レビュー
食べ盛りの子を持つワーキングマザーが高評価した電気無水鍋

メニューをダウンロードできる「ヘルシオ ホットクック KN-HW24C」があるといい5つのポイント

栄養素や素材の旨みを逃さず煮込み調理ができる無水電気鍋、シャープ「ヘルシオ ホットクック」の最新モデル「KN-HW24C」が気になってはいるものの、筆者はガスコンロで使う無水鍋を複数所有しているため購入は見合わせていました。そこで、KN-HW24Cを長期で借りてリアルな有用性を確かめてみたところ……使い始めて2か月で、その便利さを実感! 育ち盛り・食べ盛りの子を持ち、量にも質にも気を遣っているワーキングマザー歴10年以上の筆者がイイと思ったポイントをお伝えします。

ホットクック以外にもたくさんの無水鍋が存在する我が家。容量2.4LのKN-HW24Cは、さすがに存在感があります

ホットクック以外にもたくさんの無水鍋が存在する我が家。容量2.4LのKN-HW24Cは、さすがに存在感があります

【イイところ1】作るのはラクなのに、おいしい無水調理!

無水調理ができる自動電気鍋はいくつかありますが、ホットクックは「水なし自動調理鍋」であることがポイント。温度と蒸気をセンサーで見張り、火加減をコントロールするとともに、内ブタに設けた突起を利用し、調理中に食材から発生した水分を鍋に還元することで、無水、または、ごく少量の水で調理します。さらに、ホットクック独自の機構「まぜ技ユニット」が、必要なタイミングで鍋の中をかき混ぜてくれるため長時間煮込んでも焦げ付きません。時間がないとなかなかできない、コトコトと煮込む系の調理も気軽に作ることができます。このような機能を備えているホットクックは、鍋に材料を入れてスタートボタンを押したら、あとはほったらかしでOK。ホットクックに調理をおまかせしているあいだに掃除や洗濯といったほかの家事を済ませたり、買い物に出かけたり、自由に時間を有効活用できます。しかも、こんなにラクなのに無水調理だから、できた料理は旨みたっぷりでおいしい!

食材から発生した蒸気を内ブタで受け止め、突起から水滴となって鍋に戻ります

食材から発生した蒸気を内ブタで受け止め、突起から水滴となって鍋に戻ります

まぜ技ユニットは着脱式。調理中に2本のアームが出てきて、鍋の中をかき混ぜてくれます。なお、かき混ぜる必要のない料理では外しておくと洗い物が少なくなってラク

トマトや玉ねぎなど水分が多い野菜とカレールーをセットし、自動モードの「カレー」で調理するだけで“ほったらかし”で無水カレーが完成します

煮込みだけでなく、炒め物もまぜ技ユニットで上手に作ってくれます。カットした野菜と調味料を入れて稼動させれば、約20分で回鍋肉ができました。野菜と肉、どちらにも過不足なく火がとおっています。焦げているところは一切なし!

ホットクックに登録されているメニューの中には、下処理の作業、仕上げの調理と工程を分けて行うものもあります。試しに「牛すじの煮こみ」を作ってみたところ、下ゆで→煮込みとそれぞれ調理しましたが、普通の鍋をコンロにかけて作るよりもラク!

まずは、下ゆで。牛すじとしょうが、白ねぎ、水を鍋に入れます

まずは、下ゆで。牛すじとしょうが、白ねぎ、水を鍋に入れます

下ゆでは、手動メニューの「煮物を作る(まぜない)」で行います。加熱時間を10分に設定し、加熱スタート

下ゆでは、手動メニューの「煮物を作る(まぜない)」で行います。加熱時間を10分に設定し、加熱スタート

吹きこぼれを心配することなく、下ゆで完了。お湯を捨てて、牛すじをひと口サイズにカットします

吹きこぼれを心配することなく、下ゆで完了。お湯を捨てて、牛すじをひと口サイズにカットします

カットした牛すじのほか、こんにゃくと調味料を鍋に入れて煮込みます。火加減や加熱時間は、自動メニュー(牛すじの煮こみ)におまかせ!

1時間30分で煮込みが完了しました。直火で長時間煮込む時のように火加減の心配をしなくていいのは、とても便利。こんなにラクなのに牛すじはとろとろになるまで煮込まれ、こんにゃくにも味がしっかりと染み込み、文句なしの出来栄えです

【イイところ2】操作性が圧倒的によくなった

ここまでの写真でお気づきの方もいるかもしれませんが、最新モデル「KN-HW24C」は液晶モニターが従来の1.4倍となり、文字表示されるようになりました。これまでは数字表示だったため、レシピブックから該当する料理のメニュー番号を探して設定しなければなりませんでしたが、KN-HW24Cは食材からメニューを探したり、料理のカテゴリー(煮物や蒸し物、ゆで物といったように分類)からメニューを選ぶことが可能に。使いやすさは圧倒的によくなり、これは日々使う調理家電としては大きな魅力アップです。

前モデルではレシピブックに記されたメニュー番号がわからないと、ホットクックに設定できませんでした

前モデルではレシピブックに記されたメニュー番号がわからないと、ホットクックに設定できませんでした

最新モデル「KN-HW24C」はレシピブックを見なくても、いろいろなアプローチ方法で調理するメニューにたどりつくことができます

【イイところ3】作れるメニューが増えていくAIoT化

KN-HW24Cは本体に無線LANが搭載されたことにより、内蔵されていないメニューをクラウドサービス「COCORO KITCHEN」からダウンロードすることができます。方法は、連携させたスマートフォンでCOCORO KITCHENにあるメニューを検索し、本体に送信するだけ。本体には最初から155のメニューが登録されているので、これだけでも十分ですが、COCORO KITCHENはどんどんメニューが更新されるクラウドサービスなので、ホットクックを頻繁に使う人には魅力的な機能だと思います。また、外出先でメニューをスマートフォンでチェックできるので、必要な食材を買って帰れるのもありがたい!

スマートフォンではメニュー名や食材、ジャンル名(和食など)、調理時間、カロリーから検索することもできます。いろいろ試してみましたが、使い勝手は上々。作りたいメニューが決まったら、ホットクックへ送信しましょう

KN-HW24Cに送信したメニューは、「ダウンロードメニュー」に登録されます。最大30メニュー保存可能

KN-HW24Cに送信したメニューは、「ダウンロードメニュー」に登録されます。最大30メニュー保存可能

必要な食材や作り方はスマートフォンで確認するスタイルです

必要な食材や作り方はスマートフォンで確認するスタイルです

ダウンロードしたメニューの調理に必要な加熱時間や温度設定はホットクックに登録されているので、食材や調味料を鍋に入れたらメニューを選んでスタートボタンを押すだけ

約30分で「かぼちゃのカレーあんかけ」が完成。かぼちゃが煮崩れすることなく、中までほくほくです。カレー風味のあんかけは体も温まって、かなりおいしい! COCORO KITCHENを利用すると、いろいろなメニューに出会えるのが楽しいです

なお、KN-HW24Cには人工知能を使い、調理履歴などからメニューを提案してくれる機能も搭載されています。この機能の使用もCOCORO KITCHENへの接続が必要。

「聞いて」ボタンを押すと、ホットクックがメニューを提案してくれます。表示される複数の選択肢からぴったりなメニューを導き出す「メニュー占い」や旬の食材を使った料理、ご当地メニューなど、提案の幅はなかなかのもの。使うほどにAIが学習し、ユーザーの好みを把握していき、どんどん精度が上がります

【イイところ4】タイマー予約で帰宅時にはおいしいごはんが完成

料理がおまかせで作れるだけでなく、不在時にタイマー予約できるのもいいところ。予約調理を行うと100℃で加熱が始まり、その後は腐敗しない温度帯をキープし、設定時間が近づいたら仕上げ工程に移るようになっているため、衛生面も心配いりません。出かける前に帰宅時間に完成時するようにセットしておけば、帰ってきてから料理を作らなくていいので本当にありがたい! 調理が終わると保温に切り替わるので、設定時間を過ぎて帰宅してもアツアツを食せるので重宝しています。なお、KN-HW24Cは前モデルよりも最大予約設定時間が3時間長くなり、15時間まで設定できるようになりました。

鍋に食材などを入れ、「予約」ボタンを押して時間を設定します

鍋に食材などを入れ、「予約」ボタンを押して時間を設定します

19時過ぎに帰宅後、ホットクックの中を見てみるとポークビーンズが完成。ポークビーンズの加熱時間は30分ですが、1時間かかるような手のかかる料理を仕込んでおけば、遊んで帰ってきても手の込んだ料理を家族にすぐふるまうこともできます!(笑)

なお、ホットクックとスマートフォンを連携しておけば、外出先からスマートフォンで予約時間を変更可能

なお、ホットクックとスマートフォンを連携しておけば、外出先からスマートフォンで予約時間を変更可能

【イイところ5】子どもに食事を調理体験させるのもカンタン!

ホットクックに限らず、電気鍋は火を使わないので安全です。親が付き添っていなくてもヤケドや火事の心配がほぼないので、食材を切ることさえできれば子どもでも調理可能。現在、筆者宅には食べ盛りの男子小学生がいるのですが、親が不在にしていることも多く、そんな時はKN-HW24Cを使って自分で捕食を作らせています。スナック菓子や菓子パンなどで空腹を満たすよりも、食事代わりにもなるしっかりとしたものを子ども自身が作れるのは親としてうれしいポイント。

子どもが作りたがるメニュー、ナンバーワンは捕食ではなく立派な夕食ですが、カレー(笑)。我が子はKN-HW24Cの使い方にあっという間になれてしまったので、夕食の支度をお願いすることもあります(すごく助かっています)

液晶モニターに文字が表示されるので、子どもでも操作がわかりやすいようです

液晶モニターに文字が表示されるので、子どもでも操作がわかりやすいようです

子どもが自分のチカラだけで作ったカレーが完成。センサーで加熱温度や時間を制御してくれるホットクックなら、まず失敗しないので、安心してまかせられます

まとめ

ホットクックは普通の無水鍋に比べ、多少の得意不得意がある印象。分量や食材がレシピと少々異なると、自動メニューでは加熱し過ぎてしまう傾向があり、魚や肉料理は煮崩れることもありました。食べる分には大した問題ではありませんが、見た目を重視したい場合には注意が必要かもしれません。その半面、やわらかく煮込むのは得意なよう。自動かき混ぜ機能や温度制御が搭載されているので、焦げつきの心配もなく、魚の骨までやわらかくなりました。

とはいえ、総合的に考えるとあると便利な調理家電だと思います。冒頭で記したように、筆者はたくさんの直火にかける無水鍋を持っているのでホットクックを購入することに二の足を踏んでいましたが、圧倒的に夕食作りの効率が上がったのでほしい気持ちが高まりました。ガス火で調理しつつ、もう1品をホットクックにおまかせすれば、1度に複数の料理ができるのもありがたい。子どもも料理を楽しんでいますし、何よりホットクックで作った料理がおいしいのがイイ! 無水鍋にあこがれがある人だけでなく、すでに普通の無水鍋を持っている人が購入するのもアリだと思います。ホットクックには無線LAN機能のない「KN-HT24B」(容量2.4L)と「KN-HT99A」(容量1.6L)もラインアップされていますが、長く使うことを考えると新しいメニューをダウンロードできる「KN-HW24C」のほうがお得かもしれません。

神野恵美

神野恵美

雑誌記者・編集者などを経て、2004年に渡仏。2006年に帰国後はさまざまな媒体において、家電をはじめ“ライフスタイル”的切り口で多ジャンルの記事を執筆。

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