し続けるケースで試算しました。料金プランの月額料金は単身で1回線のみを契約する場合を想定したため、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」については通信量が1GB以内だった月は0円となります。

なるべく条件を揃えて比較しやすくするため、各ブランドで提供されている月額料金や手数料に対するキャンペーンなどの割引は考慮していません。また、音声通話の通話料金をはじめ、通話料割引オプションや故障時の保証サービスといった有料オプション、半年ごとに見直されるユニバーサルサービス料なども試算の対象外としています。

楽天モバイルで購入したiPhoneを2年間使い続けた場合の合計コスト

楽天モバイルで購入したiPhoneを2年間使い続けた場合の合計コスト

ahamoで購入したiPhoneを2年間使い続けた場合の合計コスト

ahamoで購入したiPhoneを2年間使い続けた場合の合計コスト

ワイモバイルで購入したiPhoneを2年間使い続けた場合の合計コスト

ワイモバイルで購入したiPhoneを2年間使い続けた場合の合計コスト

UQ mobileで購入したiPhoneを2年間使い続けた場合の合計コスト

UQ mobileで購入したiPhoneを2年間使い続けた場合の合計コスト

代表的なモデルのコストを比べてみましょう。楽天モバイルの場合、料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」の月額料金は毎月の通信量に応じて4段階で変化するため、「iPhone 12(64GBモデル)」の2年間のコストは101,176円〜179,848円となります。極端な例ですが、楽天モバイルの1回線目で毎月の通信量が1GB以下の月は月額料金が0円となるため、2年間の通信量が常に毎月1GB以下だった場合は、iPhoneの本体価格だけで済むことになります。

いっぽう、同じ「iPhone 12(64GBモデル)」を取り扱うワイモバイルの場合、2年間のコストは145,152円(シンプルS、毎月3GBまで)、171,552円(シンプルM、毎月15GBまで)、192,672円(シンプルL、毎月25GBまで)となります。

データ利用量の区切りが揃う毎月3GBまでのコストを楽天モバイルと比べてみると、楽天モバイルのほうが18,104円お得です。ただし、ワイモバイルで家族割引サービスが適用される2回線目以降の回線は、毎月1,188円が割り引かれます。2年間のコストは割引によって28,512円安くなるため、家族回線に限ってはワイモバイルのほうが10,408円お得となります。

「iPhone 11(64GBモデル)」の2年間のコストを見てみると、毎月20GBまでの料金プランひとつだけを提供するahamoの場合は120,670円。UQ mobileの場合は92,712円(くりこしプランS、毎月3GBまで)、115,152円(くりこしプランM、毎月15GBまで)、141,552円(くりこしプランL、毎月25GBまで)となります。

新料金ブランドのahamoは、サブブランドや格安SIMにも匹敵するコストパフォーマンスのよさが特徴であることと、取り扱っているのが1世代前の「iPhone 11」ということもあって、2年間のコストは「iPhone 12」を扱う楽天モバイルやワイモバイルよりも抑えられています。

また、UQ mobileは料金プランに通話料割引が含まれない代わりに、ワイモバイルの1回線目よりもプランの月額料金が安く設定されていることから、「iPhone 11」を取り扱うことと相まって、一番安い「くりこしプランS」契約時のコストは10万円を切っています。

最後に、本体価格が安い「iPhone SE(第2世代、64GBモデル)」の2年間のコストを比べてみましょう。楽天モバイルの場合は55,170円〜133,842円、ワイモバイルの場合は91,872円〜139,392円、UQ mobileの場合は78,672円〜127,512円。データ利用量が揃う毎月3GBまでのコストは楽天モバイルが81,042円、ワイモバイルが91,872円、UQ mobileが78,672円です。楽天モバイルは本体価格に割高感がありましたが、料金プランの月額料金も含めたコストはサブブランドに並ぶ水準となります。

まとめ

「このブランドが一番お得」と断言することはできませんが、なるべく最新のiPhoneを購入したい人のうち、普段の生活範囲が楽天回線のエリア内にある人は、楽天モバイルを検討してみてはいかがでしょうか。楽天モバイルは小さなサイズが人気の「iPhone 12 mini」や、上位機種の「iPhone 12 Pro Max」「iPhone 12 Pro」を取り扱っているのも魅力です。

楽天回線のエリアに不安があったり、自分もしくは家族がワイモバイルのユーザーだったりする人は、ワイモバイルの「iPhone 12」や「iPhone 12 mini」を検討してみましょう。ワイモバイルは家族割引サービスの割引額が魅力のひとつで、たとえば「iPhone 12 mini(64GBモデル)」を「シンプルS」で2年間使い続ける場合のコストは10万円に迫る102,240円まで安くなります。

いっぽう、最新モデルや5Gネットワークにこだわらない人は、「iPhone 11」や「iPhone SE(第2世代)」に注目してみましょう。どちらも「iPhone 12」と比べて本体価格が比較的安く、2年間の合計コストを抑えやすいのが魅力です。

松村武宏

松村武宏

信州佐久からモバイル情報を発信するフリーライターであり2児の父。気になった格安SIMは自分で契約せずにはいられません。上京した日のお昼ごはんは8割くらいカレーです。

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