NECパーソナルコンピュータ(NEC PC)は2023年1月24日、春商戦向けのパソコン・タブレット端末の新モデルを発表した。新生活シーズン向けにモバイルノートの基本性能の底上げなどを図っている。
NECパーソナルコンピュータの春商戦向けのノートパソコンとタブレット端末
14型ディスプレイを搭載するモバイルノートのフラグシップモデル。在宅ワークやハイブリッドワークなどさまざまな働き方にマッチする、同社のこだわりの詰まったモデルだ。14型ディスプレイはアスペクト比が16:10で狭額縁設計。1kgを切る軽量ボディながら、バッテリー駆動時間は約24時間のスタミナを誇る。カーボン素材を使った堅牢性も魅力だ。
カーボン素材を使った軽くて丈夫なモバイルノート「LAVIE NEXTREME Carbon」
キーボードはテレワークに便利な静音設計。音量やマイクオフなどを1ボタンで操作できる。明るさを10段階から選択できるバックライト(上部モデルのみ)も備える。オンラインミーティング向けには、ノイズキャンセリング機能を搭載。ヤマハ製「AudioEngine」を使った「ミーティング機能」は、「Teams」や「Skype」など対応アプリが増え、より多くのアプリで利用できるようになった。また、パソコンが手元から離れるとスマートフォンへ知らせてくれる「MAMORINO PC」サービスを2年間無料で利用できるのもありがたい(3年目以降は有償で延長可能)。
主な強化点は、CPUに第12世代Coreプロセッサーを搭載したほか、メモリーにLPDDR5を採用したこと。無線LANは最新のWi-Fi 6Eに対応した。直販モデルでは、32GBのメモリーが選択できるほか、5G通信(nano SIMカードスロット、eSIM)も選べる。
外部インターフェイスはUSB Type-A(USB 3.2 Gen2)、HDMI出力、ヘッドホン出力/マイク入力、microSDメモリーカードスロット、Thunderbolt 4×2などを備える。
カラーはペールゴールドとメテオグレーの2色(「XC950/FAG」はペールゴールドのみ)
店頭販売モデルの主なスペック
XC950/FAG:Core i7-1255U、16GB、512GB、約935g、約24時間、ペールゴールド、296,780円前後
XC750/FAシリーズ:Core i7-1255U、16GB、512GB、約887g、約24時間、ペールゴールド/メテオグレー、274,780円前後
XC550/FAシリーズ:Core i7-1235U、16GB、512GB、約879g、約24時間、ペールゴールド/メテオグレー、258,280円前後
(CPU、メモリー、ストレージ、重量、バッテリー駆動時間、カラー、税込の市場想定価格)
Web直販のNEC Direct専用モデルは22.5万円(税込)前後から。
13.3型液晶ディスプレイを搭載するシンプルなモバイルノート。重量が約984g/約1035g、バッテリー駆動時間が約12時間/約18時間という軽量・長時間バッテリーが特徴だ。MIL規格(MIL-STD 810H)に準拠した耐久テストをクリアするなど堅牢性も高い。
カラーバリエーションはネイビーブルーとメタリックライトブルーの2色。NEC Directではオリジナルカラーのパールブラックが選べる
指の収まりがいいシリンドリカル形状、リフトアップヒンジ、打鍵感を感じるキーテンション調整など、キーボードにもこだわっている。新モデルは基本スペックが強化されており、CPUに第12世代Coreプロセッサーを搭載。無線LANにはWi-Fi 6Eを備える。
外部インターフェイスにはUSB Type-C、SDXCメモリーカードスロット、USB Type-A×2、HDMI出力、ヘッドホン出力/マイク入力などを備える。
店頭販売モデルの主なスペック
N1375/FAシリーズ:Core i7-1255U、16GB、512GB、約1035g、約18時間、230,780円前後
N1355/FAシリーズ:Core i7-1235U、8GB、512GB、約1035g、約18時間、208,780円前後
N1335/FAシリーズ:Core i3-1215U、8GB、256GB、約984g、約12時間、192,280円前後
(CPU、メモリー、ストレージ、重量、バッテリー駆動時間、税込の市場想定価格)
Web直販のNEC Direct専用モデルは16.6万円(税込)前後から。
15.6型液晶ディスプレイを搭載するスタンダードノート。フルHDのIPS液晶や、ヤマハ製の「AudioEngine」、DVDドライブなどを備える。本体デザインは本体奥側がラウンドしたフォルムに改良されたほか、正面から吸排気口のスリットが見えないように調整している。
ネイビーブルーとパールホワイト
カームレッド
キーボードとタッチパッドは静音設計。シリンドリカル形状のキーや、傾斜のついたドロップダウンヒンジなど心地よい打鍵感にこだわっている。電源は指紋認証付き。新たにスリープ時でも低消費電力状態を維持し、無線通信を行える「Modern standby」に対応した。
主な強化点は、インテルモデルはCPUに第12世代Coreプロセッサーを、AMDモデルは第12世代の「Ryzen 7 7730U」を搭載したこと。無線LANにはWi-Fi 6Eを備える。
外部インターフェイスは光学ドライブが右側面にあるため、左側面にのみ搭載されている。USB Type-A×2、USB Type-C、HDMI出力、有線LAN、ヘッドホン出力/マイク入力などを備える。
店頭販売モデルの主なスペック
N1570/Fシリーズ:Core i7-1255U、16GB、256GB、約7.8時間、ネイビーブルー/パールホワイト/カームレッド、197,780円前後
N1565/Fシリーズ:Ryzen 7 7730U、8GB、256GB、約13.3時間、ネイビーブルー/パールホワイト/カームレッド、181,280円前後
N1535/Fシリーズ:Core i3-1215U、8GB、256GB、約8.1時間、ネイビーブルー/パールホワイト、164,780円前後
(CPU、メモリー、ストレージ、バッテリー駆動時間、カラー、税込の市場想定価格)
Web直販のNEC Direct専用モデルは16万円(税込)前後から。
「LAVIE Tab T11 (T1195/FAS)」は11型のハイエンドモデル。2560×1536の高精細かつ、リフレッシュレート120Hzの11.2型の有機ELディスプレイを搭載する。
「LAVIE Tab T11 (T1195/FAS)」
背面はツートンカラー
CPUはMediaTekの「Komanio 1300T」(8コア)、メモリーはLPDDR4X 8GB、ストレージは256GB。サウンド面ではDolby Atmos対応のJBL製4スピーカーを備える。
新機能として、USB(Type-C)to HDMI/dp変換ケーブル1本で、タブレットの画面を外付けディスプレイに映像出力が可能な画面拡張機能を搭載。動画を見ながら調べ物など「ながら作業」やプレゼンなどに役立つ。また、デジタルノートアプリ「Nebo」と計算アプリ「MyScript Calculator 2」を搭載。「Nebo」は手書きしたメモをデジタルテキストや図形に変換できるアプリで、編集も直感的なジェスチャー操作で行える。「MyScript Calculator 2」は、計算式を自然な手書きで入力するだけで、すぐに結果が表示される、児童・学生にありがたいアプリだ。
さらに、別売にてフォリオケース、スタンドカバー付きキーボード、デジタルペンを用意する。
フォリオケースはレザー調のデザインで、重量約240gのスリムなタイプ。スタンドとして使えるほか、背面にはデジタルペンを収納できる。スタンドカバー付きキーボードを使えば、ノートパソコンのようにキーボードとタッチパッドを使った操作が可能だ。デジタルペンは4096段階の筆圧検知をサポート。チルトセンサー/パームリジェクション、ロストアラーム機能(置き忘れ防止)、メモメニュー表示など多機能なタッチペンだ。
フォリオケース
スタンドカバー付きキーボードとデジタルペン
市場想定価格は93,280円(税込)前後。別売のフォリオケースが6,578円前後、スタンドカバー付きキーボードが16,280円前後、デジタルペンが11,880円前後(いずれも税別)。
ガジェットとインターネットが好きでこの世界に入り、はやいもので20年。特技は言い間違いで、歯ブラシをお風呂、運動会を学芸会、スプーンを箸と言ってしまいます。お風呂とサウナが好きです!