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背面が完全に透明な「Nothing Phone(1)」が8月に日本発売、最低でも3回のOSバージョンアップを保証

イギリスに拠点を置くNothing(ナッシング)は、ミドルレンジスマートフォン「Nothing Phone(1)」を、2022年8月より日本市場で発売する。どのような特徴があるのか解説しよう。

完全に透明な背面デザインと、ソフトウェアサポートの手厚さが特徴の「Nothing Phone(1)」

完全に透明な背面デザインと、ソフトウェアサポートの手厚さが特徴の「Nothing Phone(1)」

900個のLEDと透明の背面が特徴。最低でも3回のOSバージョンアップを保証

Nothingは、イギリスに拠点を置く2020年に設立された新興のテック企業だ。創業者のひとりであるカール・ペイ氏は、現在ではオッポの傘下となっているOnePlusの創設者でもあり、Androidスマートフォンの業界では世界的に知られた人物でもある。今回発表された「Nothing Phone(1)」は、同社初のスマートフォンとしてグローバルではすでに発表されていたが、2022年7月13日に、日本市場で8月から発売されることが発表された。

「Nothing Phone(1)」は、外見に大きな特徴がある。背面は透明のガラス製で、中身は完全に透けている。さらに、この背面には900個のLEDを並べた「Glyph Interface」を備える。これは、発光パターンで着信先やアプリ、充電状況などの通知として使用するというもので、デザイン上の特徴にとどまらず、スマートフォンの背面をもっと活用するという提案にもなっている。

ボディサイズは、約75.8(幅)×159.2(高さ)×8.3(厚さ)mmで、重量は約193.5gだ。ディスプレイは2400×1080のフルHD+表示に対応する約6.55インチの有機ELディスプレイだ。このディスプレイは、ディスプレイ指紋認証、60Hzと120Hzの可変リフレッシュレート、240Hzのタッチサンプリングレート、10bitの階調表現およびHDR10+に対応しており、ミドルレンジ機としてはなかなか高性能なもの言える。サウンド機能は、ヘッドホン端子は非搭載だが、ステレオスピーカーを備える。3個のマイクを備えており高精度な録音が行える点も特徴と言えるだろう。なお、FeliCaポートは非搭載だが、IPX3等級の防滴仕様と、IP5Xの防塵仕様に対応している。

カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色。背面は透明のガラスのため、基板などがそのまま見える

カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色。背面は透明のガラスのため、基板などがそのまま見える

パンチホールを備えた約6.55インチの平面ディスプレイ。120Hzのリフレッシュレートと、240Hzのタッチサンプリングレートに対応している

パンチホールを備えた約6.55インチの平面ディスプレイ。120Hzのリフレッシュレートと、240Hzのタッチサンプリングレートに対応している

背面には900個のLEDが並べられ、通知などに使われる

背面には900個のLEDが並べられ、通知などに使われる

搭載されるSoCは、ミドルレンジ向けのSnapdragon 778G+で、8GBのメモリー+128GBのストレージ、8GBのメモリー+256GBのストレージ、12GBのメモリー+256GBのストレージという組み合わせを選ぶことができる。増設用のmicroSDメモリーカードスロットは搭載されない。OSは、Android 12をベースにした「NothingOS」が使われる。このOSは、Androidの標準にならったシンプルな画面デザインとなっているが、その内部はかなりユニークで、OSの機能を整理して動作の安定性とスムーズさを強化する方向でカスタマイズされている。だが、ただシンプルなだけではなく、社外の製品を含むさまざまな機器をコントロールできるようになっており、一例として、テスラ社の自動車のドアロック解除やエアコンの操作、走行距離の確認などの確認が行える。こうした外部機器との連携は今後強化される予定という。

本機のOSは、最低でも3回のバージョンアップを保証しており、それ以上のバージョンアップの可能性にも含みを持たせている。Androidスマートフォンのバージョンアップは、多くのものが発売後2回で、ごく一部の製品が3回までだ。その中で、本機のバージョンアップポリシーは、製品を長く使い、トータルコストを抑えるうえで大きなアピールポイントと言えるだろう。

メインカメラは約5000万画素の広角カメラ(標準カメラ)と、約5000万画素の超広角カメラの組み合わせのデュアルカメラだ。広角カメラは、ソニー製イメージセンサー「IMX766」を採用し、光学式手ブレ補正と電子式手ブレ補正機能が搭載されている。

メインカメラは、広角カメラと超広角カメラという組み合わせのデュアルカメラ。いずれも約5000万画素という高画素だ

メインカメラは、広角カメラと超広角カメラという組み合わせのデュアルカメラ。いずれも約5000万画素という高画素だ

以下に本機のメインカメラで撮影した、メーカー提供による静止画の作例を掲載する。

明るい日中を広角カメラで撮影した写真で、空が鮮やかで発色をやや強調した絵作りのようだ。周辺のノイズは少なく、解像感も高い

明るい日中を広角カメラで撮影した写真で、空が鮮やかで発色をやや強調した絵作りのようだ。周辺のノイズは少なく、解像感も高い

光量の少ない夜の駅舎。明るく鮮やかな仕上がりだ。感度は高いが、ノイズは抑え込まれている

光量の少ない夜の駅舎。明るく鮮やかな仕上がりだ。感度は高いが、ノイズは抑え込まれている

超広角カメラで撮影。収差がかなり補正されているようで。構図の水平方向に走る滑り止めや線路などのゆがみがほとんど見られない

広角カメラで撮影。収差がかなり補正されているようで。構図の水平方向に走る滑り止めや線路などのゆがみがほとんど見られない

超広角カメラで撮影した猫。高画素を生かした毛並みの再現性と、被写体まで4cmまで寄れるのがポイント

超広角カメラで撮影した猫。高画素を生かした毛並みの再現性と、被写体まで4cmまで寄れるのがポイント

通信機能は、nanoSIMカードスロットを2基搭載するDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)対応機となる。5Gの対応周波数帯はn1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78で、n1やn3、n28といった、4Gからの転用周波数帯にも対応している。ただし、NTTドコモが運用中のn79には対応していない。4Gの対応周波数帯は、B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/32/34/38/39/40/41/66となる。メーカーによる、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの国内4キャリアの、5Gと4Gにおける動作確認済みという。なお、緊急地震速報などで使われるETWSにも対応しているが、110番や119番に発信した場合に、相手先に高精度な位置情報を通知する機能については、実装しているものの、国内では動作確認を行っていないとのこと。

バッテリー容量は4500mAhだが、駆動時間に関する指標は公開されていない。33WのUSB PD(USB Power Delivery)規格に対応した充電器を組み合わせれば最短70分でフル充電が可能だ。また、ワイヤレス充電のQi規格(15W)にも対応しており、同規格の充電器を使うことで約120分でフル充電が行える。なおQiポートは出力5Wのリバースチャージにも対応している。

販路は後日公開予定。8GB+256GBのモデルの価格は69,800円(税込)だ 。そのほかのモデルの価格は後日発表される。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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