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無印「iPad」がホームボタンなしのオールスクリーンに刷新、68,800円から

アップルは2022年10月18日(現地時間)、第10世代となるタブレット端末「iPad」の新モデルを26日に発売すると発表した。ホームボタンを廃止し、外部インターフェイスにUSB-Cを採用するなど、現行の「iPad Air」(第5世代)に近いデザインを採用。第9世代の「iPad」と比べて、ディスプレイやチップなども強化している。

デザインを刷新した「iPad」(第10世代)

デザインを刷新した「iPad」(第10世代)

日本でのアップルストア価格は68,800円(税込、以下同)から。円安の影響を受けて、第9世代の「iPad」は今年7月に39,800円から49,800円に値上げされていた。円安の影響が色濃く、第10世代の「iPad」は第9世代よりも19,000円高い値付けだ。

オールスクリーンに一新! USB-Cや「A14」を搭載

第10世代の「iPad」はデザインを刷新し、「iPad Air」(第5世代)に近い、いわゆるオールスクリーンデザインを採用する。初代「iPad」から続く、ホームボタンは廃止された。第9世代の「iPad」ではホームボタンに組み込まれていた「Touch ID」は、「iPad Air」と同じ側面の電源ボタンに搭載されている。

ホームボタンを備える最後の端末だった「iPad」だが、第10世代でついに廃止された

ホームボタンを備える最後の端末だった「iPad」だが、第10世代でついに廃止された

第9世代の「iPad」と比較すると、ディスプレイは10.2型(2160×1620)から10.9型(2360×1640)にわずかに大型化。最大輝度は500ニト、耐指紋性撥油コーティング、True Toneディスプレイなど、そのほかのスペックは変わっていないようだ。ペンは第1世代の「Apple Pencil」に対応する。第2世代への対応は見送られた。

搭載するチップは「A13 Bionicチップ」から「iPhone 12」(2020年発売)などに搭載されていた「A14 Bionicチップ」に強化されている。そのほか、背面カメラは800万画素から1200万画素へ、画素数がアップ。フロントカメラは1200万画素のままだが、横向きに搭載位置が変わっている。

専用の「Magic Keyboard Folio」を別売で用意。アップルストア価格は38,800円(税込)

専用の「Magic Keyboard Folio」を別売で用意。アップルストア価格は38,800円(税込)

本体カラーは「シルバー」「イエロー」「ピンク」「ブルー」の4色。「iPad Air」(第5世代)のようなカラフルな色も用意する。

「シルバー」「イエロー」

「シルバー」「イエロー」

「ピンク」「ブルー」

「ピンク」「ブルー」

無印の「iPad」は値ごろな「iPad」として、価格.com上でも不動の人気を誇る。ただ、円安の影響とは言え、第10世代の「iPad」の高めの価格設定にユーザーがどんな反応を示すのか注目だ。なお、第9世代の「iPad」は価格据え置きで継続販売する。

「M2チップ」搭載の「iPad Pro」

タブレット端末の最上位モデル「iPad Pro」の新モデルも26日に発売する。アップルが自社で設計した「M2チップ」を搭載するのが特徴で、従来モデルに搭載していた「M1チップ」より、CPU性能が最大15%、グラフィック性能が最大35%アップしているという。

「iPad Pro」

「iPad Pro」

無線LANはWi-Fi 6Eに対応するが、日本ではWi-Fi 6対応にとどまるようだ。そのほかの仕様は従来機種から大きな変更はない。ラインアップは12.9型モデルと11型モデルの2つの画面サイズを用意する。

12.9型モデルはミニLEDを採用した「Liquid Retina XDRディスプレイ」(2732×2048)を搭載し、最大120Hz駆動の「ProMotion」に対応する。11型モデルは「Liquid Retinaディスプレイ(2388×1668)を搭載する。

アップルストア価格は12.9型モデルが172,800円(税込)から、11型モデルが124,800円(税込)から。従来機種と比べると7,000円〜13,000円高い。

「iPad Air」や「iPad mini」も微妙に値上げ

そのほかのモデルについても微妙に値上げがされている。今年7月に続き、2度目の値上げだ。

「iPad Air」(第5世代)は74,800円が7月に84,800円に値上げされ、今回92,800円に再値上げされた。「iPad mini」(第6世代)は59,800円が7月に72,800円に値上げされ、今回78,800円に値上げされている。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

ガジェットとインターネットが好きでこの世界に入り、はやいもので20年。特技は言い間違いで、歯ブラシをお風呂、運動会を学芸会、スプーンを箸と言ってしまいます。お風呂とサウナが好きです!

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