新製品レポート
ファンの風が寒い……という季節に便利な「ディフューズ」機能も新搭載

液晶ディスプレイで空気の状態が一目瞭然! ダイソン、空気清浄機能付ファン「Pure Cool」の新モデルを発売

独自の「Air Multiplier テクノロジー」を搭載した羽根のない扇風機と空気清浄機を合体させたダイソンの「Pure Cool」シリーズに、新モデル「Dyson Pure Cool 空気清浄ファン」が登場。空気の状態をひと目で確認できる液晶ディスプレイを備えたほか、フィルター性能を向上させたことでより強力な空気清浄力が期待できるといいます。ここでは、新モデルの進化点を中心にレポートします。

プレゼンテーションを行った、ダイソン ヘルス アンド ビューティー部門 バイス プレジデントのポール・ドーソン氏

タワーファン、テーブルファンともに空気清浄能力が向上

今回発売されたのは、床置きに適した「Dyson Pure Cool 空気清浄タワーファン」と、テーブル上での使用にも適した「Dyson Pure Cool 空気清浄テーブルファン」の2機種。空気清浄の目安は、タワーファン、テーブルファンともに30分で12畳、60分の場合はタワーファンが34畳、テーブルファンが36畳となり、いずれも従来モデルよりも向上しています。

床置き使用に適した「Dyson Pure Cool 空気清浄タワーファン」。カラーはホワイト/シルバー(左)とアイアン/ブルー(右)を用意

テーブルなどに置いて使用することもできる「Dyson Pure Cool 空気清浄テーブルファン」。こちらも、ホワイト/シルバー(左)とアイアン/ブルー(右)の2色を用意

3つのセンサーと液晶ディスプレイで、空気のコンディションが一目瞭然

新モデル「Dyson Pure Cool 空気清浄ファン」のもっとも大きな進化ポイントは、本来は目に見えない室内の空気の汚れや状態を、「微粒子(ホコリ)センサー」「有害ガス・ニオイセンサー」「温度・湿度センサー」という3つのセンサーによって検知し、独自のアルゴリズムで処理。それを液晶ディスプレイでリアルタイムに表示することができる点です。従来モデルでも、空気のコンディションは「Dyson Linkアプリ」(iOS/Android対応)を使用することで確認できましたが、新モデルでは、液晶ディスプレイによって「何が原因で空気が汚れているのか」どれだけ空気が清浄されているのか」といったことをひと目で確認できるようになりました。

今回新たに搭載された液晶ディスプレイ

今回新たに搭載された液晶ディスプレイ

調理中に発生するガスや自動車の排気ガスを含む二酸化窒素の濃度や、PM2.5(タバコの煙、バクテリア、アレル物質を含む)の量やVOC(揮発性有機化合物、エアゾールスプレーや消臭剤・芳香剤のスプレーから放出される場合もあり)の濃度、フィルターの寿命まで本体だけで確認できます

もちろん、従来どおり「Dyson Linkアプリ」も使用可能。アプリなら離れた場所からでも自宅の空気の状態をモニターし、コントロールできるほか、捕らえた汚染物質の詳細データの確認ができます。また、リモコン同様に首振り角度の調整や、スケジュール機能によって予約運転の設定も可能

フィルターもパワーアップ! 気流スピードの制御で、PM0.1レベルの微細な粒子を1回で99.95%キャッチ

「Dyson Pure Cool 空気清浄ファン」は、有害なガスを除去する活性炭フィルターと、PM0.1レベルの微細な粒子を通過で99.95%除去する密閉性の高いグラスHEPAフィルターを搭載していますが、今回、このフィルター部分も進化しています。

活性炭フィルターは、従来に比べて活性炭を3倍以上に増やしたことにより、ホルムアルデヒドやベンゼンといった有害物質をより多く捕らえることができるようになりました。また、HEPAフィルターは、より大きく厚くなったフィルターに、HEPA材を従来より60%多く組み込むことで、集じん力を高めています。なお、空気清浄機の中には、気流のスピードが速いため、勢いよくフィルターに空気を通過させてしまうことで超微小粒子物質が部屋に逆戻りしてしまうものもあるそう。しかし、「Dyson Pure Cool 空気清浄ファン」は気流のスピードを制御しているため、PM0.1レベルの微粒子も、フィルターへの1度の通過で99.95%捕らえることができるのだそう。

HEPAフィルターは、長さ約9mのHEPAマイクログラスファイバーをプリーツ状に200回以上折ることによって高密度に。フィルターの交換目安は、1日12時間使用の場合で約1年

首振り角度が350°に拡大し、空気の循環や空気清浄がより効率化

また、新モデルでは、首振り角度が350°に拡大。毎秒最大290Lもの空気を、より効率よく室内に行き渡らせることが可能になりました。首振り角度は45°、90°、180°、350°の4段階で調整可能です。

生み出された空気は5m以上先に届き、壁にぶつかることで部屋の空気が循環。空気の循環によって有害物質がフィルター付近に集まりやすくなり、効率よく空気清浄が可能になります

空気の流れを可視化する、シャボン玉を用いたデモンストレーション。たしかに、シャボン玉がスムーズに5m先まで運ばれていきます。シャボン玉が割れないくらい、やさしい心地よい風だということもわかりますね

こちらは、「Dyson Pure Cool 空気清浄ファン」の空気清浄能力を表すデモンストレーション。

5mほど先でぶわーっと吹き出したスモークが……

5mほど先でぶわーっと吹き出したスモークが……

ぐぐっと「Dyson Pure Cool 空気清浄ファン」に引き寄せられ……

ぐぐっと「Dyson Pure Cool 空気清浄ファン」に引き寄せられ……

低い位置で、どんどん吸引されていきます

低い位置で、どんどん吸引されていきます。スモークが空気中に逆戻りすることはありません

あっという間にすべて吸引されてしまいました。この間、わずか35秒ほど

あっという間にすべて吸引されてしまいました。この間、わずか35秒ほど

「ファンの風が寒い!」という季節に便利な「ディフューズモード」を新搭載

さらに、新たに採用したバルブ機構によって空気の流れを後方に誘導することで、正面ではなく、本体後方の開口部から後方に風を送り出すことができる「ディフューズモード」も搭載。寒い季節など、「空気はきれいにしたいけれど、涼しい風は出したくない」という場合に便利です。

「Dyson Pure Cool 空気清浄ファン」から新たに設けられた開口部(矢印)。ここから後方に風を送り出すことで、年間を通して空気清浄機として活用できます

「ディフューズモード」にて稼動時。風が後方に向かって送り出されているのがわかります

「ディフューズモード」にて稼動時。風が後方に向かって送り出されているのがわかります

「Dyson Pure Cool 空気清浄ファン」は、実際の住宅環境での機能を考慮した設計

ダイソンによると、一般的に空気清浄性能は、粒子の濃度分析を一定にするためのかくはん機が設置された、つまり、よい結果が出せるように設計された小さな試験室で実施され、しかも、空気の状態を測定するセンターは1つしか用いられていないそうです。しかし同社は、「実際の住宅環境での機能を考慮して設計する場合、この検査方法は十分ではない」と考え、ポーラー(POLAR)テストと呼ばれる試験法を考案しました。ポーラーテストは、かくはん機を設置していない実際の住宅環境と同程度の大きさの空間で実施。9か所のセンサーで部屋中の空気の状態についてデータを5秒ごとに収集し、部屋全体がむらなくに清浄できているかを確認するというものです。

一般的な試験室(左)と、「空気清浄ファン Dyson Pure Cool」の開発に用いられた、かくはん機を設置せず、9か所のセンサーが配置された試験室(右)

2018年2〜3月には、東京都と福岡県の住宅環境でも機能試験を実施。すべての環境で、平均浮遊微細粒子の数が減少したそうです

こうした厳密なテスト環境から生まれたのが、今回の「Dyson Pure Cool 空気清浄ファン」というわけ。そのため、ダイソンは本機の空気清浄性能に絶大な自信を持っていると言えそうです。

大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

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