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必要性能を備えた個性的な製品をピックアップ

《2019年》失敗しないモバイルバッテリーの選び方とおすすめ8製品

スマートフォンやタブレット、携帯ゲーム機、最近では加熱式タバコなどの予備電源として利用できるモバイルバッテリー。市場には膨大な種類の製品があり、コンビニやキオスクでも買える所がある。しかし、性能や価格などの幅がかなり広く、何を選べばいいのかわかりにくいのも確か。そんな膨大な製品群の中から、価格.comで買える、用途に合わせたおすすめの製品を紹介しよう。

目次
モバイルバッテリーの選びのポイントは、容量と出力
・スマホのバッテリーの大容量化に対応するため、容量は4,000mAh以上のものを選びたい
・充電速度は「W」をチェック。急速充電が行えるUSB PD対応の製品も増加中
・「PSE」マークのないものは個人間でも売買は禁止
容量別製品カタログ
・容量20,000mAh以上(大型タブレットやスマホを複数回充電できる)
・容量10,000mAh前後(スマホを2回ほど充電できる)
・容量5,000mAh前後(スマホを1回充電できる)

モバイルバッテリーの選びのポイントは、容量と出力

機能がシンプルなだけに深く考えずに選んでしまうと後悔しやすいモバイルバッテリー。まずは、製品選びのポイントを見ていこう。

スマホのバッテリーの大容量化に対応するため、容量は4,000mAh以上のものを選びたい

モバイルバッテリーで最も重要なのは、どれだけの充電が行えるのかを示すバッテリー容量だ。一般的に「mAh」(ミリアンペア・アワー)の値で表され、この値が大きいほど容量の大きなバッテリーとなる。なお、損失するエネルギーがあるので、バッテリー容量のうち大体6〜7割が実際に充電に使うことができる容量になる。つまり、容量が10,000mAhであれば6,000〜7,000mAh程度、5,000mAhであれば3,000〜3,500mAh程度が実際に利用できる容量だ。また、繰り返し使うことでバッテリーは少しずつ劣化していき、容量は少しずつ減少する。重量だが、同じバッテリー容量でも差は意外と大きく、容量10,000mAhの製品でも、重量は180g〜300g程度の幅がある。価格.comで製品を選ぶ場合、まず容量で製品を絞り込んでから、重量の軽い順に並び替えるのがよいだろう。

では、今モバイルバッテリーを選ぶなら、どれだけの容量があれば十分なのか? 最新のAndroidスマートフォンでは4,000mAh程度の大容量バッテリーを搭載するものも珍しくない。iPhoneシリーズもAndroidほど極端ではないが、徐々にバッテリーが大容量化しており、「iPhone XS Max」ではついに容量が3,000mAhを超えた。これらの最新スマートフォンに十分な充電を行うなら、モバイルバッテリーの容量も最低限4,000mAhというのがひとつの基準になるだろう。

充電速度は「W」をチェック。急速充電が行えるUSB PD対応の製品も増加中

いっぽう、充電の速さに大きく関係するのが、出力を示す電力「W」(ワット)だ。以前は、USBポートの電圧が5Vで固定されていたので、電流の大きさ「A」(アンペア)を見るだけで充電性能が把握できた。しかし、近頃は出力の電圧「V」(ボルト)を高めたものが増えており、電圧×電流で求められる電力「W」を見たほうが充電性能を把握しやすい。

また、高速な充電が行える「USB PD(USB Power Delivery)」対応のモバイルバッテリーも増えている。「iPhone 8」以降のiPhone各モデルや、多くの最新Androidスマートフォン、「MacBook」などのノートPCなどでUSB PD対応のデバイスが増えており、実用性が高くなっている。なお、USB PD対応のモバイルバッテリーを選ぶ場合は、スマホやタブレットなどを充電するのであれば出力は18〜20W程度で十分だが、ノートPCの充電に使うなら40〜60W程度の電力が欲しい。出力が増えるほど当然価格は上昇する。

低価格のモバイルバッテリーでもUSB PD対応製品が増えた。USB PDは給電能力が高いうえに、リバーシブルのUSB Type-Cポートを使うため扱いやすい

「PSE」マークのないものは個人間でも売買は禁止

総務省は2019年2月1日に、発火事故が続発するモバイルバッテリーを、電気用品安全法の規制対象に変更し、PSEマークのない製品の製造、販売、輸入を禁止した。よって、現在国内で正規に販売されているモバイルバッテリーはすべて「PSE対応品」である。なお、PSEマークがあれば一定の安全性は期待できるが、以前に売られていたPSEマークのないモバイルバッテリーすべてが、ただちに危険というわけではないので、あわてて買い換える必要はないだろう。ただし、手持ちのPSEマークのないモバイルバッテリーを、フリーマーケットやネットオークションに出品することは上記の「販売」に該当するので、注意が必要だ。

2019年2月1日以降、PSEマークのないモバイルバッテリーは個人間であっても国内では販売できなくなった。今売られているものはPSEマークのあるものだけだ

容量20,000mAh以上(大型タブレットやスマホを複数回充電できる)

USB PD対応に加えNintendo Switch公式ライセンスも取得した大容量モデル
Anker「PowerCore 20100 Nintendo Switch Edition」

注目の高速充電規格USB PDへの対応に加えて、任天堂のゲーム機「Nintendo Switch」の公式ライセンスを取得した大容量モデル。20,100mAhの大容量ながら、重量は約360gに抑えられている。USB Type-Cの出力ポートは、出力24Wで、上記の「Nintendo Switch」以外でも、タブレットやスマートフォンと組み合わせることで、高速な充電が行える。もう片方のUSB(Type-A)ポートは、5V/2Aの出力なので、通常のスマートフォンやタブレットとの相性もよい。

●基本スペック
・容量:20,100mAh
・出力ポート:USB Type-C×1(5V/3A、9V/2.6A, 15V/1.6A、USB PD対応)。USB Type-A×1(5V/2A)
・サイズ(幅×高さ×厚さ):約62×168×22mm
・重量:約360g
・インジケーター:LED
・保証期間:18か月

1%単位で容量を表示する液晶画面を搭載。高コスパも魅力
ADATA「Power Bank AP20000D」

ADATAは台湾に本拠を置くサプライメーカーで、microSDカードやメモリーモジュールでご存知という方も多いだろう。本製品は容量20,000mAhで、2ポートの出力に対応する製品。出力は2ポート合計で2.1A。液晶ディスプレイを備えており、バッテリーの残量を1%単位で正確に表示できることに加えて、LED懐中電灯としても利用でき、非常時の電源や照明としても利用できる。コスパも魅力で、価格.comの最安価格は3,475円(2017年8月末時点)と、20,000mAhクラスとしてはかなり安めだ。

●基本スペック
・容量:20,000mAh
・出力ポート:USB Type-A(2.1A)×2(2ポート合計2.1A)
・サイズ(幅×高さ×厚さ):約80.6×163×23.3mm
・重量:約450g
・インジケーター:液晶
・保証期間:1年

100WのAC出力からワイヤレス充電まで対応の万能モバイルバッテリー
Omnicharge「Omni 20+」

容量20,400mAhの高性能モデル。USB Type-AポートはAndroidスマートフォンで普及している急速充電規格「QuickCharge 3.0(QC3.0)」に対応するほか、上限60WのUSB PDに対応するUSB Type-Cポートを1基備える。このほかの出力ポートも強力で、100W対応のACコンセントとDC出力ポート、10W対応のQiポートを備えている。特に注目なのはDC出力ポートだ。出力を1〜24Vの範囲で調整可能なので、ノートPCやデジタル一眼カメラなどを、効率的に充電できる。実勢価格は25,000円以上と高価で、600g以上の大型機だが、汎用性を考慮すれば価値は高い。

・容量:20,400mAh
・出力ポート:USB Type-A×2(最大出力18W、ポート2のみQuickCharge 3.0対応)
USB Type-C×1(最大出力60W、USB PD対応)×1、DC出力×1(1V〜24Vで調整可能、最大出力100W)、AC出力×1(120V、60Hz、疑似正弦波、最大出力100W)、Qi×1(最大出力10W)
・サイズ(幅×高さ×厚さ):約127×122×27mm
・重量:約630g
・インジケーター:液晶
・保証期間:1年

容量10,000mAh前後(スマホを2回ほど充電できる)

価格.comで人気の「BMB-102」にUSB PD対応の後継機が登場
BLUEDOT「BMB-PD101」

価格.comで人気のBLUEDOT「BMB-102」の後継モデル。2基の出力ポートのうち1基が、最大出力18W(9V×2Aまたは12V×1.5A)のUSB PDに対応したUSB Type-Cポートに変更され、最新のiPhoneやiPad、Androidスマートフォンの急速充電に対応した。もう1基のUSB Type-Aポートも、QuickCharge 3.0対応なので、同規格に対応するAndroidスマートフォンやタブレットと組み合わせれば急速充電が行える。これらのUSBポートはいずれも、モバイルバッテリー自体の充電にも利用可能だ。USB Type-Cポートを使えば約4時間半、USB Type-Aなら約6時間でフル充電できる。

・容量:10,000mAh
・出力ポート:USB Type-C×1(5V/2A、9V/2A, 12V/1.5A、USB PD対応)×1、USB Type-A(5V 2A、5〜6.5V 3A、6.5〜9V 2A、9〜12V 1.5A、QC3.0対応)
・サイズ(幅×高さ×厚さ):約64×140×17mm
・重量:約230g
・インジケーター:LED
・保証期間:1年

携帯性にすぐれた10,000mAhのバッテリー
Anker「PowerCore 10000 Redux」

Ankerでは10,000mAhという大容量のモバイルバッテリーを合計5モデル発売している。その中でも本機は、重量約184gという軽さとともに、幅約52mmというスリムなデザインで携帯性にすぐれているのが大きな特徴だ。

最大出力2.4AのUSB Type-Aポートを1基搭載し、Anker独自の技術「PowerIQ」や「VoltageBoost」により、接続した機器に最適の充電が行える。また、ワイヤレスイヤホンやウェアラブル機器のようなバッテリー容量の少ない機器で、安全かつ効率的な充電を行うための「低電流モード」を備えている点もユニークだ。

・容量:10,000mAh
・出力ポート数:USB Type-A×1(2.4A)
・サイズ(幅×高さ×厚さ):約52×104×25mm
・重量:約184g
・インジケーター:LED
・保証期間:18か月

同時充電放電や自動オン-オフ機能を備えた大容量高コスパ機
ADATA「PT100」

6色のカラーバリエーションをそろえたモバイルバッテリー。2基のUSB Type-Aポートは、それぞれ10.5W(5V×2.1A)と5W(5V×1A)の出力に対応する。本機ならではのユニークな機能として、本機を充電しつつ、同時に本機に接続した機器を同時に充電できる「同時充電放電」機能や、接続機器の充電が完了すると自動で電源供給を停止して過充電を防ぐ「自動オン-オフ機能」がある。このほか、4種類の照明モードを切り替えられるLEDライトも備えており、緊急時の照明としても利用可能だ。カラーバリエーションによっては多少の価格差はあるが、1,500円台(2019年7月24日時点。価格.com調べ)で購入可能という、10,000mAhクラスとしては屈指の高いコストパフォーマンスも大きな魅力だ。

・容量:10,000mAh
・出力ポート:USB Type-A×2(各ポートの最大出力は5V/2.1Aと5V/1A)
・サイズ(幅×高さ×厚さ):約63×140×21.5mm
・重量:約285g
・インジケーター:LED
・保証期間:1年

容量5,000mAh前後(スマホを1回充電できる)

113gで容量6,700mAhを実現。最高レベルのエネルギー密度が自慢
RAVPower「RP-PB060」

容量6,700mAhで重量がわずか113g、重量あたりのバッテリー容量がとても高い。出力用のUSBポートは1系統で2.4A、本機への充電用microUSBポートも2.0Aの入力に対応しているため充電も2〜3割ほど高速だ。保証期間は18か月と長めだが、Amazonなど一部の正規販売店で購入した場合、製品登録を行うことで、さらに12か月の延長保証を受けることもできる。

●基本スペック
・容量:6,700mAh
・出力ポート:USB Type-A(2.4A)×1
・サイズ(幅×高さ×厚さ):約40×90×25mm
・重量:約113g
・インジケーター:LED
・保証期間:18か月(一部店舗で購入した場合に限り12か月の延長保証も用意)

軽量・安価ながら大型スマホも余裕の5,000mAhを確保
HI-DISC「HD-MB5000PTBK」

容量5,000mAhながら、重量はわずか112gに抑えられており、重量あたりのエネルギー密度が高い。10.5W(5V×2.1A)の出力に対応するUSB Type-Aポートを1基搭載する。10W(5V×2A)のACアダプターを使えば約3時間でフル充電が可能となる。コストパフォーマンスも魅力で、価格.comの最安価格は1,000円以下で推移している。なお、長さ25cmのmicroUSBケーブルが同梱されている。

・容量:5,000mAh
・出力ポート:USB Type-A×1(5V/2.1A)
・サイズ(幅×高さ×厚さ):約68×125×9.9mm
・重量:約112g
・インジケーター:LED
・保証期間:6か月

>>価格.comでモバイルバッテリー選びに必要な基礎知識や用語解説をチェックする

価格.comマガジン編集部

価格.comマガジン編集部

パソコン・家電からカップ麺に至るまで、何でも自分で試してみないと気が済まないオタク(こだわり)集団。常にユーザー目線で製品を厳しくチェックします!

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