提供:エプソン販売株式会社
エプソンの「EW-M754TW」は、インクの補充にエコタンク方式を採用した個人・家庭向けインクジェット複合機だ。ここでは、在宅ワークにおける本製品の使い勝手を、@低廉な印刷コストと環境負荷の低減、A洗練された操作性、B修理費を抑えられる手厚いサポートオプションという3つのポイントから、価格.comに寄せられるユーザーの声をまじえつつ解説しよう。
※A4カラー文書をカートリッジ方式(EP-885AW)とエコタンク方式(EW-M754TW)で比較した場合。
本記事中の価格は税込みで統一している。
家庭用のプリンターの使い道と言えば、以前は、写真や年賀状をきれいに印刷することがメインだった。しかし、コロナ禍で在宅ワークが一気に広まったことで、家庭においても大量の文書を印刷するケースが増えている。
エプソン「EW-M754TW」の大きな特徴は、大容量のインクタンクを搭載したエコタンク方式であることだ。エコタンク方式とは、従来のカートリッジ方式とは異なり、インクを継ぎ足して補充できるのが特徴。しかも、インクタンクはカートリッジよりも大容量なので、印刷コストを抑えられるうえに、廃棄物も減らせるという利点がある。
A4カラー文書を約1000ページ印刷する場合、エコタンク方式「EW-M754TW」はインクボトル5本(使い切りサイズ)で済むのに対して、カートリッジ方式「EP-885AW」は14本(増量タイプ)必要になるので、インクコストを非常に安く抑えられるのが魅力だ。またインク交換の頻度が低くなるので、インク交換に手間を感じている方にとっても嬉しい方式になっている
また、エコタンク方式「EW-M754TW」のインクボトルひとつあたりの価格は660円(使いきりサイズ)。いっぽう、カートリッジ方式「EP-885AW」のインクカートリッジ(増量タイプ)ひとつあたりの価格は、1,320円(いずれも、価格.comマガジンが調べた、メーカー直販サイト「エプソンダイレクトショップ」における税込販売価格)。このようにインクボトルとカートリッジの価格差も大きく、この点でもエコタンク方式を採用する「EW-M754TW」のほうがコストの面で有利なのだ。
さらに、印刷コストを詳しく見てみよう。5色インクのエコタンク方式「EW-M754TW」におけるA4カラー印刷1枚にかかるインク代は、約3.0円。6色インクのカートリッジ方式「EP-885AW」の約13.2円と比較すると、そのコストは約1/4だ。A4モノクロ印刷にいたっては1枚あたり約1.3円で、一般的なモノクロレーザープリンター並みの印刷コストになっている。なお、L判カラー写真の印刷も1枚あたり(インク・用紙合計コスト)約10.0円で、「EP-885AW」の約23.2円の半分以下となっており写真印刷でも低印刷コストだ。
エコタンク方式の印刷コストの低さが際立つ
価格.comのユーザーレビューを見ても、本機の印刷コストについて評価する声が多い。
本機はコストが安いことがウリですが、私は印刷をたくさんするので、よいです。
純正インクの減り具合を見ていますが、使用1か月ほどですが、思ったより減りが少ないと感じてます。
※価格.comの「ユーザーレビュー」に寄せられたクチコミ情報の一部を編集・抜粋しています
こうしたインクコストの安さに加えて、エコタンク方式はカートリッジ方式に比べて消耗品や包装材に関わる廃棄物の量を抑えられるのも利点だ。先ほども述べた通り、A4カラー文書を1000ページ印刷する場合、消耗品の使用量がエコタンク方式は少なく済む。個人でもメリットは十分にあるが、エコタンク方式を利用する人が増えていけば環境負荷低減にも大きくつながっていくことになるのだ。いまや環境負荷の低減は社会全体の課題となっているが、そういう意味でも、本製品が採用するエコタンク方式は、今の世の中の流れに合った製品と言えるだろう。
エコタンク方式は5万ページ印刷時、消耗品のCO₂排出量を従来のカートリッジ方式と比較し約72%削減 詳しくはエプソンホームページ参照
プリンターという製品は、パソコン周辺機器の中でも比較的場所を取るものなので、設置性については、家庭で使うことを前提とした場合、特に無視できない要素となる。その点、「EW-M754TW」の場合、設置面積は390(幅)×339(奥行)×166(高さ)mmと、かなりコンパクト。特に、大容量インクタンクを内蔵するエコタンク方式を採用していることを考えると、驚異的とも言える小ささだ。また、背面のポート類も、接続した場合にケーブルが出っ張らないように、ボディのやや奥まった場所に配置されており、壁にぎりぎりまで近づけて設置も行えるのもよく考えられている。
操作性の面では、本体前面に約4.3インチの大きなタッチディスプレイと、青いLEDが印象的なインクの残量メーターが配置されており、パッと見るだけでプリンターの基本的な状況が把握できるようになっている。操作については約4.3インチの大画面タッチパネルで行えるので、アイコンなども見やすく操作しやすい。また、給紙・排紙はすべて前面から行えるうえ、排紙トレイは自動オープン機能付きなので、印刷時にいちいち手でトレイを引き出す必要もない。さらに、USBメモリーやカメラと接続するためのUSBポートやインクタンクも前面にまとめられているので、前面からほぼすべての操作が行える。
価格や機能はもちろん大切だが、家庭で使う場合は設置できるかのほうが切実かもしれない。「EW-M754TW」は、側面や背面のスペースはさほど考慮しなくてよいので、最小限の余白で設置できるのは助かるところだ。
価格.comの「EW-M754TW」に対して寄せられたユーザーレビューでも、操作系が前面にまとめられていることを評価する意見が散見される。
排紙トレイ自動オープン機能があるので、これは大変便利。隣の部屋でのPC作業でも困りません。操作もタッチパネルのため、直感的ですごく便利です。
この機種はほとんど液晶画面で操作できますが、とても使いやすいです。液晶画面も大きく、タッチで操作もしやすかったです。
※価格.comの「ユーザーレビュー」に寄せられたクチコミ情報の一部を編集・抜粋しています
約4.3インチの大型タッチディスプレイを中心に操作系が前面にまとまっており、給紙・排紙、インク交換などのメンテナンスも前面から楽々行える
スマートフォンやタブレットなどとの接続では、一般的な無線LANを使った接続に加えて、ネットワークを介さず直接接続できるWi-Fi Direct® にも対応。なお、Bluetooth®機能を使うことで、スマートデバイスとプリンターを近づけて、本体メニューからデバイス名を選択するだけで印刷が行える機能も搭載するなど、使い勝手もいい。
大きなディスプレイを生かし、Wi-Fi®接続用のQRコードをスマートフォンのカメラ読み取るだけで簡単に接続設定する機能も搭載している(iOS機器のみ対応)
なお、スマートデバイス用のアプリとして用意されている「Epson Smart Panel」(エプソンスマートパネル)にも注目したい。このアプリを使えば、プリンター本体の電源のオン/オフや設定をはじめ、スマートデバイスに保存した文書や写真の印刷、ヘッドクリーニングなどのメンテナンスといった操作のほとんどを、スマートデバイス上から行える。しかも、このアプリは外出先でも利用できるので、たとえば、外出先から本機のインクの残量を確認し、帰り際にお店で購入して家に戻るといった使い方もできるのだ。
「Epson Smart Panel」と言うスマホ便利アプリで電源オン/オフにも対応。iOS11以降のデバイス向けにQRコードによる自動接続などを備える。
※価格.comの「ユーザーレビュー」に寄せられたクチコミ情報の一部を編集・抜粋しています
「Epson Smart Panel」から、プリンターの電源を入れることもできるので、スマートフォンからの印刷もお手軽
ユーザーの多くは、故障を機会にプリンターを買い替えている。つまり、故障せず長く使うことができれば、買い替えコストの節約につながることになる。
その点、「EW-M754TW」は、5万ページのプリントに耐える耐久性があり(耐久性の数値は参考値。印刷可能ページ数は、用紙サイズ、電源の頻繁な入切などの印刷環境や印刷の仕方によって変動し、この数値より変動する場合がある)、そもそも丈夫な設計となっているので安心感がある。さらに、これに加えて、エプソン独自の有償サポートプラン「カラリオスマイルPlus」も用意されている。これは、(1)5年間の修理料金補償、(2)修理時の梱包費用や送料無料、(3)使わなくなったインクを回収しポイント還元、といったサポートサービスを受けられるもの。なお(1)と(2)については5年間利用回数に制限がなく、(3)については最大10個までのインクを回収可能となっている。気になる料金だが、税込8,800円の「全額サポートプラン」と税込5,500円の「半額サポートプラン」の2プランから選ぶことができる(いずれもエプソン販売希望小売価格、「EW-M754TW」の場合の料金)。両プランの違いだが、(1)の5年間回数無制限の修理料金補償が「全額サポートプラン」ではその名前からわかるように全額補償、「半額サポートプラン」ではその半額を補償するという違いのみ。それ以外の内容については両プランとも共通となっている。
例えばEW-M754TWの場合、通常修理料金と引取料金で19,800円かかるが、全額サポートプランであれば全額無償となる。つまり1回の修理でもメリットがあるのだ。また修理して使い続けることは、新しい機種への買い替えとは違って、ドライバーのインストールや周辺機器との接続といった新たなセットアップの手間がかからず、使い慣れたプリンターを使い続けられることも大きなメリットだ。もちろんプリンターを廃棄しなくてよいので、環境負荷低減にもつながるのだ。
8,800円の掛け金で5年間は修理に関わる費用が発生しない(全額サポートプランの場合)という「カラリオスマイルPlus」は、ひんぱんに印刷を行う在宅ワーカーにとってはかなり魅力的なサポートサービスと言えるのではないだろうか。なお、「カラリオスマイルPlus」は、1年間の初期保証期間内であればいつでも加入できるので、しばらく使ってから検討したいという人でも、利用しやすいのもうれしい点だ(「カラリオスマイルPlus」の開始時期は、製品本体の購入・導入年月から。詳しくはエプソンホームページ参照 )。
5年間の修理費を補償する「カラリオスマイルPlus」。修理費用の補償額が異なる「全額サポートプラン」と「半額サポートプラン」の2種類のプランが用意されているが、いずれも修理の際に発生する梱包の費用や送料も補償されるうえに、使わなくなったインクを最大10個まで回収しポイントに還元してくれる
在宅ワークが一般的になったことで、家庭においても、たくさんの文書をなるべく安価に印刷したいという要望が切実なものとなってきている。その点、「EW-M754TW」は、大容量のエコタンク方式を採用することで、印刷コストがカートリッジ方式に比べて約1/4に削減できるので、ランニングコストは大幅に抑えられる。また、1年を通じて多くのドキュメントを印刷するなら、万が一の故障の可能性も考えなければいけないが、「EW-M754TW」はもともとが丈夫な設計であるうえに、有償サポートサービス「カラリオスマイルPlus」に加入すれば、5年間の修理費の補償や修理にかかる梱包費用や手間がかからず、故障による経済的な損失も最小限に抑えられる。こうしたコスト面でのメリットは、本機の大きな魅力だ。
印刷のコストが大幅に抑えられ、いざというときの修理費も抑えられる「EW-M754TW」は、在宅ワークはもちろん、春から始まる新生活に向けて、便利なプリンターを用意したいという家庭にとって、最適な製品のひとつと言えるだろう。
・Wi-Fi、Wi-Fi Directは、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
・Bluetooth のワードマークは、 Bluetooth SIG,Inc. が所有する登録商標です。
・iOSは、Apple Inc.の商標です。
・QRコードの商標は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
パソコン・家電からカップ麺に至るまで、何でも自分で試してみないと気が済まないオタク(こだわり)集団。常にユーザー目線で製品を厳しくチェックします!