レビュー
光り方は自由自在! 天井スピーカーで360°サラウンド環境を手軽に構築

光と音のシャワーが心地いい! スピーカー搭載LEDシーリングライトで部屋を簡単模様替え

部屋の雰囲気をガラリと変えるには、室内に装飾品を設置したり、家具の配置を変えたり、壁紙を変えてみたりなど、さまざまな方法があります。その中でも最も手っ取り早く、部屋の印象が大きく違って見えるのは照明を変えることでしょう。

空間を演出するうえで、照明は非常な重要な要素。町中で見かけるオシャレなお店は、さまざまな照明を使いライティングに工夫を凝らしています。しかし、自宅でそれを再現するのは難しいもの。そんな自宅における照明デザインを手軽に行えてしまう照明器具が、パナソニックのLEDシーリングライト「AIR PANEL LED THE SOUND」です。

スピーカーを備えるLEDシーリングライト「AIR PANEL LED THE SOUND」

スピーカーを備えるLEDシーリングライト「AIR PANEL LED THE SOUND」

「AIR PANEL LED THE SOUND」は、スマートフォンから調光、配光が簡単に設定でき、さらに、両サイドにスピーカーを搭載しています。つまり、光と音の両方を演出できるというわけです。天井から音が聞こえるというのは、どんな感じなんでしょうかね。今回は、「AIR PANEL LED THE SOUND」を使うと空間がどれだけ変わるのか、実際に設置して確かめてみました。

設置するだけでお部屋の印象が劇的に変わる

「AIR PANEL LED THE SOUND」は、パナソニックのLEDシーリングライト「パネルシリーズ」の角型タイプをベースにしており、シックで大人っぽい空間に合いそうなデザイン。その構造は、直射用LEDを備えるセンター部と、光を上下左右に拡散させる導光クリアパネルからなります。この両方を点灯させたり、クリアパネルだけ点灯させたり、さらにはセンター部と片方のクリアパネルだけを点灯させたりして、異なる雰囲気を演出できるというわけです。

「AIR PANEL LED THE SOUND」本体。2枚のクリアパネルと、直射用LEDを搭載するセンター部から構成されます

「AIR PANEL LED THE SOUND」本体。2枚のクリアパネルと、直射用LEDを搭載するセンター部から構成されます

センター部に敷き詰められたLEDモジュールは、それぞれが厚さの異なるドーム型レンズを装着。これにより、バリエーション豊かな光の拡散が可能になっています

2枚のクリアパネルは向こう側が透けて見えるほど透明。照明ではないみたいですね

2枚のクリアパネルは向こう側が透けて見えるほど透明。照明ではないみたいですね

センター部の両サイドには最大出力5Wのスピーカーを搭載。音声は、クアルコムのaptX Low Latencyという高音質コーデックに対応したBluetooth接続でスマホなどから送信でき、遅延や音質の劣化も心配ありません

一般的な照明と同様の簡単取り付け。専用アプリで光り方は思いのまま

こんなオシャレな照明が筆者の部屋に合うかはちょっと疑問を感じつつ、早速取り付けてみました。取り付けは一般的な照明器具と同じで、天井の配線器具にアダプターをかまして接続するだけ。照明のセットアップのみスマートフォンのアプリ「あかリモ」で行います。

「AIR PANEL LED THE SOUND」の重量は4.9kgあるため、取り付け時には注意が必要です。しかし、アダプターなどを使用して取り付けるシーリングライトの場合は、重量が5kgまでと定められており、スピーカーを搭載しながら規定以内の重量に納めているのはメーカーの努力のたまものでしょう。

同梱されているアダプターを配線器具にパチッと取り付けます

同梱されているアダプターを配線器具にパチッと取り付けます

本体をはめこみます。少し重いので、取り付けの際には場合は気をつけてください

本体をはめこみます。少し重いので、取り付けの際には場合は気をつけてください

画像のような配線器具以外のコネクターを使っている設置されている場合は、そのままでは取り付けができません。販売店や工事店で配線器具の取り替えを行う必要があります

ただ、取り付けには手間取りませんでしたが、アプリの設定には手こずりました。アプリに「AIR PANEL LED THE SOUND」を登録する必要があるものの、なかなか認識してくれず、何度かアプリを再起動しなければいけませんでした。一度登録さえできれば、後の設定はスムーズなのですが……。このあたりは、アップデートで改善してほしいところです。

アプリでは、好みに応じた6つのシーンを登録できます。それぞれのシーンで、照明をどのように点灯させるのかを設定可能です。

調光、調色、明るさはアプリから簡単に設定可能。直感的に操作できるのはわかりやすい

調光、調色、明るさはアプリから簡単に設定可能。直感的に操作できるのはわかりやすい

シーン別に調光、調色、明るさを設定しておけば、一発で部屋の雰囲気を変えられます

シーン別に調光、調色、明るさを設定しておけば、一発で部屋の雰囲気を変えられます

家族などほかの人のスマートフォンで照明を操作したい場合は、初期設定時に登録したユーザーIDと暗証番号でアプリにログインしてもらえばOKです

プリセットとして設定したシーンは、付属のリモコンからも操作できます(アプリにリモコンの登録が必要)

プリセットとして設定したシーンは、付属のリモコンからも操作できます(アプリにリモコンの登録が必要)

なお、本製品のスピーカーには、Bluetooth経由でテレビやスマートフォンから接続して音声を送ります。テレビの音声は、テレビのイヤホンジャックに付属のBluetooth送信機を接続するだけで、設定などは必要ありません。

Bluetooth送信機。これ用に、電源としてコンセント差し込み口が必要になります。スピーカーとBluetooth送信機は、自動で接続されるのでユーザーが何か操作する必要はありません

今回は「AIR PANEL LED THE SOUND」と併せて、間接照明「HH-XSB0002L」(以下、ラインライト)も一緒に設置してみます。これと「AIR PANEL LED THE SOUND」を組み合わせれば、部屋が劇的に変化するかも!? なお、ラインライトは、アプリに登録しておけば、「AIR PANEL LED THE SOUND」と連動して点灯するので、わざわざ別々に操作する必要なく使えます。

何の変哲もなかった部屋がムード満点のオシャレ空間に

「AIR PANEL LED THE SOUND」を設置した部屋(リビング)は、備え付けのシーリングライトがあるだけの空間でした。

「AIR PANEL LED THE SOUND」設置前の筆者のリビング

「AIR PANEL LED THE SOUND」設置前の筆者のリビング

「AIR PANEL LED THE SOUND」の設置後は……「なんということでしょう。あんなに殺風景だったお部屋が、変幻自在のムーディーなお部屋に大変身です!」。というのは言い過ぎだとしても、照明を付けるか、消すしかなく、ただ明るいだけだった部屋が、時には白色で読書や仕事に適した空間に、時には暖色系でウイスキーを飲みたくなるような落ち着きのある空間に早変わりします。

写真のように少し薄暗い空間だと、筆者はウイスキーがまったく飲めませんが、形だけでもロックグラスを手のひらで転がしたくなります。ソファの下に設置したラインライトもいい雰囲気を演出

本を読んだり、勉強したりするときは、明るくて文字が見やすい白色に設定。上の写真と比べると、まったく違う部屋のようです

テレビ側のパネルだけを発色させると、映画やゲームのプレイ時に活躍します。テレビを見ながら寝落ちするときにも最高です

ラインライトをテレビの背面に設置すれば、映画館のような雰囲気に

ラインライトをテレビの背面に設置すれば、映画館のような雰囲気に

少し気になったのは、アプリの完成度です。照明のシーンを切り替えようとアプリを開くたび、照明に接続するための5〜10秒ほどのラグが発生し、その間は操作できません。どうやら、前回の起動時から時間が経過すると、Bluetoothの接続が一度切られ、再接続の時間が発生しているような感じです。とは言っても、付属のリモコンを使えばいいわけなので、大きな問題ではないでしょう。

肝心のスピーカーは、天井から音が降り注ぐかのうように発せられるのが特徴です。「AIR PANEL LED THE SOUND」は音が放心円状に発せられるため、テレビのスピーカーでは音が届かない場所でも、しっかり聞こえます。筆者の場合、本製品設置前はリビングの隣にあるキッチンではテレビの音が聞こえなかったのですが、「AIR PANEL LED THE SOUND」の設置後はしっかりと聞こえるようになりました。

少し難点なのは、スピーカーの出力がそれほど高くないため音量が小さいことです。設置前はテレビの音量を20〜30に設定していたのですが、同じくらいの音量にするためには50〜60必要でした。また、低音もそれほど強く出ません。重低音にこだわりたい人は、一度試聴すべきでしょう。

それでも、テレビに搭載されているスピーカーと比べると、音質や音の聞こえ方は別次元。ホームシアターを導入したり、天井にスピーカーを設置したりすると、配線の問題があり、場合によっては業者に取り付けを依頼する必要も出てきます。それを考慮すれば、照明を取り付けるだけで360°広がるサラウンド環境を構築できるのは、“手軽”のひと言。制約ギリギリの重さということを考慮すると、低音や音量については、いたしかたない部分でしょう。

ホームシアターなどをすでに導入している人は、スピーカーなしのモデルが発売されているので、そちらを選択肢に入れてみるのもアリです。手軽にオシャレな空間を作りたい、天井から音が出るサラウンド環境を構築したい人にはうってつけでしょう。部屋の模様替えを考えている人は、一度検討してみてはいかがでしょうか。

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

紹介した製品の最新価格・クチコミをチェックする
関連記事
ページトップへ戻る