サードウェーブは2022年5月19日、ノートパソコンの新シリーズ「Sシリーズ」を5月26日から順次発売すると発表した。コンピューターショップ「ドスパラ」を全国展開する同社のパソコンと言えば、ゲーミングPCの「GALLERIA(ガレリア)」などが有名だが、本モデルは15.6型液晶を搭載するオーソドックスな個人向けノートパソコン。操作性や使い勝手にこだわったのが特徴だ。価格は91,980円(税込)からの見込み。
15.6型液晶ディスプレイを搭載するSシリーズ。スリムボディにインテルの第11世代Coreプロセッサーを備える
Sシリーズは、15.6型液晶ディスプレイを搭載したスタンダードノート。古いデスクトップパソコンからの買い替えや、家族用、子ども用など幅広いニーズに応えるモデルだ。
15.6型液晶搭載のノートパソコンとしては「DXシリーズ」も展開しているのが、こちらはBTOに対応し、法人向けにも展開するモデルだ。デザインは伝統的なスタイルで、最上位モデルでも10万円を超えないコスト重視のモデルでもある。
左がSシリーズ、右が既存のDXシリーズ
それに対して、Sシリーズはアルマイト調色処理を施したアルミ外装ボディで、モダンなデザイン。本体の厚さは約17.1mm(ゴム足部分含まず)とスリムで、重量も約1.7kgと比較的軽量だ。
厚さ約17.1mm(ゴム足部分含まず)のスリムボディ。天板にはロゴマークなどの装飾はなし
操作性と使い勝手の面は、「F-14シリーズ」で好評だったキーボードをほぼそのまま採用。19.6mmピッチの日本語配列で、カーソルキーは使いやすい逆T字型。F-14シリーズにはない、縦3列のテンキーを備える。また、タッチパッドにもテンキーが搭載されており、バックライトで光り、数値入力が可能。ディスプレイを開くと、キーボードが少し傾斜するリフトアップヒンジデザインにより、快適なタイピングができるという。
QWERTYキーとタッチパッドを中央に寄せたキーボード。19.6mmピッチの余裕のあるキー配列だ。変形しているキーや変則配列を排除し、使いやすさにこだわっている
テンキーは縦3列
「フロスト・パッド」と名付けられたテンキー機能搭載のタッチパッド。右上を押すと、バックライトが光り、テンキーが現れる
ディスプレイは1920×1080のフルHD。ノングレアタイプのパネルを採用する。720pのWebカメラは、セキュリティに配慮した物理シャッター付き。本体右側面には指紋認証センサーも備える。
外部インターフェイスは薄型ボディながらUSBポートを5基搭載。そのうち2ポートはThunderbolt 4ポート(USB Type-C形状)で、映像出力やUSB PD対応の電源入力として利用できる。同梱されるACアダプターは65WのUSB PD仕様だ。そのほか、HDMI出力とマイク入力/ヘッドホン出力、microSDメモリーカードスロットを備える。無線LANはWi-Fi 6対応、Bluetoothは5.2とネットワークは最新の仕様だ。
物理シャッター付きのWebカメラ
外部インターフェイスは左右に配置されている
ラインアップは以下の3モデル。主な違いは搭載するCPUとメモリー、ストレージの容量で、そのほかの仕様はほぼ共通となっている。標準価格はCore i3を搭載するモデルが10万円切りの91,980円(税込)、Core i7を搭載する最上位モデルでも124,980円(税込)と比較的手ごろで、コストパフォーマンスにもすぐれている。
SA503i
CPU:第11世代Core i3-1115G4
グラフィック:UHDグラフィックス
メモリー:8GB LPDDR4-3733
ストレージ:256GB NVMe SSD(PCI e x4 Gen3)
標準価格:91,980円(税込)
発売予定日:2022年5月26日
SA505i
CPU:第11世代Core i5-1135G7
グラフィック:Iris Xe グラフィックス
メモリー:8GB LPDDR4-3733
ストレージ:256GB NVMe SSD(PCI e x4 Gen3)
標準価格:102,980円(税込)
発売予定日:2022年6月2日
SA507i
CPU:第11世代Core i7-1165G7
グラフィック:Iris Xe グラフィックス
メモリー:16GB LPDDR4-3733
ストレージ:512GB NVMe SSD(PCI e x4 Gen3)
標準価格:124,980円(税込)
発売予定日:2022年5月26日
ガジェットとインターネットが好きでこの世界に入り、はやいもので20年。特技は言い間違いで、歯ブラシをお風呂、運動会を学芸会、スプーンを箸と言ってしまいます。お風呂とサウナが好きです!