1998年に“取っ手の取れる〜♪”で日本上陸したフランスの生活家電ブランド、ティファール(T-fal)。それから20周年を迎える2018年の春、同ブランドを手がけるグループ・セブから大量の新製品が発表されました。衣類スチーマーや電気ケトルなど、新生活シーズンに向けて選びたいアイテムがたくさん登場! もちろん“取っ手の取れる”新製品もあります。一挙にご紹介していきましょう。
衣類スチーマー、電気ケトル、調理アイテムまでラインアップがずらり。2018年3〜4月にかけて発売されます!
まずは、一気に4製品が発表された衣類ケア用品からチェックしていきましょう。特に今回の新製品群の目玉となっていたのが、衣類スチーマーの新モデル「アクセススチーム プラス」です。
衣服をハンガーにかけたままでシワ取りが行える衣類スチーマーは、近年日本でも市場が拡大しているカテゴリー。ティファールも以前より衣類スチーマーを手がけていますが、アクセススチーム プラスは1分あたり平均20g(ターボモード時)という大量スチームを噴射できるのがポイントです。
こちらが「アクセススチーム プラス」。スチームを噴き出すヒーティングプレートには、セラミック素材を採用。価格は15,000円(税別)
さらに、本機でスチームすると、衣類の殺ダニ効果や除菌、脱臭、花粉対策、アレル物質対策など、シワ取り以外にも効果があるとのこと。特にこれからのシーズンには活躍できそうなアイテムです。ちなみに同社によれば、平均20g/分というスチーム量は、ハンディ型の衣類スチーマーとしては業界No.1だそうです。スチームを噴射している様子は、以下の動画をご覧ください。
動作モードは、標準設定の「ターボモード」と、おしゃれ着用の「デリケートモード」の2種類。「ターボモード」時のスチーム量が平均20g/分、「デリケートモード」時は平均14g/分のスチームが出ます
立ち上がりも早く、電源を入れてからスチームを噴出できるようになるまではわずか40秒ほど。1回の給水で約18分の連続使用が可能で、ワイシャツなら一気に9枚ほどケアできるそうです。ちなみに、従来モデルの「アクセススチーム」と比べて、水が垂れにくく改良されたそう
2回ほどサッサッとなでるようにかけただけで、洋服のシワがキレイになくなりました!
スチームボタンを押したあと、その下にあるロックボタンを押せば、指を離してもスチームを噴出し続けられるのが便利
電源ボタンと一緒に、「ターボモード」と「デリケートモード」を切り替えられるボタンも装備(写真左)。背面に搭載するタンクは取り外し可能で、最大185mLの水を入れておけます(写真右)
また、上述のアクセススチームプラスを小型・軽量化した「アクセススチーム ライト」も同時発表されました。こちらはエントリーモデルの位置づけで、アクセススチーム プラスと比較するとコンパクトながら、それでも1分あたり平均15gのスチームを噴出できます。
もちろんアクセススチーム プラスと同様に、衣類の殺ダニ効果や除菌、脱臭、花粉対策、アレル物質対策など、シワ取り以外にも効果を発揮。コンパクトなので、出張に持っていってスーツなどのケアに使うのも便利そうです。
こちらが「アクセススチーム ライト」。価格は11,000円(税別)
アクセススチームプラス(左)とアクセススチーム ライト(右)を並べたところ。アクセススチーム ライトの稼動モードは1種類のみで、スチーム量は平均15g/分です。水タンクの容量は140mLで、連続使用時間は約16分とのこと
グループ・セブが開催した新製品発表会には、フリーアナウンサーの加藤綾子さんが登場。コンパクトな「アクセススチーム ライト」から大量に噴射されるスチームに加藤さんもおどろき!
さて、ティファールの衣類スチーマー製品には、アイロンと一体化した2in1タイプもあります。その新製品として発表されたのが、「トゥイニー ジェットスチーム」。衣類をハンガーにかけたままワンプッシュでスチーム噴射してシワ取りをしたり、アイロン台でしっかりとプレスしたり、用途によって使い分けられるアイテムです。本製品ももちろん、衣類の殺ダニ効果や除菌、脱臭、花粉対策、アレル物質対策にも効果があるそうです。
これが「トゥイニー ジェットスチーム」。スチームは連続噴射ではなく、衣類に向けてワンプッシュするごとに噴出するタイプです。価格は6,500円(税別)
かけ面はフッ素樹脂製。先端の先細りチップにより、アイロンとしての使用時には襟元やボタン周りもかけやすくなっています(写真左)。水タンクの容量は最大50mL(写真右。取り外しは不可)
本体に取り付けられているスタンド金具により、アイロンがけ中に本体を軽く立てておくことができるようになっています
そのほかに単体アイロンの新モデルとして、「アルティメット」(型番:FV9751JO)も発表されました。その特徴は主に2つ。まずはかけ面が進化したこと。従来の特殊セラミック素材に、エナメル素材を追加した仕様とすることで、すべりのよさを従来製品比で33%もアップさせているそうです。
もうひとつは、ティファールのアイロン製品としては歴代No.1という、最大140g/分の大容量スチームを噴出させられること。とにかくアイロンのかけやすさを高めた1台として、ラインアップされています。
本体を立てた上体でもパワフルなスチームを噴射できる「バーチカルスチーム」や、自動停止安全装置も備える高機能モデル。水タンクの容量は最大320mLです。価格は23,000円(税別)
“ティファール史上最高”という「エアーグラインドかけ面」によって、すべりをよくしているのがポイント。また、写真の通り本体は自立可能です
続いてはキッチン用品の新モデルをご紹介しましょう。特に近年のティファールが注力しているのが、電気ケトル。今回、お湯を沸かしても外側が“熱くならない”「セーフ・トゥ・タッチ 1.0L」が登場しました。
特徴は、本体の外面がプラスチック製、内部がステンレス製という二重構造になっていること。そのおかげで、お湯を沸かしてもケトルの外側が熱くなりません。小さいお子さんのいる家庭でも安心して使うことができます。
最大1.0Lのお湯を沸かせる「セーフ・トゥ・タッチ 1.0L」。価格は8,300円(税別)。ちなみに、ティファールの電気ケトルは日本国内で累計2,000万台も売れているそうです
外面はプラスチック製で、内部がステンレス製の二重構造のシンプルな作り
容量は1.0Lなので、1度に最大7杯分のお湯を沸かすことができます(カップ1杯を140mLで計算した場合)。なお通電による保温機能などは付いていませんが、内部素材のステンレスが保温性にすぐれていることと、二重構造のおかげもあって、お湯を沸かしたあとに80℃以上の温度を約30分間キープできるそうです(24℃の室温で100℃に沸かした1.0Lのお湯の場合)。2杯目を淹れるときも、温かいままで楽しめます。
内部につぎ目がないフラットな作りになっているのもポイント。従来の電気ケトルのように内部に段差やつぎ目がないので、洗いやすくなっています
“シェフの仕上がりを家庭で作れる”がコンセプトの調理器具シリーズ「エクスペリエンス」には、新しく5製品が追加されました。「シチューパン&スチーマー」「ソースパン」「フライパン」「ウォックパン」「エッグロースター」をラインアップしています。アイテムごとに調理する食材が異なるので、それぞれに最適な金属素材を選んでいるのがポイント。家庭のキッチンでベストな調理を行えるようにする“プレミアムな調理器具”です。
シチューパン&スチーマーはステンレス製。ソースパンは、内側が耐久性と保温性にすぐれたステンレス、外側が熱伝導性の高いアルミ合金の2層構造です
フライパンとウォックパンはアルミ合金製。エッグロースターはアルミキャスト製です
発表会では、シチューパン&スチーマーで調理したピラフとマリネがふるまわれました。おいしい!
そのほかに、今回は“取っ手の取れる新製品”も登場しました。ティファールのIH対応調理器具として人気なのが、取っ手付きの「IHルビー・エクセレンス」と、取っ手が取れる「インジニオ・ネオ IHルビー・エクセレンス」ですが、この2シリーズそれぞれにおいしい卵焼きが作れる「エッグロースター」が追加されました。
中央にある2つが、新製品のエッグロースター。価格は取っ手付きモデルが5,000円(税別)で、取っ手が取れるモデルが6,200円(税別)です
本体はアルミ合金製の軽量設計。耐久性にすぐれたキャスト製の底面には、食材を入れるタイミングを知らせてくれる「お知らせマーク」を配置しています
ティファール初の密閉保存容器となる「マスターシール フレッシュ」も登場。価格は640円〜1,300円(税別)で各種ラインアップされています
パッキンとフタが一体構造になっていることで、密閉性を高めているのが特徴です
オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。