レビュー
「時短・省手間」にこだわった「ER-SD7000」は、料理初心者にもやさしいオーブンレンジだった

”こね”不要! 最新「石窯ドーム」なら、パン作り未経験でも1時間で本格フランスパンが焼ける!

東芝のオーブンレンジ「石窯ドーム」の最新にして最上位に位置づけられるのが「ER-SD7000」だ。オーブンの最高温度は業界トップの350℃。この高火力と天井を湾曲させたドーム形状の庫内構造により、熱風が効率よく循環され、すばやい立ち上がりとムラのない加熱が行えることから、特に、パンやお菓子作りを楽しむ料理好きから好評を得ている過熱水蒸気オーブンレンジである。そんな「ER-SD7000」に搭載された新機能が、通常4時間程度かかるフランスパンが約1時間で作れるという「お手軽パンメニュー」。誰でも簡単・気軽に本格派のパンが作れるのか、パン作り経験ゼロの筆者が確かめてみることにした。

発酵(レンジ)→焼き(オーブン)を自動切り替え! ボタンひとつで自家製パンが作れる!

毎日の食事のレパートリーが広がり、洗い物も減らせる「時短・省手間」の機能がブラッシュアップされたという「ER-SD7000」。新機能の「お手軽パンメニュー」はその最たる例であり、生地作りから焼き上げまで、通常4時間程度かかるフランスパンが、約1時間で作れてしまうのが特徴だ。

めんどうな“こね作業”が必要なく、ヘラを使って材料をボウルで混ぜ、レンジで発酵することで発酵時間を大幅に短縮。さらに発酵(レンジ)から焼き(オーブン)へと自動で切り替わったり、たとえば「お手軽フランスパン」ならフランスパン専用の粉や表面に切れ込みを入れるクープナイフが不要だったりと、とにかく手間がかからない。なお、この「お手軽パン」には、基本となる丸パンやフランスパンのほか、メロンパンやカレーパン、ピザなど14レシピのメニューが用意されている。

本体サイズは約498(幅)×399(奥行)×396mm(高さ)で、総庫内容量は30L。消費電力は1,430W、出力は1,000W/600W・500W/200W・100W相当となる

オーブン最高温度350℃という業界一の高火力と、天井を湾曲させたドーム形状の庫内が特徴

オーブン最高温度350℃という業界一の高火力と、天井を湾曲させたドーム形状の庫内が特徴

まずはもっとも簡単そうな丸パンを作ってみよう。牛乳・バター・砂糖を混ぜ、ドライイーストを加えたら粉っぽさがなくなるまでゴムべらでよく混ぜる

生地を平らにならし、ラップをして庫内中央に置いて、1次発酵をスタート。自動メニューなので温度や時間を設定する必要はない

ブザーが鳴ったらボウルを取り出し、8等分して丸く形を整え、閉じ目を下にして角皿に並べて約10分休ませる。あとは角皿を下段に入れてスタートボタンを押せば、約32分かけて成形発酵から焼きまでが自動で行われ、あっという間に丸パンの完成だ

美しい焼き色がついた丸パンが完成!

美しい焼き色がついた丸パンが完成!

外はこんがり、中はふわふわの本格的な仕上がりだ

外はこんがり、中はふわふわの本格的な仕上がりだ

想像以上に簡単なので、「お手軽フランスパン」にも挑戦してみることに。強力粉、薄力粉、塩、ぬるま湯で溶かした砂糖、ドライイーストをゴムべらで混ぜ合わせて、生地を平らにならしたら、レンジ加熱で1次発酵。基本的な手順は丸パンと同様だ

ブザーが鳴ったらボウルを取り出し、強力粉をふった台に生地を取り出して楕円形に丸め、クッキングシートの上で約35cmの葉巻状に。生地をクッキングシートごと庫内中央に置いて成形発酵を開始し、途中ブザーが成ったら角皿に移し替え、予熱をしている間に包丁で生地に切り込みを入れる。予熱が終わったら、角皿を下段に入れて焼成をスタート

約15分で焼成が終了し、「お手軽フランスパン」の完成。外側は硬く、内側はフワフワの理想的なフランスパンがこれほど簡単に作れてしまうのは率直に驚きだ。カタログには「1時間でフランスパンが作れる」とあったが、なるほど確かに、トータル約55分で仕上げることができた

「スピード深皿メニュー」や「おかずあたため」機能も新搭載!

従来モデルと同様、煮込み、焼き物、ごはん、麺類など食事メニューから、パン、スイーツまで幅広い料理が作れる深さ5cmの深皿が付属するが、「ER-SD7000」ではこの深皿を使ったオーブンメニューとして、“切って・混ぜて・焼くだけ”の「スピード深皿メニュー」8レシピを新搭載。焼き時間は20分以内と時間がかからず、さらに洗い物の手間も省けるなど、こちらも「時短・省手間」に貢献してくれる。

東芝が独自開発した深さ5cmの深皿がこちら。レンジ調理には使えないのでご注意を

東芝が独自開発した深さ5cmの深皿がこちら。レンジ調理には使えないのでご注意を

「スピード深皿メニュー」のひとつ、「鶏肉のトマトソース焼き」を作ってみよう。鶏肉を切って、全体に塩・こしょうをしたら、トマトソース、しめじ、コンソメを入れて混ぜ合わせる。これだけで早くも準備完了となり、あとは焼くだけ

加熱時間は約20分。さて、どんな仕上がりになるのか?

加熱時間は約20分。さて、どんな仕上がりになるのか?

できあがり。約20分という短時間でも味がしっかり染み込んでおり、肉も中までしっかり火が通っている。それでいて肉は硬くなっておらず、口のなかでほろりとほどけていくのがたまらない

あたため機能の進化点として、新搭載の「おかずあたため」機能も忘れずにチェックしておきたい。加熱途中の食品の温度上昇の傾きに合わせて段階的にレンジ出力をコントロールすることにより、食品が硬くなりにくく、一般的なあたため機能にありがちな加熱ムラや、はじけといった不満点も解消。よりおいしくあたためられるのはもちろん、庫内が汚れにくくなり、お手入れの手間を軽減できるのもうれしい。

「ER-SD7000」の「おかずあたため」機能と、筆者宅にある単機能レンジの「あたため」機能とでは、仕上がりにどんな違いがでるのか? タレのかかった焼き鳥をあたためて確かめてみることにした

グッと顔を近づけて見てみると、違いは歴然。一般的な「あたため」機能は加熱し過ぎてタレが一部乾いてしまっており、実際、口に入れると肉が硬く、ジューシーさも失われていた。いっぽう「おかずあたため」機能では、肉がやわらかく、ひと口かむと、肉汁がジュワ〜。仕上がりの違いは想像以上だった

「あたため」後の庫内の汚れ具合はどうだろう? 一般的な電子レンジではタレや肉汁がはじけて側面や天井が汚れてしまっているが、「ER-SD7000」では汚れがほとんど見られない。おいしく仕上がるだけでなく、同時にお手入れの手間も軽減してくれるのは本当にありがたい

料理好きだけでなく、エントリーユーザーも納得させる新しい1台

高火力で高機能。ゆえに料理好きの玄人から支持されてきた「石窯ドーム」シリーズだが、「ER-SD7000」では「時短・省手間」の機能がブラッシュアップされ、筆者のような料理素人でもより使いやすいモデルへと生まれ変わっていた。実際、筆者でも本格的なフランスパンをササッと手軽に作ることができ、それによって、「あれも作ってみようかな」「これにもトライしてみよう」と、料理への意欲が自然と湧いてくるのだ。「電子レンジはあたためられればいい」と思っている人にこそ、「ER-SD7000」の手軽さや楽しさを体感してもらいたいものである。

毛利真大

毛利真大

編プロでの広告制作、雑誌編集を経てフリーライター/エディターに。家電をはじめ、自動車、ファッション、ビジネス関連など幅広い分野で活動。86年、秋田県出身。「大曲の花火」とグミをこよなく愛する。

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