塊肉を炙って作るロティサリーや燻製などが簡単に作れる

肉好きにはたまらない! パナソニック「ロティサリーグリル&スモーク」は大絶賛の実力

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2017年8月に発表された、パナソニック「ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100」(以下、ロティサリーグリル&スモーク)が気になるので発売前に借りてみました! ロティサリーグリル&スモークはその製品名のとおり、かたまり肉を回転させながら焼く調理家電ですが、「&スモーク」とあるように燻製作りも可能。どのような料理が作れるのか、また、どれほどの実力があるのかをチェックします。

「ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100」は2017年11月上旬発売予定。その試作機を借りて、レビューしました

ロティサリーグリル&スモークって、どんなもの?

ロティサリーグリル&スモークのウリはローストビーフやロティサリーチキンなどの料理を簡単に作れることですが、グリル、スモーカー、オーブン、トースターの機能も搭載しており、普段使いから特別な日の料理まで幅広く対応します。温度調整はマイコン制御で行われ、加熱温度や時間をおまかせできるオートメニューも用意されているので、作ったことのない料理もボタンを押すだけでベストな仕上がりに! もちろん、手動で時間や温度を設定することもできます。また、じっくり炙るロティサリー作り(グリル調理)や燻製作り(スモーカー調理)の際には、庫内に設置された「減煙・減臭機構」が作動。庫内で発生した煙をファンで触媒フィルターへ誘導し、フィルターを通過させることで気になる煙をカット。“排気口から煙がモクモク”とならずに済みます。
※グリル調理の一部「オートメニューのローストビーフ」では減煙・減臭機構が作動しません

ロティサリーグリル&スモークは高機能なオーブントースターという位置付けですが、サイズは405(幅)×280(高さ)×416(奥行)と、一般的なオーブントースターと比べるとかなり大きめです。特に、奥行がけっこうあるので、小さめのオーブンレンジが置ける場所がないと、設置は厳しそう……

操作部にはボタンがたくさんあって、一見わかりにくいように感じますが、時間が表示されるディスプレイの左側に手動設定で使うダイヤル、右側にオートメニューのボタンというようにまとめられていました

庫内上部に遠赤線ヒーター(扉側)と近外線ヒーター(奥側)、下部に3本のヒーターを搭載。遠赤外線ヒーターで中をしっかり加熱し、近赤線ヒーターで食材の表面をこんがりと焼き上げます※使用済み製品のため、庫内は少々汚れています

調理の際には付属の網や器を使用。メニューによって使い分けますが、くわしくは以下で紹介します

調理の際には付属の網や器を使用。メニューによって使い分けますが、くわしくは以下で紹介します

ロティサリー料理作りに挑戦!

さっそく、ロティサリー料理を作ってみましょう。ロティサリーは塊肉を回転させながら焼き上げる調理方法なので、当然ながらロティサリーグリル&スモークにも回転機構が搭載されています。肉を入れたバスケットをセットし、調理モード「ロティ」(自動/手動)をスタートさせれば、バスケットが360°回転。肉のたんぱく質が凝集しないように温度制御しながらグリルされるので、やわらかくジューシーな仕上がりになるといいます。調理できる肉は牛肉、豚肉、鶏肉、骨付き肉など種類は問わず! とうもろこしやさつまいもを「ロティ」でグリルすれば、焼きとうもろこし、焼きいもにすることも可能です。

ロティサリー調理では、専用のかごと受け皿を使用します

ロティサリー調理では、専用のかごと受け皿を使用します

下味をつけた牛モモ肉をカゴの中に入れます。肉の種類は骨付きであっても問題ありませんが、かごからはみ出るもの、落ちてしまうものはNG。塊肉の場合、幅8cm以下、長さ18cm以下、厚み3.5cm以上〜6.5cm以下で、650gまでとなっています

かごの台座を固定するために、受け皿にセット(溝があり、カッチリとはまるようになっています)

かごの台座を固定するために、受け皿にセット(溝があり、カッチリとはまるようになっています)

受け皿ごと庫内に入れると、かごが回転機構とジョイントします

受け皿ごと庫内に入れると、かごが回転機構とジョイントします

食材のない状態で、回転機構の動きを見てみましょう。かごの左右から出ている金属の棒が庫内左右のガイドにセットされ、この棒を軸にしてかご全体が回転します

今回はローストビーフをオートメニューで作るので、「ロティ」ボタンを押して「ローストビーフ」を選びます。肉の厚さに応じて仕上がりを「弱中強」で設定し、スタートボタンを押して調理開始。なお、オートメニューの「ロティ」には「ローストビーフ」と「焼き豚」しか選択肢がありませんが、付属のレシピにはこのオートメニューを利用したその他の料理も紹介されています

調理が始まるとヒーターが点灯し、かごがゆっくりと回転(下の動画参照)。温度はマイコンで制御されているので、運転中、ヒーターは点いたり消えたりを繰り返します。

調理開始から約40分後に、ローストビーフが完成! 滴る肉汁とニオイが食欲をそそります

調理開始から約40分後に、ローストビーフが完成! 滴る肉汁とニオイが食欲をそそります

焼き上がったローストビーフをカットしてみると、内側から外側まで肉の色が均一! どこをスライスしても均一に火が通っています。今までさまざまな調理器具でローストビーフを作りましたが、ここまでムラなく焼けたことはありません

ローストビーフが予想以上にうまくできたので、肉の種類を変えて「ロティ」で調理してみることにしました。次に作るのはローストポーク。牛肉であれば多少生焼けの部分があっても問題ありませんが、豚肉はしっかり加熱しなければなりません。塊肉の芯まで火が通り、かつ、おいしく仕上がるのでしょうか。

作り方はローストビーフと同じ。豚肉を入れた食材を庫内にセットします。オートメニューの「ロティ」にある「焼き豚」を選択し、仕上がり「中」で調理スタート

約60分弱の調理が終わったので竹串を刺して火の通りをチェックしてみると、赤い肉汁がにじみ出てきました

約60分弱の調理が終わったので竹串を刺して火の通りをチェックしてみると、赤い肉汁がにじみ出てきました

少し火の通りが甘いようなので、追加加熱することにしました。手動モードの「ロティ」を選択し、温度は取扱説明書を参考にして220℃に設定。時間はわからないので、ひとまず5分で様子を見ることにします

5分追加加熱したら、生焼けのない理想的なローストポークができました。中までしっかり火が通っているのに、表面はやわらか! 内側には肉汁が閉じ込められており、大満足な完成度です

ロティサリーと言えば、筆者の中ではチキンの丸焼きのイメージがあるので、それも作ってみたい! しかし、付属のかごには丸焼き用のチキンは入りそうにありません。うずらの丸鶏なら入るような気がしますが、近所のスーパーで簡単に手に入る食材ではなかったため、今回は断念し、その代わりに、鶏もも肉2枚を使ったチキンロールを作ってみました。

ローストビーフやローストポークと同じように見えますが、今回は少々準備が必要。茹でたニンジンとインゲンを棒状にカットし、それらを塩コショウした鶏もも肉の中に巻き込み、タコ糸で縛っているのです。

鶏肉に適したオートメニューがないので、手動モードの「ロティ」で設定。240℃で45分加熱します

鶏肉に適したオートメニューがないので、手動モードの「ロティ」で設定。240℃で45分加熱します

調理中に窓から庫内を見てみると、脂の滴りがすごい! ローストビーフやローストポークを作った時以上です

調理中に窓から庫内を見てみると、脂の滴りがすごい! ローストビーフやローストポークを作った時以上です

竹串を刺して火の通り具合チェックを行いましたが、問題なし! 表面がキツネ色で、見た目はちょっとチキンの丸焼き風です

ムラのない火の通り具合は、さすが! 焼き色がついた表面は香ばしく、中は肉汁と野菜の旨みたっぷりでした

牛、豚、鶏ときたので、次は鴨! 筆者は鴨肉をフライパンでソテーしたり、無水鍋でローストすることが多いのですが、ロティサリーグリル&スモークで焼くと味や食感にどれほどの違いが出るのか気になります。

下味を付け、小麦粉を軽くまぶした鴨ロースの塊をかごに入れ、庫内にセット。手動モードの「ロティ」で調理します

220℃、18分に設定して調理しましたが、ここまでいろいろ試してみた結果、多少適当でもそれなりの仕上がりになるようです。窓から様子を見たり、竹串を刺して確認するなどしながら、足りなければ加熱していけば、まず失敗はしないでしょう

完成した鴨肉のロティが、こちら! 中はうっすらとピンク色が残るちょうどいい焼き加減で、ほかの調理器具で焼いた時よりもやわらかくジューシーな印象です

燻製を作ってみよう!

ロティサリーの実力に大満足したので、続いて、燻製作りにトライ! ロティサリーグリル&スモークのメイン機能のひとつで、パナソニックが2015年に発売したフィッシュロースター「けむらん亭」と同じような方法で燻製が作れます。スモークチップ(約5mm程度の大きさのもの)とアルミホイルが必要なので、事前に用意しておきましょう。なお、燻製用のオートメニューは搭載されていないので、手動での設定となります。

燻製作りでは、付属の容器と網を使用します

燻製作りでは、付属の容器と網を使用します

容器中央の凹部分にスモークチップ(約15〜20g)を入れます

容器中央の凹部分にスモークチップ(約15〜20g)を入れます

アルミホイルを巻き付けた網を容器内にセット。なお、燻製する食材によってアルミホイルの巻き方は異なり、肉類や鶏卵など水分や油が滴りやすい食材の場合は裏側から、チーズやナッツなど網の目から落下しやすいものは表側から巻きます

ソミュール液(塩水とハーブなどで風味をつけた液体)にひと晩漬けたあと、キッチンペーパーで水気を拭き取り、風を当てて乾燥させた鶏肉を網の上にセット

容器にフタをするようにアルミホイルをかぶせ、庫内に入れます

容器にフタをするようにアルミホイルをかぶせ、庫内に入れます

手動モードの「くんせい」には「高温」と「低温」が用意されており、食材にあわせて使い分けます。今回の鶏肉では高温を選択。加熱時間は40分に設定して、「スタート」ボタンを押します

ご法度とは思いつつも、運転中に扉を開けてみました。燻製調理では、下のヒーターのみが点灯するようです

ご法度とは思いつつも、運転中に扉を開けてみました。燻製調理では、下のヒーターのみが点灯するようです

調理が完了したのでアルミホイルのフタを外してみると、見事な飴色のスモークチキンが! なお、燻製の火の通り具合も、ロティサリー同様に竹串を刺して確認します

筆者が普段行っている「鍋+ガスコンロ」で作るよりも、ロティサリーグリル&スモークで作った燻製のほうがスモークの風味が濃厚になりました。鶏もも肉(左)と鶏むね肉(右)を作りましたが、もも肉は油がよく落ち、むね肉はしっとりしてハムのようになり、どちらも食べやすい! 冷蔵庫で1週間ぐらいは保存が可能なので、作り置き食材にも◎

筆者が普段作っている燻製よりもいい出来なので、一時期ハマって作りまくった「自家製ベーコン」もロティサリーグリル&スモークで作ってみることにしました。豚バラ肉の塊を塩やスパイスで漬け込んだ後、1週間ほどかけて乾燥させておくという仕込みが必要ですが、添加物を使わず、自分好みの塩加減や香りづけで楽しむことができます。

今回は製品を借りられる期間が短かったため、漬け込みに2日間、乾燥に1日で仕込みを完了させました

今回は製品を借りられる期間が短かったため、漬け込みに2日間、乾燥に1日で仕込みを完了させました

手動モードの「くんせい 高温」で、まず35分加熱し、様子を見ながら延長を繰り返し、1時間ほどで完成。筆者が普段、燻製作りをしている「鍋+ガスコンロ」でかかる時間とほぼ同じですが、ロティサリーグリル&スモークは途中でひっくり返す手間がないのがいいですね

肉の塊が大きかったため、少し赤いところがありますが、ベーコンなので調理時に再加熱することが多いので問題なし。いつもより仕込み日数が短いので、お肉感が結構残った感じの食感になりました。ベーコンっぽい味だけれど肉感があるので、子どもは気に入った様子

ここまで、仕込み作業など本格的な燻製を作ってきましたが、手間は少なく、おいしい燻製が食べたい! という方のために、手短な準備で楽しめるメニューを紹介します。以下で紹介する4メニューは、いずれも手動モードの「くんせい 高温」で約20分で加熱しました。

・燻製砂肝

砂肝を塩麹にひと晩漬け、キッチンペーパーで水気を軽く拭き取ってスモーク

砂肝を塩麹にひと晩漬け、キッチンペーパーで水気を軽く拭き取ってスモーク

日ごろから筆者肝入りのおつまみメニューですが、ロティサリーグリル&スモークで作ると加熱時間が短くて済むためか、肉が小さくならず、食感もやわらかいまま!

・燻製味卵

ゆで卵の殻をむき、しょうゆ・みりん・酒でひと晩漬け込んだものを網に並べます

ゆで卵の殻をむき、しょうゆ・みりん・酒でひと晩漬け込んだものを網に並べます

漬け込んだ際にすでに卵の表面は茶色く着色していましたが、スモークされてさらに濃い色になりました。真ん中で切ってみると、半熟の黄身がとろ〜り。スモークの香りと卵の味が混じり、箸が止まらなくなるおいしさでした

・燻製タコ

ボイルされたタコを軽くビニール袋に入れて塩揉みして1時間ほど放置した後、水気を拭き取りセットします。もともと塩気がある海産物は短時間で塩味を付けることができるので、短い準備時間でできるのがいいところ

燻製にするだけでタコ独特の生臭さが消え、立派なおつまみの一品に。短時間でできるのに、お刺身で食べるよりも断然おいしい!

・スモークサーモン

冷凍庫にあったサーモンのサクをスライスして網の上に並べただけという、簡単な準備で完了

冷凍庫にあったサーモンのサクをスライスして網の上に並べただけという、簡単な準備で完了

燻された結果、サーモンが鰹節のようになりました。カットせずにサクごとスモークすれば、スモークサーモンのようになったかも!?

網にサーモンの身がくっついてしまい、取り出す際に割れてしまったのでパスタの具にしてみました。ソテーしただけのサーモンよりも深い味わいで、いつものパスタがグレードアップした印象。このスモークサーモンなら、少し塩を多めで仕込みを行い、スモーク鮭フレークとしてストックしておけばいろいろな料理に活用できそうです

もともと燻製作りが好きということもあり、ついたくさん作ってしまいましたが、最後に、付属レシピにあるメニューの中から筆者があまりのおいしさに感動した2品のスモーク料理を紹介させてください! 特に、2つめの燻製カレーは衝撃ですよ。

・蜂蜜味噌漬け豚の燻製

ひと晩塩漬けした後、味噌+蜂蜜に半日ほど漬け込んだ豚ロースの塊を用意し、手動モードの「くんせい 高温」で40分スモークします

漂ってくるニオイだけでもよだれが出そうなほどですが、噛むと味噌やはちみつの風味が何層にも広がり、高級中華料理店にも負けないほどのおいしさでした。チャーシューのようでもあり、燻製でもある逸品です

・燻製カレー

カレーを作るのですが、その具材である合挽きミンチを燻製にします。網は使わず、燻製用の器に皿状にしたアルミホイルを載せ、合挽きミンチを広げてセット

手動モードの「くんせい 高温」で18分スモークすると、熱で溶けた油脂がいったん分離して固まったような状態に。挽肉をスモークするのは初めてでしたが、フライパンで炒めるよりも香ばしさが強い印象です

続いて、カレールウも燻製します。手動モードの「くんせい 高温」で20分スモークするのですが、どのようになるかはまったく想像がつきません

燻製後のカレールウは、衝撃の姿に! 挽肉同様にルウも熱で一度溶け、スモークされながら固まっていました。もとが茶色いのでより色濃く焦げたようにも見えますが、燻されたことで変色しています。コーヒーの焙煎にも少し似ているかも

スモークした挽肉と野菜をフライパンで炒め、少量の水で溶いた燻製カレールウを加えて加熱してできたカレーはドライカレーっぽい仕上がり。香ばしさとほろ苦さが口の中に広がり、ちょっぴり大人味のカレーです。挽肉やカレールウの燻製は数日間保存が利くので、作り置きして炒め合わして今後も活用してみたいな、と思いました

その他の調理モードも使ってみよう!

ここまで、ロティサリーグリル&スモークの目玉機能であるロティサリーと燻製の2機能について紹介してきましたが、本気には120〜240℃で設定できるオーブン機能やグリル機能、そしてパンを焼くためのトースター機能も搭載されています。今回使用した製品は試作機なので、使える機能が限られていましたが、ロティサリーと燻製以外で試せたグリルとトーストの実力をご覧ください。

【グリル】タンドリーチキン

ロティサリーを作る時に利用した受け皿を、角皿のように使用します。オーブンのオートメニューには「ピザ」と「グラタン」が用意されていましたが、グリルはないようなので手動モードで調理。

スパイスのたれに漬け込んだ鶏もも肉をアルミホイルを敷いた受け皿に並べ、手動モードの「グリル」を選択し、温度を220℃、加熱時間18分に設定して調理スタート

調理の様子を見ていたところ、ロティ機能と同様に上下のヒーターが点灯し、時々点いたり消えたりしていました

焼き上がった鶏もも肉は予想以上にこんがり! 起ち上がりが早い赤外線ヒーターを使用しているのと、ヒーターと食材の距離が近いせいか、熱対流式のオーブンよりも調理時間が短い気がします

220℃という設定は肉を焼くには少々低めですが、中までしっかりと火が通っているだけでなく、硬くならずにジューシーに仕上がっていました。そして何より驚いたのが、焦げていないのにパリパリと香ばしい皮! まさに遠近赤外線ヒーターが成せるワザだと実感しました

【トースト】ロールパン

トースター機能があるなら食パンを焼いてみたかったのですが、試作機で試せるのはロールパンのあたため(オートメニュー)のみ。トースト機能では一度に食パンを4枚まで焼け、しかも、冷凍した食パン専用のオートメニューも用意されています。

オートメニューの「トースト」で常温の食パンが焼け、冷凍食パンの時は「冷凍」ボタンを押して枚数を選びます

パンを焼く時には、付属の焼き網を庫内にセットしておいてください

パンを焼く時には、付属の焼き網を庫内にセットしておいてください

今回試すことができるロールパンをあたためてみます。ロールパンは1回の調理で1〜6個セット可能

今回試すことができるロールパンをあたためてみます。ロールパンは1回の調理で1〜6個セット可能

オートメニューの「あたため」にある「ロールパン」を選択し、個数に応じて仕上がりを設定します。1個の場合は「弱」でいいそうなので、「弱」で加熱スタート

加熱中は奥にある近赤線ヒーターのみが点灯していました

加熱中は奥にある近赤線ヒーターのみが点灯していました

2分30秒の加熱後、すぐにロールパンを触ってみたところ、温かい程度でした。「あたため」というメニューなので、焼くのとは違うのですね。ちょっと気の利いたレストランで出される温まったロールパンを思い出します

お手入れのしやすさは?

食品を扱う調理器具だから衛生面は当然気になるところ。ロティサリーグリル&スモークのお手入れは、本体については汚れを拭き取るのが基本で、油汚れなど落としにくい場合は、ヒーターに触れないように気をつけながら、薄めた台所用中性洗剤を浸み込ませたフキンで拭き取ります。その他の付属品は、食器と同じように洗ってOK。

庫内の汚れは使用直後のほうが落としやすいですが、直後は本体が熱くて触れません。冷めてからだと油汚れが固まってこびりつきやすくなってしまうのと、庫内を照らすライトがないので見えづらいのが難点です

本体下部には「パンくずトレイ」があるので、パンくずなど下に落ちたゴミや汚れは取り外して直接手入れできます

まとめ

オーブンやグリル、トースターとしても使えるとはいえ、コスパも含め、肉を焼くことが主流の調理家電に5万円強(2017年11月6日時点の価格.com最安価格)を出す価値があるのだろうか? と、使用前はちょっと辛口な目で見ていました。しかし、実際に本機を使ってみると、食材を回転させながら炙り焼きができることの優位性に納得。筆者は料理好きで日ごろからいろんな調理器具を駆使していますが、ロティサリーグリル&スモークがあれば、いつも苦労している火加減や食材をひっくり返したりする手間がゼロに。これまで筆者が一生懸命やってきたことは何だったんだろう? と思うほど、ロティサリーグリル&スモークの機能は秀逸です。肉が好きで、家庭でよく肉を焼くという人にはうってつけの製品でしょう。

また、オーブンやグリル、トースター機能はオマケ程度のものかと思いきや、遠赤外線ヒーターと近赤外線ヒーターを組み合わせた調理が食材を的確な状態で加熱してくれ、個々の機能が間違いなく本格的でした。今回は限られた機能しか試せませんでしたが、特にグリルで焼いたチキンの皮のパリパリさは感動もの!

そして、このレビューを見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、筆者がつい作りまくってしまったのが燻製。燻製用の容器のサイズとヒーターの距離がちょうどいいためか、鍋+ガスコンロで作るよりも効率的で短時間ででき、非常に優秀だと感じました。直火のように加熱し過ぎることもなく、食材のやわらかさを保ったまま上手に燻製ができます。試作機では「くんせい低温」は利用できない状況でしたが、火加減がむずかしい低温燻製もマイコン制御なら失敗なくできそうなので、試したかった……。酒の肴を作るのが好きな人にとっても、ロティサリーグリル&スモークは料理のバリエーションが一気に広がる楽しい調理家電だと思います。

上で紹介したオートメニューの「ローストビーフ」でも、下味やスパイスを変えればまったく違った一品に仕上がります

ローズマリーでたっぷり香りを付けて焼けば、オートメニューの「ローストビーフ」でシュラスコ風のバーベキュービーフが完成!

神野恵美

神野恵美

雑誌記者・編集者などを経て、2004年に渡仏。2006年に帰国後はさまざまな媒体において、家電をはじめ“ライフスタイル”的切り口で多ジャンルの記事を執筆。

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2017.12.11 更新
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