ファーウェイ・ジャパンは2023年2月1日〜3月15日に「GREENFUNDING」にて、イヤホン内蔵スマートウォッチ「HUAWEI WATCH Buds」のクラウドファンディングを実施する。
販売価格は71,280円(税込)で、先着100人まで28%オフ、150人まで25%オフ、200人まで23%オフ、それ以降は20%オフで出資が可能だ。目標台数は200台。未達の場合は返金となる。目標を達成した場合には4月より順次発送される予定だ。今回は、本製品の実機を借用したので、完全ワイヤレスイヤホンとして、そしてスマートウォッチとしての使い勝手についてレビューしていこう。
ファーウェイ・ジャパンのイヤホン内蔵スマートウォッチ「HUAWEI WATCH Buds」。販売価格は71,280円(税込)
「HUAWEI WATCH Buds」は、完全ワイヤレスイヤホンを内蔵したスマートウォッチ。文字盤を化粧品の「コンパクト」のように開くことが可能で、そのなかに完全ワイヤレスイヤホンが収納されている。イヤホン内蔵と聞くとスマートウォッチとしては大きいと思われるだろうが、時計のサイズは47(幅)×47.5(高さ)×15(奥行)mmで、重量は実測77.85g。もちろん昨今のスマートウォッチのなかでは薄型とは言えないが、つねに装着する「腕時計」として十分許容できるサイズと重量感だ。
ベルトは高級感のあるカーキ色。中国で販売されているブラックは日本では発売されない予定だ
ケースの厚さは15mm。側面からはイヤホンが内蔵されているようには見えない
イヤホンを内蔵した状態の実測重量は77.85g
パッケージにはスマートウォッチ、イヤホン×2、イヤーピース×3組、無線充電クレードル付きUSBケーブル、クイックスタートガイド、WARRANTY CARDが同梱される
無線充電クレードル付きUSBケーブルの長さは実測80cm。ちなみに充電時間は100分。また、15分の充電で90分間の通話や音楽再生が可能だ
イヤーピースはS、M、Lサイズが用意されている
手首に装着したスマートウォッチからは、当然片手でイヤホンを取り出すわけだが、開閉やイヤホンの取り出し時に落としてしまうような不安感はない。文字盤手前には「ケースボタン」が用意されており、プッシュするとわずかに文字盤がポップアップする。文字盤をさらに開くと、ふたつのイヤホンが文字盤の裏に磁力で固定されている。あとはひとつずつ耳に着ければいい。
本製品でユニークなのが、イヤホンに左右の区別がないこと。「アダプティブ・イヤー・マッチング(AEM)」技術が採用されており、どちらを耳に入れた場合でも軽く頭を傾ければ左右のどちらの耳に装着されているのか認識し、左右イヤホンとして正しく機能する。また左右別々でも使えるので、ふたつのイヤホンを交互に利用することも可能だ。
文字盤手前には「ピラミッドスタッズ」を710個使用したダイアモンドカット加工が施されたケースボタンが用意されている
ケースボタンを押すと文字盤がわずかに開くので、そこから文字盤を全開してイヤホンをひとつずつ取り出す。イヤホンは磁力で文字盤裏に吸着しているので、多少揺らしたぐらいでは落ちてしまうことがない
意図せず文字盤が開いた場合には、数秒後に振動とともに警告メッセージが表示される。イヤホン落下を防ぐための対策が徹底されているわけだ
続いて、肝心のイヤホンとしてのスペックと使い勝手をレビューしていこう。イヤホンのサイズは21.8(幅)×10.3(高さ)×10.3(厚さ)mmで、重量は4g。形状は丸みを帯びた8角形で、適切なイヤーピースを選択すれば耳にしっかりとフィットする。個人差はあるだろうが、筆者の場合はジョギングぐらいのペースであれば落ちてしまうようなことはなかった。
イヤホンのサイズは21.8(幅)×10.3(高さ)×10.3(厚さ)mm
イヤホンの実測重量は4.03gだった(Mサイズのイヤーピースを使用した場合)
最大音量は104dB、再生周波数帯域は20Hz〜20KHz。BluetoothコーデックはAAC/SBCに対応。アクティブノイズキャンセリング(ANC)、通話ノイズリダクション、外部音取り込みモードなどを搭載している。
使用可能時間はスマートウォッチとイヤホンを利用した場合で3日間、スマートウォッチだけを省エネモードで使用した場合で7日間。イヤホン単体の使用可能時間はアクティブノイズキャンセルのオン/オフで下記のように変化する。
アクティブノイズキャンセルオフ
音楽再生:4時間 通話:2.5時間
アクティブノイズキャンセルオン
音楽再生:3時間 通話:2時間
「HUAWEI WATCH Buds」の対応スマートフォンはiOSとAndroid。利用する際には同社のアプリ「HUAWEI Health」のインストールが必要だ。とは言ってもセットアップ自体は容易で、メッセージに従って初回設定を進めれば、スマートウォッチとイヤホンのペアリングが完了する。特に迷うことはないはずだ。
「HUAWEI WATCH Buds」を利用するには、アプリ「HUAWEI Health」をスマートフォンにインストールする必要がある。このあたりは、ほかの「HUAWEI WATCH」シリーズと同等だ
これがイヤホンの設定画面。ノイズキャンセリング、サウンド効果、ジェスチャー、イヤーチップの適合度テスト、イヤホンを探す、設定などの項目が用意されている
サウンド効果は「デフォルト」、「低音強調」、「高音強調」、「音声」の4種類。また音声通話の音をクリアにする「HD通話」も利用できる
イヤホンの音質はと言うと、かなり高いレベルにあると感じた。イヤホンは小型・軽量に作られているが、ほかのファーウェイ製イヤホンと同様に高音、中音、低音のバランスがいい。音声通話だけでなく、音楽鑑賞に利用できるだけのクオリティーを備えているというのが率直な感想だ。
しいて欠点をあげるとすれば、最新の他社製品と比べるとアクティブノイズキャンセリングの効きが弱いと感じられた。とはいえ、カナル型という時点で一定の遮音性を備えているので、実用上困ることはないと思う。
ノイズ制御は、ノイズキャンセリング、ノイズキャンセリングオフ、外部音取り込みの3つから選べる。カナル型という時点で遮音性は高いので、ノイズキャンセリングのオンとオフ時で大きな差は感じない
「HUAWEI WATCH Buds」は、同社の「HUAWEI WATCH」シリーズと同等の機能を備えており、イヤホンだけではなくスマートウォッチとしての機能も充実している。心拍数、睡眠、血中酸素レベルのモニタリング機能、80種類以上のワークアウト機能、メッセージ通知やクイックレスポンスなどのスマートアシスタント機能を利用可能だ。
また、「HUAWEI WATCH Buds」ならではの機能として、「イヤホンを探す」、「イヤホンのバッテリー残量確認」などが用意されている。イヤホンのバッテリー残量を表示する文字盤ウィジェットも収録されているので、こまめに確認すればイヤホンのバッテリー切れに困ることはないはずだ。
これは左右にスワイプすると表示される基本画面。左上から天気、時計、通話履歴、メディアコントロール、活動記録、心拍数、天気、月齢だ
「デバイス探索」からスマートフォンとイヤホンを鳴動させることで、おおよその場所がわかる
多くの文字盤ウィジェットを用意。「HUAWEI WATCH Buds」にはイヤホンのバッテリー残量を表示する独自の文字盤ウィジェットが収録されている
竜頭を押すとアプリランチャーが表示。「HUAWEI AppGallery」経由となるが、多くのアプリを利用できる
画面を下にスワイプするとショートカットメニューが表示される。ここからも「デバイス探索」を実行可能だ
「HUAWEI WATCH Buds」の販売価格は71,280円(税込)と、手頃な価格とは言いにくい。しかしファーウェイ製スマートウォッチと完全ワイヤレスイヤホンがセットになっていることを考えれば妥当な金額と言えよう。それに加えて、スマートウォッチ内にイヤホンが内蔵されていることで、充電ケースを別途持ち運ぶ必要がなく、充電が1回で済むというメリットもある。持ち歩くアイテムをできるだけ減らしたいというシンプル志向の人に、「HUAWEI WATCH Buds」は強くおすすめできる1台だ。
レビューした製品を高確率で買ってしまう物欲系ITライター。守備範囲はPC、スマホ、VRがメイン。ゲーム、デジタルトイも大好き。最近サバゲにはまっています。愛車はスイフトスポーツで、断然マニュアル派です。