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シニアユーザー向けの、3Gケータイ→4G端末買い換えガイド(2022年11月更新)

2022年3月末日にKDDI(au)の3Gサービスが、他社に先がけて終了した。今後、2024年1月にはソフトバンクが、2026年3月にはNTTドコモも3Gサービスを終了する。ここでは、現在3Gケータイを使っているシニアユーザーを念頭に、4G/5G端末への買い換えについて解説しよう。

※本記事中の価格は税込で統一している。

3G終了に備えて、VoLTE対応の4Gケータイや4Gスマートフォンへ切り替えが必要

2022年3月末に終了したauの3Gサービスに続き、2024年1月にソフトバンク、2026年3月にNTTドコモの3Gサービスがそれぞれ終了する予定だ。この期日までに、現在、3Gで通信しているケータイやスマートフォンなどは、4G/5Gに対応するケータイやスマートフォンに切り替える必要がある。なお、「3Gが終了すると、ケータイが使えなくなる(なくなる)」というふうに考える人がいるが、これは間違い。従来通りの折りたたみスタイルのケータイは、製品数こそ少ないが、4G対応のモデルが今も発売されており、本記事でも紹介している。ケータイの使い勝手を重視したいという方は、こうした最新ケータイに乗り換えるのもいいだろう。

安価な通話無制限オプションが用意される、各社の4Gケータイ/スマホ向けプラン

3Gから4Gの回線に乗り換えると、月々の通信料が高くなるのではないかと思われている方もいるかもしれないが、各キャリアとも3Gからの乗り換えユーザーを対象にした安価な料金プランを用意しているので、安心してほしい。また、音声通話を主体で使っているという方にも、安価な通話無制限オプションが用意されている。下記に各キャリアの料金プランをまとめたので、参考にしていただきたい。

3Gケータイからスマートフォンへ移行した際の最安となる料金プラン一覧

上記のように、各キャリアが用意する、3Gからの4G/5Gスマートフォンに移行する場合の料金プランは、契約当初1年間は1,000円程度、2年以降でも2,000円くらいの基本料金に抑えられている。この中には1回5分以内回数無制限の音声通話と、家族間の無料音声通話(グループ設定が必要)が含まれている。5分以内の無料通話ではもの足りないなら、月額プラス1,100円で時間制限なしの通話無制限にアップグレードもできる。こうした音声通話無制限オプションを付けても、月々の料金はせいぜい3,000円程度なので、3Gケータイの通信料金と比べてもむしろ安い。

次に、4Gケータイに移行する場合の料金も見てみよう。

4Gケータイに移行する際の料金プラン

4Gケータイ用の料金プランは、各キャリアとも基本料金は月額1,400円前後と割安。なお、auが2022年6月より開始した「ケータイプラン」は、音声通話専用で、データ通信を行うには、「LTE NET」(月額330円)が別途必要になる点に注意したい。

各社のプランは家族グループ内の無料音声通話が含まれるが、それ以外の無料通話はオプションとなり、5分以内限定の準定額オプションが月額800円ほど、通話無制限オプションが月額1,000〜2,000円程度だ。これらの音声通話無制限オプションを付けても、月々の料金はせいぜい3,000円台で済むので、音声通話を多く利用する人なら、3Gケータイよりも月々の料金を安く抑えることができるだろう。

3Gからの移行ユーザー限定の端末割引サービスも用意

3Gケータイから4G/5Gスマートフォンへ移行を促進するため、各キャリアとも、3Gからの移行ユーザー限定で、スマートフォン端末の割引サービスを用意している。各キャリアごとに紹介しよう。

au「3Gとりかえ割(スマホ)」「3Gとりかえ割+」

auの「3Gとりかえ割(スマホ)」と「3Gとりかえ割+」は、いずれも自社と他社の3G回線契約者でauの4G/5Gスマートフォン(対象機種)への乗り換えユーザーを対象にした端末割引。両者の違いだが、「3Gとりかえ割(スマホ)」は一括払いと分割払い両方に適用されるもので、「3Gとりかえ割+」は一括払いの場合に限り、さらに加算されるものだ。

「3Gとりかえ割(スマホ)」の対象となる端末は、最新モデルを含み多彩だ。また、機種ごとに割引額が異なるが、最大で22,000円の割引を受けることができる。対象機種や割引額の詳細はこちらを参照してほしい。

いっぽうの「3Gとりかえ割+」は、シャープ「AQUOS wish/wish2(4,180円割引)」、FCNT「arrows We(4,180円割引)」、シャオミ「Redmi Note 10 JE(6,765円割引)」、サムスン「Galaxy A21シンプル(5,500円割引)」、「OPPO A54 5G(5,500円割引)」、京セラ「BASIO 4(5,500円割引)」が対象だ。これらは上記の「3Gとりかえ割(スマホ)」と併用できる。

ソフトバンク「3G買い替えキャンペーン」

「3G買い替えキャンペーン」は、ソフトバンクの3G契約者および、MVNOを除く他社の3G回線契約者でソフトバンクの4G/5Gスマートフォン(対象機種)への乗り換えユーザーを対象にした端末割引。こちらの割引額は個別に設定されているので、こちらのPDFを参照してほしい。

以下に、3Gケータイから乗り換えるのに最適な製品を、4G携帯電話、4Gシニア向け携帯電話、シニア向けスマートフォンの種類別に、カタログ形式でまとめてみた。

メールや音声通話主体なら、使い勝手は3G携帯電話とほぼ同じ
4G携帯電話

折りたたみボディにテンキーを備えた「4G携帯電話」は、音声通話が主目的なら、3G携帯電話から違和感なく乗り換えられるだろう。音声通話については「VoLTE」などの4Gサービスを使っているため通話の音質もよく、バッテリー持ちもよい。おサイフケータイも多くの機種で利用できる。従来の3G携帯電話と異なる点は、Webコンテンツの視聴方式だ。iモードやEZwebといった携帯電話用のWebページには対応しないので、これらを使った有料コンテンツなどは解約する必要がある。そのいっぽうで、スマートフォンと同様のWebブラウザーが備わっており、動画配信の「YouTube」やマップサービス「Google Map」など、スマートフォン向けの最新コンテンツが利用できる。

タフネスに加えて抗菌・抗ウイルスボディで衛生的に使える
FCNT「arrows ケータイ ベーシック F-41C」(NTTドコモ)

シンプル志向の4G携帯電話。上位モデルとなる「F-03L」とは、FeliCaポートとワンセグチューナーおよび、Wi-Fi機能が非搭載となっている点が目立った違いだ。そのいっぽう、IPX5/8等級の防水仕様やIP6Xの防塵仕様、米国国防総省の調達基準「MIL-STD-810G」の14項目に対応したタフネスボディは本機にも受け継がれている。さらに、本機独自の特徴としてボディの外装(側面・背面)に抗菌・抗ウイルス加工が施されている。また、セキュリティ対策として、電話帳に登録のない連絡先からの着信に対して、専用ガイダンスと内容の録音を行う迷惑電話対策機能を備えている。

ワンセグ・おサイフケータイ対応のケータイ
シャープ「AQUOSケータイ SH-02L」(NTTドコモ)

折り畳み型ボディにテンキーを備えた古典的デザインで、液晶ディスプレイは約3.4インチ。ボディは、IPX5/8等級の防水仕様とIP5X等級の防塵仕様に加え、米国国防総省の調達基準「MIL-STD-810G」の8項目をクリアしたタフネス仕様で、落下に耐える耐衝撃性能も備えている。今やスマートフォンでは見かけなくなったワンセグチューナーも装備。FeliCaポートも搭載しているが、対応するおサイフケータイのサービスは「iD」や「楽天Edy」「QUICPay」などに限られる。
このほか、コントラストを高めて地図を見やすくする「はっきりビュー」や見やすい書体「ユニバーサルデザインフォント」など画面を見やすくする機能も豊富だ。

泡ハンドソープやアルコール除菌シートで拭ける4G携帯電話
京セラ「GRATINA KYF42」(au)

「KYF39」の後継として2021年夏に登場した4G携帯電話。デザインやボタン配置などのボディの外見を継承しつつ、泡タイプのハンドソープやアルコールを含んだ除菌シートでボディを拭くことができるようになった。また、バイブレーションの振動を「KYF39」と比較して約1.4倍増強しており、カバンの中に入れても着信に気付きやすくなっている。なお、ワンセグチューナーやFeliCaポートは非搭載。

このほか、「KYF39」で対応していた「LINE」が本機では非搭載となっているが、NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリア共通のメッセージングサービス「+メッセージ」には引き続き対応している。「+メッセージ」は、「+メッセージ」のユーザー同士であれば、テキストメッセージ、静止画や動画をやり取りできる。なお、SMS(ショートメッセージ)の拡張なので、電話番号がわかればメッセージのやり取りも行える。

着信音と通話を聞き取りやすくした
シャープ「AQUOS ケータイ4」(ソフトバンク、ワイモバイル )

「ソフトバンク」と「ワイモバイル」で発売される「AQUOS ケータイ3」の後継モデル。レシーバー(スピーカー)と受話口(マイク)を大型化することで、音声通話や着信音をより聞き取りやすくしたほか、周囲の騒音を抑制して自分の声を相手に聞き取りやすくする「くっきりトーク」といった新機能を備える。ディスプレイも地図やインターネットなどの画面をシニア世代でも見やすい色調にする「はっきりビュー」モードも搭載している。

セキュリティに関係する機能としては、不審な電話番号からの着信に対して、「文字」ボタンを押すことで自動音声に切り替わり、内容を録音する機能が搭載されている。

前モデルで搭載されていたFeliCaポートは非搭載となった。なお、防水・防塵に加えてMIL-STD-810H規格に対応した耐衝撃性能を備えており、高さ1.22mから鋼板への落下に耐えられる。

内容を通話終了後に録音できる「自動録音機能」を搭載
京セラ「DIGNO ケータイ4」(ソフトバンク、ワイモバイル)

「ソフトバンク」と「ワイモバイル」で発売される「DIGNO ケータイ3」の後継モデル。前モデルの特徴だった防水・防塵、MIL-STD-810Hの耐衝撃など10項目に対応したタフネスボディを継承している。

音声通話に関係する新機能として「通話後録音機能」を搭載。これは、通話終了後に直前の通話内容を音声データとしてさかのぼって保存できるもので、通話内容をはっきりと覚えられなかった場合や、不審な内容の通話を振り返って記録できる。なお、前モデルの特徴だった振動の大きな「でかバイブ」や、相手の通話音質を“おだやか”と“くっきり”の2段階で調整できる機能を継承している。

FeliCaポートは前モデル同様に非搭載だ。

アルコールシートで拭けるボディ
京セラ「DIGNO ケータイ3」(ソフトバンク・ワイモバイル)

ソフトバンクとワイモバイルで取り扱いのある折りたたみ型携帯電話。約3.4インチの液晶ディスプレイを備えたボディは、IPX5/8等級の防水仕様とIP5X等級の防塵仕様を備えるほか、MIL-STD-810Gの10項目をクリアしている。また、アルコールを含む除菌シートで拭くことも可能だ。なお、FeliCaポートは非搭載だが、ワンセグチューナーは搭載されている。

音声通話に関わる機能として、甲高い声をなめらかに、こもった声をクッキリさせるほか、振動量の多いバイブレーション機能や不在通知スヌーズといった着信に気づきやすくする機能も搭載されている。

シャープ「AQUOS ケータイ3」(ソフトバンク・ワイモバイル)

ソフトバンクとワイモバイルで取り扱われている現行モデル。約3.4インチのディスプレイを備えたボディは、IPX5/8等級の防水仕様とIP5X等級の防水仕様を備えるほか、MIL-STD-810Gの8項目をクリアしている。アルコールを含む除菌シートで拭くことも可能だ。なお、FeliCaポートは搭載しておらず、おサイフケータイは利用できない。いっぽう、ワンセグチューナーは搭載されている。

独自の機能としてディスプレイのコントラストを高めて視認性を高める「はっきりビュー」を搭載する。また、スピーカーの開口部を大きくすることで音声通話の聞き取りやすさを高めるほか、振動量の多いバイブレーションを備えている。

シニアユーザーを想定した操作のしやすさが特徴
「シニア向けケータイ」

NTTドコモの「らくらくホン」、auの「かんたんケータイ」、ソフトバンク「かんたん携帯」といったシニア向けの携帯電話シリーズにも、4G対応モデルが用意されている。

これらの製品に共通する大きな文字表示や短縮ダイヤルボタンなどの機能は、4G対応になっても変わらないので、今これらの製品を使っているなら、音声通話でもメールでもスムーズに4Gに移行できるだろう。なお、Webコンテンツについては、こちらもスマートフォンと同様のブラウザーで利用することになる。

迷惑電話対策や言語解析を使った迷惑メール対策を搭載
FCNT「らくらくホン F-01M」(NTTドコモ)

NTTドコモのシニア向け携帯電話「らくらくホン」シリーズの現行モデル。約3インチの液晶ディスプレイ下に備わる3個のワンタッチ発信ボタンや、わかりやすいボタン配列などシリーズの特徴を継承している。なお、ボディはIPX5/8等級の防水仕様とIP6X等級の防塵仕様を備えるほか、MIL-STD-810Gの14項目をクリアしており、塩水への耐久性も備わっている。FeliCaポートは非搭載だが、ワンセグチューナーは搭載されている。

迷惑電話対策や迷惑メール対策機能を備えており、電話帳にない番号からの着信に対して、自動でメッセージを送りつつ内容を録音できる。また、迷惑メール対策機能は文言解析を使って迷惑メールと判定された場合、注意をうながすメッセージが表示される。

迷惑電話・迷惑メール対策機能を搭載
京セラ「かんたんケータイ KYF41」(au)

auのシニア向け携帯電話「かんたんケータイ」の現行モデル。約3.4インチの液晶ディスプレイを備えたボディは、IPX5/8等級の防水仕様とIP5X等級の防塵仕様を備えるほか、MIL-STD-810G規格の耐衝撃性能を備えており、落下しても破損しにくくなっている。なお、FeliCaポートとワンセグチューナーは非搭載だ。

迷惑電話対策機能を備えており、電話帳にない電話番号からの着信に制限をかけることができる。また、188番の消費者ホットラインや、♯9110番の警察相談専用電話が登録されており、トラブルが発生した場合、それらの番号にすぐに連絡できる。

なお、別売りではあるが、本機専用の卓上ホルダーにはスピーカーが搭載されており、本機を置いたままでの音声通話が行える。

Wi-FiとBluetoothを省略したシンプル4Gケータイ
京セラ「かんたんケータイ ライト KYF43」(au)

「かんたんケータイ KYF41」(以下、KYF41)の兄弟モデルとなるシニア向け4G携帯電話。両機は基本的な機能や外見に違いはないが、本機は、Wi-FiとBluetoothの通信機能が非搭載となっている点が異なる。家庭用のWi-Fiネットワークを利用せず、ワイヤレスイヤホンなど、Bluetooth機器との接続が不要なら本機で十分だろう。

なお、KYF41の特徴である、タフネスボディや迷惑電話対策機能はそのまま継承されており、別売りのスピーカー付き卓上ホルダーにも対応している。FeliCaポートとワンセグチューナーは非搭載だ。

「スロートーク」や「元気だよメール」機能を搭載
シャープ「かんたん携帯10」(ソフトバンク)

ソフトバンクのシニア向け携帯電話「かんたん携帯」シリーズの現行モデル。約3.4インチの液晶ディスプレイを備えたボディは、IPX5/8等級の防水仕様と、IP5X等級の防塵仕様を備えるほか、MIL-STD-810G規格に準拠した耐衝撃性能を備える。基本的なボタン配列は3Gモデルから継承されるが、着信時などに押すべきボタンを点滅して知らせる機能が追加されている。なお、FeliCaポートは非搭載だが、ワンセグチューナーは搭載されている(録画は非対応)。

通話中の相手の音声をゆっくり再生する「スロートーク」や、通話中に自分の声をスピーカーで聞くことのできる「スムーズトーク」機能を搭載しており。より聞き取りやすい音声通話が可能。また、歩数や電池残量などを登録した連絡先へ自動的にメールする「元気だよメール」機能も搭載している。

よく使う機能を呼び出しやすく整理したスマートフォン
「シニア向けスマートフォン」

4Gスマートフォンにおいても、各キャリアはシニア向けの製品をラインアップしている。NTTドコモは「らくらくスマートフォン」シリーズ、auは「GRATINA(グラティーナ)」シリーズ、ソフトバンクは「シンプルスマホ」シリーズという名称だが、いずれもAndroidスマートフォンをベースに、よく使う機能を呼び出しやすいように整理したメニューを搭載しているのが特徴。文字フォントなども大きめに設定されていることが多く、視認性も高めている。ただ、アプリのダウンロードなど、機能的な制限はあまりないので、一般的なスマートフォンと同様に利用可能。「LINE」などの人気SNSアプリもフルに利用できる

5G対応のらくらくスマートフォン
FCNT「らくらくスマートフォンF-52B」(NTTドコモ)

NTTドコモのシニア向けスマートフォン「らくらくスマートフォン」に、5G対応の「F-52B」が加わった。シリーズの特徴となる、大きく見やすいタイル型の操作画面や、ブザーなどの機能は継承されている。今や珍しくなったワンセグチューナーを搭載しているのも特徴だ。また、カメラについては、標準カメラと接写に適したマクロカメラのデュアルカメラ仕様に強化された。このほか、アプリによる操作ガイドに加え、ガイド冊子の同梱、有料の出張サポートも含む「らくらくコンシェルジュ」、専用のコールセンター「らくらくホンセンター」の用意など、さまざまなサポート体制が用意されている。

大画面のシニア向け5Gスマートフォン
京セラ「あんしんスマホ KY-51B」(NTTドコモ)

NTTドコモの新たなシニア向けスマートフォンとして加わった「あんしんスマホ KY-51B」。約6.1インチの大画面液晶ディスプレイを備えるほか、ホーム、メール、電話といったよく使う機能の専用プッシュボタンを搭載しており、操作性に配慮されているのが特徴だ。また、4,500mAhという大容量バッテリーを内蔵しており、長時間の駆動も行える。

サポートも手厚く、本機のメーカーである京セラでは、多様な状況に対応したガイドWebページ「使い方ナビ」や、本機専用のガイド冊子を用意している。また、通話終了後に、通話内容を最長60分間録音できる「通話後録音」を備えており、通話内容をうっかり忘れた場合などにも重宝する。なお、おサイフケータイには対応しているが、ワンセグチューナーは非搭載だ。

とまどいやすいタッチ操作の “触れる”と“押す”をはっきり区別
FCNT「らくらくスマートフォン F-42A」(NTTドコモ)

「らくらくスマートフォン」シリーズの現行モデルで、約4.7インチの有機ELディスプレイを搭載。タイルを並べたようなシンプルでわかりやすい操作メニューを備え、タッチ操作で画面を“押す”際にグッと押し込むことで “触れる”と“押す”をはっきり区別できるように工夫されている。なお、ボディはIPX5/8等級の防水仕様とIP6X等級の防塵仕様を備えるほか、MIL-STD-810G規格の23項目をクリアしており、落下はもちろん塩水への耐久性も高く、泡タイプのハンドソープで洗ったり、アルコールを含んだ除菌シートで拭くこともできる。FeliCaポートとワンセグチューナーを搭載。迷惑メールの判定機能や迷惑電話対策機能に加えて、通話内容を解析して還付金詐欺だと判定された場合にけん制と注意喚起を行う機能を搭載する。

かんたんモードを備えたエントリースマホ
サムスン「Galaxy A23 5G」(NTTドコモ、au、UQ mobile、一部格安SIM事業社)

サムスンの5G対応エントリースマホの2022年モデル。「NTTドコモ」、KDDIグループの「au」および「UQ mobile」、KDDIと資本関係のある格安SIM事業社である「J:COM」から発売されている。基本的には一般的なAndroidスマートフォンだが、文字やアイコンを大きく表示する「かんたんモード」を備えており、通常の操作モードと切り替えて利用できる。また、使い方を無料で電話相談できる「Galaxy使い方相談」にも対応しており、ホーム画面の専用ボタンを押すだけで、サポートセンターへの問い合わせが行える。

セキュリティに関係する機能も魅力で、通話終了後に内容をさかのぼって録音できる「通話自動録音機能」、スマホの位置がすぐにわかる「端末リモート追跡」機能、現在地とSOSメッセージを事前に登録した連絡先に送信することができる「SOSメッセージを送信」機能を搭載している。

なお、FeliCaポートを備えており、電車やバスの支払い利用できる「モバイルSuica」や「モバイルPASMO」、各種のタッチ決済おサイフケータイのサービスを利用できる。ボディは防水・防塵に対応している。

シリーズ初の5G対応。通話、ホーム、メールの専用プッシュボタンは継承
au「BASIO active SHG09」(au)

「au」のシニア向けシリーズ「BASIO」の2022年秋モデル。シリーズの特徴である通話、ホーム、メールの専用プッシュボタンといった操作性は継承しつつ、5Gに対応した。ボディは、防水・防塵に加えてMIL-STD-810H規格に対応した耐衝撃性能を備えており、高さ1.22mから鋼板へ落下させても動作可能。ハンドソープを使ったボディの丸洗いに対応し、衛生的に使えるのもポイントだ。ユニークな機能としては、1日の最初にスマートフォンを使った際に、指定した相手に自動でメールを送信する「元気だよメール」機能を搭載している(auメールのみ対応)。

FeliCaは非搭載。ただし、NFCポートは備えており、マイナンバーカードのICチップ読み取りが必要な申請や、NFCに対応した家電製品との接続設定などに利用できる。

専用のサポートアプリを搭載
京セラ「GRATINA KYV48」(au)

auのシニア向けスマートフォンは、従来「BASIO(ベイシオ)」シリーズのみだったが、2020年夏より新たに「GRATINA KYV48」が加わった。「GRATINA KYV48」は、「BASIO」シリーズにあった3個の物理ボタンを廃止し、約5.8インチという大画面を採用するなど、より普通のスマートフォンに近いデザインとなっている。IPX5/8等級の防水性能とIP6X等級の防塵仕様を備えるほか、MIL-STD-810G規格の耐衝撃性能を持ち、割れにくい強化ガラス「Dragontrail STAR」を採用するなどタフネスボディが特徴。泡タイプのハンドソープやアルコールで拭くこともできる。なお、FeliCaポートは非搭載なので、おサイフケータイは利用できない。ワンセグチューナーも非搭載だ。

本機には、専用のサポートアプリ「auかんたんガイド」がインストールされている。これは電話、カメラ、メール、LINE(アプリのインストールが必要)など、よく使うアプリの主要な使い方を解説してくれるもの。また、自己診断プログラムも備わっており、診断ボタンを押すことで問題発見や解決が行える。

5G対応。大きなボタンで操作性アップ
シャープ「シンプルスマホ6」(ソフトバンク)

2022年4月初旬に登場した、ソフトバンクのラインアップでは最新となるシニア向けスマートフォン。前モデル「シンプルスマホ5」のデザインを踏襲しているが、通話、ホーム、メールのプッシュボタン を1.3倍大きくして操作性を高めている。また、5G対応となり、新世代のSoCである「Snapdragon 695 5G」や、最新世代のOSであるAndroid 12を採用するなど、スマートフォンの基本性能が高められた。また、ボディは、従来通り米国国防総省の調達基準「MIL STD-810H」に準拠したタフネス仕様だが、ハンドソープで丸洗いしたり、アルコールを含んだシートで拭くこともできるようになった。なお、おサイフケータイやワンセグチューナーには前モデル同様に非対応だ。

わかりやすい3個のボタンを搭載
シャープ「シンプルスマホ5」(ソフトバンク)

ソフトバンクのシニア向けスマートフォンの現行モデルとなる「シンプルスマホ5」。「電話」と「メール」に加えて、スマートフォンの操作の中心となるホーム画面に戻れる「ホーム」という3個の物理ボタンを備えているのが特徴だ。液晶ディスプレイも5.5インチと大型なので、文字の視認性もよく、タッチ操作も快適に行える。また、4,000mAhの大容量バッテリーなどにより、フル充電で1週間以上の電池持ちを実現している(メーカー調べの値)。IPX5/8等級の防水仕様と、IP6X等級の防塵仕様を備えるほか、MIL-STD-810G規格の耐衝撃性能も備えている。FeliCaポートは非搭載のためおサイフケータイは利用できない。ワンセグチューナーは搭載している。

また、「押すだけサポ―ト」機能を搭載。これは指摘した機能を初期状態に戻したり、ソフトバンクのカスタマーセンターに連絡できるというものだ。

抗菌・抗ウイルスボディを備える
京セラ「かんたんスマホ2+」(ワイモバイル)

2022年春に登場した「かんたんスマホ2」の改良版となるワイモバイルオリジナルのシニア向けスマートフォン。ボディが抗菌・抗ウイルス仕様に変更され、表面に付着した菌の増殖を抑制し、特定ウイルスの数を減少させることができる(感染予防を保証しない)また、「かんたんスマホ2」ではAndroid 10だったOSが、Android 12にバージョンアップされているのが主な違いだ。
「電話」「メール」「ホーム」という3種類の物理ボタンに加えて、音声アシスタント「Googleアシスタント」の呼び出しボタンを備えており、スマートフォンに話しかけるだけでGoogle検索が行える。また、約5.6インチの有機ELディスプレイを採用しており、コントラストが高く鮮やかな表示が可能だ。ボディは、IPX5/8等級の防水仕様とIP6X等級の防塵仕様、MIL-STD-810G規格に準拠した耐衝撃性能を備える。また、泡タイプのハンドソープやアルコール除菌シートで拭くことも可能だ。なお、FeliCaポートは非搭載のため、おサイフケータイは利用できない。ワンセグチューナーは搭載されている。


また、安全機能として、迷惑電話対策機能や迷惑メッセージ(SMS)を専用フォルダにまとめる自動分類機能を備えている。

3個の操作ボタンに加えて、Googleアシスタントの呼び出しボタンを搭載
京セラ「かんたんスマホ2」(ワイモバイル)

2020年8月に登場したワイモバイルオリジナルのシニア向けスマートフォン。基本的な性能は「かんたんスマホ2+」に準じるが、プリインストールされるOSのバージョンがAndroid 10になっている点と、抗菌・抗ウイルス仕様にはなっていない点が主な違いだ。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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