新製品レポート
身体にかかる負担を軽減する数々の工夫で掃除の時間も短縮

掃除のラクさを徹底追求! 世界最軽量のコードレスキャニスター掃除機「RACTIVE Air」新モデル


腕にかかる負担はコードレススティック掃除機よりも少なく、バッテリー駆動なのでキャニスター型掃除機のようなわずらわしさがない「コードレスキャニスター掃除機」。2017年にシャープ東芝が発売し、コードレススティック掃除機のような使いやすさと、電源コード付きのキャニスター型並みの吸引力を兼ね備えた性能の高さが注目を集めました。そんなコードレスキャニスター掃除機(サイクロン式)の新モデルをシャープが発表。世界最軽量の総重量を誇る「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」の新モデル「EC-AS710/510」は、基本のゴミ取り性能を向上させるとともにスムーズに掃除機がけが行える工夫が施されたのがポイントです。説明会で見てきた詳細を紹介しましょう!

新モーターと新ヘッドで吸引性能が20%向上!

シャープの掃除機にはいくつかのシリーズがありますが、その中でも「RACTIVE Air」は軽さに注力したシリーズ。パイプに航空機などにも使用される軽くて強度も高い軽い素材「ドライカーボン」を採用し、モーターや電子回路を小型・軽量化することで、キャニスター型でも総重量(本体、バッテリー、ホース、パイプ、ヘッド含む)2.9kgという軽さを実現しています。その軽さはそのままに、新モデルには新開発したモーターを搭載。従来モデルに比べ、吸引性能が20%アップしました。そして、よりゴミを取りやすくするために、ヘッドは前面カバー(バンパー)のない構造に変更。ヘッドの前側からもゴミが吸引されるので、押し掃除でゴミがヘッドに押されてしまうこともなく、壁際のゴミもしっかりと吸い取れるようになりました。

新モデル「EC-AS710/510」のサイズは204(幅)×390(奥行)×230(高さ)mmで、総重量(本体、バッテリー、ホース、パイプ、ヘッド含む)は2.9kg。サイズや重量は従来モデルと同じですが、モーターはよりハイパワーなものに改良されました

本体のみの重量は1.8kgなので、片手で持ちながら掃除するのもラクラク♪ パイプも軽いので、付属のノズルを装着すれば、エアコンの天面の掃除もそれほど苦労せず行えます

軽量でもバッテリーの駆動時間はまずまず。満充電の状態で、「自動エコモード」では約20分、「弱モード」では約30分、「強モード」では約8分連続運転できます。なお、バッテリーを2個用意しておけば、倍の時間掃除可能

新モデルのヘッドは前側のバンパーがなくなり、ブラシが露出した状態に!

新モデルのヘッドは前側のバンパーがなくなり、ブラシが露出した状態に!

新開発のモーターとバンパーのないヘッドで、どれほどゴミ取れ性能が変わったのかが実演されました。

粉ゴミ、綿ゴミなどが混在したものを、従来モデルと新モデルそれぞれ1往復して掃除します。ゴミの量が通常の検証では行われないほど多いのですが、吸い取りきれるのでしょうか

まずは、従来モデルから! 下の動画を見ていただきたいのですが、ゴミが吸い取りきれず、壁際までヘッドに押されてしまいました。このゴミを取るためには、ヘッドを浮かせて吸込口をゴミのあるところに移動させるという動作を何度か繰り返さなければなりません。

続いて、新モデルで掃除してみると、ヘッドが通過していない状態で早くもゴミが吸い込まれているではありませんか!(下の動画参照) バンパーがないと、これほど多くのゴミも吸引できてしまうのですね。

ただし、従来モデルでも一般的な量のゴミであれば、1往復でキレイに除去できます。バンパーが装備されていても下のほうには隙間があるので、ヘッドの前面からゴミを吸い込んでいますが、その隙間に入らないような大きなゴミや大量のゴミの場合には、前述の検証のようにゴミを吸い取りきれずに押してしまう場合もあるということをわかりやすく見せた動画なので、従来モデルの性能がいまいちというわけではありません。とはいえ、新モデルはヘッドの前側がガバッと開いているので、従来モデルよりもゴミの大きさや量に関係せず、少ない動作でキレイにできるのは確かでしょう。

掃除をラクにするための工夫がいっぱい!

ヘッドのバンパーがない構造はゴミ取れ性能向上に貢献しただけでなく、掃除の際に起こりうるムダな動作を減らすことにもつながりました。その動作とは、ラグマットなどの段差乗り越えです。これまでは、フローリングにラグマットを敷いている場合、ヘッドを持ち上げてラグマットに置かねばなりませんでしたが、ヘッドにバンパーのない新モデルはフローリングでヘッドを動かしているのと同じように、ただヘッドを走らせるだけでラグマットに乗り上げて、そのまま掃除可能。ヘッドの持ち上げ動作がなくなることで、身体への負担は約55%も軽減されるそうです。

●バンパーのある従来モデルでの掃除

●バンパーのない新モデルでの掃除

実は、ヘッドを持ち上げずに段差を乗り越えられるヒミツは、ヘッドのバンパーがなくなっただけでなく、ブラシの形状が変更されたことも関係しています

従来モデルのように部分的にブラシを配置するのではなく、全体に配置されているのがポイント。固い剛毛ブラシとやわらかい捲縮(けんしゅく)ブラシで構成されており、剛毛ブラシでラグマットの毛高を抑え、捲縮ブラシでラグマットの面をとらえることで、ヘッドを持ち上げずにラグマットの段差を乗り越えることが可能に

さらに、掃除をラクにするための工夫としてパイプが自立する「マジックバランス」を採用(下の動画参照)。床に置いてある物をどかせたい時も、パイプを床に寝かさず、そのままの姿勢で掃除が中断できます。また、パイプの自立に合わせて運転が一時停止され、自立を止めてもとの掃除スタイルに戻すと運転が再開する「スタンバイ機能」も搭載。身体をかがめる動作をせずに済むため、身体への負担は約37%少なくなるとのこと。なお、スタンバイ状態が1分以上続くと、自動で運転は停止します。

そして、床面の掃除だけでなく、ちょっとした隙間やコーナーなどを掃除したい時に身体をかがめてヘッドを抜き差ししなくていい機構が採用されました。ヘッドを足で押さえ、パイプ近くにあるスイッチを押しながらパイプを上に引くとヘッドが外れ、パイプの先端がブラシに変身。さらに、ヘッドとパイプの接続部が自立するため、ヘッドに戻したい時も立った姿勢のまま行えます。実は、この機構は「RACTIVE Air」シリーズのコードレススティック掃除機に搭載されていたもの。とても好評だったことを受け、コードレスキャニスター掃除機にも装備されました。

写真のような姿勢のまま、ヘッドの抜き差し、ノズルの変更が行えます(下の動画参照)。この機能の採用で、ヘッドからブラシに取り替える際の身体への負担は約68%軽減されるそう

これらの身体への負担を軽減するための工夫は、掃除を中断する時間が削減できるので掃除の時間短縮にもつながります。かつ、コードレスなので電源コードを抜き差しすることなく家中を掃除可能。シャープによると、同じモーターを搭載していたとしても、構造的にスティック型よりもキャニスター型のほうがゴミ取れ性能は高くなるのだそう。このようなことから、この新モデルは短い時間でラクに、そしてキレイに掃除したいという方の願いをかなえてくれるような気がします。

ラインアップされる2機種の違いはアタッチメントのみ

コードレスキャニスター掃除機「RACTIVE Air」のラインアップである「EC-AS710」「EC-AS510」の違いは、付属品の数の差のみ。上位モデル「EC-AS710」には、ふとん掃除ができるヘッドや伸縮するノズルが付属するほか、バッテリーも標準で2個同梱されます。どちらも、2018年9月13日発売予定。

「EC-AS710」のカラーはゴールド系のみ。市場想定価格は8万円前後

「EC-AS710」のカラーはゴールド系のみ。市場想定価格は8万円前後

EC-AS710には「はたきノズル」「2段伸縮すき間ノズル」「ふとん掃除パワーヘッド」といったアタッチメントのほか、バッテリー2個が標準装備。バッテリーが2個同梱されているので、交換して長時間掃除することができます

「EC-AS510」は、ピンク系(左)とビオレット系(右)がラインアップ。市場想定価格は7万円前後

「EC-AS510」は、ピンク系(左)とバイオレット系(右)がラインアップ。市場想定価格は7万円前後

EC-AS510には、EC-AS710に付属する「2段伸縮すき間ノズル」と「ふとん掃除パワーヘッド」は同梱されません。バッテリーも1個となります

「RACTIVE Air」は着脱式のバッテリーを専用の充電台で充電するスタイル。バッテリー残量ゼロの状態から満充電まで約80分かかります

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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