選び方・特集

3万円台の最新スマートフォン6機種! 個性で選べる人気モデルを厳選(2023年8月更新)

3万円台のスマートフォンは、防水やおサイフケータイといった機能に対応しつつ、「コスパ」にすぐれた製品の多い価格帯。各製品の個性もはっきりしており、好みの製品が選べます。2022年以降に発売された6製品を紹介します。

※本記事で紹介する端末は、2022年1月以降に発売され、2023年8月中旬時点での価格.com最安価格が3万円台のSIMフリースマートフォン。あるいは、特定の購入条件において3万円台で購入できる、通信事業者の扱うスマートフォンです。 ※本記事中の価格は税込で統一しています。

1〜2万円台よりも基本性能が向上。端末の個性もハッキリする

まずは、3万円台のスマートフォンの特徴を押えておきましょう。この価格帯のスマホは、ミドルレンジスマホやミドルレンジ機と呼ばれています。各社がこぞって参入している主力の価格帯ということもあって、製品数が豊富で、競争も活発。基本性能にすぐれ、カメラやデザインなどに特徴を持つ製品も選べます。

5G、FeliCa、防水・防塵対応が大多数。ハイエンドモデルの機能を取り込んだものも

本特集で取り上げる3万円台のスマホは、すべてが5G対応です。さらに、ほとんどのモデルが、おサイフケータイで使用するFeliCaと防水・防塵にも対応しています。どのモデルも、スマートフォンとしての基本的な機能性は一定の水準をクリアしています。

また、この価格帯になると、搭載されるSoC(CPU、GPU、通信機能などをひとつにまとめたシステムチップのこと)の性能が上がり、動作もよりスムーズです。グラフィック性能も向上しているので、要求スペックの高い一部の3Dゲームでなければ、ゲームも問題なくプレイできるはず。120Hzの倍速駆動ディスプレイ搭載機なら、ハイエンド機のようななめらかな画面スクロールが行えます。

このように、上位モデルの機能を部分的に取り込み始めているのが、この価格帯の特徴と言えそうです。

この価格帯の最新スマホは5G対応が標準。5Gに対応した設計の新しいSoCを搭載しているので、よりスムーズな動作が期待できます

この価格帯の最新スマホは5G対応が標準。5Gに対応した設計の新しいSoCを搭載しているので、よりスムーズな動作が期待できます

標準カメラを重視したカメラ性能。望遠撮影はデジタルズームが主流

近ごろのスマートフォンは、標準カメラ(広角カメラ)と超広角カメラという組み合わせが一般的です。ただし、この価格帯では利用頻度のいちばん高い標準カメラに注力している傾向があります。そのため、上位機種のような高品質な超広角カメラを期待するのは、まだ厳しいのが現実です。

また、望遠カメラを搭載するものも限られており、ほとんどのモデルがデジタルズームで代用しています。

長く使っても安心のシステム安定機能を強化
オッポ「OPPO Reno9 A」(ワイモバイル・楽天モバイル・SIMフリー)

おサイフケータイや防水・防塵に対応したオッポの日本市場専用シリーズ「OPPO Reno A」の2023年モデル。好評を博した前モデルのデザインを踏まえつつ、背面の素材を樹脂からガラスに変更することで高級感が増しています。

また、メモリーの容量を6GBから8GBに増量しており、アプリの切り替えがよりスムーズに行えるようになりました。プリインストールされる新しいOS 「ColorOS 13」には、動作の安定や電力の消費削減に効果のある新機能「DCE(Dynamic Computing Engine)」を搭載しています。従来からの「システム劣化防止機能」と合わせることで、1台を長く使いたい人に適した製品と言えます。

ステレオスピーカー搭載で動画視聴が快適。倍速駆動液晶で滑らかスクロール
モトローラ「moto g53j 5G」(SIMフリー)

防水・防塵、おサイフケータイ対応の日本市場専用設計モデルとして人気を集めた「moto g52j 5G」の弟分となる製品です。ハイエンドモデルのような120Hz駆動対応ディスプレイを採用しており、画面スクロールや倍速対応のゲームなら残像感の少ないなめらかな表示が可能です。

また、バーチャルサラウンド技術のDolby Atmosやステレオスピーカーを搭載しておりサウンド機能も高レベル。動画の視聴も快適に行えるでしょう。8GBという大容量のメモリーを搭載しているため、アプリの切り替えもスムーズです。

「ジュニアモード」を新搭載したシリーズ3代目
シャープ「AQUOS wish3」(NTTドコモ・ワイモバイル・楽天モバイル・SIMフリー)

再生素材を使ったコンパクトで丈夫なボディが特徴の「AQUOS wish」シリーズ。本機はその3世代目にあたります。一見するとデザインに大きな変更はありませんが、再生素材の使用率を上げつつ、質感も向上しています。

また、新搭載の「ジュニアモード」では、使いすぎを抑制できる「Google ファミリー リンク」や、緊急通報できる「緊急SOS」に対応するなど、子どもに持たせる場合に役立つ機能が充実しました。もちろん従来同様に、文字やアイコンを大きく表示する「かんたんモード」も搭載されており、スマートフォンは初めてというシニアユーザーでも安心して使うことができます。

子ども用やシニアスマホからのステップアップに適したエントリー機
サムスン「Galaxy A23 5G」(NTTドコモ、au、楽天モバイル、UQ mobile)

5.8インチの液晶ディスプレイを備えた比較的コンパクトなエントリーモデル。充実したサポート機能が特徴で、ホーム画面の専用アイコン「Galaxy使い方相談」からメーカーの無料電話サポートに問い合わせが行えます。さらに、「端末リモート追跡」や「SOSメッセージを送信」など子どもに持たせる場合に便利な機能も搭載。文字やアイコンを大きく表示し、キーボードのコントラストを高めて視認性を高める「かんたんモード」も備えており、シニアスマホからのステップアップにもぴったりです。

メインカメラは5000万画素のシングルカメラで、カメラ任せできれいな撮影を行えるシーン識別機能を備えるほか、鮮やかな夜景撮影が可能なナイトモードも利用できます。

ボディソープで洗えるタフネスボディとシンプルな操作性が魅力
京セラ「Android One S10」(ワイモバイル)

「Android One」は、Googleの提唱するAndroidスマートフォンのブランドで、シンプルな機能や操作性に加えて、発売から24か月間に最低1回以上のOSバージョンアップと、発売後3年間、毎月セキュリティアップデートの配布が保証されているのが特徴です。本機はそんな「Android One」に準拠しつつ、IP6Xの防塵、IPX5/8の防塵、耐衝撃性能を備えたタフネスボディを実現。ボディには抗菌・抗ウイルス加工も施されているうえに、ボディソープで丸洗いも可能です。充電性能も高く、別売のUSB PD対応ACアダプター「SB-AC22-TCPD」を使えば最短85分で充電可能。ディスプレイには6.1インチ液晶を採用しています。

メインカメラは、標準カメラと超広角カメラの組み合わせで、いずれも1600万画素。ナイトモードも備えており、きれいな夜景撮影が可能です。

120Hz駆動ディスプレイを備えたサムスン初のSIMフリー専用モデル
サムスン「Galaxy M23 5G」

通信事業者を通じて製品を発売していたサムスンですが、本機は、同社初となる家電量販店などで購入可能なSIMフリー専用モデルです。ディスプレイは6.6インチ液晶で、120Hzの倍速駆動に対応。サウンド機能として「Dolby Atmos」に対応しており、同規格に対応した音源なら迫力のあるバーチャルサラウンドを楽しめます。なお、防水・防塵、FeliCaには対応していません。

メインカメラは、5000万画素の広角カメラ、800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラの組み合わせのトリプルカメラです。

価格.comマガジン編集部

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