新製品レポート
圧力をかけたままスチームで蒸らす独自の炊飯方式でふっくらおいしく!

エントリーモデルもよさげ! 少量炊きにこだわった日立の5.5合炊きIH炊飯器「ふっくら御膳」

普段は少量しか炊かないけれど、たくさん炊く時もあるから5.5合タイプの炊飯器を買ったという人も多いことでしょう。しかし、5.5合タイプの炊飯器で2合以下のお米を炊いてもあまりおいしくないといった声もよく聞きます。そんな人たちに向け、高い満足度が得られる「少量炊き」コースを搭載しているのが、日立の「ふっくら御膳」シリーズ。2018年度モデルは「RZ-AW3000M」1機種のみでしたが、7月にエントリーモデル「RZ-BV100M」(5.5合)と「RZ-BV180M」(1升)が追加されました。今回は、メディア向けセミナーで試食したRZ-BV100Mで炊いたごはんの味と、「ふっくら御膳」シリーズの特徴を合わせて紹介します。

「ふっくら御膳」は圧力×スチームで炊く!

「ふっくら御膳」シリーズの特徴は、炊飯工程で1.2気圧の圧力をかけることで沸点を105℃まで上昇させ、蒸らし工程で最高105℃のスチームを投入するというように、圧力をかけながらスチームで蒸らす炊飯方式を採用していること。他メーカーの炊飯器にも圧力とスチームの両方を使用して炊飯するモデルはありますが、一般的にスチーム投入時には減圧するため、内釜内の温度は低下します。いっぽう日立は、圧力をかけたままスチームを投入できるので、お米がおいしく炊けるという98℃以上の高温をキープできるのがポイント。また、減圧せずに最後まで炊飯することで「おねば」が蒸気とともに外に逃げるのを防げるため、ごはんの旨みもたっぷり! この炊飯方法は、新たにラインアップに加わったエントリーモデル「RZ-BV100M」にも採用されています。

蒸らし工程で使用されるスチームは炊飯中の蒸気を利用します。内フタに装備された「プレート」(黒い部分)と「ふた加熱板」の間に蒸気を溜めておき、蒸らし工程で内フタにあるヒーターで加熱することでスチームにして内釜に放出。このスチームは保温時にも投入され、ごはんの乾燥を防いでくれます

炊飯工程から蒸らし工程まで1.2気圧の圧力をかけ続けることで、内釜内はずっと高温をキープ

炊飯工程から蒸らし工程まで1.2気圧の圧力をかけ続けることで、内釜内はずっと高温をキープ

内釜内の気圧を高い状態にしておくことで、おねばが外へ流失するのを防げるといいます。おねばが蒸気とともに外に出てしまっている場合、内釜側面におねばが付着するのだそう

実際にRZ-BV100Mで炊いたごはんを見てみると、内釜側面におねばの付着は見受けられませんでした

実際にRZ-BV100Mで炊いたごはんを見てみると、内釜側面におねばの付着は見受けられませんでした

内釜は最上位モデル、エントリーモデルともに「打込鉄釜」を採用。重量が720gと軽量なので、米や水を入れて持ち運ぶのがラク!

内釜底には鉄の粒子を打ち込み、厚めの鉄層と薄めの鉄層ができるようにすることで、内釜内の温度上昇のばらつきを抑制。ごはんの炊きムラが大幅に低減されます

一般的に内釜の厚みが薄いと蓄熱性が損なわれる傾向にありますが、「ふっくら御膳」シリーズは本体側の蓄熱性を高めることで、この問題を解決

こだわりの少量炊きを試食!

今回のセミナーでフォーカスされたのは、2合以下の白米を炊く「少量炊き」コース。少量炊きコースを搭載した5.5合炊き炊飯器自体がかなり少ないので普通の白米の炊飯コースで炊くのが一般的ですが、米の量が少ないと内釜内の上部空間が広くなり温度が下がってしまうため、理想的な炊きあがりになりにくいのだそう。「ふっくら御膳」シリーズは少量に合わせた加熱コントロールを行う炊飯コースを用意することで、内釜内の上部空間の温度低下を抑制。さらに、少量炊きコースは「0.5〜1合」と「1.5〜2合」の2種類から選択できるようになっているほか、食感も炊き分けできます。

0.5〜1合を炊く時には「少量1合」、1.5〜2合を炊く時には「少量2合」を選択。その後、「炊き方」ボタンを押せば、「極上ふつう/しゃっきり/もちもち」から好みの食感を選べます

「少量2合」で食感を炊き分けたごはんを食べ比べてみました。赤色のシールが付いた皿が「極上もちもち」、青色のシールが「極上しゃっきり」、黄色のシールが「極上ふつう」ですが、見た目では違いはわかりません

食べてみると、食感の差は明らか! 写真でもわかるように「極上もちもち」で炊いたごはんは、お箸にたくさんくっつくほど粘土があります。「極上しゃっきり」は粒感が増した感じですが、その中にももっちり感あり。少量のお米で、これだけきちんと炊き分けできるのは見事です

このセミナーではエントリーモデル「RZ-BV100M」(5.5合)の「少量炊き」コースで炊いたごはんを試食しましたが、「ふっくら御膳」シリーズの最上位モデル「RZ-AW3000M」でも同様の炊飯が行えます。最大保温時間や玄米の炊き分けメニューの数、液晶のバックライトの有無といった細かい仕様は異なりますが、RZ-BV100MとRZ-AW3000Mに搭載されている白米の炊飯コースや白米の食感炊き分けの種類は同じ。メーカー希望小売価格で4万円の差があるので、白米中心ならエントリーモデルを選んでもいいかもしれません。

右側が最上位モデル「RZ-AW3000M」(メーカー希望小売価格10万円前後)で、左側がエントリーモデル「RZ-BV100M」(メーカー希望小売価格6万円前後)

【関連リンク】
《2018年》実食から導きだした、おいしいごはんが食べられるIH炊飯器

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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