ニュース
瞬冷凍がカット野菜にも対応!

AI機能を搭載! 三菱電機の新・冷蔵庫で「切れちゃう瞬冷凍」はどう進化した?


三菱電機の冷蔵庫といえば、凍っているのにそのままの状態でカットできる「切れちゃう瞬冷凍」が有名。その「切れちゃう瞬冷凍」をAIで制御する新モデルが登場しました。発表会で見てきた詳細をお伝えしましょう。

AI制御される「切れちゃう瞬冷凍A.I.」とは?

三菱電機の冷蔵庫にはいくつかのシリーズがラインアップされていますが、今回、AIを駆使した「切れちゃう瞬冷凍」を新たに搭載するのは、2018年に登場した“真ん中野菜室”の「置けるスマート大容量・野菜室が真ん中」シリーズ。6ドアセンター開きの「MXシリーズ」3機種と、5ドア片開き「MBシリーズ」1機種にAI制御が装備されます。

左から、容量572Lの「MR-MX57E」(市場想定価格40万円前後)、503Lの「MR-MX50E」(市場想定価格36万円前後)、455Lの「MR-MX46E」(市場想定価格35万円前後)、451Lの「MR-MB45E」(市場想定価格29万円前後)。MXシリーズは2019年2月21日発売予定、MBシリーズは2019年2月26日発売予定となっています

おさらいとなりますが、三菱電機の「瞬冷凍」について確認しておきましょう。食品に直接冷気を吹きつけて凍らせていく一般的な冷凍方法は、表面から徐々に凍っていくため表面から中心に向かって針状の氷結晶ができ、その氷結晶が食品の細胞を傷つけてしまいます。いっぽう「瞬冷凍」は、氷点下になっても凍らない「過冷却現象」を応用しているのがポイント。物体は、ゆっくりと均一に冷やすと凍結するために必要な「氷核」が生成されないため、マイナスの温度でも凍りません。これが、「過冷却状態」です。そこに温度変化などの刺激を加えると過冷却が解除され、瞬時に氷核が生成。その氷核をベースに微細な氷結晶を形成し、-7℃まで冷やしていきます。なお、氷核は食品全体に生成されるので、普通の冷凍方法とは異なり、その氷結晶はきめ細やか。ゆえに、食材の細胞は壊れにくく、凍ったままの状態でも包丁でカットできるのです。


そんな「瞬冷凍」ですが、これまでは食品を庫内に入れたあと、ドアに表示されるパネルから「瞬冷凍」をタッチし、運転をスタートさせなければなりませんでしたが、新モデルでは、これをAIで制御。食品を「瞬冷凍室」に入れるだけで、自動で瞬冷凍が始まります。瞬冷凍室のドアを開閉するたびに瞬冷凍の運転はイチから始まってしまうのですが、全室のドアの開閉状況からユーザーの行動を分析、学習するAI機能が、就寝中などの非活動時間には、たとえ瞬冷凍室を開閉したとしても瞬冷凍の運転を中断せず、継続するように制御。データ収集は1時間ごとに行われ、1日ごとの生活リズムを学習、分析するので、平日や休日で異なる生活パターンも予測してくれるといいます。

瞬冷凍が完了するには約6時間かかります。すでに瞬冷凍されている食品があるところに、別の食品を入れて瞬冷凍が始まったとしても食品の劣化などは起こらないそう

野菜も瞬冷凍できるようになった!

瞬冷凍はこれまで肉や魚の保存が中心でしたが、新モデルでは野菜にも対応。過冷却状態の食品に温度変化で刺激を与える際の温度を、野菜に影響が少ない温度に変更することで野菜の冷凍を可能としました。肉などと同様に、きめ細かな氷結晶を一瞬で形成して芯から均一に凍結させるので、カチカチに凍らず、必要な分だけ手でほぐして使用することが可能。もちろん、食感や栄養素の劣化も抑えられます。

発表会では普通に冷凍したカットキャベツと、瞬冷凍したものが展示されていました。見た目からはあまり違いは感じませんが、実際に袋だから出してみるとその差は歴然!

普通に冷凍したキャベツは、カチカチ。凍ってくっついてしまった葉を剥がそうとすると、割れてしまいます(下の動画参照)。

いっぽう、瞬冷凍したキャベツは1枚ずつバラバラに袋から出てきました。凍っているけれど、葉を曲げても割れないほどなので、カットした形状を崩さずに調理できます(下の動画参照)。

上のキャベツの比較は、しっかりと水切りをしてから冷凍したためそれほど差がないように感じますが、冷凍/瞬冷凍したもやしを比べると、明らかな違いが出ました(下の動画参照)。ていねいに水切りしなかったり、水気の多い野菜を冷凍した場合は、もやしのケースのようになると思われるので、調理にかける時間短縮にも野菜の瞬冷凍は役立ちます。

普通に冷凍するよりも瞬冷凍のほうが、食感やビタミンCが流出しないので、おいしく食べられるといいます。野菜を瞬冷凍保存できる期間は約2週間

その他の機能については、従来のとおり。3色のLEDの光で葉物野菜のビタミンCを増やす野菜室も継承されています。詳しくは、前モデルの発表会レポートを参照ください。

<関連記事>野菜をよく使う人はうれしい! 三菱電機の“真ん中野菜室”冷蔵庫「MXシリーズ」は使い勝手がイイ!!

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る