レビュー

着けているのを忘れる! 超軽量「HUAWEI Band 8」のコスパが高すぎ

価格.com「ウェアラブル端末・スマートウォッチ」カテゴリーの人気売れ筋ランキングで1位(2023年5月31日時点)に支持されるファーウェイのスマートウォッチ「HUAWEI Band 8」。快適な装着性にちょうどいい機能、そして8,000円を切る価格(2023年5月31日時点の価格.com最安価格)を実現したコスパの高さなどが、実際に購入した人から高く評価されています。今回は、この「HUAWEI Band 8」をレビューし、人気の秘密をひも解いてみましょう。

「HUAWEI Band 8」

「HUAWEI Band 8」

見やすい1.47インチの有機ELディスプレイ&超軽量デザイン

ファーウェイの「HUAWEI Band」シリーズは、発売されると必ずと言っていいほど価格.com「ウェアラブル端末・スマートウォッチ」カテゴリーの人気売れ筋ランキングで上位に支持される人気製品です。

最新モデルの「HUAWEI Band 8」は従来モデル「HUAWEI Band 7」から本体が1mm薄くなり、重量も2gダウン。従来モデルで好評だった、快適な着け心地がさらにアップしています。筆者は従来モデルも使用していますが、それと比べると、もはや“装着感がない”レベルに達している印象です。さらにうれしいのは、デザインや後述する機能性がアップしているのにも関わらず、希望小売価格は従来機から据え置きの8,580円(税込)と非常に手ごろな価格に落ち着いている点です。価格.com最安価格は7,722円(2023年5月31日時点)で、コスパは超優秀の部類に入ります。

本体の重量はベルトを入れても24g(実測値)。1日中着けていてもストレスはほとんどありません

本体の重量はベルトを入れても24g(実測値)。1日中着けていてもストレスはほとんどありません

ベルト幅は約1.5pと細く、軽量ボディと相まって着け心地のよさに貢献しています

ベルト幅は約1.5pと細く、軽量ボディと相まって着け心地のよさに貢献しています

基本的な操作はタッチパネルで行いますが、本体右側のボタンを押すとアプリ一覧が表示されます。この点は、従来モデルと比べて操作しやすくなったポイントです。

超軽量ボディによる快適な装着性を実現しつつ、有機ELディスプレイのサイズは従来モデルと同様の1.47インチ。低価格のスマートウォッチでは大きめのディスプレイで、視認性は従来機と同様に良好です。画面が大きいと、運動中でも数値などが確認しやすいんですよね。

1.47インチの有機ELディスプレイは、細かい数値なども確認しやすいです

1.47インチの有機ELディスプレイは、細かい数値なども確認しやすいです

ただ、デジタルやアナログ、活動量を確認できるものなど、さまざまなウォッチフェイスが準備されているのはいいのですが、無料のものの種類が少ないので、もう少し選択肢があるとうれしいですね。

無料と有料のものを合わせるとウォッチフェイスは使いきれないほど用意されています

無料と有料のものを合わせるとウォッチフェイスは使いきれないほど用意されています

健康モニタリングの精度も向上

「HUAWEI Band 8」が従来モデルから進化しているのは、デザインだけではありません。心拍数のモニタリングに使用されるセンサー「HUAWEI TruSeen」はバージョンが5.0へとアップグレードされており、同社のスマートウォッチの上位モデルと同等に。従来モデルよりも心拍数や血中酸素濃度モニタリングの精度などが向上しています。

実際に使っていて、精度が高くなったことを実感するのは難しいですが、上位モデルと同等のセンサーが、このエントリーモデルの「HUAWEI Band 8」に搭載されているのは、やはり価格以上の機能性の高さを感じられる部分です。

精度とは関係ありませんが、リアルタイム心拍数や血中酸素濃度は、ディスプレイで確認しても数値が見やすいです。スマートウォッチで大画面は、やはり正義と言えるでしょう

精度とは関係ありませんが、リアルタイム心拍数や血中酸素濃度は、ディスプレイで確認しても数値が見やすいです。スマートウォッチで大画面は、やはり正義と言えるでしょう

「HUAWEI Band 8」を代表とする軽量のスマートウォッチの利点は、睡眠中に着けていても違和感が少なく、睡眠モニタリングを行って、自分の睡眠状態を知るのにピッタリなことです。本機は、先ほども言ったように心拍数センサーの精度が向上しているため、睡眠モニタリングの精度も高くなっています。

使っていて睡眠モニタリングの機能性の高さを実感できたのは、昼寝の測定です。私は、ほぼ毎日20分ほどの昼寝をとるのですが、「HUAWEI Band 8」は一度もミスすることなく昼寝を認識して記録してくれていました。昼寝を測定できるとうたっているスマートウォッチは結構あるのですが、かなり高い頻度で測定ミスが起こるんですよね。

昼寝もしっかりとモニタリングしてくれるのはうれしい!

昼寝もしっかりとモニタリングしてくれるのはうれしい!

ディスプレイの常時点灯でも心配なしのスタミナバッテリー

ファーウェイに限らず、シャオミなどのスマートウォッチではもはや標準機能とも言える、14日間駆動のバッテリー。これだけ長いと、普段使いでバッテリーの残量を毎日気にするということはありません。バッテリー持ちは非常に優秀です。

「HUAWEI Band 8」はディスプレイの常時点灯に対応しているため、レビューではこの機能をオンにしてどれくらいバッテリーが減るのかを検証。リアルタイム心拍数モニタリングとディスプレイの常時点灯をオンにして、24時間後にどれくらいバッテリーが減るのかを調べてみました。ちなみに、途中で1時間のランニングを行っています。

検証では、バッテリーは24時間で約20%減っているのが確認できました。この計算だと、常時点灯をオンにしても約5日間はバッテリー切れの心配なく過ごせそうです。常時点灯をオンにしておくと、腕時計のようにサッと時間を確認できるので便利なんですよね。

まとめ

「HUAWEI Band 8」は、ここまでレビューしてきた健康管理関連の機能やバッテリーのほか、100種類のスポーツに対応するワークアウトモードなど、エントリーモデルとは思えなくくらい充実した機能を備えます。

もちろん、GPSを搭載していないため、移動時やランニング時に位置情報を測定するにはスマートフォンの携帯が必須になりますし、腕時計のようなスマートウォッチと比べるとデザインはものすごくシンプルです。また、手が離せないときに便利なBluetooth通話など、2万円以上のスマートウォッチでは標準的な機能が一部省略されています。

ただし、1万円を切る価格を考慮すれば、お買い得と言わざるを得ません。特に、着けていることを忘れるくらいで、睡眠中もじゃまにならない軽い着け心地がすばらしいです。バッテリーもよく持ちますし、メールやSNSの通知機能も搭載しているので、普段使いにちょうどいいスマートウォッチだと思います。

初めてスマートウォッチを使う人、腕時計などを装着するのは嫌だけど手軽に健康管理などを行いたい人、これまで高価なスマートウォッチを使っていたけれど機能が多くて使いこなせなかった人などは、一度チェックしてみても損はありません。

今 雄飛

今 雄飛

ミラソル デポルテ代表。自転車、トライアスロン、アウトドア関連のライターとしても活動中。趣味はロングディスタンスのトライアスロン。

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