機能と付属品を絞って低価格化を実現!

最上位の剃り味はそのまま! フィリップス電気シェーバー「S8980/13」が高コスパで魅力的

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男性にとって日々の身だしなみで欠かせないヒゲ剃り。剃り残しやカミソリ負けなどがあると、その日1日が憂鬱な気分になってしまう。そんな面倒なケアを快適にしてくれるのが、文明の利器である電気シェーバーだ。

世界初の電気シェーバーが発売されてから今年で約90年。現在では、お風呂剃りに対応したモデルや、刃の枚数を増やして深剃りをさらに追求したモデルなど、さまざまなタイプのシェーバーが発売されているが、なかでも、電気シェーバーの老舗であるフィリップスは、古くから回転式のシェーバーで有名。今では、肌へのやさしさにこだわった電気シェーバーならフィリップス一択とまで言われるほどだ。

そんなフィリップスの電気シェーバーの最上位モデルに君臨するのが、肌への密着度を高めて、肌へのやさしさと深剃りを両立させた「9000」シリーズだ。今年9月、この「9000」シリーズのラインアップに、新モデル「S8980/13」が追加された。さっそく「S8980/13」を数週間試すことができたので、ここではその剃り味などについてレポートする。

フィリップス「S8980/13」。本体のグリップ部分と同じ青色のパッケージが目を引く

フィリップス「S8980/13」。本体のグリップ部分と同じ青色のパッケージが目を引く

必要な機能に絞り、コストパフォーマンスを高めた「S8980/13」

電気シェーバーは、刃の駆動方式によって大まかに2つのタイプに分けられる。刃が左右に往復してヒゲを剃る「往復式」と、回転した刃でヒゲ剃る「回転式」だ。

往復式は、深剃りが得意で素早く剃れる。しかも狙った場所を剃りやすく、あごやもみあげなどの境目が調整しやすいのが特徴だ。いっぽう、回転式は往復式に比べてヘッド部分が丸くて大きいため、狙った場所をピンポイントで剃るのには不向きだが、肌に触れる部分が広く、肌にかかる力が少ないため、肌にやさしいという特徴がある。

フィリップスは長年回転式シェーバーにこだわって製品を展開しているが、今回紹介する「S8980/13」も、そんな回転式シェーバーのひとつだ。同社は現在、フラッグシップモデルの「9000」シリーズ、肌へのやさしさを徹底的に追求した「7000」シリーズ、回転式シェーバーの入門に最適な普及価格帯の「5000」シリーズの3つのシリーズを展開しているが、冒頭でも触れたように、「S8980/13」は「9000」シリーズに新たに追加されたモデルとなる。製品位置付け的には、「9000」シリーズの低価格版といったところだ。

フィリップス「S8980/13」。本体サイズは6.0(幅)×16.4(高さ)×6.3(奥行)cmで、重量は164g。片手でがっしりと握りやすい形状をしている。グリップ前面のフロントパネルには、3段階の充電残量やトラベルロックなどの情報を表示する

「9000」シリーズは、「7000」シリーズや5000」シリーズの5方向可動よりも多い、8方向可動の輪郭検知ヘッドで肌への密着度を高めるとともに、V字型の内刃と外刃がヒゲを挟み込んでカットする独自の「ダブルVトラック刃」を採用することで、肌へのやさしさと深剃りを両立させているのが最大の特徴となっているわけだが、「9000」シリーズの低価格版とはいえ、「S8980/13」でもこういったシェーバーとしての基本性能はしっかりと踏襲している。

シェービングユニットが前後左右に動き、3つのヘッドが独立して可動する。さらに各ヘッドの外刃も向きが可動することで、これまでにない肌への密着感が可能となった

分解してみると「ダブルVトラック刃」の形状がよくわかる。このV字型の内刃と外刃がヒゲを挟み込んで深剃りを実現。これが搭載されているのは「9000」シリーズだけだ

また、肌が乾いた状態でのドライ剃りや、シェービングジェルやフォームを使ってのウェット剃りにも対応。もちろん、お風呂でも使うことができ、使用後の水洗いも可能となっている。さらに、フィリップスの回転式シェーバーなではおなじみのとなっている、刃の剃り味が落ちにくい「動研磨システム」や、オイル差しなどのメンテナンスも不要で、お手入れの負担が少ないというのもうれしいポイントだ。

ヘッド部分は分解が簡単に可能で、お手入れもしやすくなっている

ヘッド部分は分解が簡単に可能で、お手入れもしやすくなっている

いっぽうで、低価格版ということで、最上位モデルの「S9731/33」と比べると、省かれた機能やアクセサリーがある。機能面では、3段階のスピード調整はなく、1段階だけとなっている。また、アクセサリーは、シェーバーの自動洗浄や乾燥、充電が行えるスマートクリーンや、洗顔用の着脱式ブラシが付属されなくなっている。

その分、値段はグーンと安くなっており、2017年9月27日現在の「S9731/33」の価格.com最安価格が38,974円なのに対し、「S8980/13」の価格.com最安価格は20,859と半額近くになっている。シェービング機能はそのままに余計な物がいらない人にとっては、うれしい価格だ。

「S8980/13」には、電気シェーバー本体のほか、充電用ACアダプター、トリマー、収納ケースが付属

「S8980/13」には、電気シェーバー本体のほか、充電用ACアダプター、トリマー、収納ケースが付属

シェービングユニットを取り外して、付属のトリマーに付け替えれば、揉み上げのお手入れも簡単にできる

シェービングユニットを取り外して、付属のトリマーに付け替えれば、揉み上げのお手入れも簡単にできる

本体の充電は、専用のACアダプターで行う。約1時間で満充電になる。バッテリーが万充電なら、最大約50分使用可能だ

専用の収納ケースには、本体だけ入れられる。ACアダプターは入らないので、長期間の旅行のときなどに持っていくときは少々不便だ

肌にしっかりと密着! しっかりとした剃り味が気持ちいい

筆者は、毎朝のヒゲ剃りにはT字カミソリを使用している。たまに往復式シェーバーを併用することもあるが、基本的にはT字カミソリがメインだ。そして、回転式シェーバーは、今回初体験だった。

実際に「S8980/13」を肌に当ててみて、まず驚いたのがそのフィット感。鼻下などの顔の凹凸した部分も、3つのヘッドがしっかりと密着してくれるのだ。複雑にカーブするあご下のフェイスラインも、ピタッっと密着しながらしっかりと剃り上げてくれる。T字カミソリで同じように剃るには、手で皮膚を持ち上げたりするなど、それなりに工夫が必要だが、「S8980/13」なら、ヘッド部分を軽く当ててやるだけで簡単に剃ることができるのだ。

剃り味についても文句なしだ。一般的に回転式シェーバーは深剃りに弱いといわれているが、「S8980/13」はしっかりと深剃りしてくれている。それでいて、肌がヒリヒリする感じもまったくない。肌へのやさしさにこだわった電気シェーバーならフィリップス一択だといわれているのも納得だ。

剃っている最中の音は、往復式と比べるとかなりやさしくて静か。ジョリジョリと剃っている音の感触に、最初はやや物足りなさを感じてしまったのだが、慣れてしまえば回転式もかなり快適だと思う。ただ、往復式のようにピンポイントで狙って剃るのは不得意なようで、もみあげとの境目など、細部の調整が必要な状況だと、剃り終わるまでに多少時間がかかるのが気になった。電気シェーバーは朝の忙しい時間帯に使うことが多いので、このあたりは注意したほうがよさそうだ。

「S8980/13」を使ってヒゲを剃る前の様子。あごから首にかけて、ヒゲがびっしりと伸びている

「S8980/13」を使ってヒゲを剃る前の様子。あごから首にかけて、ヒゲがびっしりと伸びている

「S8980/13」でドライ剃りで剃ったあとの様子。念入りに剃ったこともあるが、全体に渡って深く剃れていることがわかる

「9000」シリーズならではの最高級の深剃りを手軽に体験できる1台

今回、「S8980/13」で回転式シェーバーを初体験したが、剃り残しはまったくといっていいほどなく、満足のいく剃り味だった。肌に強く押し当てて剃っても肌へのダメージも少ないし、T字カミソリや往復式シェーバーを使っていて、剃ったあとのヒリヒリ感に悩んでいるなら、ぜひ試してみる価値はある。高級電動シェーバーの相場が4万前後に対して、その半値近くでありながら、シェービング機能や剃り味が上位機種とほぼ変わらないものが手に入れられるのもうれしい限り。フィリップス「9000」シリーズの機能や剃り味は欲しいけど、価格が高くて手が出せなかったという人には、「S8980/13」はいい選択肢になりそうだ。

川村和弘

川村和弘

新しモノ好きで、元ゲーム雑誌の編集者。玩具の攻略本を出版した経験もアリ。現在は、iPhone関連の情報メディアなどで編集・ライターとして活躍中!

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2017.12.13 更新
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