レビュー
大人気のマッサージ器、どちらを買う!?

ついに「コードレス」登場! パナソニック「レッグリフレ」の2モデルで悩む

普段、仕事でハイヒールを履くことの多い筆者は、1日の終わりは足がパンパン。一度靴を脱いでしまうと、再び履くのに苦労することも多いです。こんな時は足裏マッサージにでも行ければよいのですが、毎晩行くには時間もお金もかかりすぎ。そんなわけで現実的なのが「フットマッサージャー」の導入です。

取材で外を歩き回ることが多い筆者。しかも「少しでも足を長く見せたい」という野望からつねにピンヒールなので夕方には足がパンパン……

筆者は家電ライターという職業柄、さまざまなマッサージャーを使うのですが、フットマッサージャーで個人的に気に入っているのが、パナソニックの「レッグリフレ」シリーズです。お気に入りポイントは3つで、ひとつがもみ方。一般的なフットマッサージャーはもみ玉でグイグイもんだり、バイブレーションでブルブル足を刺激するものがほとんど。ですが、このレッグリフレシリーズは足全体を空気の力でギュギューっと絞るように刺激します。もみ玉やバイブレーション式は、刺激を与える位置がズレると「なんか微妙に違う……」と感じることが多いのに対し、足全体をマッサージするレッグリフレはもみ位置のズレがありません。

ふたつめが、コンパクトさ。現在のフットマッサージャーの主流は、足を差し込むタイプの硬いシェル型。いっぽう、レッグリフレは足に「巻き付ける」ソフトタイプなので、使用後はコンパクトに収納できます。そして、筆者が考える最大のメリットがパワフルさ。レッグリフレは足に巻き付けて使いますが、ちょっと強めに巻くと、見た目に見合わない力強さでギュウギュウと足を絞り上げてくれます。

そんなレッグリフレですが、なんと今年はコードレス式が登場! 実は、従来モデルは「コードが多くてじゃまだな」と感じていた筆者。これは使ってみなければなりません! そんなわけで今回は、「エアーマッサージャー コードレス レッグリフレ EW-RA38」(以下、コードレス)と、レッグリフレの従来モデルの機能を継承した「エアーマッサージャー レッグリフレ EW-RA88(以下、ブーツ型)」(以下、ブーツ型)を使い比べてみました。

大注目のレッグリフレシリーズ初のコードレスタイプは、足首からふくらはぎまでを一度にマッサージ。コードがないのでスッキリした見た目です

レッグリフレの基本モデルとも言える「ブーツ型」。ふくらはぎだけでなく、足裏までマッサージ。ただしコードが多い印象は否めません

足首からふくらはぎのみの「コードレス」と、ひざ下全体をもみほぐす「ブーツ型」

「コードレス」と「ブーツ型」、両者の最大の違いはコードの有無ですが、それ以外にも大きな違いがあります。「コードレス」は基本的に「足首からふくらはぎのみ」をマッサージするのに対し、「ブーツ型」は「足裏からふくらはぎ」まで、ひざ下全体をもみほぐすことができます。

さて、両製品を取り出して、まず驚くのが大きさの違いです。「コードレス」と「ブーツ型」は、足に巻き付ける「アタッチメント」のサイズにはそこまで差がありません。ただし、「ブーツ型」はアタッチメントに空気を送るための太いホースが伸びています。さらに、ホースの先には直径14.5cmほどある操作器、そして操作器からはACアダプターが伸びています。収納場所も必要ですし、使用中もジャラジャラとたくさんのパーツがついている印象。

ふくらはぎから足裏までもむ「ブーツ型」は、アタッチメント形状もちょっと複雑。アタッチメントのサイズ(約)は各570(幅)×300(奥行)×390(高さ)mm、操作器のサイズ(約)は145(直径)×50(高さ)mm。重量はすべて合わせると約1,600g。足裏用パッドとすね用パッドが付属します

いっぽう、「コードレス」は、足に巻き付けるアタッチメントに操作ボタンとポンプが装備されているのでスッキリしています。AC電源コードも同梱されていますが、これはセットした電池が切れていた場合に予備電源として利用するもの。そのため、普段は使わなくても問題ありません。充電が切れた場合を想定しているのはかなりうれしいですね。贅沢を言えば、本体に充電池を入れた状態でACアダプターで充電できると便利なのですが、そのような機能はないそうです。

ふくらはぎを中心にもむ「コードレス」はアタッチメントもシンプルな形。アタッチメントサイズ(約)は各575(幅)×45(奥行)×370(高さ)mm、重量は両足合わせて約1,300g。ACアダプターとすね用パッドが付属します

フリップを開いて単3乾電池2本をセットしたところ。同社の充電池「エボルタ」のスタンダードモデルを使えば、1回の充電で約10回使用できます。電池が切れた場合はAC電源でも駆動します

もうひとつ、個人的に気に入ったのが「コードレス」のアタッチメントの表面の質感です。従来のレッグリフレは、アタッチメント部分がナイロンぽい艶のある素材でした。いっぽう、「コードレス」は綿のような素材にチェンジ。従来の素材より汚れやすそうではあるものの、今までのような「いかにも家電!」という印象はありません。コードがないこともあいまって、一見すると「ちょっとゴツめのレッグウォーマー」にも見えます。面ファスナーの羽根部分が少々不格好ですが、このまま宅急便などの来客に応対しても違和感は少ないですし、オフィス勤務なら机の下で使ってもバレずに済みます。

「ブーツ型」は従来までと同じ、ナイロン風の素材を継承。いかにもマッサージャーという素材ですが、汚れても拭けば汚れが落ちやすそうな安心感があります

「コードレス」は装着していても不自然ではない綿のような素材が好印象。汚れは中性洗剤を含ませた布で拭けるそうですが、従来のナイロン製よりは少々汚れやすそうな感じも

コードレスタイプは装着方法が簡単! 今までの問題点もクリア?

コードレスタイプになって、装着方法も簡単になりました。「ブーツ型」は従来と同じようにかかとの位置を合わせて足を入れ、あとはブーツを履くようにアタッチメントの面ファスナーを閉めていきます。いっぽう、「コードレス」はアタッチメントを足にくるっと巻き付けて面ファスナーで固定するだけ。

「ブーツ型」は足先から包み込むタイプなので、最初にアタッチメントに足を差し込んで、下からペタンペタンと面ファスナーを閉じ、最後にアタッチメントと操作器、操作器とACアダプターを接続します

「コードレス」は装着するアタッチメントの下部分がかかとに当たる位置に足をセット。あとは面ファスナーを閉じるだけと簡単です!

一見すると「コードレス」は足裏マッサージに対応していないように見えますが、実は「足うらコース」も搭載しています。この場合は、ラベルにかかと位置を合わせて足全体を包み込むように装着します。

ラベルに足の裏を合わせるように、足をドーンとアタッチメント中央に乗せます。あとは足を包み込むように面ファスナーで固定。装着時に足首を伸ばし気味にしないとうまくセットできないので注意

もうひとつ見逃せないのが、「コードレス」にはジッパーが搭載されているところ。一度面ファスナーを自分の足に合わせて固定したら、2度目以降はジッパーの開け閉めで装着ができるのです。実はこれ、小さな進化のようで筆者にとってはかなり大きなメリットです。なぜならレッグリフレは強力なマッサージができる分、面ファスナーがビックリするほど強力。このため、剥がす時には力がいるほか、「ビリビリビリーッ!」と想像以上にうるさい音がします。以前使用した時は「この音がなければ新幹線なんかでも使えるのになあ……」などと残念に思ったものです。ところが、ジッパー式ならばこの音の問題はありません。

さらに、レッグリフレシリーズは面ファスナーの面積が大きいので、ゴミを巻き込みやすいという問題もありました。我が家には犬がいるのですが、犬の抜け毛がからまると針でつついてゴミをとる必要があり、キレイに保つのはかなり面倒でした。ジッパータイプならば面ファスナーの開け閉めの必要がないので、ゴミがからまる心配もあまりありません。

一度自分の足のサイズに合わせたら、2回目以降はジッパーで装着できるようになります。これが思った以上に便利!

面ファスナーは起毛したパーツ同士がくっつく仕組みなので、ゴミがからまりやすいという問題点が。我が家で1週間使っただけで、白い犬の抜け毛やホコリのようなものがくっついてしまいました

「コードレス」はヒーター機能など省略した機能も

マッサージ機能についてですが、「ブーツ型」は、「しぼり上げ」や「もみほぐし」「ふくらはぎメイン」など合計6つのコースと弱・中・強の3つの強さの切り替えが可能。さらに、アタッチメントにはヒーターが搭載されていて、ヒーター温度も約37℃と約40℃の2段階から選択可能です。

6つのコースと強弱、ヒーターなどの操作ができる操作器。独立した操作面なので、メニューが見やすく操作もしやすいですね

いっぽう、「コードレス」は左右それぞれに操作インターフェイスがあります。アタッチメントをふくらはぎに巻き付けた時は「クイック5分」と「もみほぐし」の2モード。さらに、足裏に巻き付けた時は「足うら」モードでマッサージが可能です。ヒーター機能は搭載していませんが、強さは弱・中・強の3つから選択ができます。ちなみに、レッグリフレのマッサージコースはほとんどが10分かかりますが、「コードレス」のみ5分で終了する「クイック5分」コースを用意しています。隙間時間にちょっとだけ足をケアしたい場合に便利なコースです。

左右のアタッチメントそれぞれに配置された操作ボタン。左右それぞれで操作しなければならないのが少々面倒ではあります

足首のフィット感は「コードレス」、足裏は断然「ブーツ型」が強力

さて、気になるのがマッサージの気持ちよさです。個人的な感想になりますが、ふくらはぎのマッサージは両者ともに同じくらいの気持ちよさ。エアーバッグを使ってもむためパワフルなのにもみ心地がやわらかです。一般的なもみ玉を使ったマッサージ器は親指でギュッと押される「指圧」のような感触ですが、レッグリフレは手全体を使って「もむ」感触に近いと感じます。

気持ちよさを比較すると、やはり足先までもんでくれる「ブーツ型」にアドバンテージがあります。しかも、「ブーツ型」は足の指の付け根部分にヒーターがあり、ここがポカポカと温まって足湯のような気持ちよさも味わえるのです。ただし、「コードレス」がすべてにおいてもみ心地で負けているかというとそうではなく、足首のフィット感ともみ心地に関しては「ブーツ型」より勝っていると感じました。

「コードレス」を足裏に巻いて使う「足うらコース」ですが、こちらは正直言って「ブーツ型」のもみ心地にはかなわない印象。たしかに足裏を刺激はしてくれるのですが、ふくらはぎのマッサージの時のような「的確な場所を的確な強さ」でもまれている感じはあまりありません。また、説明書通りにアタッチメントを巻いたものの、かかと側は比較的刺激が強いのですが、足先の刺激は少々弱く感じます。このあたりは個人的な感想ですが、「コードレス」は「足首からふくらはぎ」のマッサージがメインで、足裏はオプションのように利用したほうがよいかもしれません。

ちなみに、両モデルとも通常のマッサージで刺激が足りない場合は付属パッドをセットすることができます。パッドは足裏のツボを刺激してくれる2つの突起がある「足裏パッド」と、すねの筋肉にゴリゴリ当たる、縦長の突起がついた「すねパッド」があります。

筆者はふくらはぎの刺激は十分だったので、足裏用パッドのみを利用したのですが、これが非常に気持ちイイ! レッグリフレは基本的に「もむ」ような刺激でマッサージするのですが、足裏用パッドは点刺激する突起がついているので、土踏まずを指で指圧されたような痛気持ちよさがあります。筆者は普段から足裏マッサージを好んでしているので、足裏の刺激は強めが好きなのですが、足裏用パッドを使ったマッサージはそんな筆者にも満足のいくレベルでした。

ただし、足裏パッドが付属するのは残念ながら「ブーツ型」のみ。個人的には足裏の刺激がマイルドな「コードレス」にこそ足裏パッドが欲しかったのですが、「コードレス」はやはりふくらはぎマッサージがメインの機種ということなのかもしれません。

両モデルに付属する「すねパッド」(左)と、「ブーツ型」のみ付属する「足裏用パッド」(右)

両モデルに付属する「すねパッド」(左)と、「ブーツ型」のみ付属する「足裏用パッド」(右)

すねパッドはアタッチメント装着後に、刺激したい位置に滑り込ませて使います

すねパッドはアタッチメント装着後に、刺激したい位置に滑り込ませて使います

足裏用パッドはアタッチメント装着前に足裏部分にあるポケットにセット。突起の位置を自分が気持ちいい場所に合わせて使います

ズボラな筆者は「コードレス」を選択、だけど本気度は「ブーツ型」が高い

今回、新しく発売されるコードレスタイプと、従来から人気のベーシックタイプを同時に試してみましたが、それぞれメリットとデメリットがあり優劣を決めるのは難しいと感じました。使ってみて感じた、それぞれのメリットは次のようなもの。

「ブーツ型」
・足裏からふくらはぎまで一度にもめる
・特に足裏もみがパワフル
・冬にうれしいヒーター機能搭載
・操作が簡単でわかりやすい
・表面素材が汚れにくそう

「コードレス」
・ジッパー式で装着が簡単、うるさくない
・ジッパー式なので面ファスナーが汚れにくい
・使用中に動き回れる(ふくらはぎモード時)
・シンプルで違和感のないデザイン
・足首からふくらはぎへの装着感がよい
・収納スペースをあまりとらない

筆者が個人的にどちらを購入するかというと、非常に迷うところではありますが、「コードレス」を選ぶと思います。理由はシンプルで、毎日のことだからできるだけ着脱と収納に手間をかけない製品がよいのです。筆者はアイロンがケースに入っているだけで、「アイロンがけは明日でいいかな」と思ってしまうほどのズボラ主婦。そんな筆者にとって、アタッチメント、本体、ACアダプターを収納場所から出して、足にアタッチメントを装着して、3つのパーツを組み立てて……という一連の作業は少々面倒。2週間ほどで使わなくなる可能性が濃厚です。

とはいえ、足を温めるヒーター搭載で、足裏まで強力にマッサージする「ブーツ型」は、「マッサージ力」だけを見れば正直魅力的。筆者ほどの超ズボラではない方で、マッサージ性能にこだわるなら、「ブーツ型」を選んで損はないでしょう。このあたりは自分の性格やマッサージにどこまで求めるかで選ぶモデルが変わってきそうですね。

倉本 春

倉本 春

パソコン雑誌編集者からドッグカフェオーナーという、異色の経歴を経た家電ライター。家電を活用することで、いかに家事の手を抜くかに日々頭を悩ませている。

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