選び方・特集

《2023年》R1や甘酒も! 人気のヨーグルトメーカーおすすめ10選と選び方

ヨーグルトを簡単に、安く、たっぷり作れるヨーグルトメーカー。健康のために毎日ヨーグルトを食べる人に便利なものというイメージでしたが、最近では、「一定の温度で長時間保温できる」という機能を生かし、甘酒や塩麹などの発酵食品作りや、鶏ハムやローストビーフ、コンフィなど、肉や魚の低温調理といった、ヨーグルト作り以外のレシピに活用する人が増えています。そんなニーズの変化に合わせ、ヨーグルトメーカーの機能も、「細かく温度設定可能」「数日間にわたって保温できる」など多様化。ここでは、用途別の選び方とともに、おすすめのヨーグルトメーカーをご紹介します。

多機能=使いやすい、とは限らない。何を作りたいかで、最適な機種は違います

「牛乳パックのまま作れる」「1度単位で温度調節ができる」「99時間まで連続保温できる」など、ヨーグルトメーカーはどんどん無双化しています。しかし、用途によって最適な機能は違うもの。多機能モデルが必ずしも使いやすいとは限りません。ヨーグルトメーカーは、「おもに何を作りたいか」を決めて選ぶといいですよ。

「プレーンヨーグルトが作れればよい」なら、細かい温度設定や長時間のタイマー機能は必要なし

人気のR1ヨーグルトなどの特殊菌ヨーグルトではなく、プレーンヨーグルトが作れればよいという場合は、単機能モデルがおすすめです。温度設定機能やタイマー機能がないほうが、調理のたびに温度や保温時間を設定する手間がありません。牛乳パックのまま調理できるタイプなら、より手軽で衛生的です。

ヨーグルトメーカーは、牛乳パックごと本体にセットして調理できる「牛乳パックタイプ」と、材料を専用容器に入れて調理する「調理容器タイプ」の2種類があります。「牛乳パックタイプ」は、容器の消毒や洗い物の手間が省けるので、ヨーグルト作りがより手軽に行えます

「R1ヨーグルトなどの特殊菌ヨーグルトや、ヨーグルト以外の発酵食品を作りたい」なら、細かな温度・時間調整機能は必須

特殊菌ヨーグルトや、いろいろな発酵食品作りに挑戦したいなら、温度や保温時間の自由度が高いものがおすすめ。この場合、「ケフィアヨーグルト」や「カスピ海ヨーグルト」など、ヨーグルトを作ることが多い場合は、牛乳パックごと作れるものが手軽です。甘酒や塩麹といった、ヨーグルト以外の発酵食品の調理がメインの場合は、材料のかき混ぜなどの作業がしやすい「調理容器タイプ」がベターです。

汎用性の高さを求めるなら、温度は1度刻み、保温時間は1時間単位で調整できるモデルを選びましょう

汎用性の高さを求めるなら、温度は1度刻み、保温時間は1時間単位で調整できるモデルを選びましょう

特殊菌を使用したヨーグルト作りをしたい場合は、1度刻みの温度設定機能は必須。たとえば、R1ヨーグルトの培養に適した温度は43度と言われています

「調理容器タイプ」は「牛乳パックタイプ」に比べ、材料のかき混ぜや、できあがったものを取り出すのがラク。また、筆者の経験上、甘酒は「牛乳パックタイプ」に付属する縦長の容器ではなく、「調理容器タイプ」のほうが材料が熱源に接触する面積が広いからか、短時間で甘くできるようです

「低温調理器として活用したい」なら、「調理容器タイプ」がおすすめ

肉や魚の低温調理がしたい場合は、“最高温度が高い「調理容器タイプ」”がいいでしょう。低温調理のメニューは60度以上で調理するものが多いので、最高温度が65度以上の機種がおすすめです。また、調理容器については、口が広く容量の大きいもののほうが、調理する食材の形状や大きさに制限が少ないです。「牛乳パックタイプ」は付属の容器も縦長になり、入れられるものの形状が限定されてしまうことも(細長く巻いて作る鶏ハムなどにはぴったりですが)。ひんぱんに肉や魚の低温調理に使用する場合にはあまり向きません。

この写真はちょっと極端ですが、「牛乳パックタイプ」に付属する調理容器は口が狭いものが多く、いざ加熱する段階になって、「肉、入らない!」なんてことも

おすすめのヨーグルトメーカー10選

ここからは、おすすめのヨーグルトメーカーをご紹介します。

アイリスオーヤマ「ヨーグルトメーカー KYM-014」
豊富な自動調理メニューを追加。大ヒットモデルをより使いやすくした後継機

2016年の発売当時、品薄になるほど大ヒットした「IYM-012」の後継機モデル。「牛乳パックタイプ」で、温度は25〜65度を1度刻みで調整可能、1時間単位で調整できる1〜48時間のタイマー機能付きと、欲しい機能はおおよそ詰め込んだヨーグルトメーカーです。「KYM-014」では、「プレーンヨーグルト」「カスピ海ヨーグルト」「甘酒」「塩麹」を調理するための温度とタイマーがプリセットされた自動調理メニューが追加され、使い勝手が向上。下位モデルとして、「プレーンヨーグルト」「甘酒」の自動調理ボタンを搭載した「IYM-014」も用意されています。

サイズ:約156(幅)×156(奥行)×274(高さ)mm
重さ:約630g
温度:25〜65度(1度刻み)
タイマー:1〜48時間(1時間刻み)
牛乳パックのまま調理:○
調理容器容量: 900ml

アイリスオーヤマ「ヨーグルトメーカー KYM-015」
自分好みの「飲むヨーグルト」が作れる

2017年12月に発売された「KYM-013」のリニューアルモデルで、ボタンひとつで「飲むヨーグルト」を調理できます。仕様は「KYM-013」と同様ですが、保存に便利な900mlの専用容器が計2個付属しています(KYM-013は1個のみ)。また、上で紹介した「KYM-014」とは、「飲むヨーグルトモード」モード搭載以外は同じ仕様です。市販の飲むヨーグルトには砂糖がたっぷり含まれたものが多いので、習慣的に飲むのはカロリーや糖質が気になりますが、手作りすれば、好みに合わせて甘さを調整できるので安心。グラスに注ぐだけで手軽に摂れる「飲むヨーグルト」なら、ヨーグルトを食べる習慣が3日坊主で終わらずに済みそうです。

サイズ:約156(幅)×156(奥行)×274(高さ)mm
重さ:約630g
温度:25〜65度(1度刻み)
タイマー:1〜48時間(1時間刻み)
牛乳パックのまま調理:○
調理容器容量:900ml

YAMAZEN「ヨーグルトメーカー YXA-101」
発酵食品のほか、ローストビーフやサラダチキンなどの低糖質メニューも作れる

ヨーグルトや納豆などの発酵調理に加えて、サラダチキンやローストビーフなどの低温調理も行えるモデル。温度調節は25〜65度、タイマー調節は1〜48時間まで設定できます。ヨーグルト作りは、500mlの牛乳パックをそのままセットするか、付属の専用容器(1000ml)を使うかの2つの方法に対応。本体・専用容器ともに間口が広いので、お手入れもしやすそう。

サイズ:170(幅)×205(奥行)×180(高さ)mm
重さ:850g
温度:25〜65度(1度刻み)
タイマー:1〜48時間
牛乳パックのまま調理:○
調理容器容量:1,000ml

ライフオンプロダクツ「PRISMATE PR-SK007」
出しっぱなしにもできるリアルウッドの北欧風デザイン

白いボディとリアルドのふたを組み合わせた北欧テイストのデザインを採用。400mlの専用ボトルが2つ付いており、用途によって使い分けたり、順番に使ったりできます。 さらに、1Lサイズの 牛乳パックもそのままセット可能。 クリップも2つ付いており。 ヨーグルトをたっぷり作るのにも便利。 本体側面に底までしっかりかき混ぜられる木製のロングスプーンがセットできるので、サッと使えます。また、リアルウッドのふたは ヨーグルトなどを入れる食器としても使えます。

サイズ:約131(幅)×131(奥行)×290(高さ)mm
重さ:約760g
温度:20〜65度(1度刻み)
タイマー:1〜48時間(1時間刻み)
牛乳パックのまま調理:○
調理容器容量:400ml×2

タニカ「ヨーグルティアS 1200ml YS-01」
最高温度70度×大きめ容器。低温調理がしたいならこれがイチオシ!

1971年に日本で初めてヨーグルトメーカーを製造し、45年以上ヨーグルトメーカーを作り続けているという “ヨーグルトメーカーのパイオニア”、タニカのヨーグルトメーカーです。価格はやや高めですが、最高温度は70度と高く、調理容器が大きめなので、肉や魚の低温調理の頻度が高い家庭におすすめ。出力の高いヒーターを採用しているため、設定温度までの上昇スピードが速く、より安定した発酵・調理ができるそう。30分のタイマーも付いているので、温泉卵も失敗なく作ることができます。

サイズ:約160(外径)×188(高さ)mm
重さ:約760g
温度:25〜70度(1度刻み)
タイマー:30分、1〜48時間(1時間刻み)
牛乳パックのまま調理:×
調理容器容量: 1,200cc

クビンス「ヨーグルト&チーズメーカー KGY-713SM」
調理容量はたっぷり2L! フレッシュチーズが簡単なのにとにかく旨い

「ヨーグルト(ギリシャ)」「麹/チーズ」「納豆」「酢/酵素エキス」という、それぞれのレシピに適した温度とタイマーがプリセットされたモードが用意され、スイッチひとつで調理できるのが特徴。もちろん、20〜65度の1度刻みの温度調整と、1〜99時間の1時間刻みのタイマー機能のマニュアル調理も可能です。調理容器は2Lのたっぷり容量で、ヨーグルトの消費量が多い家庭にもぴったり。容器が大きいと調理前の消毒が大変ですが、「KGY-713SM」の容器はレンジでの消毒が可能なので、ご安心を。また、ギリシャヨーグルトやチーズを作る際の水切りが簡単に、早く行える回転式脱水機能(手動)を備えているのもポイントです。「KGY-713SM」で作ったフレッシュチーズは激ウマなので、チーズ好きな人には特におすすめ。写真のシルバーのほか、ゴールド、レッド、ホワイトの4カラーから選べます。

サイズ:約180(幅)×180(奥行)×200(高さ)mm
重さ:約1kg
温度:20〜65度(1度刻み)
タイマー:1〜99時間(1時間刻み)
牛乳パックのまま調理:×
調理容器容量: 2L

マルコメ「プラス糀 甘酒メーカー糀美人 MP201」
お手ごろ価格の「調理容器タイプ」をお探しならこちらをチェック

「甘酒メーカー」というネーミングにセンスを感じる1台。実は機能的にはヨーグルトメーカーと同じです。温度は20〜65度、タイマーは1〜48時間で、甘酒の自動調理メニューすらありません。ただ、注目したいのは価格です。「調理容器タイプ」は「牛乳パックタイプ」に比べ価格が高い(1万円前後)ものが多いのですが、「MP201」は5,594円(2019年6月25日時点の、価格.com最安価格)と、比較的お手ごろ。「ヨーグルティアS」や、「ヨーグルト&チーズメーカー」のように、ほかのモデルにない機能があるわけではありませんが、「調理容器タイプをお手ごろ価格で手に入れたい」という方は要チェックです。

サイズ:約173(幅)×173(奥行)×218(高さ)mm
重さ:約950g
温度:20〜65度(1度単位)
タイマー:1時間〜48時間(1時間単位)※24時間からは4時間単位
牛乳パックのまま調理:×
調理容量:大1,500ml/小1,350ml

ビタントニオ「VYG-60-W」
水切りフィルター付属でギリシャヨーグルトも作れる

25〜70度まで1度刻みで温度設定が可能。ヨーグルトのほかに、甘酒や塩麴、低温調理にも対応するマルチなモデルです。「プレーン・豆乳ヨーグルト」「甘酒」「塩麹」の3種のオートメニューを搭載しており、さらにマイボタンに好みのレシピを登録可能。牛乳パックや豆乳パックをそのままセットしてヨーグルト作りができます。水切りフィルター付きの専用の容器を使えば、冷蔵庫に入れておくだけでギリシャヨーグルトが作れます。

サイズ:約125(幅)×145(奥行)×280(高さ)mm
重さ:約810g
温度:25〜70度(1度刻み)
タイマー:30分〜99時間
牛乳パックのまま調理:○
調理容器容量:880ml

コイズミ「KYG-0800」
フタを引き伸ばして牛乳パックでも作れる

フタの部分が蛇腹状に伸びるようになっており、使っていないときはコンパクトに収納できます。「豆乳」、「飲むヨーグルト」、「カスピ海ヨーグルト」など6つのオートメニューが用意されており、操作が簡単。専用容器のほか、牛乳パックも使用できます。牛乳パックを使用する場合は、ふたを引き伸ばして使用します。

サイズ:約140(幅)×140(奥行)×200(高さ)mm
重さ:約660g
温度:25〜70度(1度刻み )
タイマー:1〜48時間
牛乳パックのまま調理:○
調理容器容量:800ml

モダンデコ「AND・DECO hly03-wh」
最長99時間の長時間タイマーに対応

温度は1度刻み、タイマーも1分刻みで細かく設定できるヨーグルトメーカー。オートメニューなどは搭載していないので、調理したいメニューに合わせて温度やタイマーをセットします。1Lの専用ボトルが2つ付属していますが、専用ボトルの代わりに牛乳パックをそのまま入れても使用できます。シンプルなデザインも魅力。

サイズ:約129(幅)×129(奥行)×290(高さ)mm
重さ:約700g
温度:25〜65度(1度刻み)
タイマー:1分〜99時間59分
牛乳パックのまま調理:○
調理容器容量:1L×2

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価格.comマガジン編集部

価格.comマガジン編集部

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