新製品レポート
スマートフォンの位置情報を活用した自動運転とみまもり機能を装備

犬や猫を飼っている人に最適! 「ペット専用運転」を搭載したシャープの加湿空気清浄機


近年、ペットを飼う人が増えており、なかでも子育てが終わった50代、60代のペット飼育率は非常に高くなっています。そして、その大半が室内飼いをしていることから、ペットに特化した運転が行える加湿空気清浄機4機種をシャープが発表。どのような機能なのか、内覧会で見てきた詳細をお伝えしましょう。

センサー×位置情報×AIでユーザーごとに適した運転をサポート

シャープの加湿空気清浄機はスマートフォンと連携することで、本体に搭載されたセンサー(温度・湿度・照度・ホコリ・ニオイ・人感)で収集したデータや運転状況、屋外の花粉やPM2.5などの空気状況をクラウド上にあるAI(人工知能)で分析し、最適な運転に自動的に切り替える機能を備えているのが大きな特徴。その機能がさらに進化し、新モデルではスマートフォンの位置情報をもとに毎日の生活パターンをAIが分析・学習し、運転に反映されるようになりました。たとえば、「おまかせ運転」にしておけば、朝食時には先回りして脱臭することで朝食のニオイを抑え、お出かけしている間にパワフルな運転で集中浄化。そして、帰宅前には加湿運転を始めて、うるおいのある空間でお出迎えといったように、ユーザーの行動により適した運転モードのコントロールを行ってくれます。

左からプラズマクラスター適用床面積〜13畳の「KI-JS50」(市場想定価格55,000円前後)、〜23畳の「KI-JP100」(市場想定価格13万円前後)、〜21畳の「KI-JX75」(市場想定価格83,000円前後)、〜16畳の「KI-JS70」(市場想定価格65,000円前後)。いずれも、2018年11月15日発売予定。なお、人感センサーと「プラズマクラスターNEXT」を搭載しているのは最上位機「KI-JP100」のみとなります

スマートフォンの位置情報とその他のセンサーを組み合わせて運転を自動コントロールできるのは、「おまかせ運転」と「効果実感モード」を選んでいる時のみとなります

自宅からどの程度の距離に自分がいる時に運転モードを切り替えるかは任意で設定可能。範囲は200mから10kmまで用意されています

円の中を自宅、円の外を屋外と設定した場合のデモンストレーションが行われました。出かけている時はパワフルな風量で運転しています、自宅に帰ってくると静かな運転に自動で切り替わる様子が下の動画で確認できます

なお、今回発表された空気清浄機には清浄された効果を実感しやすい「効果実感モード」が装備されています。効果実感モードとは、オンにしておくと、部屋に人がいない時に最大風量で吸じんし、人が帰宅すると消費電力や運転音を抑えた運転に自動で切り替わるというもの。おまかせ運転でも状況によってパワフルな運転に切り替わりますが、効果実感モードのように一気に最大風量になるわけではないので、集中して空気清浄したい時には効果実感モードにしておくといいでしょう。

おまかせ運転と効果実感モードを同時に設定することはできません。効果実感モードでの人の不在、在室の検知は、最上位機「KI-JP100」は人感センサー、それ以外のモデルはスマートフォンの位置情報(GPS)で行われます

ちなみに、空気清浄機が不在と判断した際にパワフルな運転に切り替えるか否かは、おまかせ運転と効果実感モードともにスマートフォンに届いた通知で決定します。これは、自宅に人がいる場合にパワフルな運転に自動で切り替わることを防止するため。自宅に戻ってきた時にパワフルな運転から通常運転(効果実感モードでは控えめ運転)に切り替わるのは自動で行われます

ペット専用の運転って、どんなもの?

続いて、新しく搭載されたペット専用の運転モードについて紹介しましょう。このモードは、スマートフォンの専用アプリ「COCORO AIR」で設定できる機能。室内飼いをしている犬と猫が対象となっており、通常の運転よりも風量が若干強めで、ニオイセンサーの感度が高く設定されているそう。さらに、ペットに適した湿度40〜60%を維持できるように加湿運転も制御(人の場合は55〜65%)されます。そして、「ワンちゃんおまかせ」運転か「ネコちゃんおまかせ」運転のどちらかを設定しておくと、上下に自動スイングする前ルーバーを備えたKI-JP100とKI-JX75では「ワンちゃんおまかせ」運転の場合、室温が25℃以上になるとルーバーをスイングし、「ネコちゃんおまかせ」運転の時には室温が18℃以下になるとルーバーを閉めて風が直接当たらないように制御します。

専用アプリにペットを登録するとペット専用運転が選択できるようになります

専用アプリにペットを登録するとペット専用運転が選択できるようになります

一般的に犬は暑がりなため、「ワンちゃんおまかせ」運転では室温が25℃を超えると前ルーバーが可動し、広範囲に送風を行います

いっぽう、猫は寒がりなので、「ネコちゃんおまかせ」運転にした際にはルーバーは可動せず、室温が18℃を下回るとルーバーが完全に閉じます

さらに、「ネコちゃんおまかせ」運転を選ぶと、チャイルドロックを設定していない場合は、猫が操作部に乗っても誤作動しないようにチャイルドロックを設定するか否かの通知がスマートフォンに届きます

また、排泄物のニオイを消臭したい時には、うしろのルーバーを閉じ、高濃度のプラズマクラスターイオンを前方向のみで放出する「パワフルショット」運転が効果的。ペットがトイレをした場所にプラズマクラスターイオンを直接当てることで、より素早く消臭できます。

集中的にプラズマクラスターイオンを放出できるパワフルショット運転は、付着したペット臭の消臭・除菌にも役立ちます

会場では、ペットの排泄物臭の主成分を付着させた布を消臭するデモンストレーションが行われていました。カタログなどに記載されている消臭効果は約6時間後の結果ですが、今回は約15分間パワフルショット運転した布と自然放置の布で比較。短時間なのでニオイは残っていたものの、プラズマクラスターイオンを当てていたほうがあきらかにニオイは弱くなっていました

最上位機「KI-JP100」には、プラズマクラスターイオン濃度がその他モデルの2倍となる50,000個/p³放出される「プラズマクラスターNEXT」が搭載されているので、約1.5倍以上の消臭スピードが望めるとのこと

内覧会の終盤に、撮影のために連れてこられた仔犬がカーペットにおしっこをしてしまったのですが、さっそくパワフルショット運転で消臭されていました(笑)

このほか専用アプリには、設定しておいた室温から外れた時や、ニオイとホコリの発生具合から排泄やいたずらの可能性を通知する機能も完備。また、人感センサーを搭載した最上位機「KI-JP100」は人の気配を察知すると、その旨をスマートフォンにお知らせしてくれるので、子どもの帰宅などを外出先で知ることもできます。

たとえば、室温が30℃以上になったら通知すると設定した場合、写真左のようにメッセージが届きます。写真右は、人感センサーで検知した情報が通知されたもの

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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