レビュー

iPhoneの最新OS「iOS 16」の新機能をチェック

アップルは2022年9月13日、iPhone向けの最新OS「iOS 16」を一般に無償公開しました。目玉機能となるロック画面の大幅なアップデートのほか、多数の新機能を搭載しています。注目の機能をチェックしておきましょう。

用途別に複数のロック画面を作成しておいて自由に切り替えが可能。ウィジェットを配置し、必要な情報を素早く確認できる

用途別に複数のロック画面を作成しておいて自由に切り替えが可能。ウィジェットを配置し、必要な情報を素早く確認できる

「iOS 16」は「iPhone 8/8 Plus」以降が対象

「iOS 16」に対応するiPhoneは、「iPhone 8/8 Plus」以降の機種になります。対応機種であれば、「ソフトウェア・アップデート」から無償でインストールできます。

しばらく様子を見たい人は、同時に「iOS 15.7」が公開されているのでこちらはアップデートしておきましょう。これには、重要なセキュリティアップデートが含まれています。

「設定」の「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を開き、「iOS 16にアップグレード」→「ダウンロードしてインストール」とタップする

「設定」の「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を開き、「iOS 16にアップグレード」→「ダウンロードしてインストール」とタップする

ロック画面が大幅にアップデート

「iOS 16」ではじめに注目したい機能は、ロック画面のアップデートです。

まず、画面上部に表示される日付と時刻のフォントデザインが刷新されました。フォントデザインは、変更が可能です(後述)。

また、通知は画面下部に表示されます。標準の設定は「スタック」表示で、通知部分を上方向にスワイプすると「リスト」表示に、さらに上方向にスワイプすると、「通知センター」のすべての通知を確認できます。

逆に、通知を下方向にスワイプすると、「○件の通知」と件数のみの表示になり、上方向へのスワイプで「スタック」表示に戻ります。

左が「スタック」、上方向スワイプで「リスト」(中央)、下方向へのスワイプで「件数」表示(右)になる

左が「スタック」、上方向スワイプで「リスト」(中央)、下方向へのスワイプで「件数」表示(右)になる

標準の表示形式は、変更が可能です。「設定」の「通知」を開き、「表示形式」で好みの通知形式を選択しましょう。

ロック画面の通知の表示形式は、「件数」「スタック」「リスト」から選べる

ロック画面の通知の表示形式は、「件数」「スタック」「リスト」から選べる

最大の変更点は、自分好みのロック画面を複数作成しておき、手軽に切り替えができるようになった点です。

ロック画面の作成/カスタマイズは、ロック画面を長押しして行います。長押しで表示される画面で「+」をタップすると、「新しい壁紙を追加」画面になります。

壁紙は、1枚の写真だけでなく、複数の写真をシャッフル表示させることも可能。そのほか、「絵文字」や現在地のリアルタイムの天候状況をアニメーションで表示する「天気」、地球や月、天体を表示する「アストロノミー」、グラデーションの「カラー」などが用意されています。

以下では、写真を壁紙にしてカスタマイズする方法を見ていきましょう。

「新しい壁紙を追加」画面で「写真」をタップ。このとき、「提案された写真」も選択できます。これは、「iOS 16」が写真ライブラリからピックアップした写真です。これを選択する方法もあります。

写真の一覧が表示されるので、壁紙にしたい写真をタップして選択。これで写真が壁紙に設定され、カスタマイズ画面になります。

写真は、ピンチ操作で表示エリアを調整することも可能です。

「写真」のロック画面を作成するために、写真を選択する

「写真」のロック画面を作成するために、写真を選択する

画面を左右にスワイプすると、「自然光」「白黒」「デュオトーン」「カラーウォッシュ」から好みのスタイルを選ぶことができます。このとき、選ぶスタイルに合わせてフォントの色や時刻のフォントスタイルが自動で変更されます。

左右へのスワイプで写真のトーンを変更できる

左右へのスワイプで写真のトーンを変更できる

画面上部は、ウィジェットの配置スペースです。日付をタップすると「ウィジェットを選択」画面が表示されるので、表示させたいウィジェットをタップして選択します。ウィジェットが決まったら、「×」をタップします。

同様に、時刻ではフォントとカラーを変更でき、その下には用意されたウィジェットを配置します。

「iOS 16」の公開直後(執筆時点)はアップル製アプリのウィジェットしかありませんでしたが、今後は他社製アプリのウィジェットも提供されます。すでにヤフーは対応アプリを公開していて、Googleも自社製アプリのウィジェット提供を表明しています。

フォントやカラーを変更したり、必要なウィジェットを配置したりできる。壁紙だけでなく、異なるウィジェットを表示するロック画面を複数作成することで、シチュエーションに合わせたロック画面に切り替えができる

フォントやカラーを変更したり、必要なウィジェットを配置したりできる。壁紙だけでなく、異なるウィジェットを表示するロック画面を複数作成することで、シチュエーションに合わせたロック画面に切り替えができる

写真内の人物やオブジェクトを、時刻の前に表示させる機能もあります。それが「被写界深度エフェクト」で、画面右下にある横三点ボタンからオン/オフを設定します。

ただし、この機能は「iPhone XS」以降でないと使えません。

また、オブジェクトが時刻にかぶり過ぎると自動でオフになり、時刻の下にウィジェットを配置してもオフになります。

「iPhone XS」以降であれば、「被写界深度エフェクト」を利用できる

「iPhone XS」以降であれば、「被写界深度エフェクト」を利用できる

カスタマイズを終えたら、画面右上の「完了」をタップ。表示される画面で、壁紙をロック画面とホーム画面の両方に設定するときは「壁紙を両方に設定」をタップします。

ホーム画面に別の壁紙を設定するときは「ホーム画面をカスタマイズ」をタップ。表示される画面で単色やグラデーションカラー、別の写真を選択できます。アプリアイコンが見やすくなるように、「ぼかし」のオン/オフも可能です。

壁紙は、ロック画面とホーム画面の両方に設定するか、ホーム画面に別の壁紙を設定するか選べる

壁紙は、ロック画面とホーム画面の両方に設定するか、ホーム画面に別の壁紙を設定するか選べる

これでロック画面の作成は終了です。同様の操作で、複数の壁紙を作成できます。ロック画面を長押しすると作成したロック画面が一覧表示されるので、タップで表示を切り替えます。

なお、ロック画面を削除するには、一覧で削除したいロック画面を上方向にスワイプ。「ゴミ箱」ボタンをタップし、「この壁紙を削除」をタップします。

上方向にスワイプして「ゴミ箱」ボタン→「この壁紙を削除」をタップで削除する

上方向にスワイプして「ゴミ箱」ボタン→「この壁紙を削除」をタップで削除する

ロック画面と連動する「集中モード」

「iOS 16」では、仕事中や睡眠中などに不要な通知をオフにできる「集中モード」がロック画面と連動するようになりました。

「集中モード」を設定するときにロック画面を選択すると、そのロック画面に切り替えるだけで「集中モード」がオンになります。

複数の「集中モード」をロック画面の切り替えだけでオン/オフできるので、「集中モード」を使っている人は使い勝手がよくなるでしょう。

設定は、「設定」の「集中モード」で行います。以下では、「仕事」モードを例に設定方法を確認してみましょう。

「集中モード」画面を開いたら、「仕事」をタップ。はじめに、通知を表示する、あるいは表示しない連絡先とアプリを設定します。このあたりの基本設定は、「iOS 15」と共通です。

通知を表示する、あるいは表示しない連絡先とアプリを指定し、通知オプションも設定する

通知を表示する、あるいは表示しない連絡先とアプリを指定し、通知オプションも設定する

基本の設定ができたら、新たに追加された「画面をカスタマイズ」にあるロック画面の「選択」をタップ。作成したロック画面が表示されるので、連動させるロック画面を選択して「完了」をタップします。

このとき、「集中モード」用に提案されるロック画面も選択できるので、それを使用することも可能です。

次に、ホーム画面の「選択」をタップ。表示するホーム画面を選択します。ここでも、「集中モード」用にホーム画面が提案されるので、それを選んでアプリをカスタマイズする方法もあります。

ここでは提案されたホーム画面を選んでみます。「新規ページ」画面になり、「Appを編集」をタップすると表示するアプリを変更することが可能です。

「集中モード」と連動させるロック画面とホーム画面を設定する

「集中モード」と連動させるロック画面とホーム画面を設定する

「集中モードフォイルタ」も新たに追加されました。これは、「集中モード」をオンにしたときのアプリとシステムの動作を設定するものです。

「フィルタを追加」をタップすると、「Appフィルタ」と「システムフィルタ」が表示されます。

各項目をタップすることで、動作を細かく設定できます。たとえば「メッセージ」なら、連絡先のリストでフィルタをオンにすることで、通知を許可している人とのチャットのみが表示されるようになります。

「集中モードフォイルタ」により、アプリやシステムの動作をより細かく設定できる

「集中モードフォイルタ」により、アプリやシステムの動作をより細かく設定できる

ロック画面を切り替えるとき、「集中モード」が設定されているなら画面下部にモード名が表示されます。このロック画面を選択することで、対象の「集中モード」がオンになります。

ロック画面の切り替えで、素早く「集中モード」をオンにできる

ロック画面の切り替えで、素早く「集中モード」をオンにできる

また、ロック画面を作成/カスタマイズするとき、「集中モード」の設定を完了しているなら、ロック画面の切り替え画面で画面下部に「集中モード」と表示されます。

「集中モード」をタップし、「集中モード」の種類を選択することでも「集中モード」とロック画面を連動させることができます。

ロック画面の切り替え画面から「集中モード」を連動させることもできる

ロック画面の切り替え画面から「集中モード」を連動させることもできる

送信の取り消しや編集ができる「メッセージ」

「メッセージ」では、送信後2分間のみ送信を取り消すことができるようになりました。

操作は、取り消したいメッセージを長押しして「送信を取り消す」をタップするだけです。

ただし、送信後すぐに相手には受信通知が届くので、取り消すタイミングによっては相手にメッセージを見られることになります。また、メッセージを取り消した旨が、自分と相手側のチャット画面に表示されます。

送信後15分以内であれば、送信済みのメッセージを編集できるようにもなりました。

操作は、編集したいメッセージを長押しして「編集」をタップ。メッセージが編集モードになるので必要な箇所を編集し、右端のチェックマークをタップします。

メッセージ直下に「編集済み」と表示され、タップすると編集前のメッセージも表示されます。これは受信者側も同様で、「編集済み」の文字をタップすると編集前のメッセージが表示されます。

取り消しと編集は、相手側にも通知されることを理解しておいてください。

メッセージを長押しすると「送信を取り消す」や「編集」を実行できる。編集後は、「編集済み」のタップで編集前のメッセージも表示できる

メッセージを長押しすると「送信を取り消す」や「編集」を実行できる。編集後は、「編集済み」のタップで編集前のメッセージも表示できる

送信の取り消しや編集内容は、受信者側でも確認できることを理解しおこう

送信の取り消しや編集内容は、受信者側でも確認できることを理解しおこう

「メッセージ」では、以下の機能も更新されました。

・メッセージを未開封にする機能により、チャットをあとで見つけやすくすることが可能
・「SharePlay」を使用して、友達とメッセージをやり取りしながら映画、ミュージック、ゲームなどを一緒に楽しむことが可能
・共同制作機能では、「メッセージ」を使ってファイルの共同作業への参加を簡単に依頼することができ、共有プロジェクトで編集が加えられたときにスレッドでアクティビティの更新情報を取得することが可能

送信の取り消しができる「メール」

「メール」でも、送信後10秒以内であれば送信を取り消すことができます。

操作は、送信後10秒以内に、画面下部に表示される「送信を取り消す」をタップするだけです。これで、メールの作成画面に戻ります。

なお、取り消すまでの時間は変更も可能です。「設定」の「メール」→「送信を散り消すまでの時間」で「オフ」「10秒」「20秒」「30秒」から選択できます。

送信後10秒以内であれば、「送信を取り消す」が実行できる

送信後10秒以内であれば、「送信を取り消す」が実行できる

また、指定した日時にメールを送信することができるようになりました。

操作は、メール作成画面の「送信」ボタンを長押しして、「あとで送信...」をタップ。開く画面で送信日時を設定して「完了」をタップします。

指定した送信日時にiPhoneがオンラインであれば、メールが送信されます。

「送信」ボタンの長押しから、送信日時を指定できる

「送信」ボタンの長押しから、送信日時を指定できる

「メール」では、以下の機能も更新されました。

・より正確で完全な結果を返し、入力を始めるとすぐに検索結果の候補を表示するよう検索機能が改善
・「リマインダー」機能でメールを読み直したり、返信を忘れたりしないように、リマインダーを受け取る日時を設定可能

なお、リマインダーの設定は、メールの一覧で対象のメールを右方向にスワイプ。左側に表示される「リマインダー」から行います。

複数の経由地を追加できる「マップ」

「マップ」では、車を使った運転経路検索時に、15か所までの経由地を追加できるようになりました。

設定は、「マップ」で運転経路を検索。「経路」画面に、「経由地を追加」が表示されるのでタップ。経由地を追加すると、経路に反映されます。

各経由地の右端にある横三本線部を上下にドラッグすると、経由地の順番を入れ替えることも可能です。

車利用の運転経路検索時のみ、最大15か所までの経由地を追加できる

車利用の運転経路検索時のみ、最大15か所までの経由地を追加できる

また、「ウォレット」に交通系ICカードを追加している場合、少なくなった残高の確認、カードにチャージする、といったことが「マップ」から移動せずに実行できます。

写真の切り抜きができる「画像を調べる」

「画像を調べる」機能により、写真の被写体だけを切り抜いて「メモ」や「メール」「メッセージ」などのアプリに貼り付けができるようになりました。

ただし「画像を調べる」機能は、「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」以降のiPhoneでしか使えません。

操作は、「写真」で写真を開き、切り抜きたい被写体を少しだけ長めにタップ。これで、切り抜かれた被写体がドラッグできる状態になります。

指を離すと、「コピー」「共有」が表示されるので、コピーして別のアプリに貼り付けるときは「コピー」、共有機能を利用するときは「共有」をタップします。

「共有」の場合は、共有画面が表示されるので、アプリを選択。たとえば「メッセージ」を選ぶと、背景が黒の切り抜き写真を送信できます。

被写体と背景の境界が明確な場合、かなり高い精度で切り抜きが可能です。

なお、ドラッグで被写体を切り抜いたとき、指を離さずにそのまま別の指でアプリを切り替え、貼り付け操作を行うこともできます。

とても簡単に被写体のみを切り抜き、別のアプリで利用できる

とても簡単に被写体のみを切り抜き、別のアプリで利用できる

「画像を調べる」機能では、写真に写っている鳥、昆虫、蜘蛛、彫像を認識できるようになりました。

調べ方は、「写真」で写真を表示し、画面下部の「i」ボタンをタップ。詳細情報画面に「調べる - ○○」と表示されるのでタップ。これで、検索結果が表示されます。

「画像を調べる」で鳥の名前を調べる例

「画像を調べる」で鳥の名前を調べる例

写真や動画内の文字を操作できる「テキスト認識表示」

写真の中の文字をテキストデータとして認識し、コピー、調べる、翻訳などができます。

対象は、写真、スクリーンショット、クイックルック、「Safari」、「カメラ」を使ったライブプレビューと幅広く、いろいろな場面で活用できる機能です。

ただし「テキスト認識表示」機能は、「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」以降のiPhoneでしか使えません。

写真内の文字を認識すると、画面右下にボタンが表示されるのでタップ。文字の一部や全部を選択すると、コピー、調べる、翻訳機能を実行できる

写真内の文字を認識すると、画面右下にボタンが表示されるのでタップ。文字の一部や全部を選択すると、コピー、調べる、翻訳機能を実行できる

また、動画の再生を一時停止すると、写真と同様にコピー、調べる、翻訳などの機能を実行することもできます。

「パーソナライズされた空間オーディオ」

iPhoneの「TrueDepthカメラ」を使用して、「空間オーディオ」のパーソナルプロファイルを作成できます。これにより、より正確で没入感のあるリスニング体験が実現します。

対応機種は、「AirPods(第3世代)」「AirPods Pro(第1世代/第2世代)」「AirPods Max」です。

パーソナルプロファイルを作成するには、対応のイヤホンをiPhoneに接続。自動で「パーソナライズされた空間オーディオ」画面が表示されるので、「開始」をタップします。

次の説明画面で「続ける」をタップ。ここでイヤホンを取り外すように指示が出るので取り外し、「OK」をタップします。

まずは、「顔正面のアングル」です。説明を読んで「顔正面のアングルの取り込みを開始」をタップ。「Face ID」の顔登録と同じような画面になるので、指示にしたがって顔を動かし、顔正面のアングルを取り込みます。

続けて、説明を読んで「右耳のアングルの取り込みを開始」をタップ。右耳の横にiPhoneを持っていき、右耳のアングルを取り込みます。

続けて同様に、左耳のアングルも取り込んだら作成は完了です。

作成の操作は画面の指示にしたがうだけなので難しくないのですが、右耳、左耳はiPhoneの位置の調整がやや難しく、少し時間を要しました。

対応のイヤホンをiPhoneに接続し、画面の指示にしたがって顔正面、右耳、左耳のアングルを取り込む

対応のイヤホンをiPhoneに接続し、画面の指示にしたがって顔正面、右耳、左耳のアングルを取り込む

まだまだある「iOS 16」の新機能

「iOS 16」の主な新機能を紹介してきましたが、ほかにも多くの新機能や更新された機能があります。

それらは、以下にまとめておきますので参考にしてください。情報は、「iOS 16」へのアップデート時に確認できるものです。

■Safariとパスキー
・共有タブグループで、複数のタブを共有することが可能になり、タブグループの更新は即時に確認可能
・タブグループのスタートページは、タブグループごとに異なる背景画像やお気に入りをカスタマイズすることが可能
・タブグループごとによく閲覧するWebサイトを固定することが可能
・トルコ語、タイ語、ベトナム語、ポーランド語、インドネシア語、オランダ語をSafariのWebページ翻訳機能に追加
・パスワードの代わりに、より簡単で安全にサインインできるパスキーに対応
・パスキーはiCloudキーチェーンによりAppleデバイス間でエンドツーエンドで同期され、すべてのAppleデバイスで使用可能

■Siri
・ショートカットの設定が簡単になり、何も設定しなくてもAppをダウンロードするだけでSiriからショートカットを使用可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
・メッセージ送信前にSiriから確認を求められることなく送信可能にする新しい設定
・「Hey Siri、何ができるの?」 と尋ねることにより、iOSやAppでSiriができることを調べることが可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
・「Hey Siri、通話を終了」と頼んで電話やFaceTimeでの通話を終了するオプション (iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)

■音声入力
・音声入力機能が全面的に新しくなり、音声入力とキーボードを一緒に使用してテキストの入力や編集を行うことが可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
・話す通りに読点、句点、疑問符を自動的に挿入する機能を装備
・絵文字に対応し、声を使って絵文字を挿入することが可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)

■Apple Payとウォレット
・加盟店でApple Payで購入した商品について、レシートの確認と注文の追跡をウォレットから行うことが可能

■ホーム
・ホームAppが再設計され、スマートホーム用アクセサリのナビゲーション、整理、表示、コントロールを簡単に実行可能
・ホームタブで、アクセサリ、部屋、シーンのすべてをひとつのタブに統合し、家全体を一目で見渡すことが可能
・照明、空調、セキュリティ、スピーカーとテレビ、水回りのカテゴリで、部屋ごとに整理されたすべての関連アクセサリに素早くアクセスでき、より詳細なステータス情報を表示
・最大4つまでのカメラ映像をホームタブの中央部に表示し、スクロールしてそのほかのカメラ映像を表示可能
・アクセサリタイルのデザインを一新。カテゴリに合わせたカラーでより視覚的にわかりやすいアイコンを採用し、より正確なアクセサリの操作を実現

■ヘルスケア
・服薬機能により、服用している薬のリストやスケジュールやリマインダーを作成して、薬、ビタミン剤、サプリメントの記録/管理を行い、時系列で記録を表示
・月経周期の記録に基づき、希発月経、月経不順、過長月経、持続性の点状出血の症状が見られる場合に周期の偏差を通知
・ヘルスケア共有機能により、簡単かつ安全に大切な人のヘルスケアデータを共有可能
・ヘルスケア共有のリマインダー機能により、どのヘルスケアデータが大切な人と共有されているかを明確に表示し、かつデータ共有のコントロールが可能

■ファミリー共有
・子供用アカウント設定の改善により、年齢に応じたメディア制限など、適切なペアレンタルコントロールが適用された状態で子供用アカウントを簡単に作成可能
・クイックスタートを使って、子供用に新しいiOSまたはiPadOSデバイスを親/保護者が選択したペアレンタルコントロールが適用された状態で簡単に設定可能
・子供からのスクリーンタイムのリクエストが「メッセージ」に表示されるようになり、承認や拒否をより簡単に実行可能
・ファミリーチェックリストでは、子供のペアレンタルコントロール設定のアップデート、位置情報共有のオン、またはiCloud+のサブスクリプションをみんなと共有することを気づかせるようなヒントや提案を表示

■個人情報安全性チェック
・「設定」の新規項目の個人情報安全性チェックでは、同居する人や親密なパートナーからの暴力行為にあっている人が相手に許可したアクセス権を素早くリセットすることが可能
・「緊急リセット」により、「探す」経由での位置情報共有の無効化、Appのプライバシー権限のリセットなど、すべての人とAppのアクセスをリセットするアクションを素早く実行可能
・共有とアクセスを管理することで、情報にアクセスできるAppや人を確認し、カスタマイズすることが可能

■アクセシビリティ
・「拡大鏡」の「ドアの検出」機能によりドアを見つけ、ドア周辺の標識やシンボルを読み取り、ドアを開けるための手順を提供(iPhone 12 ProとiPhone 13 Pro)
・iPhoneからApple Watchを完全にコントロールするApple Watchミラーリング機能は、iPhoneのスイッチコントロール、音声コントロール、そのほかの補助機能の使用に対応し、Apple Watchを最大限に活用することが可能
・バディコントローラで、複数のゲームコントローラからの入力をひとつにまとめて、認知機能に不自由のある方がゲームをプレイする際に、介助者や友達のサポートを受けることが可能
・「VoiceOver」が、バングラ語(インド)、ブルガリア語、カタロニア語、ウクライナ語、ベトナム語を含む20以上の新しい言語と地域で利用可能

■そのほかの機能と改善項目
・Apple Watchを持っていなくてもフィットネスAppでフィットネスのゴールの記録/達成が可能。iPhoneのモーションセンサーで推定カロリー消費量を割り出し1日のムーブゴールの達成を援助
・「AirPods Pro(第2世代)」に対応
・「FaceTime」のHandoff機能により、iPhoneからiPadやMacに、またはiPadやMacからiPhoneにシームレスにFaceTime通話を引き継ぐことが可能
・ミー文字では、ステッカーポーズ、ヘアスタイル、帽子類、鼻、リップカラーのバリエーションがアップデート
・「クイックメモ」では、iPhone上のどのAppでもメモが取れ、リンクを追加してコンテキストを作成し、簡単にコンテンツを見つけることが可能
・翻訳Appでカメラを使って身の回りのテキストを翻訳することが可能
・「写真」の重複検出機能により、重複した写真を識別し、ライブラリを素早く整理することが可能
・「カメラ」のポートレート写真では前景にある被写体をぼかして、よりリアルな被写界深度表現が可能(iPhone 13、iPhone 13 Pro、およびiPhone 13 Pro Max)
・「リマインダー」でリストをピンで固定して、よく使うリストに素早く移動することが可能
・ホーム画面上での検索により、ホーム画面下部から直接「Spotlight」にアクセスでき、Appを開いたり、連絡先を探したり、Webで情報を入手したりすることが簡単に実行可能
・「CarPlay」の自動メッセージ送信機能により、確認作業をしなくてもメッセージを送信可能
・「緊急セキュリティ対応」では、重要なセキュリティの改善をより迅速にデバイスに適用するために、通常のソフトウェアアップデートとソフトウェアアップデートの間に自動的に適用

まとめ

「iOS 16」は多くの新機能を追加し、機能の改善も多数行われています。

まず話題になるのは、見た目にもわかりやすいロック画面のカスタマイズ機能や、被写体の切り抜き機能などですが、「メッセージ」や「メール」「メモ」など、日常的に多用するアプリの新機能にも注目したいところです。

また、セキュリティ面やプライバシー情報の保護など、大切な情報を守るための機能も充実しています。

まだ短時間の利用でしかありませんが、必要な機能を使いこなすことでiPhoneの使い勝手がさらによくなりそうな印象を受けました。

興味を持たれた方は、アップデートしてさまざまな機能を実際に使ってみてはいかがでしょうか。

小野均

小野均

パソコンからモバイルまで、ハード&ソフトのわかりやすい操作解説を心がける。趣味は山登りにクルマという、アウトドア志向のIT系フリーライター。

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