新製品レポート
市販の使い捨てシートも使えるから便利!

キレイな面に切り替えながら拭く賢いヤツ! パナソニックの床拭きお掃除ロボ「ローラン」登場!!


床面のゴミを集じんするロボット掃除機に比べ、圧倒的に選択肢が少ない床拭きロボット掃除機。普通のロボット掃除機にモップを装着し、吸引清掃と拭き掃除の両方ができるとうたう製品もありますが、現状、アイロボット「ブラーバ」の1強状態です。そんな市場にパナソニックが参入。同社の製品説明セミナーで見てきた「Rollan(ローラン) MC-RM10」(2019年1月20日発売予定、市場想定価格5万円前後)の全容を紹介します。

モップを回転させることでキレイな拭き掃除を実現

床拭きロボット掃除機は、本体裏にモップを装着した構造となっているのが一般的。単純にから拭き(ドライ拭き)するだけでなく、水を噴射しながら走行することで水拭きもできるモデルもあり、アイロボット「ブラーバ」もこのタイプとなっています。筆者も使用したことがありますが、床面に付着した汚れだけでなく、皮脂などのベタつきが拭き取られ、かなり快適な仕上がりでした。というものの、実はずっと気になっていることが……。それは、汚れたモップでずっと掃除し続けていること。もし、人の手で掃除する場合、途中で雑巾を洗い、キレイにしてから掃除するのが当たり前なのに対し、床拭きロボット掃除機は同じ拭き面でずっと掃除しているのです。とはいえ、これは仕方ないことなのだと思っていたところ、今回発表されたパナソニック「ローラン」はモップをローラー式にすすることで、この問題を解決。ローラーを一定のタイミングで回転させることで、キレイな面で拭き続けられるようにしたのです。

本体サイズは240(幅)×243(奥行)×80(高さ)mmとコンパクトなので、家具の下や家具と家具の間にも入り込んで掃除してくれます

モップをローラー式にしたのが最大の特徴

モップをローラー式にしたのが最大の特徴

一般的な床拭きロボット掃除機(写真は「iRobot ブラーバジェット240」)は、モップの1面で床を拭き掃除する仕様となっています

自動運転モードは、ウェットとドライの2種類。黄色の専用モップはウェット/ドライモードのどちらにも使えます。どちらのモードも最大稼働面積は20畳

ウェットモードで運転する場合は、本体天面にある給水タンク(約180ml)に水を入れます

ウェットモードで運転する場合は、本体天面にある給水タンク(約180ml)に水を入れます

運転中、給水タンクの水はモップ前方にある噴出口から一定の間隔で噴射されます

運転中、給水タンクの水はモップ前方にある噴出口から一定の間隔で噴射されます

水の噴射とモップが回転する様子を見てみましょう(下の動画参照)。鏡を下に敷いた透明なアクリル板の上を走らせているので、鏡のほうをご覧ください。水を噴射させてモップを濡らしてから走行し、一定のタイミングでモップが回転します。
※回転している様子がわかりやすいように、モップに線を引いています

なお、上の動画はデモモードで運転しているため、短時間でモップが回転していますが、実際は約5分30秒ごとに約30°回転します。連続運転時間は約60時間なので、フルに運転したとしてもモップは一巡しません。

モップは汚れたら取り外して水洗い可能

モップは汚れたら取り外して水洗い可能

また、専用モップをいちいち洗うのがめんどうだという人のために、市販の使い捨てシートも装着できるようになっています。しかも、その着脱は自動! シートのコストはかかりますが、掃除後の汚れたシートにさわらなくていいのは魅力的です。

使い捨てシートを使用する際にはローラーに「シート専用パッド」を巻き付け、本体にセット

使い捨てシートを使用する際にはローラーに「シート専用パッド」を巻き付け、本体にセット

使い捨てシートを広げ、ローラーが重なるように本体を置きます

使い捨てシートを広げ、ローラーが重なるように本体を置きます

「シート巻き付け」ボタンを押すと、下の動画のように自動でローラーにシートが巻かれます

「シート巻き付け」ボタンを押すと、下の動画のように自動でローラーにシートが巻かれます

自動で巻かれた使い捨てシートがこちら。市販の使い捨てシートで掃除する際は、ドライモードで運転します

自動で巻かれた使い捨てシートがこちら。市販の使い捨てシートで掃除する際は、ドライモードで運転します

掃除後にシートを捨てる時は、「シート取り外し」ボタンを押すだけ。ローラーが逆回転し、下の動画のようにシートが自動で外れていくので、ゴミ箱の上で行えば手を汚さずに使用済みのシートを廃棄できます

実際の掃除ではどのように動く?

ローランの基本的な掃除スタイルは、「コの字型」で走行する自動モード。障害物を検知する機能を備えているので、家具や壁などにはぶつかりません。マッピング機能は非搭載ですが、タイヤの回転数から移動距離を計算し、大まかな位置を推定しながら走るジャイロ制御を搭載しているため、掃除が終了するとスタートした位置に自動で戻って停止してくれます。

前面に障害物検知センサーを搭載。家具などにぶつからないようにするほか、ラグ(7mm以上の厚みがあるもの)への乗り上げも防止。また、壁際の走行時には本体サイドに装備されている測距センサー(矢印の部分)で、壁から3.5cmの距離をキープします

本体裏面には約10cmの段差を認識するセンサーも備えられているので、落下の心配もなし!

本体裏面には約10cmの段差を認識するセンサーも備えられているので、落下の心配もなし!

スタート地点に戻る機能は備えているものの、充電ステーションは用意されていません。連続運転時間は約60分で、バッテリー残量ゼロの状態から満充電まで約2.5時間かかります

ローランが実際に掃除する様子を見てみましょう(下の動画参照)。コーヒーと小麦粉を撒いた床を掃除したみたところ、1走行でキレイに! 壁に向かって垂直にコの字型で走っているだけに見えますが、往復時に1度走行した部分を重ね拭きするように走っているのだそう。また、壁際ギリギリまで走行しないのは、ゴミを壁際に運んでしまうのを防ぐための工夫だといいます。

最終調整中の試作機なため、上の動画では少し小麦粉が残ってしまいましたが、実際は再びトライした時(下の動画参照)には取りこぼしなく拭き掃除されました。掃除された後の床を手で触ってみると、ザラつきもベタつきもまったくありません!

なお、ローランにはリモコンが付属しないため、運転開始やモード切り替えなどは本体天面の操作部で行います

なお、ローランにはリモコンが付属しないため、運転開始やモード切り替えなどは本体天面の操作部で行います

走行ルートをマッピングし、掃除もれがあったところに戻って掃除するというような機能はないので、汚れが激しい場所などでは1.6×2mの範囲を集中的に掃除するスポットモードを使うといいようです。

スポットモードは専用モップを装着し、ウェットモードでのみ行える運転となります

スポットモードは専用モップを装着し、ウェットモードでのみ行える運転となります

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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