楽しい!便利!タメになる! iPhoneアプリ大集合
川村和弘の「楽しい! 便利! タメになる! iPhoneアプリ大集合」

社会人必携! 経費清算もラクになる「乗り換え案内アプリ」と活用テク

ITライター川村和弘が、楽しい&便利なiPhoneアプリを紹介する連載。第4回は、電車移動に便利な「乗り換え案内アプリ」をお届け! 乗り換え案内アプリといえば、通勤通学時以外にも、出かける際の目的地までのルート検索としてすでに活用している方も多いだろう。だが、乗り換え案内アプリはライバルが多いため、競いあうように性能面や使いやすさなどを向上させている。そのため、ほかのアプリを使ってみたら意外と使いやすかったなんていうこともよくある話。そこで今回は、数ある乗り換えアプリのなかでも、進化し続ける多機能なアプリを厳選して紹介していく。

さらに今回は、社会人なら誰もが面倒に思っているであろう電車・バス運賃の精算が楽になるアプリに加え、都内で利用者が多い交通ICカード「Suica」で利用履歴を20件以上チェックできる裏ワザもお届け。駅の自動券売機でSuicaの利用履歴を印刷すると直近の20件までしか表示されず困った人は必見だ!

後発ながら目覚ましい進化を遂げている機能多彩なアプリ
「Yahoo!乗換案内」

電車の乗り換え案内アプリの決定版と言えるほどの多機能さで人気の「Yahoo!乗換案内」。出発地と目的地の名所や住所を入れるだけで、電車の乗り換えルートはもちろん、徒歩ルートまで教えてくれる。もちろん、時刻表や運行情報など、乗り換えに必要なひと通りの機能は搭載されている。乗り換え案内の検索結果では、時間順/乗り換え回数順/料金順で切り換え可能。ルート案内では、駅の階段やエスカレーター位置がわかるものや、途中駅の表示、指定された電車に乗れなかった場合のその前後の路線切り換え、乗り降りタイミングのアラームの設定なども用意されているぞ。

駅名での検索だけじゃなく、目的地の名称や住所での検索も可能。検索結果では、時間・乗換・料金のタグが用意されていて、用途に応じて切り換えられるのが◎

ルートの紹介もわかりやすく、区間の料金や乗換ホームも表示。青文字の部分をタップすると、区間の駅や乗換乗車位置など、さまざまな情報もチェック可能

検索ルート通りに移動中、表示された電車に乗り遅れたり1本早く乗ってしまった場合、前後の路線に切り換えられるほか、徒歩ルートでは地図が表示される

ほかにも、登録駅の電車がくるタイミングをカウントダウンしながら表示する「通勤タイマー」や、路線図や最寄り駅・バス停がわかる地図などが便利。この機能、Apple Watchとも連動しているので、ユーザーならば使わない手はないだろう。

駅の時刻表も用意。各電車の時刻をタップすると停車駅一覧(発着時間入り)などの詳細まで表示される。さらに、次に来る電車が発車するまでの残り時間が視覚的にわかる「通勤タイマー」も。急げばまだ間に合うのかが判断できる

路線図がわかる地図では、拡大すると駅の出口番号もあるので知らない土地でも乗り換えに迷わなくてすむ。また、最寄り駅や最寄りバス停も表示させることが可能だ

販売元: Yahoo Japan Corporation (C)Yahoo! Japan Corp.
価格:無料

簡易路線図や混雑表示ルートがとってもわかりやすい!
「乗換NAVITIME」

携帯電話時代からルート案内として有名なのが「NAVITIME」には、電車やクルマはもちろん、自転車や徒歩など、さまざまなナビゲーションアプリがある。ここでは、電車乗り換え検索に特化した「無料の乗換ナビ&時刻表&路線図&運行情報 乗換NAVITIME」を紹介したい。

出発駅と到着駅を入れる電車乗り換えルート検索や、乗り換え案内に必要な一般的な機能はもちろん用意されているのだが、ルート案内では路線のアイコンや混雑状況がアイコンで表示され、ひと目でわかりやすくなっているのがうれしいところ。また、ルート検索した結果を「交通費メモ」に保存することが可能で、精算時にも重宝する。ルート全体を画像で保存することもでき、それをSNSで知人に送って移動ルートを知らせることも可能だ。こちらもApple Watchとも連動しているので、情報を腕元で確認できる。

ほかの電車乗り換え案内アプリ同様に駅名を入力すると、設定に応じた最適なルートを表示。路線がアイコンで表示され、ひと目でわかるほか、混雑予測もアイコンで表示されるのだ

ルートの検索結果では、乗換ホームの位置なども表示。また、簡易的な路線図も6都市部分用意されていて、そこから出発駅や到着駅の選択も可能

交通費の精算が楽になる「交通費メモ」機能。ルート検索した結果で、利用した物を「交通費メモ」に入れておこう。あとは精算作業時に、ここからメールしたり、DropBoxに保存したりして活用すると、ルートや金額を入力する手間が省けるぞ

なお、本アプリでは、全国主要都市の簡略化された路線図も用意されている。路線図を元にルートを検討する人にとってはかなり重宝するだろう。

販売元: NAVITIME JAPAN CO.,LTD (C)NAVITIME JAPAN
価格:無料

電車で移動したあとの「交通費精算」をラク楽に行う方法

会社員になると、移動にかかった交通費の精算が必要だ。大抵の会社では、利用したルートや金額を正確に交通費精算書に記入する必要があり、これが面倒な作業だ。しかも精算を何日も貯め込んだりしたりすると、どのルートを利用したのか思い出したり調べたりするのに時間がかかり、半日仕事になってしまうことも……。筆者自身も苦労した経験が何度もある。ところがそんな手間もアプリなどを使うことでラクに行え、無駄な時間をかけずに済むようになる。ここからは、そんな便利なアプリと裏ワザを紹介していこう。

iPhoneでもアプリやICカードリーダーで交通費の精算が快適にできる

NFC搭載のAndroid端末とは違い、iPhoneには交通系ICカードを読み取れる機能が搭載されていないのだが、ソニーの非接触ICカードリーダー/ライター「PaSoRi(パソリRC-S390)」を使えばiPhoneでも電子マネーの残高や利用履歴(20件まで)を読み取れるようになる。使い方は簡単。専用アプリ「パソリユーティリティ」を使えば、交通系ICカードをかざすだけでOK。瞬時に20件までの利用履歴が表示され、電車の乗降情報がわかる。ただし、読み取った利用履歴はアプリ内には保存されないので、自分のメールに送信する必要がある。とはいえ、移動についての情報を調べなくても済むので、経費精算がグンとラクになるぞ。

「PaSoRi」はカードサイズで、持ち運びに便利。USB充電で、1回の充電で約1か月間使用できるようだ。ちなみにiPhoneとはBluetooth通信で接続する

交通系ICカードの利用履歴(電車の乗降情報)を読み込める。ただし履歴は、駅の券売機同様に直近の20件までしか表示されないので、小マメに読み込んでメールに残しておく必要がある

ちなみにアプリでは「Suica」と表示されているが、「パスモ」や「PiTaPa」などのその他の交通系ICカードのデータを読み込むことができた。また、「PaSoRi」では、「楽天Edy」や「nanaco」「WAON」の電子マネーカードの履歴をチェックすることも可能だ。

「モバイルsuica」なら「MFクラウド経費」との連携で履歴を自動記録
「MFクラウド経費」

iPhoneユーザーの中には、「おサイフケータイ」のためにAndroidやガラケーの端末も所持している人もいるのではないだろうか。それらおサイフケータイ対応端末があれば、交通系ICカードの代わりとなる「モバイルSuica」を使うことで、iPhoneでも交通費の履歴を取得ができるようになる。それには、アプリ「MFクラウド経費」が必要で、これをダウンロードして「モバイルSuica」を登録すればOK。あとは、アプリが「モバイルSuica」の履歴を取得し、記録をアプリに残してくれる。また、記録の一覧をCSV形式でメール送信できるので、交通費の精算もスムーズに行えるぞ。

ほかにもこのアプリでは、クレジットカードの明細をダウンロードして記録する機能や、カメラで撮影した領収書をオペレーターが入力(有料)してくれるサービスも用意されている。交通費の記録だけじゃなく、すべての経費精算をするのに便利な機能が用意されているのだ。

経費精算が便利になるアプリで、カードの明細を自動取得して帳簿に付けられる。ほかにも領収書をカメラで撮影して、経費精算する機能もある

モバイルSuicaを利用した電車の乗降や料金情報が一覧で表示される。コンビニで購入した物販の金額もわかるぞ。アプリ上で交通費をまとめたあと、CSV形式のデータでエクスポートが可能だ

販売元:Money Forward, k.k. (C)2016 Money Forward, Inc.
価格:無料

オマケ Suicaの履歴を20件以上取得する、とっておきの裏技

交通費精算を小マメにしていれば問題は無いが、貯めがちな人もいるだろう。そんな時、これまで利用した交通系ICカードの履歴を自動券売機などでチェックできるのは便利だが、残念なことに20件までしか表示されない。ちょっとでもチェックを怠ると、履歴がわからなくなってしまうことも……。そんな困った状況の時でも、「Suica」なら秘策がある。それは「東日本旅客鉄道株式会社 個人情報受付窓口」に問い合わせる方法だ。ただし利用できるのは自分の名前が入ったSuicagのみで、有料(切手612円)となっている。開示できない場合もあるとのこと。 手続きも少々、手間がかかり、情報の取得には10日ほどかかった。

やり方は、JR東日本「個人情報の取り扱いに関する基本方針」(外部サイト)ページににアクセスし、「4.個人情報の開示等の手続き」の項目欄にある「開示等請求書」に必要事項を書いて郵送する。すると10日ほどで「本人限定受取」の郵便物が届く(郵便局まで受取に行く必要がある)。筆者は3月から使い始めたSuicaの3月分の履歴を依頼したのだが、3月分の全履歴(71件)を取得できた。

郵便局から筆者宛に送られてきた手紙。これを持って郵便局まで、東日本旅客鉄道より送られて来た郵便物を取りに行く必要がある

筆者が実際に取得したSuicaの利用明細。こまめに履歴を残しておけば、この明細を取り寄せる必要もなくて済んだのだが……

何はともあれ、今回紹介した乗り換え案内アプリや精算方法の活用法を利用して、ビジネスマンとしてスマートで快適な電車移動を行おう!

川村和弘

川村和弘

新しモノ好きで、元ゲーム雑誌の編集者。玩具の攻略本を出版した経験もアリ。現在は、iPhone関連の情報メディアなどで編集・ライターとして活躍中!

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