選び方・特集

3〜4万円台の最新スマートフォン8機種! カメラやデザインに個性を感じる人気モデルを厳選

3〜4万円台のスマートフォンは、価格と性能のバランスがよい、コストパフォーマンスにすぐれるモデルが多いのが特徴です。カメラやデザインなどに個性を感じるモデルも用意されています。本特集では、この価格帯の最新モデルの中から、人気の8機種をセレクトしました。

※本記事で紹介する端末は、2022年1月以降に発売され、2023年1月上旬時点での価格.comの最安価格が3〜4万円台のSIMフリースマートフォン。あるいは、特定の条件で3〜4万円台で購入できる、通信事業者のスマートフォンです。
※本記事中の価格は税込で統一しています。

1〜2万円台よりも基本性能が向上。端末の個性もハッキリする

まずは、3〜4万円台のスマートフォンの特徴を押えておきましょう。この価格帯のスマホは、ミドルレンジスマホやミドルレンジ機と呼ばれています。各社がこぞって参入している主力の価格帯ということもあって、製品数が豊富で、競争も活発。基本性能にすぐれ、カメラやデザインなどに特徴を持つ製品も選べます。

5G、FeliCa、防水・防塵対応が大多数。ハイエンドモデルの機能を取り込んだものも

本特集で取り上げる3〜4万円台のスマホは、すべてが5G対応です。さらに、ほとんどのモデルが、おサイフケータイで使用するFeliCaと防水・防塵にも対応しています。どのモデルも、基本的な機能性は一定の水準をクリアしています。

また、この価格帯になると、搭載されるSoC(CPU、GPU、通信機能などをひとつにまとめたシステムチップのこと)の性能が上がり、動作もよりスムーズです。グラフィック性能も向上しているので、要求スペックの高い一部の3Dゲームでなければ、ゲームも問題なくプレイできるはず。高画質な有機ELディスプレイを備えるものなら、動画の視聴も快適でしょう。また、ハイエンドモデルのような120Hzの倍速駆動ディスプレイも選ぶことも可能です。

このように、上位モデルの機能を部分的に取り込み始めているのが、この価格帯の特徴と言えそうです。

この価格帯の最新スマホは5G対応が標準。5Gに対応した設計の新しいSoCを搭載しているので、よりスムーズな動作が期待できます

この価格帯の最新スマホは5G対応が標準。5Gに対応した設計の新しいSoCを搭載しているので、よりスムーズな動作が期待できます

標準カメラは夜景撮影も楽しめる。望遠撮影はデジタルズームが主流

カメラに注目すると、この価格帯から各社が特徴を競うようになります。格安の製品では難しい夜景撮影も、この価格帯の製品ならある程度きれいな仕上がりが期待できます。

近ごろのスマートフォンは、標準カメラ(広角カメラ)と超広角カメラという組み合わせが一般的です。ただし、この価格帯では利用頻度のいちばん高い標準カメラに注力している傾向があります。そのため、上位機種のような高品質な超広角カメラを期待するのは、まだ厳しいのが現実です。

また、望遠カメラを搭載するものも限られており、ほとんどのモデルがデジタルズームで代用しています。

夜景撮影はカメラの性能が問われます。3〜4万円台になると、より高画質に夜景を撮影できる性能を備えたものが増えます

夜景撮影はカメラの性能が問われます。3〜4万円台になると、より高画質に夜景を撮影できる性能を備えたものが増えます

ハイエンドレベルの基本性能。Googleのソフトウェア技術を生かしたカメラ機能も魅力
Google「Google Pixel 6a」(au、ソフトバンク、SIMフリー)

Googleのスマートフォン「Pixel」シリーズの最新エントリーモデル。外見は上位機種の「Pixel 6」とよく似ていて、SoCも「Pixel 6」と同じ「Google Tensor」です。4万円前後のモデルとしては非常に高い処理性能やグラフィック性能を持つのが魅力です。6.1インチの有機ELディスプレイは60Hz駆動ですが、HDRと24bitカラーに対応しており、こちらもかなり高性能です。

背面のカメラは、広角カメラと超広角カメラのデュアルカメラで、いずれも1220万画素のイメージセンサーを使用します。Googleの高度な画像処理技術によって7倍の超解像ズームや高度な夜景撮影が行えるほか、撮影後に「消しゴムマジック」や「カモフラージュ」といった編集機能を使うことで、不要な被写体を消したり、色を変えたりできます。

6.8インチの大画面が魅力。モトローラ初の日本専用設計モデル
モトローラ「moto g52j 5G」(SIMフリー)

モトローラ初となる日本市場専用設計モデルで、FeliCaや水没に耐えるIP68の高い防水・防塵性能を備えます。液晶ディスプレイは6.8インチの大画面で、本特集で取り上げるものとしては最大のサイズです。このディスプレイは120Hzの倍速駆動に対応しており、残像感の少ないなめらかな画面スクロールが可能。もちろん、motoシリーズの魅力であるAndroidの標準にならったシンプルな操作性は健在。ボディの側面の「Googleアシスタント」の呼び出しボタンを使うことで、画面を操作することなくGoogleアシスタントを利用できます。

メインカメラは、5000万画素の標準カメラ、800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラの組み合わせのトリプルカメラです。超広角カメラは構図の奥行きを感知する深度センサーを兼ねており、背景をぼかした立体感のあるポートレート撮影が行えます。

約1億画素カメラや急速充電、倍速駆動有機ELを備えたハイエンド級の高機能機
シャオミ「Redmi Note 11 Pro 5G」(楽天モバイル・SIMフリー)

シャオミの強みである価格性能比を存分に発揮したグローバルモデルで、日本で発売されているものはFeliCaに対応しています。6.67インチの有機ELディスプレイは120Hzの倍速駆動に対応するうえ、1200nitの最大輝度で視認性も良好。サウンド機能も強力で、ステレオスピーカーを搭載するほか、バーチャルサラウンド機能「Dolby Atoms」にも対応しています。また、Android 11をベースに独自の拡張を施したOS「MIUI 13」を搭載し、仮想メモリーやアプリのクローンを作る「デュアルアプリ」などのユニークな機能も備えます。同梱される67Wの急速充電器を使えば、約42分でフル充電が可能。防水・防塵性能はIP53で、水没には対応していません。

メインカメラは、1億800万画素の標準カメラ、800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラのトリプルカメラ。標準カメラは、イメージセンサー上に並ぶ9個のサブピクセルをひとつにまとめて1200万画素相当として動作させることができ、高精細な撮影と高感度性能を両立させています。

質感の高いボディ。システム劣化防止機能搭載で長く安心して使える
オッポ「OPPO Reno7 A」(au、楽天モバイル、UQ mobile、ワイモバイル、SIMフリー)

FeliCaや防水・防塵に対応した日本専用モデル。7.6mmの薄型ボディに、指紋汚れの付きにくい独自の表面加工「OPPO Glow」を採用するなど、洗練されたデザインを実現しています。ディスプレイは6.4インチの有機ELで1.5倍速の90Hz駆動に対応。「システム劣化防止機能」というユニークな機能を備えており、長期間使い続けた際に起こる速度の低下を抑えることができます。長く使い続ける場合に重宝する機能と言えるでしょう。

メインカメラは4800万画素の標準カメラ、800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラという組み合わせのトリプルカメラ。夜景を寄り鮮やかにする「ネオンポートレート」やAIを使用したレタッチ機能「AIパレット」といった独自機能を備えています。

1週間の持続も現実的なバッテリー持ち。メインカメラは画質が大幅に強化
シャープ「AQUOS sense7」(NTTドコモ、au、楽天モバイル、SIMフリー)

シャープの定番「AQUOS sense」シリーズの最新モデル。6.1インチの自社製有機ELディスプレイは、10億色の色表示に加えて1300nitの高輝度に対応しており、視認性も良好です。同シリーズは長持ちするバッテリーが特徴ですが、本機もさほど使わない場合なら1週間以上の待ち受けが可能。ストリーミング動画では23時間の連続再生が行えます。ボディは防水・防塵・耐衝撃性能を備えたなタフネス仕様です。

メインカメラは、5030万画素の標準カメラと、800万画素の超広角カメラを組み合わせたデュアルカメラ。注目は上位モデルに迫る1/1.55インチの大型のイメージセンサーを備えた標準カメラです。感度性能が大幅に向上したほか、センサー全面の位相差オートフォーカスに対応したことで、構図の隅でも速く正確なピント合わせが行えるなど、扱いやすさが大幅に向上しています。

子ども用やシニアスマホからのステップアップに適したエントリー機
サムスン「Galaxy A23 5G」(NTTドコモ、au、楽天モバイル、UQ mobile)

5.8インチの液晶ディスプレイを備えた比較的コンパクトなエントリーモデル。充実したサポート機能が特徴で、ホーム画面の専用アイコン「Galaxy使い方相談」からメーカーの無料電話サポートに問い合わせが行えます。さらに、「端末リモート追跡」や「SOSメッセージを送信」など子どもに持たせる場合に便利な機能も搭載。文字やアイコンを大きく表示し、キーボードのコントラストを高めて視認性を高める「かんたんモード」も備えており、シニアスマホからのステップアップにもぴったりです。

メインカメラは5000万画素のシングルカメラで、カメラ任せできれいな撮影を行えるシーン識別機能を備えるほか、鮮やかな夜景撮影が可能なナイトモードも利用できます。

ボディソープで洗えるタフネスボディとシンプルな操作性が魅力
京セラ「Android One S10」(ワイモバイル)

「Android One」は、Googleの提唱するAndroidスマートフォンのブランドで、シンプルな機能や操作性に加えて、発売から24か月間に最低1回以上のOSバージョンアップと、発売後3年間、毎月セキュリティアップデートの配布が保証されているのが特徴です。本機はそんな「Android One」に準拠しつつ、IP6Xの防塵、IPX5/8の防塵、耐衝撃性能を備えたタフネスボディを実現。ボディには抗菌・抗ウイルス加工も施されているうえに、ボディソープで丸洗いも可能です。充電性能も高く、別売のUSB PD対応ACアダプター「SB-AC22-TCPD」を使えば最短85分で充電可能。ディスプレイには6.1インチ液晶を採用しています。

メインカメラは、標準カメラと超広角カメラの組み合わせで、いずれも1600万画素。ナイトモードも備えており、きれいな夜景撮影が可能です。

120Hz駆動ディスプレイを備えたサムスン初のSIMフリー専用モデル
サムスン「Galaxy M23 5G」

通信事業者を通じて製品を発売していたサムスンですが、本機は、同社初となる家電量販店などで購入可能なSIMフリー専用モデルです。ディスプレイは6.6インチ液晶で、120Hzの倍速駆動に対応。サウンド機能として「Dolby Atoms」に対応しており、同規格に対応した音源なら迫力のあるバーチャルサラウンドを楽しめます。なお、防水・防塵、FeliCaには対応していません。

メインカメラは、5000万画素の広角カメラ、800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラの組み合わせのトリプルカメラです。

価格.comマガジン編集部

価格.comマガジン編集部

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