発売から1年ほど経過した旧型のミドルレンジスマートフォンは、今でも十分に使える性能を備えながら1万円台で購入可能です。そんなお値打ちの4製品を紹介します。
※本記事で紹介する端末は、2023年4月上旬時点での価格.comの最安価格が1万円台かつ、発売から1年以上経過した1世代旧型のスマートフォンです。
※本記事中の価格は税込で統一しています。
エントリースマートフォンの低価格は魅力だけど、もう少し性能にもこだわりたい。そんなジレンマをお持ちなら、発売から1年ほど経過して旧モデルとなった、ミドルレンジスマートフォンを検討しましょう。
旧モデルと言いつつも、多くのモデルが5Gに対応しているほか、ミドルレンジ向けSoCやフルHDクラスのディスプレイを搭載しているため、最新のエントリースマートフォンを上回る基本性能が期待できます。日常的に使うメイン端末としても十分な能力を備えていると言えるでしょう。
注意点としては、発売から時間が経過しているためソフトウェアのサポート期間が最新モデルよりもどうしても短くなります。ただし、ソフトウェアのサポート期間はメーカーによって期間や方針に差があるため、今購入しても十分なサポートを受けられるものも存在します。なお、Androidスマートフォンは、3世代や4世代ほど前のOSであってもアプリや周辺機器の動作についてはさほど問題のない場合が一般的です。
2021年2月に登場した、シャープの5G対応ミドルレンジスマホです。ボディやディスプレイは「AQUOS sense4」と共通しています。シリーズの特徴である機能性の高さは健在で、おサイフケータイで使用するFeliCaの搭載、水没に対応するIPX5/8の防水・IP6Xの防塵に対応。米国国防総省の調達基準MIL-STD-810Hなど19項目をクリアしているタフネスボディ性能も備えています。なお、搭載されるIGZO液晶ディスプレイは、現行型の「AQUOS sense7」では非対応のHDR表示に対応しており、YouTubeなどのHDRコンテンツを再生できます。
「AQUOS sense」シリーズはバッテリー持ちも魅力です。本機もその魅力が受け継がれており、1週間の電池持ちを実現しています(メーカー調べの値)。
搭載されるOSはAndroid 11。本機は2回のOSバージョンアップと発売後3年のセキュリティアップデートを保証しています。なお、Android 12を配布済みです。
2021年10月に登場したモトローラの5G対応ミドルレンジスマホ。1.5倍速となる90Hz駆動の液晶ディスプレイを搭載しており、なめらかなスクロールを体験できます。また、メインカメラは、広角カメラとマクロカメラの2基に加えて、構図を認識しオートフォーカスなどに使用する深度センサーも搭載します。なお、ボディは防滴対応のIP52で、FeliCaポートは非搭載です。
搭載されるOSはAndroid 11。Android 12のバージョンアップは実施済みです。海外のモトローラ公式情報によるAndroid 13のバージョンアップ対象リストに、本機は含まれていません。
2021年2月に登場した4G対応ミドルレンジスマホ。6000mAhの大容量バッテリーを備えつつ重量を198gに抑えて、持ちやすさにも配慮されています。なお、このバッテリーは約1000回の充放電に対応するロングライフタイプで、長期間使う場合に適しています。ステレオスピーカーを備えており、動画やゲームなどで迫力のあるサウンドを再生できるのも魅力です。
メインカメラは、広角+超広角+マクロのトリプルカメラで、さまざまな構図での撮影が可能です。これに加えて、深度センサーを備えており、オートフォーカスの補助や背景をぼかした遠近感のある撮影が行えます。
プリインストールされるOSは、Android 10をベースにシャオミが独自の拡張を加えたMIUI 12。Android 12をベースにしたMIUI 13も配布されています。
2021年11月に登場した5G対応ミドルレンジスマートフォン。フルHD+表示と1.5倍速の90Hz駆動に対応した液晶ディスプレイを備えます。ボディはIP68等級の防水・防塵仕様に対応しており水没にも耐えることが可能。なお、FeliCaは非搭載です。また、2基のSIMカードスロットに加えてeSIMも利用可能で、このうち2個のSIM情報を同時に利用できます。
プリインストールされるOSは、Android 11をベースにしたColorOS11。Android 12をベースにしたColor OS 12.1が配布済みです。
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