空気の見える化だけでなく、学習して最適な運転を提案

人工知能で成長! 空気や使用の状況で運転を賢く切り替えるシャープの新型・加湿空気清浄機

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2009年に起こった新型インフルエンザのパンデミックで脚光を浴びた空気清浄機ですが、2012年のPM2.5特需をピークにその需要は伸び悩んでいます。空気清浄機市場で高いシェアを誇るシャープが、その背景を調査したところ、空気清浄機を購入したことがある人は全体の50%強いるにもかかわらず、現在は使用していない人が15%もいることがわかりました。つまり所有したことがない約50%と使用休止している約15%を合算した約65%もの人が空気清浄機の必要性を感じていないというのです。そこで同社は、空気清浄機の効果がより実感できる運転モードやそれぞれの家庭にあわせた運転ができる機能を搭載した新モデルをこのたび発表しました。説明会で見てきた全容をお伝えします。

スマートフォンとの連携も効果を実感するための鍵! 詳細は以下で紹介します

AIを利用し、ユーザーに寄り添った運転を実現

今回発表された新モデルは、フラッグシップモデル「KI-HX75」とミドルエンドモデル「KI-HS70」「KI-HS50」、エントリーモデル「KI-HS40」の4ラインアップ。すべて加湿機能を搭載したタイプで、高濃度の「プラズマクラスター25000」を採用し、付着カビ菌やウイルスの作用抑制、付着臭の消臭に効果を発揮します。

左からフラッグシップモデル「KI-HX75」(市場想定価格83,000円)、ミドルエンドモデル「KI-HS70」(市場想定価格65,000円)「KI-HS50」(市場想定価格55,000円)、エントリーモデル「KI-HS40」(市場想定価格45,000円)。フラグシップモデルとミドルエンドモデルは2017年9月21日発売予定、エントリーモデルは2017年10月26日発売予定です

全モデルに「プラズマクラスター25000」を搭載。濃度が高くなるほど効果が増すため、従来の「プラズマクラスター7000」ではできなかった付着カビ菌の増殖やウイルス作用を抑制できるようになりました

複数のラインアップがありますが、説明会の中心となったのはフラッグシップモデル「KI-HX75」とミドルエンドモデル「KI-HS70」「KI-HS50」です。

適用床面積(空気清浄時)が〜34畳の「KI-HX75」には、積算の運転時間48時間ごとにプレフィルターを自動で掃除する機能が搭載されています。半年に1回溜まったゴミを捨てるだけでいいのでラク!

なお、自動お掃除機能でフィルターのホコリを取り除くブラシに付着した汚れをより取り除けるように、従来は1本だったくし歯が2本に増え、角度も調整されました

プレフィルターほかに、0.3μm以上の微粒子を99.97%集じんする静電HEPAフィルターと脱臭フィルターが装備されています。脱臭フィルターは、有害ガスまで低減する高性能なタイプを採用

ミドルエンドモデル「KI-HS70」「KI-HS50」は適用床面積が違う姉妹モデル(本体サイズも異なります)。KI-HS70の適用床面積(空気清浄時)は〜31畳、KI-HS50の適用床面積(空気清浄時)は〜23畳です

ミドルエンドモデルにもフラッグシップモデルと同じフィルターが搭載されていますが、プレフィルターの自動掃除機能はないので、定期的な手入れを忘れないようにしましょう。なお、こちらの脱臭フィルターは通常タイプです

両モデルの最大のポイントはスマートフォンと連携し、クラウド上のAI(人工知能)を活用した運転が行えるのこと。室内の空気の状態がモニタリングできるほか、室内外の空気の汚れや季節に応じて最適な運転に自動で切り替える「おうちフィット」機能が搭載されており、たとえば、花粉が多い日には「花粉モード」に切り替えて清浄するといったように、住居に寄り添った賢い運転を行います。さらに、運転状況にあわせてフィルターやプラズマクラスタイオン発生ユニット、AG+イオンカートリッジなど消耗品の交換時期を知らせてくれる機能も装備。

室内の温度や湿度、ホコリ・ニオイ・PM2.5の量を見える化。室外の温度や湿度は、外部機関の予報を取得しています

空気清浄機が汚れを検知すると、アプリも赤くなって汚れを通知

空気清浄機が汚れを検知すると、アプリも赤くなって汚れを通知

使用状況やセンサーの情報をもとに独自のアルゴリズムで消耗品の交換時期を算出し、お知らせしてくれます。現時点の状況もチェック可能

室外の状況から「おうちフィット」で運転が切り替わる様子を下の動画でご覧ください。フラッグシップモデル「KI-HX75」には音声でお知らせする機能も搭載されているため、切り替え時に報告してくれます。屋外の花粉の飛散量だけでなく、温度や湿度を加味し、加湿量やルーバーの動きも調整するとは! なかなか賢いですね。
※照度センサーで就寝中と判断した時には音声は流れないようになっています。

なお、「おうちフィット」で運転中は「もっとフィット」というアイコンが表示されます。そのアイコンをタップすると運転に対する評価が行えるようになるので、自分が感じたことを選択してあげましょう。すると、評価内容を学習し、よりユーザーの好みに近い運転へと調整していってくれます

また、フラッグシップモデル「KI-HX75」には使い方を学習する「使い方フィット」機能も搭載されています。ユーザーが「おやすみ運転」に切り替えるタイミングや運転を止める時間、曜日など、2週間分の運転履歴をもとに学習し、いつもユーザーが運転を変える時を見計らって自動で運転を切り替え。たとえば、下の動画のように「効果実感モード」を決まったタイミングで使うユーザーであれば、必要な時間に効果実感モードを実行し、その運転モードを止めるタイミングも学習して自動でもとの運転モードに戻してくれます。

なお、上の動画にある「効果実感モード」とは名称のごとく効果を実感しやすくする運転で、普段はプラズマクラスターイオンを放出する運転を行い、センサーが汚れやニオイを検知するとパワフルに吸じんする運転に切り替えるというもの。センサーが汚れを検知するまで風量を抑えた静かな運転を行う「おまかせモード」(自動モード)よりもプラズマクラスターイオンで消臭などを積極的に働きかけることができるほか、風量「強」の運転とは異なり、状況にあわせてルーバーの動きを切り替えできるのが効果実感モードの特徴です。

空気清浄機の使用実態をシャープが調査してところ、約7割の人が「おまかせモード」(自動モード)を利用していることが判明。おまかせモードでは効果が実感しにくい人のために、効果実感モードを追加したそうです

前方にある吹出口からプラズマクラスターイオンを放出していますが、センサーで空気の汚れを検知すると前ルーバーを閉じ、吸じんに集中する運転に切り替わります。パワフルな風量なので、おでかけ時に効果実感モードを利用するのがよいとのこと

クラウド機能のないモデルもラインアップ

エントリーモデル「KI-HS40」は新たに追加されたラインアップで、横幅28cmのスリムさがウリ。クラウド機能非搭載で上位モデルより機能は絞られますが、加湿もでき、高濃度のプラズマクラスターイオンも放出されるので、子ども部屋や寝室など、2台目以降にうってつけです。

適用床面積(空気清浄時)は〜18畳。シャープの空気清浄機の特徴のひとつである、背面吸い込みをKI-HS40も採用しています

集じん・脱臭一体型のフィルターとプレフィルターで、空気の汚れをキャッチします

集じん・脱臭一体型のフィルターとプレフィルターで、空気の汚れをキャッチします

KI-HS40のみ、給水の仕様が異なります。タンクではなくトレーを採用し、引き出してヤカンなどで水を注げるようにしました。ハンドルも装備されているので、シンクに運んで水を入れることも可能

運転音が控えめになる「おやすみ運転」をはじめ、基本的な運転モードは装備されています

運転音が控えめになる「おやすみ運転」をはじめ、基本的な運転モードは装備されています

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌の白物家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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2017.11.22 更新
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